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2008/12/20

合衆国再生

こんばんは。Rosebudです(ウソ)。[→ 人気投票があったよ。]

バラク・オバマ「合衆国再生」、読みました。

合衆国再生—大いなる希望を抱いて
棚橋 志行

ダイヤモンド社 2007-12-14
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リズムが良く、読みやすい。一文の長さは決して短くはないのだけれど、複文よりも重文が多用されているため、すっと入る感じ。「ワンフレーズポリティックス」の対極にあるのだが、歯切れが良い。日本語に翻訳されているのだけど、オバマのあの声、抑揚が日本語で頭の中で響く気がする。

オバマが考える政策のベースには、アメリカという国、そしてそれを支える国民への愛と信頼が感じられる。民主主義、自由主義経済、移民を受入れることによって得られる活力、勤勉さに根ざしたアメリカンドリーム、これらがアメリカという国を支える底力であるということを、本気で信じていることが伺える。

もちろん、ただノーテンキにアメリカSUGEEEE~! と言っている訳ではなく、問題は把握している。それが困難な問題であることも。また、これまでのアメリカの歴史がもつ汚点も無視したり糊塗したりしない。

また、理想で全てが上手くいくと思っている訳でもなく、妥協の必要性も理解している。賛成か反対かの二者択一ではなく、基本的には反対する法案であっても少しでも良い方向に変えて行くという方法をとって成果もあげてきた。

しかしそれでも、オバマは、先にあげたようなアメリカの良い点を生かすような政策で良い国を作って行けると考えている。自由主義経済も、金持ちのための自由ではなく、国民が勤勉で這い上がれる自由がなければならないと考えている。その活力を発揮させるためには教育も必要だし、健康保険を修復して安心して仕事に打ち込めるようにしなければならない。

そして大きな主張は、勝利演説でも述べた、赤い州と青い州の集まりではなく、一つのアメリカの再構築。これに関しては歴史認識の中で、もとはほとんどイデオロギー的に差がなかった二つの政党が、選挙に勝利するために相手をラベル付け自分の主張を明確にして行くことで分断を招いたかを描いていたのが興味深かった。

対外的にはアメリカ一国主義ではなく、自由主義陣営との対話、協調を重視しているのがわかる。そしてそれがアメリカの国益にかなっていることを説得しており、この姿勢は他国民としても好感がもてる。

一連の外交政策の中で「世界的な理想比べに勝利する」という表現が印象的だった。敵を叩くのではなく、同じ価値観を共有するとあなたも幸せになれますよというメッセージ。これに惹かれるというのは、私が考える理想的な日本のありかたに近いとうことなのだけど (→ 「俺について来い」)。

アフリカに関する中で、ルワンダの虐殺を防ぐ手段の一つとして、「市民保護区域の創設」というのがあった。これ以上の説明は書かれていないし、検索しても「市民保護区域」という言葉では見つからなかったのだけど、これって私のいう「サンクチュアリ」(→ 参照)と同じかもしれない。と、また我田引水する訳ですが。そうそう、「アフリカ自身に自分を救う意欲がないとわかったら、アフリカを助けられるという期待は持つべきではない」というのも同じ考えだ。

こういうふうに理想を語るのだけれど、決して完璧な人間を演じるのではなく、不安や悩みなど人間的側面も出していることも交換が持てた。選挙に落ちる不安、選挙資金を提供する団体に主張が流されるおそれ、いい親であるための努力と仕事との板挟みなど。

高い理想と率直さに惹かれる。もちろんオバマの力量は未知数で、今後の舵取りの失敗で、ただの理想家に過ぎなかったという評価になるかもしれない。しかしそれでも、こういう姿勢で国民に語り、引きつける政治家は日本にいない。アメリカの選挙のプロセスもうらやましいけれど、それで希望を託せる人物がいることもうらやましい。

2008/11/21

First Lady of California

こんばんは。本当は日本語のことをもう少し考えるはずだったんだけど...

CNETで、カリフォルニアのLegacy Trailというサイトに関して、「カリフォルニアのファーストレディ」Maria Shriverにインタビューしていました。

Maria Shriver touts new online learning tool


へえ、知事夫人も「ファーストレディ」っていうんだね。シュワルツェネッガーの奥さんか。女優だったのかな、エイリアンとかゾンビとかミイラとかばんばん倒しそうな感じだと思っていたのですが、ジャーナリストだったんですね。不勉強でごめんなさい。


写真追加。これは「私にテクノロジーのことは聞かないで」って言っているところ。

Wikipedia (英語) Maria Shriver (ここの写真はきれいに撮れてる)

で、おどろいたのが、

http://www.firstlady.ca.gov/

なんてサイトもあるということ。

上記Wikipediaで知ったのですが、ケネディ家の親戚なんですね。JFKの姪にあたるのか。さらに今年の選挙ではオバマを支持していたんですね。ダンナは共和党なのに。

ヒラリー・クリントンよりもダンナに対して強そうですよ。

こんな記事もありました。

mediabistro.com fishbowlLA 2007.10.25 Maria Shriver Not Going Back to TV News

アンナ・ニコル・スミスの死にまつわる馬鹿騒ぎってなんだっけ。Wikipedia (日本語)を見て、ああそんなことあったねと思い出しました。名前まで覚えていませんでしたが。

CBSニュースのケイティー・クーリックの名前も出てますね。ってどんどん脱線していくと睡眠時間が... という訳でこのへんで失礼。

そうそう、CNETでインタビューしていたKara Tsuboiってアドベンチャー野郎 (女性だけど) だったんだね。

はっ、寝るつもりが...

2008/11/08

日本でもやってくれないかな

投票に行ったらスターバックストールサイズ無料。

Ideas In Action Blog Free Starbucks Coffee on Election Day!

ロイヤルティの高いスターバックスファンのアイデアなのかな? 賛同者が多く実現されたようだ。



2008/11/05

もうやけっぱち?

こんばんは。決戦の火曜日ですね。

さっきまでやっていたNHKスペシャルは、もう「オバマがどのようにして勝ったか」という作りになっていましたね。黒人の若者や老人に期日前投票を呼びかけてすこしずつ心を動かす様子とか、民主党支持者がオバマ支持に動いて行く様子とか。

朝の番組では、マケインがペイリンのそっくりさんと"Saturday Night Live"に出ているところが紹介されていました。オバマみたいに3大ネットワークで30分の広告を打てる資金はないので、テレビショッピング枠を買いました、って。自分をパロディにしているの。捨て身の戦法なんですかね。

John McCain meets Tina Fey's Sarah Palin


選挙運動にはお金がかかるからなんていいながらペイリンが自分の服を指してたり、
マケインの奥さん (本物) も出てきたり、
ペイリンがこっそり"Palin 2012" Tシャツを売ってたり、
いろいろ見どころがあります (おかしさがわかんないところも多いんですけどね)。

参照: Wikipedia ティナ・フェイ

2008/10/31

Sarah Palin Wardrobe

こんばんは。前回の"Sarah Palin Rap"に追記で予告して、実際は書かないつもりだったんだけど、面白いネタなので書いちゃう。

Sarah Palinが衣装代に15万ドル使う10の言い訳 [リンク切れ/原文もわからなくなってしまいました]

10. ロシア人がアラスカの私を見るときの見た目の改善
9. あのおじいさんのほうがポリデントにもっと使ってるわよ
8. パリス・ヒルトンのBFF (→ 参考) のオーディションのため
7. ミスコンのイブニング・ガウン・コンテストでアメリカの有権者に印象づけたい
6. Maverick (一匹狼)、配管工ジョー、Maverick、Maverick、William Ayers、ゼッタイ!
-- YouTube JohnMcCaindotcom - "Alaska Maverick"
-- 配管工ジョー "Joe The Plumber"はぶんさんの解説を見てね。[マケインのキャンペーン動画 I am Joe"
-- William Ayersは60年代の反戦活動家。マケインはオバマと結びつけてテロリスト扱いしたキャンペーンをやっているようですね(→ 動画)。
5. お店の隠れコスト戦術にひっかかったみたい
-- "Gotcha" Marketing
4. ドルが弱いから実際は5万ドルくらいの感じ
3. 言い訳? これから探すからちょっと待ってて
2. 私は新聞、雑誌だけじゃなくて、カタログも全部読んでるのよ!
1. ホッケーマムと闘犬 (Pit Bull) の違いは、口紅、プラダの靴、グッチのバッグ、3000ドルのスーツ数着よ!

翻訳なんかやめとめばよかったよ... 後悔あとを絶たず。

添削お願いね!って誰に言ってんだか。でも自分のことだ!と分っている人がいるから大丈夫。

2008/10/23

Sarah Palin Rap

こんばんは。皿パリンです (誰?)。

これもABC Newsの "Google Top Rising Searches"から。先週のサタデーナイトライブに出たときに応援 (?) ラップが披露されたようです。ちゃんと歌詞を起こしてくれている人もいるんですね。

Amy Poehler / Sarah Palin SNL Rap Lyrics

ラップにあわせて踊ってます。なんかもう、この人にとっては、これから先「私、副大統領候補になったことがあるのよ」といえるだけで十分満足なんじゃないでしょうか。


ものまねをやる人にとっては題材にしやすい人のようなので、これから消えて行くには惜しい人材かもしれません。

これはオバマガールによる"The REAL Sarah Palin!"。別に似てはいないんだけど。


 「にぶろぐ (うえぶろぐ旧名)」"Sarah Palin"シリーズ、前の記事は"Sarah Palin Wink"、次回は"Sarah Palin Wardrobe"です。というのはウソだけど、後のリンクの先の記事は面白いぞ。

2008/06/29

中正

おはようございます。

「中正」というのは蒋介石の本名です。「蒋」が姓で、が「介石」、名が「中正」で、本来姓名で呼ぶ場合は蒋中正となるようですが、日本では「蒋介石」の呼び方が使われている (とWikipediaに載っています)。

台湾では、多くの場所にこの名前が使われていました。過去形にしているのは、民進党の陳水扁政権のときに、いくつか名前が変更されたためです。ここら辺りに関しては、地元のガイドさんの話が面白かったので、メモとして残しておきますね。

中正紀念堂は、昨年「台湾民主紀念館」と名前が変えられました (陳水扁は2000年から総統だったのに変更されたのは結構新しいんですね)。今年国民党馬政権になったので、また元の名前に戻るんじゃないかとガイドさんは言っていましたが、Wikipediaの記述では
2007年6月7日に立法院が台湾民主紀念館組織規程を否決し、再び中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)の正式名称に戻された。
とあります。

上記Wikipediaの記述では、『館内の案内板表記も「民主紀念館」のまま』とあって、地図にも「台湾民主紀念館」と載っています。地元の人の認識も「民主紀念館」なんですね。

中正国際空港も今は (2006年から)「台湾桃園国際空港」になっています。

ガイドさんから聞いたのはこの二つですが、Wikipediaの「台湾正名運動」の項にはいろいろ書かれています。蒋介石がどうというより、「中国とは別の台湾」という認識を内外に定着させる運動の一環のようです。

実際ガイドさんの話からも、「中国」と「台湾」は別のものと言う認識があることが伺えました。大陸側の人達に対しても「中国人」という言い方をしていました。我々から見ると、台湾にいる人達も (場合によっては原住民を除く)、全世界に散らばっている華僑も、「中国人」という認識なんですが。もちろん、チベットやウイグル、モンゴルなど、民族と行政単位のどちらを話しているのか注意は必要ですけど。

中国の食品は安全面で信用できないが国産 (台湾産) なら安心、とか言うのも面白かった。日本人からみるとあまりそこらあたりの区別はしていないんですけどね。


蒋介石にしても外から入ってきて、厳しい統治をした人というくらいの認識で特に尊敬しているようには見えませんでした。中正紀念堂の立派な建物も銅像も役人が (自分の出世のために) 作ったような言い方をしていました。

台湾は徴兵制 (期間は1年) で、忠烈祠の衛兵はその中から選抜されるエリートだそうです。夏の暑い盛りでも1時間直立不動で門に立っていて、1時間ごとに交替の儀式があります。この儀式も銃剣を上げ下げしたり回したりしながら行進するなど20分くらいかかるもの。失敗すると休暇がもらえなくなるそうで、夜に練習をしているそうです。ガイドさん(女性)は自分の息子は近視なのでこの衛兵に選ばれる可能性がなくて安心だと言っていました。名誉ではあるのだろうけど、母親としては自分の息子がつらい目にあわないほうがずっとよい、ということを口に出して言える社会は良いと思いました。

ツアーにすると、お土産屋などの時間が組み込まているのが邪魔だったりするのですが (故宮博物院のフリータイムよりお買い物時間のほうが長いってどうなの?)、そういう現地の人の肌感覚みたいなものが分ったのは良かったと思います。しかし今度は全部フリーにして故宮博物院の時間もたっぷり確保したいと考えています。

台湾で買ってきたもの

こんにちは。哈日杏子です (ウソ)。

旅行へ行ったらお土産屋もいいけどスーパーなど地元の人が利用しているところが楽しいですよね。子供達も品物を見てつっこみながら楽しんでいました。

以下買ってきたもの。



あじがこい。
変な日本語の部分拡大しました。



メントス 1kg (10g * 100)、文房具のおまけつき。



コアラのマーチじゃないぞ。「小熊の森」です。



これはスーパーじゃなくて書店の文房具コーナーにありました。このキャラクターは人気があるようですね。哈日杏子の絵もこんな感じだったので、若い女の子に受けるんでしょう。

ノートに作者のブログ"Wan Wan's Comic Blog"のURLが示してありました (右バナー)。日本旅行の記事なんか面白いですよ。
追記:リンク切れみたいですね。今は → Facebook




J-POPのコンピレーションCD。「哈日族必修音樂趨勢」だそうです。「哈日族」は日本大好きな人達のことね。

裏面の曲名、アーチスト名なんか誤植がいっぱいです。「いい感じゃな感じ」「スチャグラパー」、「遠くまて/稻葉浩志」とか。「太陽を抱きたい/高橋克典」の説明には、「TBS系"サラリーマン今太郎"插曲」なんて書いてあるし。

それから1曲まるごと消してあるところがあって (MISIAの曲のようだ)、
・実は入っていないのか、
・曲は入っているけど事情があって書けないのか、
まことにあやしい。これは空港のCDショップで買ったもので(処分品ワゴンセールで100円ちょっとだったけど)、変な路地裏で買ってきた訳じゃないのですが。

2008/06/28

賞味期限切れかっ?

こんばんは。いろいろ書く材料はあるのですが、まずは軽いところでご機嫌を伺いましょう。


デパートにあったので面白がって買ってみましたが、台湾では寒天飲料ってはやっているようです。

傾けても流れてこないの。振らないといけないのかなと思って裏をみると確かにそんなふうなことが中国語で書いてあります。

でもね、ぎっしり詰まった状態では振っても動かないような感じでした。なんとか少し飲んで振ってみたら、こんどはどっと口の中に入ります。

なかなか味はいけますよ。寒天というので健康にも良さそうですしね。


その裏側はこんなです。

ん?娘が気がついたのですが、この欄外に書かれた数字は...



97.07.30

97年ってどういうこと?

10年以上デパートの棚においてあるとも思えないし、飲んでも味的におかしくない。そもそもそんなだったら見た目にも分るだろ。とすると単なる印刷ミスか...

などと思うのですが、不安でその日はそれ以上飲むのは止めておくことにしました。次の日になってもどうにもなっていないので、まあ大丈夫かと。

単なる印刷ミスというのもよく考えたらそれも考えにくいですね。とすると台湾独自の年号というのが考えられます。日本で言うと「皇紀」みたいな (元号のように短い周期で変わるのではなく長く使われるという意味で)。

今日調べたら、ありました。→ 台湾基礎知識
 台湾の年号は「民国」です。
1912年(辛亥革命の翌年)の元旦が元年となり、西暦から11マイナスで民国の年数になります。(例:2001年なら民国90年)

ということだそうで、杞憂で良かったです。中華民国の成立からというのはまあ予想通りではあるのですが、「辛亥革命」って名前も忘れていましたよ。いかんいかん。

2008/06/08

サウジ大使館でごちそう

こんばんは。なんかもう夏バテみたいなんだけど、夏やせはしないことに決めている私が嗅ぎ付けてきましたよ。

サウジ大使館:「留学生の代わりに献血して」と呼びかけ (毎日新聞 2008年6月7日)

大事なところだけ要約すると
「14日に六本木のサウジ大使館へ行くと高級食材を使ったサウジ料理が振る舞われる」
ということです。

え? 献血? サウジアラビア留学生の代わり? 人類を救うことはイスラムの教え?

枝葉末節ですなw

冗談はともかくとして、「サウジアラビア留学生の代わりとして」日本人が献血することに意味があるとは思えないですが (自主的にやれって)、サウジアラビアと日本の友好という点で意味があるのではないでしょうか。

さらにブロガーを優先させて、レポートを書いてもらうと良いと思います。

献血に関してですが、
日本は変異型クロイツフェルト・ヤコブ病への対応で、「80〜96年に1日以上英国に滞在した人は献血できない」との献血制限を実施しており
というのがあるのですね。

いろいろな点で厳しくなっているようで、以前は私も頻繁に献血していたのですが、常に飲んでいる薬が制限にひっかかって、それ以来献血していません。

2008/05/22

友好への契機に

多くの人が亡くなっている中で、「うれしいニュース」なんて言うのもどうかとは思うが、日本人として誇らしく思う。

産經新聞 2008.5.17「対日感情が好転 国際緊急援助隊の派遣で」 (魚拓1, 2)
なぜか特集一覧の中にはいっておらず探すのに時間がかかった。

毎日新聞にも似たような記事があったんだけどネット上にはないようだ。毎日新聞のほうには、中国国民の中には以前から日本に対して好意をもっている人も多かったが、これまでは口に出しにくい状況にあった、という趣旨のことも書かれていた。

ちょっと心配していたんですよ。日本の救助隊が行っても、来るのが遅いとか (国民には本当のことが知らされないので)、生きて救出できない場合に批判されるんじゃないかって。

どんなに反日教育を受けていても、直接人間に接すると理解し合える。真摯に取り組んだ救助隊の皆さんにはその意味でも感謝したい。お疲れさまでした。

こんな記事もあるんだけどね。
産經新聞 2008.5.17 日本の緊急援助隊は煙たい? 住民歓迎も軍は「メンツが…」(魚拓 1, 2)
軍はどうであれ、多くの国民に支持されればそれでいいや。

これまで反日の姿勢や行動には閉口してきたけれど、今こそ日本の「お人好し」パワーを発揮すべきときだと思う。

2008/04/27

ナショジオ一冊まるごと中国大特集

こんばんは。聖火リレーは「大過なく」と言っていいんじゃないでしょうか。リレー時の受け渡しのときのフォーメーションチェンジはみごとでした。さすがに変形ロボットの国ですね!

ナショナルジオグラフィック2008年5月号は「一冊まるごと中国大特集」。おもしろくて一気に読んでしまいました。

まだサイトには予告しか出ていませんね。
ナショナルジオグラフィック2008年5月号

今の建設ラッシュも面白いのですが、今後のことがやはり気になりますね。エネルギー消費、水質汚染と水不足、高齢化と社会保障...

三門峡ダムの設計が悪いせいで、むしろ水害の原因になっているということです。大雨になると上流が洪水になる。

そういえば、COURRiER Japon 5月号にも、中国-チベット関連の記事が載っているのですが、こっちはまだ全部は読んでいませんでした。

こちらで記事全文が読めます。→ 「チベット騒乱から中国が学ぶべき三つの教訓」 (追記: 関連記事でした。)

2008/02/29

Shame on youって...

... ヒラリーが言ってたんだけど、耳を疑ったよ。

[追記: 日本語訳にすると「恥を知れ!」ということになるんですが、らふぃさんのコメントを読むと英語だともっと軽い表現なんだと思いました。少なくとも日本の「恥」の文化のあるところで同じように訳すのは適切でないでしょうね。そう言えば"respect"と「尊敬」もかなり温度差があるということを聞いたことがあります。]

ニュースではその部分を切り取っているのですが、全体が分るのがありました。
YouTube: Shame on You, Barack Obama

こっちのほうが経緯が分っていいかな。
YouTube: shame on you mashup

ネガティブ・キャンペーンはお互いの品格を落とすことになるんだけどなあ。もちろん政策の批判は必要なのだけど。

Shave on you って言ってたのかな。ヒゲのそり残しがありますよってw

追記:その他のバリエーション
Shape on you: ダイエットしなさーい!
Shake on you: 奥歯に手ぇ突っ込んで脳味噌がたがたいわせたろか!
Share on you: 私にも少し票を分けてよ。
Shade on you: 私にはあなたに差している暗い影が見える。
Shane! on you: カムバアアァック!
...

2008/01/04

お節介なアメリカ:関連メモ(イラン)

次の戦争のターゲットはイランかと思っていたので、回避される方向にあるのは一安心だ。

毎日新聞『イランを読む:「反米」の深層』シリーズ

イランを読む:「反米」の深層 米を縛る「機密報告」 「核開発停止」独り歩き (2008年1月1日 → 魚拓)
  -- このような報告も出さざるを得なくなったのだろうか。
イランを読む:「反米」の深層/1 本音は「修復」を志向 (2008年1月1日 → 魚拓)
  -- 今も本音を言い辛い環境にあるようだ。
イランを読む:「反米」の深層/2 53年の政権転覆に遺恨 (2008年1月3日 → 魚拓)
  -- 権益を阻害する民主主義の台頭はつぶす例のひとつ
イランを読む:「反米」の深層/3 「親米」声に出せぬ国民 (2008年1月4日 → 魚拓)
  -- 「親米」というのは「米国文化が好き」ということで、そう言う意味では全世界がそうだと言っても過言じゃないだろう。

最後の記事から引用。
国民の多数が単に親米かと言えば、厳密には違う。イランには「狂犬病の犬をけるな」ということわざがある。「国益を考えれば、余計なことをして狂犬(米国)にかみつかれないよう、反米でない方がいい」との考えも少なくない。問題は米国が常に敵を求めていることだ。米国は自らが「善」であるために、過激な人物や国家を必要としている。
イランがターゲットにしにくい状況になった今、ベネズエラのチャベスも言動には自重したほうが良いと思う。

続き
イランを読む:「反米」の深層/4 「悪の枢軸」の影響深く (2008年1月5日 → 魚拓)
イランを読む:「反米」の深層/5 ネオコンがMKO支援(2008年1月6日)

2008/01/02

宇宙船ウェイクアップコール

地球の皆さん、こんばんは。

途中から見始めたのですが、NHKで「宇宙船ウェイクアップコール」という番組をやっていました。以下番組紹介より
宇宙船の乗組員たちに毎朝一曲贈られるウェイクアップコール。その曲を紹介しながら21世紀の宇宙飛行士が宇宙から地球を見て何を感じたのか、証言でつづってゆく。
宇宙にでること、宇宙から地球をみること、そしてそこで聴く音楽、それぞれが人の考え、感じ方を変えるものなのだろう。

特にスペースシャトルコロンビア号に搭乗し、事故で亡くなったイスラエル人飛行士のイラーン・ラモン氏のエピソードが印象に残った。

ラモン飛行士は、イスラエルから参加していることを意識し、またユダヤ人のアイデンティティを強く感じており、宇宙食にもユダヤ人としてのメニューを選んでいるような人であった。しかし、宇宙に出てから、地球人としての自分を意識するようになってくる。宇宙からシャロン首相との会話も、最初はイスラエル人として聖書に書かれたことを引き合いに出して話しているが、次の発言ではこの美しい地球を守らねばならないという感想を述べている。

この飛行の中で、彼以外の飛行士がリクエストしたジョンレノンの「イマジン」 がウェイクアップコールに使われている。そう、「国境なんてないって考えてみ」ってやつだ。この曲も彼の考えの変化に影響を与えたと思われる。

彼が宇宙から奥さんに送ったメールにも、彼の考えの変化が現れている。奥さんは彼に対して、その気持ちを地球に戻っても持ち続けてほしいと返信している。事故のためその願いは叶わなくなるのだが。今は彼の息子が、彼のピアノで「イマジン」を弾いている。

その他にも、無人の火星探査機にウェイクアップコールを送っていた話も面白かった。もちろん無人の探査機に送ることは意味がなく、地上で見守るスタッフ向けに一日の仕事の始まりを伝えるのが目的なのだが、困難に直面するプロジェクトのメンバーの緊張を解き、士気をあげるのに効果があったという。

自分自身も音楽に元気づけられたり癒されたりするので音楽の力は分ってはいるつもりなのだが、このような話を聞くと音楽の力を再認識する。

追記: 「イマジン」に関しては、以前「多神教礼賛(アニミズム礼賛)」でとりあげました。

2007/11/10

中田英寿責任編集

って、COURRiER Japon 037号 (2周年記念号) の表紙にでかでかと出てる。

COURRiER Japonは世界の新聞雑誌から選んだ記事を集めて構成しているのだが、今回は中田がテーマを持って選んだ記事で構成される特集がふたつ。

ひとつは「ASIA 可能性に満ちた国々」。引退後の中田の旅は、アジア各国を回っている。その中で感じたことを的確に伝えられるような記事を選んでいる。カザフスタンの未来都市、ブータン - バイクの旅、中国シルクロードの緑化作戦、ミャンマーのロックスター、の4つの記事で構成されている。

もうひとつは「世界を幸福にするビジネスとは」。慈善ではなく、継続可能なビジネスとして、みんなが幸福になれる取り組みを集めた。フェアトレード、マイクロ保険 (マイクロクレジットの保険版)、エコ商品などを扱っている。

そのほか、中田へのインタビューと、中田の旅自体を同行取材した記事がある。

まずインタビューだけ読んだ。私はサッカーはあまり知らないし、中田のことも、とっつきにくさからあまりよく知らないのだけれど、特集に組んだ2つの視点がよく分るものになっている。そしてその視点は、私がこれまで考えてきたことと近く共感できる。

これからそれぞれの記事をじっくり読んでみようと思う。

追記: カザフスタンの未来都市=新首都アスタナ
黒川紀章 カザフスタン新首都アスタナ計画
Central Markets
Khan Shatyry Entertainment Centre -- 巨大テント
Palace of Peace and Reconciliation -- 平和と協調のピラミッド

2007/10/24

クランベリーの収穫方法って知ってた?

いや私も知らなかったんですけどね。

AFPBB News 2007年10月23日 真っ赤に色づいたクランベリー、ベラルーシで収穫始まる
クランベリーの収穫方法は独特で、まず畑に水を張り収穫機でかき回した後、ツタから離れて水面に浮き上がった果実を収集する。
乱暴だ (笑)。

こちらにも情報がありました。→ U.S.A. クランベリー / クランベリーについて
「ウエットハーベスティング」と「ドライハーベスティング」の2種類の収穫方法があって、これは「ウエットハーベスティング」。
クランベリーのほとんどはウエットハーベスティング法で収穫されます。まず、ボグに水をはり、収穫機でかき回します。蔓から離れたクランベリーは、実の真中に小さなエアポケット(空洞)があるため、水面に浮かび上がってきます。囲いで集めたクランベリーをベルトコンベアーでトラックに積込み、加工工場へ運びます。
「ボグ」というのは低木の蔓植物のことで... (間違い:正しくは「酸性の泥炭が蓄積している湿原」) ってそんなに詳しく調べたい訳じゃないので、興味のある方は上記「U.S.A. クランベリー」のサイトへどうぞ。

追記: 収穫の映像がありました。



2007/09/24

少林寺VS忍者

こんばんは。乱太郎です (ウソ)。

過去のエントリーに対してコメントをもらったので、何か関係あることが起こったのかと思ってニュース検索してみたのですが、こんな記事があったのですね。

少林寺激怒!忍者に負けてねえ…「完敗」ネット書き込みに中国また大論争ぼっ発 (スポーツ報知 2007年9月23日)
 少林寺は忍者に負けていない—。中国武道「少林拳」発祥の地として知られる河南省の少林寺が「忍者の末裔(まつえい)とされる日本人武道家に道場破りされた」とする書き込みが、中国の主要ウェブサイトに掲載され、大騒動に発展。1500年もの歴史と威信を傷つけられた少林寺側は「悪質なデマ」と否定の声明を出して沈静化をはかったが、“少林寺VS忍者”論争は日中問題のあらたな火種になるかもしれない。
このブログエントリーのタイトルを思いついて映画みたいでなかなかいいなと思ったのですが、新聞記事中に、実際にそういうタイトルの映画があったって書いてありますね ... orz

2007/09/19

全米で話題沸騰!ブライダル・ブートキャンプ

こんばんは。ビリーズです (誰だそれ)。

最近クーリエ・ジャポンを定期購読するようにしたんですが、その10月号にこんな記事がありました。

全米で話題沸騰!
これぞ、究極の花嫁修業
ブライダル・ブートキャンプ


えーと、お料理とか着付けとか華道とか茶道とか特訓しますかそうですか、と思って読んだのですが...

ホントにエクササイズやってんの。アウトドアで迷彩服着てやっているので、サバイバル特訓か。
自らに試練を課して、運命の日を完璧な体型で迎え、新郎たちを魅了し、さらには意地悪な親戚たちに好き勝手なことを言わせないようにする。それが彼女たちの目指すところだ。
だって。結婚式までの煩わしい準備によるストレス (アメリカでもたいへんなのね) の解消にも役立つそうだ。

まねするところも多いため、「ブライダル・ブートキャンプ」で登録商標をとったそうですよ。さらにはテレビ放送も予定されているそうで。「将来の花嫁、花婿たちからなる小隊が互いに競いあう」そうだ。「花婿」もかよ。ねるとんか! あ、相手は既に決まっている人が参加するのか。

オチも面白いぞ。経営者は語る。
「私は、一連の新しい商標をもう登録してあります。その中には、ディヴォース・ブートキャンプというのもあるんですよ。でも、他所で話さないでくださいね。さもないと、またマネされてしまいますから

僕はサラリーマン体操で十分でございます。

2007/09/03

北京オリンピックより...

... 2010年ワールドカップのほうがヤバそうだ。

FACTA Online 2007年9月号:
南アフリカはいま 「無差別」犯罪大国

北京オリンピックに関しては、民度の低さや、歪んだ愛国心、特に政府黙認による反日暴動、法治国家になっていないところ、環境、知的財産権、人権、報道規制、食の安全など懸念点をあげてきた(過去の投稿)。また過去のオリンピックや万博など、会場の設備が整わず開催が危ぶまれるイベントは数多くあった (というか毎回そんなニュースを聞くような気がする)。

しかしそれよりも命が大事だよね。3年で簡単に解決する問題じゃないと思う。

こちらは本気で代替地を探しておかないといけないと思う。あ、日本でもいいよ。前回韓国との共催のせいで結局使われなかった会場もたくさんあるしね。

参考: 外務省海外安全ホームページ - 南アフリカ
  -- 「十分注意してください。」というレベルなんですが、内容をみると「どう注意すればいいの?」って感じです。