2007/06/30

なんでヒラリーが...

... こんなネガティブキャンペーン受けてるんだろ?

Vote Different

1984 Apple's Macintosh Commercialのパロディーなんだけど

国境なき医師団

追記: 「国境なき医師団 詐欺」で検索に来る人がいますが、詐欺団体ではありません。詐欺団体呼ばわりする人がいますが、寄付をしないことの正当化したいだけのように見え、悲しい。「国境なき医師団」を騙る詐欺を心配している人は、サイトの「寄付選択の方法」で確認してそこに書かれた口座に振り込めば安心です。

国境なき医師団から、寄付の要請のダイレクトメールが来ました。そう言えば、どこかのポイント交換の際に特に欲しいものがなかったので寄付を選んだように思います。どこのクレジットカード会社だったかな。良い取り組みだと思います。

国境なき医師団は名前をときどきニュースで聞くくらいで、詳しく知らなかったのですが、結構大規模な組織なんですね。しっかりした内容のリーフレットで組織的な活動が着実に行われていることが分りました。ユニセフが定期的に送ってくるダイレクトメールに匹敵するくらい。でも知名度では比較にならないように思います。国連の一機関であるユニセフとは比較するのもおかしいですけど。

ユニセフは定期的にダイレクトメールを送ってくるので、それにあわせて募金をしていたんですが、このダイレクトメールもったいない気がするんですよね。住所名前が印刷されたシールのセットがついてくるんですよ。最初は「へー、すごいな」と思っていたんですが、手紙も書かないし、あまりまくり。こんなお金使わずにもっと支援に回せば良いのにと思っていました。

日本ユニセフ協会の収支・活動報告をみると、
ユニセフとの「協力協定」に基づき、当協会に寄せられた募金収入・グリーティングカード収入の最大25%までは当協会の国内での募金活動費、啓発宣伝費、管理費等の事業経費とさせていただいております。
だって(実績は18%)。

日本ユニセフ協会というのは、ユニセフ本体の下部組織じゃないようで、ユニセフ本体とは協定という形でつながっているようですね。[追記: このことをもって日本ユニセフ協会を詐欺組織みたいな言い方をする人がいますが、それも間違い。]

「募金活動事業費」が、ダイレクトメールやその中のシールにあてられているものだと思うけど118億円。多すぎない? 拠出をもっと増やしてもよいと思う。協定の「25%」はもっと予算規模の小さい国を想定して設定したものじゃないかなあ。25%使い切れなくて頑張っても18%しかつかえませんでした、ってやかましいわ

* 収支を見ると全体の支出が1679億円で、ユニセフ本体への拠出1468億円。87%は本体への拠出になっているのですが、私の計算の方法が間違ってるのかな?

一方の「国境なき医師団」の収支ですが、寄付金収入約20億円、そのうち救援活動に使われているお金が14億円。比率で言うと70%なんだけど、規模が違いますから。

という訳で、ユニセフから「国境なき医師団」に乗り換えようと思います。両方支援しろって? いや予算もありますから (って予算決めて動いている訳じゃないんだけど)。

2007/06/28

雲を大砲で撃ち落とす

おはようございます。みなさん、水に「ありがとう」って言ってますか?

今回もビッグイシュー 73号の特集「"水"赤字国、日本」から。

水の豊富な中国南部に対して、北京を含む中国北部では水不足に悩まされており、人工降雨が盛んだと言う。雨雲に対して沃化銀を地上から大砲で撃ち込んだり、飛行機で撒いたりする。

雨雲があったら自分の周辺に雨を降らせるということで、川の水や地下水の争奪戦だけでなく、雲まで争奪戦が繰り広げられているという。お金の大小によって水を確保出来るかどうかが決まる、ということであると指摘している。

これは中国国内の争奪戦だが、国土の狭い国が集まっているところでは国同士の争奪戦が起きる可能性があるということになる。そうなってくると本当の戦争に発展する可能性だってあるだろう。

以前聞いた話だが、アスワンハイダムなどの大規模開発では、気候さえ変えてしまう恐れがあるという。あからさまな収奪ではないので、環境に悪影響を受けた国にとっては正面切っての批判はしにくいだろうが、特に小国が影響を受けた場合には死活問題であろう。

2007/06/26

"水"赤字国、日本

おはようございます。"Water Business"って最近はどっちの意味が優勢なんだ?

タイトルはビッグイシュー 73号の特集のタイトル。

水が豊富な日本で、「水」が赤字、ってどういうこと? と思いますよね。水が輸入超過という意味です。それは、エビアンやコントレックスの輸入は多いけど、日本の天然水が輸出されていないという意味でもありません。

問題にしているのは「ヴァーチャルウォーター (間接水)」。輸入される農作物、食肉などを育てるのに使われた水を示す言葉です。つまり、農作物を輸入しているということは、輸出国の水を使っており、間接的にその水を日本で消費しているという意味になります。

この言葉を聞いたのは実は今回が初めてではないのですが、最初に聞いた時は、そのための代金を払っており、それらが輸出国の収入、生活向上に役立っている訳で、問題はないんじゃないのと思っていました。アメリカがCO2の排出権を買わずにCO2を排出することで、実質的に搾取を行っているのとは全く違うと思っていました。

確かにそれは間違っていないのだけれど、地球全体を考えてみると、利用可能な水が減少している訳で、そのうち間接水として輸入出来る水も少なくなってくるということを意味します。間接水として輸入出来なくなるというとそんなに逼迫感はないですが、食糧が輸入出来なくなるということを意味する訳で。

海外で「水を育てる」という視点が必要なのだと思います。

「水」に関してはもう少し続けます。

2007/06/22

水の展覧会

おはようございます。ぴちょんくんです (ウソ)。

先週横浜美術館で開催されている「水の情景−モネ、大観から現代まで」展へ行ってきました。
昨日は、東京ミッドタウンに今年オープンしたサントリー美術館で開催されている「水と生きる」展へ行ってきました。

横浜美術館のほうは、横浜市が2007年に水道創設120周年を迎えるということでの企画。サントリー美術館は、企業として「水」を大事にしていることがバックグラウンドにあっての企画ということでした。そういう意味で企画には直接つながりはないのですが、最近ビッグイシューで『「水」 赤字国、日本』という特集が組まれたり、NHK「激流中国」でも水不足の問題が扱われたりで、「水」も大きな環境問題として扱われていることとシンクロしているかもしれません。

昨日はやはり東京ミッドタウンにあるFUJIFILM SQUAREのヤン・ アルテュス=ベルトラン写真展-空から見た地球-』にも寄ってきたのですが、美しい海だけでなく、干上がったアラル海や、金精錬により汚染されたフィリピンの海の写真など、やはり水の重要性を認識させる展示だったと思います。

展覧会に戻ります。サントリー美術館は所蔵美術品の展示で、特に日本の古美術がほとんどだったので、実は私にとってはあまり興味を引かれるものじゃなかったというのは正直なところです。会期中に展示替えがあって、「円山応挙《青楓瀑布図》は後期(8/1〜8/19)に展示されます」というのも残念だったな。ちゃんと調べていけば良かったのだけど。その中で一番良かったのは薩摩切子。欲しくなりました。

横浜美術館のほうは、訳の分らない現代美術もあって楽しめましたよ。いつも現代美術になると「訳の分らないところがよい」としか表現出来ないのが底の浅さを露呈しているのですが。

環境問題としての「水」も書かないとね。最近またペースが落ちてますよね。自衛隊による市民の監視の問題とか、ブログを含めたメディア規制の問題とか、もちろん参院選とか書かなくちゃいけないというか書いておきたいこともたくさんあるのですが。

2007/06/19

どんだけ青春ですか

こんばんは。人工無脳です (納得するなー)。

「私の脳内・・・・」 (sprewell8_daisukiさん)、「流行の脳内何とか・・。」 (nsudouさん)で知った「脳内メーカー」、やってみました。普通やっても誰かのコメント欄に書くくらいなんだけど、報告する必要のある結果が出たので。

最初「脳」がぎっしりつまっていると思ったのですが...

うそこメーカー
yoshihirouedaの脳内イメージ

つまっていたのは、「悩」でした。とほほ。

一方、本名 (姓と名の間にスペースなし) でやった結果は...

ウソのあいさつばっかりやっているから、こうなった。

実は、はりーさんの断食に対して、「脳の50%は"食"で出来てるから、私には無理」と書こうと思っていたのよ。なんかタイミング良いねー。結果は全然違ったけど。

参戦者のみなさん
【やっぱし】 愛 【そうだった】 (104hitoさん)
脳内メーカー (t2minaさん)

2007/06/15

消費税増税キャンペーンだと思っていたのだが

おはようございます。ハリーポッターシリーズももうすぐ完結らしいですね。その後は「ハリー仙台編」シリーズが始まるらしい (ウソ)。

申告漏れ:ハリポタ翻訳者、7億円追徴「確定」へ (毎日新聞 2007年6月12日)

最初に「申告漏れ」の記事が出たとき、
・裁判で国税庁が負けて、
・海外に住民票を移すという裏技が明らかになって、
・「ほーら、所得税重視にするとこうなっちゃうでしょ」といって、
・やっぱり消費税増税に

というシナリオだとかんぐっていたのですが、マジで争っていたのですね。失礼しました。

2007/06/12

普通の役者のときは「今回の役柄は...」というところで...

... 三上博史の場合には「三上博史の今回の人格は...」といわれる。

すみません、若い人にはわからない冗談ですね。

2007/06/11

不適切なメッセージは混乱の元凶

みなさん、こんばんは。Mac同盟の一員です。

MacのWebブラウザSafariで、Webの画像を保存する方法を巡って起きた一連の混乱 (あとでまとめます) ですが、その中で
「この書類の末尾に.jpgという拡張子を付けて保存することはできません。必要な拡張子はwebarchiveです。両方の拡張子を使ってファイル名の末尾を“.jpg.webarchive”として保存することができます。」
というメッセージが出る、というのがありました。

・Macでは拡張子によってファイルフォーマットを区別する訳でない
・拡張子を自分でつけられる訳ではない
・それなのに拡張子を2つつけられるとはどういうこと?

と思っていましたが、
t2minaさんの「おたま生還その1」で詳しく一連のステップが記述されていたのでようやくわかりました。

この中の(2)で、
名前を→「自転車1.jpg」に変更
ということを行っていたということ、
結局これは".jpg"という拡張子をつけたのではなく、".jpg"で終る名前を付けたという訳です。

それなのに、Safariが出してきたメッセージ(再掲)が
「この書類の末尾に.jpgという拡張子を付けて保存することはできません。必要な拡張子はwebarchiveです。両方の拡張子を使ってファイル名の末尾を“.jpg.webarchive”として保存することができます。」
と、あたかも".jpg"が拡張子であるかのように思わせる内容だった訳です。しかもご丁寧に「両方の拡張子を使って」と書かれおり、あたかもファイルフォーマットとしてJPEGも有効かと誤解させる内容です。

ソフトウェア開発者は、コンピュータと対話していれば良いと言う訳ではなく、自分が作った作品(プログラム)の先に人間がいること、その人間と作品を通じて対話するということを忘れてはいけません。自戒の意味を込めて。

2007/06/07

名前を変えれば違う会社

いやもちろんここでは名前を変えたという訳ではないのだけど。

毎日新聞 2007年6月6日 11時34分: コムスン:厚労省、介護不許可 撤退は不可避か

毎日新聞 2007年6月6日 23時47分: コムスン:連結子会社の日本シルバーサービスに譲渡 (→ 魚拓)

社会の底辺ではよく使われる手なのかもしれないが、こういう手が通用するのなら制裁の意味がない。

一方こんな観測も。

切込隊長BLOG : コムスンはどうなってしまうの
 「コムスンが指定打ち切られた。終わりだな」という議論に安易になりやすいんだが、不採算の事業を国のお墨付きで傷口が広がらないうちに撤退できることになったとも言える。もっと採算性の高い人材派遣や請負の仕事に特化できるようになってしまうジレンマもあるのであって、初めてこのニュースに接したとき「また焼け太りか」と思ってしまった。
撤退しないということはまだ旨味のある事業だということで、というよりも別の旨味が見つかっているのかもしれない。そしてそれはきっと現在サービスを受けている人々にしわ寄せが行く形になると思われるのだ。

2007/05/29

自殺してまで...

... 守らなければならないことって、なんなのだろう。

それは自殺に限ったことではなく、汚名を着たまま死ぬまで真実を明らかにしない人が多くいるのはどうなの?と思う。

誰かに対する信義なのか。国民に対しての信義よりも大事なものなのか。
生きているうちに洗いざらい明らかにする方が、ヒーローとして名を残せると思うのだが。

「ナントカ還元水」の問題は死んで真相を闇に葬る必要のあるものとも思えないし、ましては死んでお詫びをするような問題じゃない。緑資源談合事件もよくある (と言っちゃいけないのだけど) 事件のひとつに過ぎず、松岡農水相につながると思っていなかったのだが。

自殺したことによって、もっと大きな何かに関与していたのだろうと思わせる。

松岡農相自殺:疑惑に自ら封印 (毎日新聞 2007年5月29日)

一方、こちらは自殺する前に書かれた記事

現職閣僚めがけ東京地検が臨戦態勢 (FACTA Online 2007年6月号)

どちらも東京地検特捜部の意気込みが伝わってくる内容だ。その意気込みをそがれた特捜部の皆さんは残念だったと思うが、できるだけ明らかにしてもらいたい。ただどちらも、「現職閣僚をターゲット」にしている、すなわち松岡氏までがターゲットになっていることを伺わせる。なぜ安倍首相が「九州のムネオ」をあえて閣僚に選び、ずっと擁護してきたのかまでは今後明らかにならないかもしれない。

ところで、「自殺ではなかったことを発表した」ってテレビから聞こえてきたので、えっ?と思ったのですが、坂井泉水さんのことでした。がんで闘病中で事故、ってどこまで薄幸なのかと思います。ご冥福をお祈りします。

追記: 寝言日記さん「連鎖」で、「熊本で自殺した松岡議員の元秘書、松岡議員本人、そして3人目の自殺者」って書かれていて知ったのですが、「松岡議員の元秘書」の自殺というニュースがあったのですね。
松岡事務所関係者が自殺…熊本の自宅で首吊り (ZAKZAK 2007/05/22)
これ以外では取り上げられていないのが解せませんが。

そして3人目は官製談合の創始者と言われている人。
緑資源機構談合:前身公団の元理事が自殺 検察が連日聴取 (毎日新聞 2007年5月29日)

本当に予想以上に大きな背景のある事件のように思います。安倍さんが辞めさせなかった理由は、自らの任命責任を問われるのを避けたかったから、といのは違うのかもしれません。

2007/05/26

松井冬子のインタビューが...

... 毎日新聞夕刊の学生ページ「キャンパる」に載っていました。

インタビュー・会いたい人 日本画家・松井冬子さん (リンク切れ)

松井冬子に関しては、以前"松井冬子を検索したら..."で書いているのですが、このブログの検索キーワードでずっと上位にあったのに、内容がなくてごめんなさい。申し訳ないのでこのインタビューの感想を書きたいと思います。
 松井さんの絵は「花鳥風月」の世界とは対極にある。内臓があらわになった女性の死体。長髪の幽霊はニワトリを手でつかむ。不思議な空間に妖気を漂わせた絵には心をかき乱される。しかし目を離すことができない。

"「日本画」なの?"で書きましたが、「日本画」=「花鳥風月」という構図は崩れているようですね。小瀬村真美は「花鳥風月」を扱っていますが、映像インスタレーションによる屏風絵でやはり既存の日本画とはいえません。
絵画で表現するのは自分自身だという。松井さんの絵の人物が女性ばかりなことについて「私は女性なので男性を描いても絵にシンクロすることはできない」と語る。

女性の横顔を描いた作品が載っていました。「完全な幸福をもたらす普遍的万能薬」 (大きな画像が、+ 花弁手帖 +「夜想耽美展オープニング」に載っています)。この絵をみて、「あれ、この絵って別の人の作品じゃないの?」と思いました。私が覚えていたのは、やはり小瀬村真美の「氏の肖像」で、私の勘違いでした。
ピカソが11歳の時に描いた女の子の絵を見て、本格的に画家を目指そうと決意した。「ピカソの絵って小学生から見たらメチャクチャでうまいと思えなかった。しかしその女の子の絵はびっくりするほどうまくて奇麗だった。絵の奥深さを感じた。一生、学び続けるならこれだと思った」
これは分りますね。私も中学生の時にパウル・クレーの子供の時の絵を見て驚いたことがあります。しりあがり寿もそうだったのだろうか。

「4浪してまで超難関の東京芸術大日本画専攻に入学した」というのも初めて知りました。「今年3月東京芸術大大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域を修了」って今まで学生だったんだ。
「日本画は勢いで描くことができない。緻密(ちみつ)な計算と技術が必要です。一筆に覚悟を持たなければならない、そうした意味で日本画は武士道」と語った。
というのも魅力的でした。

この記事には載っていませんが、「ヴォーグ・ニッポン ウーマン・オブ・ザ・イヤー 2006」で、“圧倒的な活躍みせた”女性として選ばれていたんですね (→ 毎日新聞記事 (リンク切れ))。「+ 花弁手帖 +」さんの記事「ヴォーグ Women of the Year 2006」に松井冬子さんの写真とリンクが載っています。松井冬子さんのインタビューの動画もあります。

自衛隊がクラスター爆弾を保持している ...

... って本気で知らなかったので驚いた。

「クラスター爆弾は防衛に必要」 空幕長が明言 (asahi.com 2007年05月25日→ 魚拓)

核兵器と同じく、日本国内で使うことはあり得ない、それだったら保持する必要はないし、保持するというのはすなわち敵国で敵国民を攻撃することを意味する、と思っていたのだ。
田母神空幕長: 「クラスター爆弾で被害を受けるのは日本国民。国民が爆弾で被害を受けるか、敵国に日本が占領されるか、どちらかを考えた時、防衛手段を持っておくべきだ」 
久間防衛相: 「攻撃されて蹂躙(じゅう・りん)されるか、守り抜いた後で不発弾処理をした方がいいか。今の技術レベルだと、私は後者だと思う」
これらの発言はさらに驚いた。

攻撃されるとしたら、ミサイルか空爆かだとぼんやり思っていたのだ。一時的な被害があっても、それは一時的で、他国に占領されるということをイメージしたことはなかった。平和憲法を唱えていればそんなことは決して起こらないと考えていた訳ではなく、自衛隊は結構強いという言い方がよくされていてそれを信じていたのだ。しかし、防衛相が、「今の技術レベル」では蹂躙される可能性があると言っている訳で、自衛隊は結構強いというのは幻想ということになる。

それとも、だからもっと予算よこせ、というアピールなのだろうか。

追記: 同様のことは他国の人も言っていますね。クラスター爆弾:禁止条約結論出ず 日本は孤立 リマ会議 (毎日新聞 2007年5月26日)より
非政府組織(NGO)の連合体「クラスター爆弾連合」のコーディネーター、トーマス・ナッシュ氏は「信じがたい発言。日本を占領できるほど軍事力を持つ敵だったら、クラスター爆弾程度で撃退できるわけがない」と語った。

2007/05/25

量刑の軽減を主張するのは許せるけど...

... 殺意はなかったなどと主張するのは許せない。

山口・光の母子殺害:元少年側「傷害致死」 検察側「死刑が相当」−−差し戻し審 (毎日新聞 2007年5月25日)

事実
弥生さん(当時23歳)を強姦目的で襲い、抵抗されたため首を絞め殺害。泣き続けていた長女夕夏ちゃん(同11カ月)を床にたたきつけたうえ絞殺した。

弁護側の主張
弁護側は、独自に行った法医鑑定から殺意を否定。「弥生さんについては、騒がれたため口をふさいだら誤って首を押さえ続け窒息死させた。夕夏ちゃんについては、泣きやまないので首にひもをまいて、蝶々(ちょうちょう)結びにしたら、死んでしまった」などと傷害致死罪を主張。強姦目的についても「被害者に中学1年の時に自殺した母親を重ね、甘える思いで抱きついた」などと否定した。

どう言い換えても、殺すことが目的だったことは明らかだ。

だいたい、殺人の構成要件に「殺意」が含まれていること自体がおかしい。考えればどうなるか分るだろ、というか、考えなくても分るだろ。

なお、私は死刑自体は反対です。死刑反対を訴えるのは良いですが、その手段としてウソの主張をするのが許せないのです。

追記: 以前読んで頭に残っていた記事。私の文はこれらの記事が頭にあって書いたものということさえ忘れていました。申し訳ありません。

世に倦む日日さん: 「本村洋の復讐論と安田好弘の怠業 − 山口県光市母子殺人事件」
反米嫌日戦線「狼」さん: 「山口母子殺人事件についての安田弁護士の言い分」

あのさあ、俺思うんだけど

Twitterのマネじゃね?

なんだかなーと思いながら使い始めているみなさん:

不完全日記(すぷりーさん): とりあえず始めとこうか
で、最初のつぶやきはこれ
あのさあ、俺思うんだけど... なんで今までのこと忘れて、新しいサービスとりあえず使ってみちゃうんだろ。
追記: あのさあ、俺思うんだけど... ブログ書き始めて3周年の記事がこれだった。

2007/05/22

はしか流行

おはようございます。「恋ははしかのようなもの」って間違いだよね。だって免疫できないから... いやその、今の話ぢゃないよ。

毎日新聞 特集: はしか流行
はしか:都の西北に飛び火…学生や商店街に戸惑いや不安 (毎日新聞 2007年5月21日)

20日夕刊には、1989年から1993年に予防接種の接種率が落ちたと書いてありました。事故が続いたことが原因のように書かれていましたが、病気にかかるデメリットと比較する必要がありますよね。
追記 : ありました → 「知りたい:はしか拡大、大学生受難 予防接種敬遠の世代」(毎日新聞 2007年5月21日 東京夕刊)。

最初の子が生まれた頃、小児科医による本を買って勉強していたのですが、その中に予防接種を受けさせない親のことが書いてありました。「予防接種を受けなくても一旦かかれば免疫ができてそれ以上かからない」と聞いて「それならば自然にかかる方がいい」と言うそうです。なんか天然の方が体にいいという信仰みたいなものかもしれません。

mixiで知ったのですが、現代医学に対する不信感があり、ホメオパシーという「代替医療」と彼等が呼んでいるもの (「信仰」と言っていいのか「ビジネス」と言っていいのかよくわからない) があります。これについては別に書こうと思いますが、ここでは、投薬も避けているだけでなく、予防接種も避けるようにしているようです。

「予防接種とホメオパシー」の質問「お友達から確実に水疱瘡や風疹をうつしてもらう方法について」では、以下のような質問が出されています。
あと、麻疹パーティーという話があったかと思うんですが、昔、私の子どもも水疱瘡とおたふく風邪をお友達からもらおうと思ってそのお宅に行って2時間ほど遊んで、ストローでジュースの回し飲みをしたんですが、それでも、もらえなかったので(笑)、どのような状態で行くのがよいのか、疲れさせてから行くとか(笑)、今でも疑問なので、その辺を教えていただけたらと思います。
「麻疹パーティー」って... わざわざ子供に病気を移させるらしいです。

またこれとは別に、「みんなが予防接種を受けているから、その病気は流行することはない。それだったら予防接種を受ける必要はない」という身勝手な考え方もあるそうです。

mixiの[懐疑論者の集い-反擬似科学同盟-]というコミュニティで批判の書き込みが多くあって勉強になります。

2007/05/18

Get the Glass!

こんばんは。「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」なんていうやつは叩くよ!

それはともかくとして、Web Designingを見てたら、こんなサイトが紹介されていました。

www.gettheglass.com

ジオラマの中で模型を動かすグラフィック。ここまでできるのか。

メインのすごろくはいいんですが、とまったところで出されるミニゲームやクイズをやるためには、私の英語力では厳しいものがあります。

そういえば、クレイアニメでゲームを作った「クレイマン・クレイマン」を思い出しました。

追記: トラックバックをもらったらふぃさんのところにはスナップショットが置いてあるので、私も。下記はゲーム前に見ることの出来るAdachi家のプロフィールというか、容疑者プロファイルと証拠物件。息子のTad Adachi君は歯が悪くて、サンドイッチを粉々にしてピューレにしてストローで飲むそうだ。で、牛乳が必要だね!ということみたいです。


らふぃさんのところには、これまでのキャンペーンなど、いろいろ背景情報も分って面白いですよ。

2007/05/17

DoCoMo 2.0って...

... ふたを開ける前からがっかり感満載。

技術的には、革新的な進歩につながるネタはなさそうに思う。小さな新機能の集合体ではなかろうか。

サービス的には... これはちょっと予想がつかない。SNSみたいなものに直接乗り出すとか... それでもサプライズとはいえないなあ。また、全く新しいコンセプトかもしれないけれど、その場合ユーザが理解して飛びつくのには時間がかかると思う。

料金プランかも... 安くなるんだったら価値はあるけど、これもびっくり感は少ないと思われる。

iPhoneのパートナーは実はうちでした、っていうのだったら拍手だ。

意表をついてoPhoneだったりしたら... これはこれで拍手です。

新製品 902.0iシリーズ発表... 全米が泣いた。

まあこれだけ出したのだから、どれかは6億円あたるでしょ。

追記: ずっと前に出てたんですね。何のためのティーザー広告だ。
ドコモ夏野氏が宣言、「904iはDoCoMo 2.0、ドコモの反撃だ」 (ケータイWatch 2007/04/23)
でも何が反撃の戦力なのかよう分らん。

それから、今日グランドオープンだったんですね、DoCoMo 2.0 スペシャルサイト
CMにお金かけているのはよく分った。

追記: 参照なしトラックバックは拒否してるんだけどなあ。どうやって回避したのか。それともトラックバックしたあと参照を消したのか。謎だ。

2007/05/15

俺は、君のためにこそ死ににいく

見ないで批評するのはどうかと思うけど...

タイトル聞いただけでもうイヤ。
公式サイト

せっかく多部未華子も出てるのに。(← 「多部未華子 壁紙」で検索してくる人が多いので追記してみました。)

追記 (2007.6.28): 反米嫌日戦線「狼」さんのレビューのコメントに書きましたが、
この「君」は「君が代」の「君」
と考えると納得がいくな。

ところで反米嫌日戦線「狼」さんは、
本当は石原に金を落とすなんぞ真っ平ゴメン。しかしだ、世の中には「仕方なくても観なくてはならない映画」ってものがあるのだよ。
と書かれているのだが、私の記事は内容ではなくタイトルを批判しているので、勘弁してくだせえ。

追記 (2008.6.3):ぶんさんの「セクシーさに勝つ」という記事で、
私の世代だと、スティーブ・マクイーンの『大脱走』、ちょっと前だと、トム・クルーズの『トップ・ガン』の映画に象徴されるように、アメリカ人の中には祖国の為に立ち上がって。正義と平和の為に闘う軍服姿のりりしい姿に惚れ惚れとしてしまうような感覚が根強くあると思うのです。そういう姿の強烈なセクシーさが圧倒的な力を持ってしまっている、、、。 
日本も大東亜戦争の時は、そういうヒロイズム、セクシーさに踊らされた部分があったと思いますが、完膚なきまでに惨めな敗戦の惨状をくぐって、或いはそういう世代から直接話を聞いて育った世代には、戦争は悲惨で醜いものという意識があると思います。そういう世代でも例外はありますし、残念ながら親の世代も戦争を知らない世代には、戦争をヒロイズムでセクシーと受け止めてしまう世代も育ちつつあるようですが、、。
という記述がありました。

この映画もそういう狙いをもったものかもしれません。映画自体はあまりヒットしなかったように思いますが、感化された人がたとえ少人数でもいたかもと思うと残念です。私としてはこういう映画を見る価値もないものとして一蹴することで少しでもそういう風潮に歯止めをかけたいと思うのです。