cosicosi3さんの夜食にトラックバックしています。
温泉カニ旅行、台風のせいで、山の中の露天風呂に予定変更になったそうで、温泉はよいのですが、カニは残念ですね。まあ、松茸もいいですけど。
さて、私が大学のころの話をしたいと思います (投稿日時をその日に設定しようと思ったのですが、2001年からしか設定できないのですね。年は下2桁分しかデータ領域をとっていないらしい)。
3月に自転車で京都から山陰を通って長崎まで帰る計画を立てました。京都でちょっと寄り道して銀行へ行って十分お金を下ろして行けば良かったのですが、途中で下ろせば良いとたかをくくって、所持金15000円くらいでそのまま出発してしまいました。
甘かった。今の太陽神戸三井住友銀行なんて合併で大きくなったところはなかったし、銀行間のネットワークもなかった。どうも鳥取まで行かないとないらしい。鳥取までは途中2泊はしないといけません。でもまあ民宿もビジネスホテルも4000円くらいなのでなんとかなるでしょう。ビールを飲んだりしても大丈夫。
最初の宿泊地は舞鶴。ここではビジネスホテルに泊まりました。で、次の宿泊地は竹野町あたりかな。ちゃんとした旅館も多いものの、民宿もあるので安くすませられるはず。で、宿を決めるのに観光協会へ電話したところ、冬のこの時期、民宿は全て「カニ民宿」になっていて、普通一泊2食付き6500円。今考えるとめちゃくちゃ安いですが、それも払えないくらいになっていました。観光協会にお願いして、普通の食事を出してくれるところを探してもらう。ありましたー。よかった。
よかったーとはいったものの、民宿では、ほんとにカニはいらないのかと念を押されるし、普通の食事 (ビールくらいはなんとか追加できた) をしていると、ほかのカニすきを囲んだお客さんも聞いてくる。うーん、でも背に腹は代えられないのだ。それでも、ゆでたカニの足やサザエやお刺身等いつもより十分立派な食事なんですけどね。
うーん、お金を下ろしたらなんかうまいものを食うべ、と鳥取を目指す (キャッシュカードコーナーがあいている時間につく必要があるのだ)。目的とする国民宿舎のそばをとおり、鳥取市街地にはいる。お金をおろして国民宿舎につくと、ありましたー、追加メニューでカニすきが。なんでももってこい、金ならあるんだってんで、注文しましたよー (1500円だったのですが)。でも昨日隣で食べてたおじさんたちのほうがおいしそうだったぞ。きのせい? 一人で鍋なんか食べるとそうなっちゃうの?
以上、宿題のひとつ、カニにまつわる悲しいお話でした。
2004/10/23
この実なんの実
こんにちは。ドリアン助川です(ウソ)。
娘がこんな実を拾ってきました。なんの実でしょうか。クイズじゃありません。本当に知らないので、情報提供をお願いします。
大きい方で6cmくらいです。
かたい。
ちょっとくさい、って家族はいうのですが近付いて嗅がないと分からない。
娘がこんな実を拾ってきました。なんの実でしょうか。クイズじゃありません。本当に知らないので、情報提供をお願いします。
大きい方で6cmくらいです。
かたい。
ちょっとくさい、って家族はいうのですが近付いて嗅がないと分からない。
コメント
Commented by jinsei1 at 2004-10-23 22:34 x
幸い、明日は日曜日、お嬢さんに現場案内願って、葉っぱや幹を写真に撮られて、追加掲示なさったら如何でしょう。その方がより正確に見立ててもらえるかと。
トゲトゲのある実の中には有毒のものもある様ですので、(多分実の身を守る為に)お気をつけ下さい。
これはお尋ね物ではありませんが「オオオナモミ」これは有毒で、中毒症状は摂取後数時間で現れます.歩様蹌踉,沈鬱,筋収縮,痙攣,横臥,呼吸および心拍数増加し,重症例では12-24時間で死に至ります.とあります。 http://qrl.jp/?u=126232
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-25 05:13 x
★jinsei1さん、アドバイスありがとうございました。残念ながら現場へは行けませんでした。「オオオナモミ」って服について種を広げるやつですよね。こういうのを一般になんというのか知りませんが、うちの近辺では「どろぼう」と呼んでいます (最初引っ越してきたときびっくりしました)。
Commented by jinsei1 at 2004-10-31 09:16 x
uedaさん、おはようございます。
ロゴのお写真、このお嬢さん?キリッとして利発聡明と言うお顔ですね。(前々から気になっていました)
話変わりますが、香田証生君。気の毒ですが、絶望の様ですね。
Commented by yoshihiroueda at 2004-11-01 00:00 x
★jinsei1さん、ロゴの写真は。「バックログ」のコメントでのんちゃんへの答えに書きましたが、私です。「利発聡明」っててれるなー。
香田君の命に関しては、助かってほしかった思いと助けようがなかったという思いとで複雑です。
トラックバックは、この記事より「覚悟が足りない」にしていただければよかったと思います。それとも「実」つながりでしょうか。
Commented by jinsei1 at 2004-11-01 13:49 x
次世代に暮らしやすい世界を残すため---とありましたのでお嬢さんとばかり思っていました。
そうです「実」です。香田君の死が、無駄死にでなく願わくば「平和を生むもう一つの実」になって欲しいとの祈りを込めて---。
Commented by jinsei1 at 2004-11-22 21:47 x
これじゃなかろうかと思い、トラバに来て、違っているのがわかりました。(まぁ、木に掛けていたのだと、どうぞご容赦。者の形の記憶の曖昧さ思い知らされました。それだけっ、て言われそ~)
Commented by yoshihiroueda at 2004-11-23 00:42 x
★jinsei1さん、わざわざご連絡頂きありがとうございました。以前検索してみてこれかもと思ったものがあったんですが、そのとき何を検索キーワードにしたかも忘れてしまいました。言葉にしないと検索できないのはちょっと困りものですね。
南野陽子の「楽園のDoor」
こんばんは。花村紅緒です (ウソ)。
こんな歌ご存知? ちょっと引用というには長過ぎるけど、一部歌詞を紹介します。
そんな覚悟、矜持、希望を歌った歌と理解しています。
最初は苦労するでしょう。
でも努力して勉強していきたい。
暖かく見守って下さい。
「寝ずに勉強します」 南野法相、国会答弁で反省の弁(朝日新聞 2004年10月22日)
首相は「初めての大臣だし、質問者は思いやり、いたわりの気持ちを持ったほうがいい」と語った(朝日新聞 2004年10月22日)
そう、あたたかく見守って ... 待ってられるか!!
No! No! このご時世に何年まてというんじゃい。
先に勉強してから大臣になりなさい。その能力がつくまで待ってやるから。
小泉さん、どういう了見? 毎日新聞が指摘するように郵政民営化以外はどうでもよいのか、女性閣僚の数だけそろえば良いのか (それだったらもっと若くて... いかんいかん、脱線しちゃう)、それとも瀬戸さんの指摘のように政治資金問題の追求が出来そうにない人を選んだのか。
ほかの閣僚もどういう意図で選んだの? いきなり反乱を起こされているようですが。
参照リンク
あっぱれ小泉さん (瀬戸智子さん)
何の何の、のおの と。(jinsei1さん)
社説: 法相発言 あまりにもお粗末すぎる (毎日新聞 2004年10月22日)
えーと、ナンノ話題でしたっけ? ああ、楽天のLive Doorでしたね。
こんな歌ご存知? ちょっと引用というには長過ぎるけど、一部歌詞を紹介します。
「楽園のDoor」 作詞: 小倉めぐみ、作曲: 来住たかお何も苦労しなくても不自由のない生活、でもそれでは満足できない。この世で生きている実感がほしい。あなたと同じように社会の一員として、社会に貢献していきたい。最初は苦労するだろうけど、それを受け入れる覚悟が私にはある。だから待ってて。見守っていてください。
陽だまりの 窓辺から
凍える町並 見下ろすの
寂しさも 憎しみも
ガラスの向こうの物語
そうね 世界中が 他人事なら
傷つかずに 過ごせるけど
心ごと 生きてゆきたくて
楽園のドアから ... ひとり
冷ややかな 階段を
ざわめきの海へ 降りてゆく
あこがれと 哀しみが
ぶつかって もつれる街角
:
新しい靴は少し ぎこちなくて
かすかな痛み ひきずるけど
一歩ずつ 履き慣らしてくわ
あなたに 近くなるために
そんな覚悟、矜持、希望を歌った歌と理解しています。
最初は苦労するでしょう。
でも努力して勉強していきたい。
暖かく見守って下さい。
「寝ずに勉強します」 南野法相、国会答弁で反省の弁(朝日新聞 2004年10月22日)
首相は「初めての大臣だし、質問者は思いやり、いたわりの気持ちを持ったほうがいい」と語った(朝日新聞 2004年10月22日)
そう、あたたかく見守って ... 待ってられるか!!
No! No! このご時世に何年まてというんじゃい。
先に勉強してから大臣になりなさい。その能力がつくまで待ってやるから。
小泉さん、どういう了見? 毎日新聞が指摘するように郵政民営化以外はどうでもよいのか、女性閣僚の数だけそろえば良いのか (それだったらもっと若くて... いかんいかん、脱線しちゃう)、それとも瀬戸さんの指摘のように政治資金問題の追求が出来そうにない人を選んだのか。
ほかの閣僚もどういう意図で選んだの? いきなり反乱を起こされているようですが。
参照リンク
あっぱれ小泉さん (瀬戸智子さん)
何の何の、のおの と。(jinsei1さん)
社説: 法相発言 あまりにもお粗末すぎる (毎日新聞 2004年10月22日)
えーと、ナンノ話題でしたっけ? ああ、楽天のLive Doorでしたね。
2004/10/20
元祖スパム
こんばんは、モンティパイソンです (ウソ)。
Wired Newsにこんな記事が...
2004年10月15日本家『スパム』博物館??迷惑メールと肉の缶詰の関係(上) (下)も出ています。
SPAMメールではなく、缶詰の食品のほうの会社ホーメル社の話です (会社名は初めて知りました)。ここには書いてありませんが、缶詰のSPAMはSpiced Hamの略らしいです。迷惑メールの語源は諸説あってよく分からない (追記: (下)のほうには断定した形で書いてありますね)。
やっぱり気になるのは、迷惑メールが『スパム』と呼ばれることをどう思うかということ。
・最初は困惑した。
・社内で何度も論議した
・静観するのが得策だとの判断に至った
(その理由は「人々は優れた缶詰肉と邪悪な電子メールの区別はつくし、2つを混同しないだろうと考えた」)
大人の対応ですね。ただ「迷惑メールの呼び名には小文字の『spam』を使ってほしい ... すべて大文字の『SPAM』は当社の製品の名称だ」ってところはかわいい (すみません、私全て大文字を使っていました)。
ところで、沖縄にはスパムおにぎりってあると聞いたことがあります。おいしいのかな。イメージするとおいしそうには思えないのですが、食べてみたい気もする。長崎でもバスの中から一瞬看板が見えたような気がしましたが、わざわざバスを降りてまで確かめに行く気がしませんでした。
Wired Newsにはいろいろ変な記事があって楽しめますね。2004年10月13日の「オタクも楽しめる巨大ショッピングモール『MOA』」も、さすがアメリカと感心させられます。特に、体が鮮やかな蛍光色を発する遺伝子組み換え熱帯魚のいる水族館って...
Wired Newsにこんな記事が...
2004年10月15日本家『スパム』博物館??迷惑メールと肉の缶詰の関係(上) (下)も出ています。
SPAMメールではなく、缶詰の食品のほうの会社ホーメル社の話です (会社名は初めて知りました)。ここには書いてありませんが、缶詰のSPAMはSpiced Hamの略らしいです。迷惑メールの語源は諸説あってよく分からない (追記: (下)のほうには断定した形で書いてありますね)。
やっぱり気になるのは、迷惑メールが『スパム』と呼ばれることをどう思うかということ。
・最初は困惑した。
・社内で何度も論議した
・静観するのが得策だとの判断に至った
(その理由は「人々は優れた缶詰肉と邪悪な電子メールの区別はつくし、2つを混同しないだろうと考えた」)
大人の対応ですね。ただ「迷惑メールの呼び名には小文字の『spam』を使ってほしい ... すべて大文字の『SPAM』は当社の製品の名称だ」ってところはかわいい (すみません、私全て大文字を使っていました)。
ところで、沖縄にはスパムおにぎりってあると聞いたことがあります。おいしいのかな。イメージするとおいしそうには思えないのですが、食べてみたい気もする。長崎でもバスの中から一瞬看板が見えたような気がしましたが、わざわざバスを降りてまで確かめに行く気がしませんでした。
Wired Newsにはいろいろ変な記事があって楽しめますね。2004年10月13日の「オタクも楽しめる巨大ショッピングモール『MOA』」も、さすがアメリカと感心させられます。特に、体が鮮やかな蛍光色を発する遺伝子組み換え熱帯魚のいる水族館って...
2004/10/17
テキストベース非リアルタイムコミュニケーション
ハリーさんのメール派にトラックバックしています(間違えた。往復書簡4のほうにトラックバック送ってた)。ここで宿題のひとつ「ネットのテキストベースコミュニケーションについて考える」を片付けたいと思います。
ハリーさんと同様、私もメール派です。電話は苦手だと言ってもいい。異常に緊張する。比較の問題ではなくメールがなかったときからそう。
「音声 VS テキスト」と「リアルタイムVS非リアルタイム」の2つの対比軸がありますが、やはり後者が主な理由ですね。考えをまとめられる。見直せる (じゃあ漢字変換間違えたままにするなよってつっこみが)。
さてここからが宿題。この宿題の契機も、ハリーさんの往復書簡4なのですが、テキストベース非リアルタイムコミュニケーションにおける問題について考えます。メール、メーリングリスト、掲示板、ブログ (のコメント) は同じような性質を持ちます。
ハリーさんは、主に「過熱」のことを書かれています。
相手の文章をプリントアウトしてじっくり読む、自分が書いた文章を一晩寝かせてみる、しばらく離れて別の事に熱中してみる等、いずれ時間を置くのが効果あるようです。画面上でリアルタイムのやり取りしているとどうしても冷静さを欠いてしまいますからね。
これはそのとおりだと思いますが、リアルタイム性とはちょっと違った側面として、インタラクティブ性をあげたいと思います。
メール等ではいくら反応が速くてリアルタイムに見えてもひとつのメッセージに割り込みはできませんが、電話やFace-to-faceの対話では、話の途中で割り込んで質問したり、間違いを正したりできます。前提が共有されないまま論旨が進んだりすることを避けたり、最悪この人とは前提が共有できないことが早めにわかり不毛な議論を避けることができます。
また、インタラクティブ性のない (非同期の) コミュニケーションのこういう特質が理解できない人もいるようで、その場合さらに冷静さを欠いたものになります。これは極端な例ですが、昔、次のようなやり取りをみたことがあります。A1~AnとB1~Bnは一つのメッセージの中の部分 (段落と考えて良い) です。
発言者A
A1 (前提) XXXはXXXXです。
A2 (発展) したがってYYYです。
:
An (結論) というわけでZZZです。
発言者B
B1 > A1
それ前提が間違っています。正しくは...
B2 > A2
前提が間違っているので、これも正しくなく、...
:
Bn > An
だーかーらー。
発言者Bは、B1でA1をただしたのにも関わらず、また、ずっと説明したものが理解されずAnの発言が出されたように感じたのですね。
これを避けるためには、一つずつ確認をとりながら進める必要がありますが、それも知識や理解の基盤が共有されている場合でないとうまくいきません。例えば、「梅雨はカビがはえやすい」ということが常識だと思っていれば、これに対して確認を求めようと思いません。その「常識」を知らない人にとっては論理の飛躍にしかみえません。ここでなぜですかと問われるとどこから説明してよいか悩みますよね。これはまだ科学的なので単純な例だと思いますが、信念などが入るとやっかいですね。見えないもの (水蒸気やカビの胞子) は信じないとか。
最初にテキストベース非リアルタイムコミュニケーションの例に「ブログ (のコメント)」をいれましたが、ブログ自体に関してはちょっと違うかとも思っています。それは基本的にはブログは対等なコミュニケーションではないと思っているからで、どちらかといえば本や講演に近いと思います。著者の主張は、受け入れられるかそうでないかであって、他で批判することやコメントで間違いを指摘することは出来ても、ただすことはできないものと思うのです。もちろんトラックバック企画のように、そうでない使い方をしてもかまわないのではありますが。ハリーさんもその点を意識して「往復書簡」というタイトルを使われたのだと思います。
いかがでしょうか。インタラクティブ性以外の対比軸があるとか、インタラクティブ性の中でもこういう側面がある等、ご意見を頂ければ幸いです。
ハリーさんと同様、私もメール派です。電話は苦手だと言ってもいい。異常に緊張する。比較の問題ではなくメールがなかったときからそう。
「音声 VS テキスト」と「リアルタイムVS非リアルタイム」の2つの対比軸がありますが、やはり後者が主な理由ですね。考えをまとめられる。見直せる (じゃあ漢字変換間違えたままにするなよってつっこみが)。
さてここからが宿題。この宿題の契機も、ハリーさんの往復書簡4なのですが、テキストベース非リアルタイムコミュニケーションにおける問題について考えます。メール、メーリングリスト、掲示板、ブログ (のコメント) は同じような性質を持ちます。
ハリーさんは、主に「過熱」のことを書かれています。
相手の文章をプリントアウトしてじっくり読む、自分が書いた文章を一晩寝かせてみる、しばらく離れて別の事に熱中してみる等、いずれ時間を置くのが効果あるようです。画面上でリアルタイムのやり取りしているとどうしても冷静さを欠いてしまいますからね。
これはそのとおりだと思いますが、リアルタイム性とはちょっと違った側面として、インタラクティブ性をあげたいと思います。
メール等ではいくら反応が速くてリアルタイムに見えてもひとつのメッセージに割り込みはできませんが、電話やFace-to-faceの対話では、話の途中で割り込んで質問したり、間違いを正したりできます。前提が共有されないまま論旨が進んだりすることを避けたり、最悪この人とは前提が共有できないことが早めにわかり不毛な議論を避けることができます。
また、インタラクティブ性のない (非同期の) コミュニケーションのこういう特質が理解できない人もいるようで、その場合さらに冷静さを欠いたものになります。これは極端な例ですが、昔、次のようなやり取りをみたことがあります。A1~AnとB1~Bnは一つのメッセージの中の部分 (段落と考えて良い) です。
発言者A
A1 (前提) XXXはXXXXです。
A2 (発展) したがってYYYです。
:
An (結論) というわけでZZZです。
発言者B
B1 > A1
それ前提が間違っています。正しくは...
B2 > A2
前提が間違っているので、これも正しくなく、...
:
Bn > An
だーかーらー。
発言者Bは、B1でA1をただしたのにも関わらず、また、ずっと説明したものが理解されずAnの発言が出されたように感じたのですね。
これを避けるためには、一つずつ確認をとりながら進める必要がありますが、それも知識や理解の基盤が共有されている場合でないとうまくいきません。例えば、「梅雨はカビがはえやすい」ということが常識だと思っていれば、これに対して確認を求めようと思いません。その「常識」を知らない人にとっては論理の飛躍にしかみえません。ここでなぜですかと問われるとどこから説明してよいか悩みますよね。これはまだ科学的なので単純な例だと思いますが、信念などが入るとやっかいですね。見えないもの (水蒸気やカビの胞子) は信じないとか。
最初にテキストベース非リアルタイムコミュニケーションの例に「ブログ (のコメント)」をいれましたが、ブログ自体に関してはちょっと違うかとも思っています。それは基本的にはブログは対等なコミュニケーションではないと思っているからで、どちらかといえば本や講演に近いと思います。著者の主張は、受け入れられるかそうでないかであって、他で批判することやコメントで間違いを指摘することは出来ても、ただすことはできないものと思うのです。もちろんトラックバック企画のように、そうでない使い方をしてもかまわないのではありますが。ハリーさんもその点を意識して「往復書簡」というタイトルを使われたのだと思います。
いかがでしょうか。インタラクティブ性以外の対比軸があるとか、インタラクティブ性の中でもこういう側面がある等、ご意見を頂ければ幸いです。
コメント
Commented by HarryBlog at 2004-10-17 23:58 x
面白い。ちょっとゆっくり考えて反応したいと思います。
別の所で180 コメントの議論というかすれ違いを経験しましたが、それぞれ字数制限以上書こうとしたことで、結局何も得られない結果となってしまいました。非インタラクティブ性を意識していなかったのですな。
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-18 00:14 x
★ハリーさん、早速コメントありがとうございます。
> ちょっとゆっくり考えて反応したいと思います。
期待しています。新しい宿題出すなよ。
Commented by MemenDers at 2004-10-24 11:27 x
はじめまして。ハリーさんの所から来ました。
メールと違い、一般に広く公開している「ブログ」、そのコメント。
いろんな人がいろんな形で利用していますよね。
まったく関係ないのですが、有名人のブログではコメントが入れられないブログも多く見受けられます。
ありゃまさに、対等なコミュニケーションではない事の一例ですかね。
とんちんかんなダーサでした。
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-25 06:14 x
★「ダーサの館」のダーサさんですね、いらっしゃいませ。コメントはさまざまに使えますが、ブログのオーナーがコントロールできないので、有名人のブログだと掲示板化しちゃうのでしょうね。それを避けるためにコメントが入れられないようにするのは仕方ないし、それでよいと思っています。ブログは、トラックバック企画やマグロ祭りなど皆さんいろいろ工夫されて使われており、面白いメディアですね。
2004/10/16
楽天 VS ライブドア: アダルトサイト対決
こんばんは。山本晋也です (ウソ)。ここのスポーツのカテゴリって野球だけですね。
ライブドアと楽天の日本野球機構のヒアリングは、
これ茶番?ですよね!(dragon2011さん)
などと言われていますよね。最初から楽天を勝たせるための出来レース。だいたい、楽天自体がライブドアを入れないようにするために呼ばれたのではないかと。堀江さん、かわいそう。
以前ライブドアは出会い系も運営しているという話 (未確認) があって、私も不利なんじゃないのと書きました。でもその後話を聞かないのでガセネタかもしれません。そんな中出てきたのがアダルトサイトの問題。え? 楽天にアダルトサイトなんてあった? ライブドアはブロガーがエッチ情報載せたらアダルトサイト? とどうも納得がいかないなーと思っていたら、次のような記事がありました。
毎日新聞 2004年10月15日
プロ野球新規参入:
楽天、ライブドア アダルトサイト探検
なんか、一般紙と思えないタイトル。でも「アダルトサイト探検」っていうからには、アダルトサイトあるのね。私の知らない世界が... (っておおげさな)。なつかしいなあトゥナイト。
で中をみてみると、たどり着くのに苦労している話が中心でした。それじゃ我々と同じだっつーの。たどり着いたところは楽天では動画ストリーム販売のサイト。これだったらアダルトと言って良いかもしれません。クレジットカードがないと入れないので、三木谷さんのいうように青少年に見られることはないのは確かではあります。それに内容もテレビの深夜放送でやってるレベルじゃないかなあ。こういうのをアダルトと言っていたら、横浜ベイスターズをもっているTBSは視聴者認証してないのでよけいやばいと思うぞ (エッチな深夜放送をやってるかどうかは知りませんが)。
一方ライブドア。こちらはやっぱり個人ブログのことをさしているようですね。これはどう考えてもアダルトサイトとはいわないでしょう。「児童ポルノ系の非合法サイトへのリンク」って管理者側で調べようもないと思う。堀江さんも、「アダルトサイトはあるが」なんて言う必要は無く、「場所を提供しているだけ。」という説明で十分だと思います。
とうわけでこの勝負引き分け。第3回ヒアリングまでにはちゃんと過激なコンテンツを用意しておくように (ってちょっと違う)。
楽天 VS ライブドアに関する記事を書かれている皆さん(トラックバックを送りました):
浮世風呂(rakurakuonsenさん) 楽天vsライブドア:火花を散らすのはいい、ただしフェアプレーで。
Tomorrow's Way (yodaway2さん) 新球団、2社の闘いが始まった!——さて、どうなる?
野球機構側の問題を提起されている記事(トラックバックを送りました):
小言日記 (hatabow823さん) 公共財にふさわしい企業だってさ
追加関連記事
アマゾンのベゾスCEOがチクリ一言「球団はいらないよ、ハッハッハ」 (日経コンピュータ [2004/10/12])
ライブドアと楽天の日本野球機構のヒアリングは、
これ茶番?ですよね!(dragon2011さん)
などと言われていますよね。最初から楽天を勝たせるための出来レース。だいたい、楽天自体がライブドアを入れないようにするために呼ばれたのではないかと。堀江さん、かわいそう。
以前ライブドアは出会い系も運営しているという話 (未確認) があって、私も不利なんじゃないのと書きました。でもその後話を聞かないのでガセネタかもしれません。そんな中出てきたのがアダルトサイトの問題。え? 楽天にアダルトサイトなんてあった? ライブドアはブロガーがエッチ情報載せたらアダルトサイト? とどうも納得がいかないなーと思っていたら、次のような記事がありました。
毎日新聞 2004年10月15日
プロ野球新規参入:
楽天、ライブドア アダルトサイト探検
なんか、一般紙と思えないタイトル。でも「アダルトサイト探検」っていうからには、アダルトサイトあるのね。私の知らない世界が... (っておおげさな)。なつかしいなあトゥナイト。
で中をみてみると、たどり着くのに苦労している話が中心でした。それじゃ我々と同じだっつーの。たどり着いたところは楽天では動画ストリーム販売のサイト。これだったらアダルトと言って良いかもしれません。クレジットカードがないと入れないので、三木谷さんのいうように青少年に見られることはないのは確かではあります。それに内容もテレビの深夜放送でやってるレベルじゃないかなあ。こういうのをアダルトと言っていたら、横浜ベイスターズをもっているTBSは視聴者認証してないのでよけいやばいと思うぞ (エッチな深夜放送をやってるかどうかは知りませんが)。
一方ライブドア。こちらはやっぱり個人ブログのことをさしているようですね。これはどう考えてもアダルトサイトとはいわないでしょう。「児童ポルノ系の非合法サイトへのリンク」って管理者側で調べようもないと思う。堀江さんも、「アダルトサイトはあるが」なんて言う必要は無く、「場所を提供しているだけ。」という説明で十分だと思います。
とうわけでこの勝負引き分け。第3回ヒアリングまでにはちゃんと過激なコンテンツを用意しておくように (ってちょっと違う)。
楽天 VS ライブドアに関する記事を書かれている皆さん(トラックバックを送りました):
浮世風呂(rakurakuonsenさん) 楽天vsライブドア:火花を散らすのはいい、ただしフェアプレーで。
Tomorrow's Way (yodaway2さん) 新球団、2社の闘いが始まった!——さて、どうなる?
野球機構側の問題を提起されている記事(トラックバックを送りました):
小言日記 (hatabow823さん) 公共財にふさわしい企業だってさ
追加関連記事
アマゾンのベゾスCEOがチクリ一言「球団はいらないよ、ハッハッハ」 (日経コンピュータ [2004/10/12])
2004/10/15
アメリカの双子の赤字
こんばんは。借金大王 大川総裁です (ウソ)。宿題の提出でなくて申し訳ありません。
毎日新聞 2004年10月14日
米大統領選:
カギ握る中間層向け政策で舌戦 TV討論
ケリーが言っている「クリントン政権で蓄えた財政黒字が、国民の所得上位1%向けの減税 (の財源) になってしまった」に関して、「国民の所得上位1%向けの減税」というのは正しいのかどうかは分かりませんが、
・財政黒字が赤字に転落
・大幅な減税が赤字の原因
というのはあたっているようですね。プレジデント誌の記事
「第二のプラザ合意」が招く世界経済の混乱
にいろいろ分析が載っています。
この中で気になるのが軍事費。クリントン政権の時は、冷戦が終わって軍事費を削減することができ、それがアメリカの財政赤字消滅の大きな原因だったのだが、現在は対GDP3%あたりで下げ止まりだそうです (これ以上減らせない)。9.11以降でもあまり増えていない。
これは何を意味するかというと、どちらが大統領になっても軍事費の削減で財政赤字を解消することはできないということです。とすると、好況による税収入自然増か、増税のどちらかが必要になります。これまでの減税は景気浮揚策だと思いますが、それで景気がよくなった感じもなく、事実税収は減りつづけています。増税で歳入を増やすのは難しいですね。増税してもそれで景気が悪くなる可能性も高いですし。
[追記: 04会計年度の財政赤字が発表になりました (別に赤字が発表のテーマではないと思いますが)。
毎日新聞 2004年10月15日
米財政赤字:
04会計年度、過去最大の4125億ドル 世界経済に懸念材料]
双子の赤字のもうひとつのほう、貿易収支も赤字が拡大しています。
毎日新聞 2004年10月14日
米貿易赤字:
過去2番目の540億ドル 原油高で増加
プレジデントに戻ります。貿易収支が赤字ということは、資本が流入し続けている (借りている) ということで、不安定要因としています。ドルは機軸通貨なのですぐに暴落ということにはならないですが、その可能性が高まっていくということですね。
アメリカ大統領選挙のTV討論会では、どちらが減税するか、自分の収入レベルにとってはどちらが減税になるかが争点になっているように見えます。しかし、どちらも経済の破綻を解決するような方策があるように見えません。もっと大きな見地から見たほうが良いのではないでしょうか。でもそれじゃアメリカ国民に受けないのか。
毎日新聞 2004年10月14日
米大統領選:
カギ握る中間層向け政策で舌戦 TV討論
ケリーが言っている「クリントン政権で蓄えた財政黒字が、国民の所得上位1%向けの減税 (の財源) になってしまった」に関して、「国民の所得上位1%向けの減税」というのは正しいのかどうかは分かりませんが、
・財政黒字が赤字に転落
・大幅な減税が赤字の原因
というのはあたっているようですね。プレジデント誌の記事
「第二のプラザ合意」が招く世界経済の混乱
にいろいろ分析が載っています。
この中で気になるのが軍事費。クリントン政権の時は、冷戦が終わって軍事費を削減することができ、それがアメリカの財政赤字消滅の大きな原因だったのだが、現在は対GDP3%あたりで下げ止まりだそうです (これ以上減らせない)。9.11以降でもあまり増えていない。
これは何を意味するかというと、どちらが大統領になっても軍事費の削減で財政赤字を解消することはできないということです。とすると、好況による税収入自然増か、増税のどちらかが必要になります。これまでの減税は景気浮揚策だと思いますが、それで景気がよくなった感じもなく、事実税収は減りつづけています。増税で歳入を増やすのは難しいですね。増税してもそれで景気が悪くなる可能性も高いですし。
[追記: 04会計年度の財政赤字が発表になりました (別に赤字が発表のテーマではないと思いますが)。
毎日新聞 2004年10月15日
米財政赤字:
04会計年度、過去最大の4125億ドル 世界経済に懸念材料]
双子の赤字のもうひとつのほう、貿易収支も赤字が拡大しています。
毎日新聞 2004年10月14日
米貿易赤字:
過去2番目の540億ドル 原油高で増加
プレジデントに戻ります。貿易収支が赤字ということは、資本が流入し続けている (借りている) ということで、不安定要因としています。ドルは機軸通貨なのですぐに暴落ということにはならないですが、その可能性が高まっていくということですね。
アメリカ大統領選挙のTV討論会では、どちらが減税するか、自分の収入レベルにとってはどちらが減税になるかが争点になっているように見えます。しかし、どちらも経済の破綻を解決するような方策があるように見えません。もっと大きな見地から見たほうが良いのではないでしょうか。でもそれじゃアメリカ国民に受けないのか。
2004/10/11
米国大統領選イメージ戦略
おはようございます。ジョン・F・ケネディです (ウソ)。
大統領選挙にテレビ討論会が行われるようになってから、イメージ戦略は重要になりました。
毎日新聞 2004年10月11日には、次のような記事がありました。
米大統領選:
ブッシュ氏まばたき激減 第2回討論会
また、フジテレビの「とくダネ!」の「ニュース微分積分」というコーナーでもテレビ討論会の裏側をレポートしていました。
討論の内容や今後に関して書きたいことはあるのですが、ちょうど2つ重なる情報がありましたので、今日はそれらのことを考えてみたいと思います。
第1回目の討論会の評価として、ブッシュが劣勢というのがありました。イメージ戦略に失敗していて、次にどのように挽回してくるかが焦点になっていました。
まず、毎日新聞の記事ですが、ここでは「まばたきの回数」を取り上げています。まばたきの多さは落ち着きのなさを示すようにとらえられるので、特訓したと推測されています。「1分間平均109回のまばたきをしたのに比べ、今回は23回に激減」というのですから、単に意識してまばたきしないようにというのじゃ十分じゃなかったんでしょうね。
それにしても、まばたきの回数と選挙の結果を関連づけて分析しているのですね。それも大学教授が。
「とくダネ!」の「ニュース微分積分」はもっと面白かったです。これは見れなかった人も多いと思いますので、さわりをまとめます。
・討論会には30ページくらいもあるルールブックがある。
・それらは両陣営の意向を反映して作られるらしい。
・例えば立ち位置。10フィート以上離すこと。→ ケリーとブッシュの身長差を目立たなくする
・室温。→ 汗っかきのケリーが、汗をかいていると焦っているように見られるのを避ける
・話しているほうだけをテレビにうつす。腕時計をみているところを撮られて、相手方の話をちゃんと聞いていないと判断されたことがあった。
・フォーカスグループという選挙のターゲット層ごとに集めた有権者にグループインタビューを行うが、それをマジックミラーを通して観察し、イメージ戦略を立てるのに活用する。
・第1回目の討論会で、ケリーがブッシュ陣営が立てた戦略とは異なった反応をみせた。その後ブッシュが言葉につまる回数が激増 (その前後で2回から13回に)。
・ブッシュの背中に謎のふくらみ (ブッシュ氏、小型無線機で助言受ける? TV討論で疑惑 (朝日新聞10月10日) )。無言部分は参謀の指示を聞いていたのではないか。
さて結果はどうなるのでしょうか。ケリーは京都議定書への取り組みでも積極的なところを見せているようですが、「修正」を口にしており (毎日新聞10月10日)、やっぱり同じ穴のむじなという印象が抜けません。
Yodaway2さんもテレビ討論会について記事を書かれています(トラックバックを送りました)。いつもながら迫力があります。: これは死闘だ!——米大統領選で第2回のTV討論。(速報)
追記:Google Video Bush Pilot (ブッシュはこの「中の人」に操作されている!)
コメント
Commented by yodaway2 at 2004-10-11 16:35 x
>討論会には30ページくらいもあるルールブック……見てみたいです!日本でもこうしたテレビ討論が実現できれば、ほんとうにおもしろいと思いますね。米国は外交においては軍事力、国内にいてはディベートと、まるでことなる政治過程を見せてくれる国だと思います。また、イラク戦争の調査結果、大量破壊兵器が存在しなかったことなどを、この選挙のどたん場において、平然と発表するのにも、ちょっと驚きです。日本人が考える以上に、ふところの深さが、まだまだあるのかもしれません。
Commented by cosicosi3 at 2004-10-12 15:00 x
あの背中の膨らみは、本当に怪しい。
単なる皺じゃないのは分かる。
けど、もっとバレなさそうな所他になかったんでしょうか。
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-13 01:37 x
★yodaway2さん、ルールブックは、行間をあけてタイプしたレポートのような形式でした。これまでは聞いたことなかったので、今回導入されたものかもしれません。検索するといろいろ話題になっているようですね。米国の懐の深さ... おっしゃる通りだと思います。そこが米国の強さの源泉なのかもしれません。
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-13 01:39 x
★cosicosi3さん、そうそう。また、ばれた時の影響の大きさは測り知れないですよね。やっぱり自分では考えるおつむがないのじゃないかという印象を決定付けます。
大統領選挙にテレビ討論会が行われるようになってから、イメージ戦略は重要になりました。
毎日新聞 2004年10月11日には、次のような記事がありました。
米大統領選:
ブッシュ氏まばたき激減 第2回討論会
また、フジテレビの「とくダネ!」の「ニュース微分積分」というコーナーでもテレビ討論会の裏側をレポートしていました。
討論の内容や今後に関して書きたいことはあるのですが、ちょうど2つ重なる情報がありましたので、今日はそれらのことを考えてみたいと思います。
第1回目の討論会の評価として、ブッシュが劣勢というのがありました。イメージ戦略に失敗していて、次にどのように挽回してくるかが焦点になっていました。
まず、毎日新聞の記事ですが、ここでは「まばたきの回数」を取り上げています。まばたきの多さは落ち着きのなさを示すようにとらえられるので、特訓したと推測されています。「1分間平均109回のまばたきをしたのに比べ、今回は23回に激減」というのですから、単に意識してまばたきしないようにというのじゃ十分じゃなかったんでしょうね。
それにしても、まばたきの回数と選挙の結果を関連づけて分析しているのですね。それも大学教授が。
「とくダネ!」の「ニュース微分積分」はもっと面白かったです。これは見れなかった人も多いと思いますので、さわりをまとめます。
・討論会には30ページくらいもあるルールブックがある。
・それらは両陣営の意向を反映して作られるらしい。
・例えば立ち位置。10フィート以上離すこと。→ ケリーとブッシュの身長差を目立たなくする
・室温。→ 汗っかきのケリーが、汗をかいていると焦っているように見られるのを避ける
・話しているほうだけをテレビにうつす。腕時計をみているところを撮られて、相手方の話をちゃんと聞いていないと判断されたことがあった。
・フォーカスグループという選挙のターゲット層ごとに集めた有権者にグループインタビューを行うが、それをマジックミラーを通して観察し、イメージ戦略を立てるのに活用する。
・第1回目の討論会で、ケリーがブッシュ陣営が立てた戦略とは異なった反応をみせた。その後ブッシュが言葉につまる回数が激増 (その前後で2回から13回に)。
・ブッシュの背中に謎のふくらみ (ブッシュ氏、小型無線機で助言受ける? TV討論で疑惑 (朝日新聞10月10日) )。無言部分は参謀の指示を聞いていたのではないか。
さて結果はどうなるのでしょうか。ケリーは京都議定書への取り組みでも積極的なところを見せているようですが、「修正」を口にしており (毎日新聞10月10日)、やっぱり同じ穴のむじなという印象が抜けません。
Yodaway2さんもテレビ討論会について記事を書かれています(トラックバックを送りました)。いつもながら迫力があります。: これは死闘だ!——米大統領選で第2回のTV討論。(速報)
追記:Google Video Bush Pilot (ブッシュはこの「中の人」に操作されている!)
コメント
Commented by yodaway2 at 2004-10-11 16:35 x
>討論会には30ページくらいもあるルールブック……見てみたいです!日本でもこうしたテレビ討論が実現できれば、ほんとうにおもしろいと思いますね。米国は外交においては軍事力、国内にいてはディベートと、まるでことなる政治過程を見せてくれる国だと思います。また、イラク戦争の調査結果、大量破壊兵器が存在しなかったことなどを、この選挙のどたん場において、平然と発表するのにも、ちょっと驚きです。日本人が考える以上に、ふところの深さが、まだまだあるのかもしれません。
Commented by cosicosi3 at 2004-10-12 15:00 x
あの背中の膨らみは、本当に怪しい。
単なる皺じゃないのは分かる。
けど、もっとバレなさそうな所他になかったんでしょうか。
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-13 01:37 x
★yodaway2さん、ルールブックは、行間をあけてタイプしたレポートのような形式でした。これまでは聞いたことなかったので、今回導入されたものかもしれません。検索するといろいろ話題になっているようですね。米国の懐の深さ... おっしゃる通りだと思います。そこが米国の強さの源泉なのかもしれません。
Commented by yoshihiroueda at 2004-10-13 01:39 x
★cosicosi3さん、そうそう。また、ばれた時の影響の大きさは測り知れないですよね。やっぱり自分では考えるおつむがないのじゃないかという印象を決定付けます。
2004/10/10
台風一過
警部マグロードです(古っ! しかもウソ)。
昨日の台風はすごかったですね。
こういうことだったんですね。
ササキをめぐる冒険(下)
Icedayさん、渋谷、吉祥寺でおおあばれ。
今朝起きてみるとこういうことに。→
神奈川まで影響が...
はっ、台風の名前も...
そういうことだったのか。
以上マグロ祭りからの中継でした。
たったこれだけ? てゆーか全然レスペクトになってないし。
中継を神奈川にもどします。
うちもこんなになってました。
こんな枝が飛んできてるんですものね。
掃除もたいへんでした。
そんなに被害が大きくなかったのがなりよりです。
昨日の台風はすごかったですね。
こういうことだったんですね。
ササキをめぐる冒険(下)
Icedayさん、渋谷、吉祥寺でおおあばれ。
今朝起きてみるとこういうことに。→
神奈川まで影響が...
はっ、台風の名前も...
そういうことだったのか。
以上マグロ祭りからの中継でした。
たったこれだけ? てゆーか全然レスペクトになってないし。
中継を神奈川にもどします。
うちもこんなになってました。
こんな枝が飛んできてるんですものね。
掃除もたいへんでした。
そんなに被害が大きくなかったのがなりよりです。
2004/10/09
楽天さん、使って下さい
こんばんは、ミナトのヨーコです(ウソ)。
山崎絵日和「俺スカジャン」からトラックバックです。
> みなさんも「俺スカジャン」作りましょう。
ということで、yamasakkiさんのところのコメントに
「ライブドアと楽天のを勝手にデザインしちゃろ。」
と宣言しちゃったので、デザインしてみました。使って下さい。
とはいえ、楽天だけ。堀江さん、申し訳ありません。
ほんとうはライブドアのほうにシンパシーを感じているのですが、仙台/宮城の名物を並べていたら、モールで売って収益をあげられる楽天のほうがあってるかと...
これも名物なのでいれろ、というご意見大歓迎。余白は全部埋めちゃいましょう。
絵は描けないので、Web上の写真つかいまくり。著作権、肖像権を侵害されたみなさん、勘弁して。使う時には (ってまだいうか)、yamasakkiさんにイラストを頼んで下さい。
チーム名も勝手に決めました。
仙台楽天Miscanthus sacchariflorus Moons
です。長いな。しかも発音できないし。意味は調べて下さい。
それからヘルメットには三日月をつけます。
山崎絵日和「俺スカジャン」からトラックバックです。
> みなさんも「俺スカジャン」作りましょう。
ということで、yamasakkiさんのところのコメントに
「ライブドアと楽天のを勝手にデザインしちゃろ。」
と宣言しちゃったので、デザインしてみました。使って下さい。
とはいえ、楽天だけ。堀江さん、申し訳ありません。
ほんとうはライブドアのほうにシンパシーを感じているのですが、仙台/宮城の名物を並べていたら、モールで売って収益をあげられる楽天のほうがあってるかと...
これも名物なのでいれろ、というご意見大歓迎。余白は全部埋めちゃいましょう。
絵は描けないので、Web上の写真つかいまくり。著作権、肖像権を侵害されたみなさん、勘弁して。使う時には (ってまだいうか)、yamasakkiさんにイラストを頼んで下さい。
チーム名も勝手に決めました。
仙台楽天Miscanthus sacchariflorus Moons
です。長いな。しかも発音できないし。意味は調べて下さい。
それからヘルメットには三日月をつけます。
2004/10/07
既定路線?
Bra-netさんから、トラックバックいただきました。
極めて重要!! あなたの子供の未来に確実に影響します!! 2 〜抗議のメールを政府に〜
また、jinsei1さんも記事を書かれています。
例によって
さて、以下のニュース
毎日新聞 2004年10月4日
安保防衛懇:
「多機能弾力的防衛力」を提唱
を見た時、これは大騒ぎになると思いました。確かにこれまでの流れをそれぞれはぽつぽつと言われてきていることのように思います。ただ、これだけまとまって報告書にまとめられ、「防衛計画の大綱」に反映されるとなると、大きな問題になりますよね。
ところが、この記事は単発で、その後おおきく取り上げられていません。ということはもしかしてもう誰も驚かないの? もしかして既定路線で知らなかったのは私だけ? 特に「武器輸出3原則の見直し」はそれほどおおっぴらには言われてなかったように思うのですが? また、「日米同盟の維持・強化」ってありますが、安保条約を「同盟関係」として位置づけるのはもう当然になってるの?
当然のように扱うことによって、今さら聞けないという雰囲気を作り上げ、疑問の声をあげることを封じているのでしょうか。
そうでないことを伝えなければいけません。ここにその既定路線を許さない私達がいます。Bra-netさんが提唱されるように抗議のメールもその手段です。また、ブログでの発信、リンクを通じて平和の輪を拡大させていきましょう。
たとえ坂本龍一が許しても、このuedaが許しません。
このことに懸念を抱いているみなさん(追加)
jasturさん 放置国家!
heteheeteさん 人殺しをせずに人殺しを防ぐ事は出来ないのでしょうか?
極めて重要!! あなたの子供の未来に確実に影響します!! 2 〜抗議のメールを政府に〜
また、jinsei1さんも記事を書かれています。
例によって
さて、以下のニュース
毎日新聞 2004年10月4日
安保防衛懇:
「多機能弾力的防衛力」を提唱
を見た時、これは大騒ぎになると思いました。確かにこれまでの流れをそれぞれはぽつぽつと言われてきていることのように思います。ただ、これだけまとまって報告書にまとめられ、「防衛計画の大綱」に反映されるとなると、大きな問題になりますよね。
ところが、この記事は単発で、その後おおきく取り上げられていません。ということはもしかしてもう誰も驚かないの? もしかして既定路線で知らなかったのは私だけ? 特に「武器輸出3原則の見直し」はそれほどおおっぴらには言われてなかったように思うのですが? また、「日米同盟の維持・強化」ってありますが、安保条約を「同盟関係」として位置づけるのはもう当然になってるの?
当然のように扱うことによって、今さら聞けないという雰囲気を作り上げ、疑問の声をあげることを封じているのでしょうか。
そうでないことを伝えなければいけません。ここにその既定路線を許さない私達がいます。Bra-netさんが提唱されるように抗議のメールもその手段です。また、ブログでの発信、リンクを通じて平和の輪を拡大させていきましょう。
たとえ坂本龍一が許しても、このuedaが許しません。
このことに懸念を抱いているみなさん(追加)
jasturさん 放置国家!
heteheeteさん 人殺しをせずに人殺しを防ぐ事は出来ないのでしょうか?
2004/10/03
マティス展
おはようございます。藤田玲司です (ウソ)。
design-lifeさんのマティス展に行ってきました。。にトラックバック。
私も先週行ってきました。design-lifeさんの記事にもちゃんと書いてあったのですが(CHIHOMIさんの話ばかり記憶に残って展覧会の部分は記憶に残っていませんでした。失礼)、展示のアプローチが他と違って面白かったです。
テーマはプロセスとバリエーション。マティス展の紹介に「一見簡単に描かれたように見える彼の作品も、実は長い熟慮と試行錯誤による賜物です。」とありますが、この展覧会では、その試行錯誤の過程を伝えます。ある作品が完成するまでに作られた途中の作品(これも我々にとっては完成品と言って良いものも含みます)もあわせて展示してあります。また、同じ対象に対して異なったアプローチでとらえた作品群(バリエーション)があり、その比較鑑賞ができます。
展示会のアプローチとして面白いと思ったのですが、マティス自身がそれを重視しており、実際にそういう方針の展示を行ったことがあるのですね。しかし、私自身そういうことを知らなかったし、それは多くの人にとっても同様だと思いますので、この展覧会の意味は大きいと思います。たとえマティスの制作姿勢を知っていた人にとっても、実際の過程を目の当たりにできるのですから、大きな価値のあることだと思います。
最終作品上に、過程の痕跡を意識的に残しているもの(消し残しなど)の解説もあります。消し残しなどがある作品が最終作品と言えるのかとか、それをありがたがるような態度はどうかとは思いますが、マティス自身の考えが分かるという意味で興味深いと思います。
子供が小さい間あまり美術館に行けませんでしたが、これからまた機会を増やして行きたいと思います。とはいえ、今回中学生になった長男をつれて行ったのですが、湿度計に興味をもっちゃって、手をかざしたりしていたら係員が飛んできた。恥ずかしかったー。
design-lifeさんのマティス展に行ってきました。。にトラックバック。
私も先週行ってきました。design-lifeさんの記事にもちゃんと書いてあったのですが(CHIHOMIさんの話ばかり記憶に残って展覧会の部分は記憶に残っていませんでした。失礼)、展示のアプローチが他と違って面白かったです。
テーマはプロセスとバリエーション。マティス展の紹介に「一見簡単に描かれたように見える彼の作品も、実は長い熟慮と試行錯誤による賜物です。」とありますが、この展覧会では、その試行錯誤の過程を伝えます。ある作品が完成するまでに作られた途中の作品(これも我々にとっては完成品と言って良いものも含みます)もあわせて展示してあります。また、同じ対象に対して異なったアプローチでとらえた作品群(バリエーション)があり、その比較鑑賞ができます。
展示会のアプローチとして面白いと思ったのですが、マティス自身がそれを重視しており、実際にそういう方針の展示を行ったことがあるのですね。しかし、私自身そういうことを知らなかったし、それは多くの人にとっても同様だと思いますので、この展覧会の意味は大きいと思います。たとえマティスの制作姿勢を知っていた人にとっても、実際の過程を目の当たりにできるのですから、大きな価値のあることだと思います。
最終作品上に、過程の痕跡を意識的に残しているもの(消し残しなど)の解説もあります。消し残しなどがある作品が最終作品と言えるのかとか、それをありがたがるような態度はどうかとは思いますが、マティス自身の考えが分かるという意味で興味深いと思います。
子供が小さい間あまり美術館に行けませんでしたが、これからまた機会を増やして行きたいと思います。とはいえ、今回中学生になった長男をつれて行ったのですが、湿度計に興味をもっちゃって、手をかざしたりしていたら係員が飛んできた。恥ずかしかったー。
2004/10/02
活用がなくなって行く言葉
こんばんは、菅野美穂です (ウソ)。
ちょっと前になりますが、一緒に日本語学校で勉強したことのある香取慎吾君が、テレビドラマで、
「お話を聞かさせていただきます」
って言っていました。おいおい、「聞かせていただきます」でしょ。あんたは日本語学校で何を勉強したんだと問いたい、問いつめたい...
さらに情けないのは、これが一発撮りのバラエティではなく、ドラマだったってこと。脚本家がそう書いたの? ディレクターも気がつかないの?
もとに戻ります。「せ/させていただきます」は、次のような構造を持っています。
動詞未然形:
せ/させ: 使役の助動詞 (この場合、意味的には「許可」)
前の動詞の活用が五段、
ちょっと前になりますが、一緒に日本語学校で勉強したことのある香取慎吾君が、テレビドラマで、
「お話を聞かさせていただきます」
って言っていました。おいおい、「聞かせていただきます」でしょ。あんたは日本語学校で何を勉強したんだと問いたい、問いつめたい...
さらに情けないのは、これが一発撮りのバラエティではなく、ドラマだったってこと。脚本家がそう書いたの? ディレクターも気がつかないの?
もとに戻ります。「せ/させていただきます」は、次のような構造を持っています。
動詞未然形:
せ/させ: 使役の助動詞 (この場合、意味的には「許可」)
前の動詞の活用が五段、
サ変 (「さ」)のとき「せ」、
上/下一段、カ変のとき「させ」
て: 接続助詞
いただき: 動詞「いただく」(= 「もらう」の謙譲語) の連用形
ます: ていねい助動詞
「聞く」は五段動詞なので、「聞かせて」となる訳ですね。たぶん「いただきます」をつけなければ、「聞かせて」と言うと思うんです。「遊ばせろ」とか「歌わせて」とかね。じゃあなぜ「いただきます」をつけると「聞かさせていただきます」になっちゃうかというと、「させていただきます」を一つの語として覚えちゃっているのだと思います。そして、意味 (「許可を頂いている」) を考えず、こういう場合はそういうもんだと覚えているのでしょう。
「させていただきます」を一つの語として扱うということは、この中の単語の構造、その中の用言の活用もなくなっているということを意味します。言語が国際化する上で、こういう簡略化= pidgin化は避けられないのかもしれません。日本語も国際語になってきているということで喜ぶべきなのかもしれません。
「すごい大きい」、「すごい流行ってる」も同じです。もともと「すごい」は形容詞で活用します。「大きい」や「流行る」のような用言には、連用形の「すごく」がつくはずですが、「すごい」のまま、すなわち活用せずについています。活用させるという難しい言語現象が省略されている訳ですね。
構造がなくなっている例として、「ありえない」、「やむをえない」があります。構造あるじゃん、と思うでしょ。確かに、「ありえない」は、「あり (ある) - え (える/うる) - ない」という構造がもともとはあります。しかし、これが否定になると「ありえなくない」というんですよ。本来は否定の否定ですから「ありえる」になるはずなんですけどね。「ありえない」という新しい形容詞が成立していることが分かります。
「やむをえない」は、「已む-を-得-ない」という構造を持っていますが、もう一つの単語といっていいでしょうね。ただもとの構造は知っていてほしいですよね。「やむおえない」とか書いているひとを見ると、やはり構造がなくなっているんだなと思わせられます。「やもうえない」(たぶん発音は「やもーえない」) って真面目に書いている人もいました。
「せ/させていただきます」は正しい文法で使っても耳障りとか、「ありえない」もやめてほしいというご意見のかたもおられると思いますが、ここでは、日本語ウォッチングの井上にならって、そのままうけいれて分析/考察してみました。
それから、上記記事に誤りがありましたので、補足しました。失礼しました。
クイズ: 以下の表現は正しいでしょうか。
1) 見せていただきます。
2) 通させていただきます。
て: 接続助詞
いただき: 動詞「いただく」(= 「もらう」の謙譲語) の連用形
ます: ていねい助動詞
「聞く」は五段動詞なので、「聞かせて」となる訳ですね。たぶん「いただきます」をつけなければ、「聞かせて」と言うと思うんです。「遊ばせろ」とか「歌わせて」とかね。じゃあなぜ「いただきます」をつけると「聞かさせていただきます」になっちゃうかというと、「させていただきます」を一つの語として覚えちゃっているのだと思います。そして、意味 (「許可を頂いている」) を考えず、こういう場合はそういうもんだと覚えているのでしょう。
「させていただきます」を一つの語として扱うということは、この中の単語の構造、その中の用言の活用もなくなっているということを意味します。言語が国際化する上で、こういう簡略化= pidgin化は避けられないのかもしれません。日本語も国際語になってきているということで喜ぶべきなのかもしれません。
「すごい大きい」、「すごい流行ってる」も同じです。もともと「すごい」は形容詞で活用します。「大きい」や「流行る」のような用言には、連用形の「すごく」がつくはずですが、「すごい」のまま、すなわち活用せずについています。活用させるという難しい言語現象が省略されている訳ですね。
構造がなくなっている例として、「ありえない」、「やむをえない」があります。構造あるじゃん、と思うでしょ。確かに、「ありえない」は、「あり (ある) - え (える/うる) - ない」という構造がもともとはあります。しかし、これが否定になると「ありえなくない」というんですよ。本来は否定の否定ですから「ありえる」になるはずなんですけどね。「ありえない」という新しい形容詞が成立していることが分かります。
「やむをえない」は、「已む-を-得-ない」という構造を持っていますが、もう一つの単語といっていいでしょうね。ただもとの構造は知っていてほしいですよね。「やむおえない」とか書いているひとを見ると、やはり構造がなくなっているんだなと思わせられます。「やもうえない」(たぶん発音は「やもーえない」) って真面目に書いている人もいました。
「せ/させていただきます」は正しい文法で使っても耳障りとか、「ありえない」もやめてほしいというご意見のかたもおられると思いますが、ここでは、日本語ウォッチングの井上にならって、そのままうけいれて分析/考察してみました。
それから、上記記事に誤りがありましたので、補足しました。失礼しました。
クイズ: 以下の表現は正しいでしょうか。
1) 見せていただきます。
2) 通させていただきます。
2004/09/30
律儀な人...
こんばんは。ホリエモンです (ウソ)。
先日、仙台新球団の総監督として長嶋さんを迎えるという構想を出したのですが...
毎日新聞 2004年9月29日
長嶋茂雄氏:
渡辺恒雄氏を訪問 「体調いい」と思い立つ
体調がよくなったら真っ先に行くのはここなの?
「終身名誉監督」って名前だけかと思ったら、
「毎年、シーズン終了後に巨人の戦況分析の報告に来ていましたが、今年は詳細な報告書を書けませんでしたので、口頭で報告に来ました」
だって。
毎年詳細な報告書を書いていたのか!
律儀な人なんですね。本当に「終身名誉監督」って永遠に不滅ですね。そんな人を総監督に迎えようとした私があさはかでした。
さて、構想の立て直しです。いい人材いないかな。阪神星野SDは楽天が狙っているそうですね。
先日、仙台新球団の総監督として長嶋さんを迎えるという構想を出したのですが...
毎日新聞 2004年9月29日
長嶋茂雄氏:
渡辺恒雄氏を訪問 「体調いい」と思い立つ
体調がよくなったら真っ先に行くのはここなの?
「終身名誉監督」って名前だけかと思ったら、
「毎年、シーズン終了後に巨人の戦況分析の報告に来ていましたが、今年は詳細な報告書を書けませんでしたので、口頭で報告に来ました」
だって。
毎年詳細な報告書を書いていたのか!
律儀な人なんですね。本当に「終身名誉監督」って永遠に不滅ですね。そんな人を総監督に迎えようとした私があさはかでした。
さて、構想の立て直しです。いい人材いないかな。阪神星野SDは楽天が狙っているそうですね。
2004/09/26
「違かった」って使います?
おはようございます。ウィッキーさんです (ウソ)。笑瓶ちゃんじゃないので、間違わないように。
関東で、「すげー」とか「はえー」とか使いますよね。「すごい」、「はやい」の変化したものですね (なに音便というのでしょうか)。もしかしたら、もう関東だけの方言ではなく、全国的に使うのかもしれません。
基本的には、以下のような変化が生じています。
ai → ee: 「はえー」、「でけー」など
oi → ee: 「すげー」、「おもしれー」など
こんなのもあるようですね。
ui → ii: 「さみー (寒い)」、「だりー (だるい)」など
「おおきい」とか「美しい」は変化しないようなので、イ段にはおきないようです (エ段の形容詞はもともとないような気がしますが、私がしらないだけ?)。
ところで、以前マンガをみていたら、「ちげーよ」という表現が出ていました。文脈からいうと「違うよ」がなまったもののようでした。とすると、
au → ee
という変化が起きていることになります。また動詞にもこの変化が起きていることになります。すごく違和感がありました。
あとになって、井上 史雄の「日本語ウォッチング」という本を買いました。ここで初めて「違かった」、「違くて」という表現が出てきていることを知りました。井上はこれらの表現があるのを知った上で、形容詞的活用をしていると認識しました。そうすると、終止/連体形にあたる「違い」という表現がないことに気が付きます。しかし、それは「ちげー (よ)」という表現で曲がりなりにも完成することになります。
井上は、歴史、年齢、地域の面から言語の使用のデータを収集し、分析しています。この「違かった」、「違くて」は30歳代以下の人には使われるようになっているそうです (慌てて使いださないように)。注意して聞いていると確かに30歳前後で使っている人を複数みかけるようになりました。
[訂正: 間違って記憶していました。正確には東京とその周辺では1965年以降の生まれの人で50%近くの人が使っている、でした。その上も25%位の人が使っています。地域でいうと根岸 (横浜の?) では80%くらいの人が使っています。こういう調査結果が色々載ってる本なんですわ。]
この本のユニークなところは、言語の使用のされかたをそのまま受け入れ、自分からは規範的な側面からの評価をいっさいしていないことです。井上が言っているのは、シチュエーションにより適切でない表現はあるので、その点は意識して使った方が良いというアドバイスだけです。例えば、「ら抜き言葉 (= 一段動詞の可能動詞化)」はフォーマルな場面ではほとんど使われていない、そういう場面では使うものではないと認識されていることを統計的に示して、使う場面は考慮すべきとしています。
私にはちょっとまねが出来ません。言葉は生きているものとはいいつつ、規範から外れている文章をみるとついつい何かいいたくなる。
たとえ国語審議会が許しても、このuedaが許しません。
コメント
Commented by rakurakuonsen at 2004-09-26 13:54 x
>たとえ国語審議会が許しても、このuedaが許しません。
uedaさん、カッコイイなぁ!
僕も規範から外れている表現には違和感を感じています。やたらと「○○のほう」を連発する言い方、「こちらでよろしかったでしょうか」、「1,000円 から お預かりします」などなど、あと一歩で「違うだろ~」と言ってしまいたくなります。ていねいな言い回しが正しく出来ないここと、言葉遣いが(感覚的に)下品になることは、きっと何か関係があるように思います。コミュニケーションのあり方がある世代で変ってしまったんですかねぇ・・・
Commented by jinsei1 at 2004-09-26 23:27 x
uedaさんonsenさん(こうして繋げると有名温泉)
ケイタイが大いに作用してる気がするのですが。
会話は身振り手振り雰囲気抜き。(最もテレビ電話がソロソロ出回る様ですが)
メールにいたっては、オヤであります。
ケイタイ出だしの頃の通信料の高かったのが、
オカネ節約の為の省時間、言葉の省略へと。
その上、本読まないものねぇ。
Commented by cosicosi3 at 2004-09-27 16:16 x
同感です。私も許しません。
変なものは変です。
rakurakuonsenさんの御指摘されてる点も、いつも気になります。
どうして「1000円お預かりします」って言えないんだろうと思います。
「全然元気〜」も耳が痒くなります。
「全然」は否定文に使う言葉やろ、と心の中で指摘しています。
けど、若者と呼べない人達もこの表現は使ってますね。
最近の日本語って、超乱れてるって感じ(語尾を上げる)。
違げくない?
ということで、リンクはらせて頂きましたです。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-27 21:10 x
★rakurakuonsenさん、
> カッコイイなぁ!
しまったー。また使い方間違えました。ほんとは、「XXXが許すわけないでしょ」と突っ込みをいれてもらうための「間抜けな決めゼリフ」のつもりだったんですが。
閑話休題。コミュニケーションが成立すればいいでしょ、って考えはあると思いますが、その際に人に与える印象、信頼感、親近感などを大事にしたいと考えています。服装が、寒さから守ったり見せちゃいけないところを隠したりするだけでなく、着ている人の価値観や姿勢も示すのと同様と考えています。
私のブログでは、記事に応じて、わざと文体を変えたりしていますが、間違ったとらえ方がされないようにという点は気をつけているつもりです。でもまだまだ修行が足りないと思いますが。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-27 21:23 x
★jinsei1さん、コミュニケーションにケータイの影響はあると思いますが、みんなあんまり簡潔に短く言おうとはしていないような... ただ、いつでも補足できるので、いい加減な情報の伝え方でもいいみたいですね。待ち合わせも「渋谷で6時ごろ」で、実際に会う時間に細かいことを伝えるという。そういう面できっちり話さなければならないという意識が希薄になるのかもしれません。
いつかケータイの影響を考えてまとめてみたいですね(というと宿題がひとつ増えちゃいますが)。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-27 21:37 x
★cosicosi3さん、コメントありがとうございます。
> 若者と呼べない人達も...
最初面白い表現と思ってわざと使っていても、そのうち意識せず出ちゃったりして自分で愕然としたりすることがあります。実は私も「全然すごい」って言ってて、なかなか戻らなかったことがあります。「すっごい広い...」とかは言わないようにしていますが、ついつい影響されて出ちゃうこともある。怖いですね。良く考えたら、以下の記事のコメントでも同じこと書いていました。
http://ryokan.exblog.jp/779853/
それから、蟹! これにはちょっと悲しい思い出が... ってたいそうなことではないですが、またどこかで書きたいと思います(ってまた宿題が...)。
Commented by jinsei1 at 2004-09-28 19:21 x
uedaさん宿題にして頂きかたじけない。
ご答案がとても楽しみです。
で、もしお疲れになりましたら、これにお掛け下さい。(トラバ)
いやぁ、失礼!猿ではない!御尤も、笑って許して<(_ _)>。
関東で、「すげー」とか「はえー」とか使いますよね。「すごい」、「はやい」の変化したものですね (なに音便というのでしょうか)。もしかしたら、もう関東だけの方言ではなく、全国的に使うのかもしれません。
基本的には、以下のような変化が生じています。
ai → ee: 「はえー」、「でけー」など
oi → ee: 「すげー」、「おもしれー」など
こんなのもあるようですね。
ui → ii: 「さみー (寒い)」、「だりー (だるい)」など
「おおきい」とか「美しい」は変化しないようなので、イ段にはおきないようです (エ段の形容詞はもともとないような気がしますが、私がしらないだけ?)。
ところで、以前マンガをみていたら、「ちげーよ」という表現が出ていました。文脈からいうと「違うよ」がなまったもののようでした。とすると、
au → ee
という変化が起きていることになります。また動詞にもこの変化が起きていることになります。すごく違和感がありました。
あとになって、井上 史雄の「日本語ウォッチング」という本を買いました。ここで初めて「違かった」、「違くて」という表現が出てきていることを知りました。井上はこれらの表現があるのを知った上で、形容詞的活用をしていると認識しました。そうすると、終止/連体形にあたる「違い」という表現がないことに気が付きます。しかし、それは「ちげー (よ)」という表現で曲がりなりにも完成することになります。
井上は、歴史、年齢、地域の面から言語の使用のデータを収集し、分析しています。この「違かった」、「違くて」は30歳代以下の人には使われるようになっているそうです (慌てて使いださないように)。注意して聞いていると確かに30歳前後で使っている人を複数みかけるようになりました。
[訂正: 間違って記憶していました。正確には東京とその周辺では1965年以降の生まれの人で50%近くの人が使っている、でした。その上も25%位の人が使っています。地域でいうと根岸 (横浜の?) では80%くらいの人が使っています。こういう調査結果が色々載ってる本なんですわ。]
この本のユニークなところは、言語の使用のされかたをそのまま受け入れ、自分からは規範的な側面からの評価をいっさいしていないことです。井上が言っているのは、シチュエーションにより適切でない表現はあるので、その点は意識して使った方が良いというアドバイスだけです。例えば、「ら抜き言葉 (= 一段動詞の可能動詞化)」はフォーマルな場面ではほとんど使われていない、そういう場面では使うものではないと認識されていることを統計的に示して、使う場面は考慮すべきとしています。
私にはちょっとまねが出来ません。言葉は生きているものとはいいつつ、規範から外れている文章をみるとついつい何かいいたくなる。
たとえ国語審議会が許しても、このuedaが許しません。
コメント
Commented by rakurakuonsen at 2004-09-26 13:54 x
>たとえ国語審議会が許しても、このuedaが許しません。
uedaさん、カッコイイなぁ!
僕も規範から外れている表現には違和感を感じています。やたらと「○○のほう」を連発する言い方、「こちらでよろしかったでしょうか」、「1,000円 から お預かりします」などなど、あと一歩で「違うだろ~」と言ってしまいたくなります。ていねいな言い回しが正しく出来ないここと、言葉遣いが(感覚的に)下品になることは、きっと何か関係があるように思います。コミュニケーションのあり方がある世代で変ってしまったんですかねぇ・・・
Commented by jinsei1 at 2004-09-26 23:27 x
uedaさんonsenさん(こうして繋げると有名温泉)
ケイタイが大いに作用してる気がするのですが。
会話は身振り手振り雰囲気抜き。(最もテレビ電話がソロソロ出回る様ですが)
メールにいたっては、オヤであります。
ケイタイ出だしの頃の通信料の高かったのが、
オカネ節約の為の省時間、言葉の省略へと。
その上、本読まないものねぇ。
Commented by cosicosi3 at 2004-09-27 16:16 x
同感です。私も許しません。
変なものは変です。
rakurakuonsenさんの御指摘されてる点も、いつも気になります。
どうして「1000円お預かりします」って言えないんだろうと思います。
「全然元気〜」も耳が痒くなります。
「全然」は否定文に使う言葉やろ、と心の中で指摘しています。
けど、若者と呼べない人達もこの表現は使ってますね。
最近の日本語って、超乱れてるって感じ(語尾を上げる)。
違げくない?
ということで、リンクはらせて頂きましたです。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-27 21:10 x
★rakurakuonsenさん、
> カッコイイなぁ!
しまったー。また使い方間違えました。ほんとは、「XXXが許すわけないでしょ」と突っ込みをいれてもらうための「間抜けな決めゼリフ」のつもりだったんですが。
閑話休題。コミュニケーションが成立すればいいでしょ、って考えはあると思いますが、その際に人に与える印象、信頼感、親近感などを大事にしたいと考えています。服装が、寒さから守ったり見せちゃいけないところを隠したりするだけでなく、着ている人の価値観や姿勢も示すのと同様と考えています。
私のブログでは、記事に応じて、わざと文体を変えたりしていますが、間違ったとらえ方がされないようにという点は気をつけているつもりです。でもまだまだ修行が足りないと思いますが。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-27 21:23 x
★jinsei1さん、コミュニケーションにケータイの影響はあると思いますが、みんなあんまり簡潔に短く言おうとはしていないような... ただ、いつでも補足できるので、いい加減な情報の伝え方でもいいみたいですね。待ち合わせも「渋谷で6時ごろ」で、実際に会う時間に細かいことを伝えるという。そういう面できっちり話さなければならないという意識が希薄になるのかもしれません。
いつかケータイの影響を考えてまとめてみたいですね(というと宿題がひとつ増えちゃいますが)。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-27 21:37 x
★cosicosi3さん、コメントありがとうございます。
> 若者と呼べない人達も...
最初面白い表現と思ってわざと使っていても、そのうち意識せず出ちゃったりして自分で愕然としたりすることがあります。実は私も「全然すごい」って言ってて、なかなか戻らなかったことがあります。「すっごい広い...」とかは言わないようにしていますが、ついつい影響されて出ちゃうこともある。怖いですね。良く考えたら、以下の記事のコメントでも同じこと書いていました。
http://ryokan.exblog.jp/779853/
それから、蟹! これにはちょっと悲しい思い出が... ってたいそうなことではないですが、またどこかで書きたいと思います(ってまた宿題が...)。
Commented by jinsei1 at 2004-09-28 19:21 x
uedaさん宿題にして頂きかたじけない。
ご答案がとても楽しみです。
で、もしお疲れになりましたら、これにお掛け下さい。(トラバ)
いやぁ、失礼!猿ではない!御尤も、笑って許して<(_ _)>。
2004/09/23
プロ野球:新球団に期待!
おはようございます。エキサイト社長山村幸広です (ウソ)。私も参入宣言しておけば良かったな。
また野球の話で申し訳ありません。でもちょっと期待できる出来事が...
毎日新聞 2004年09月23日
球界再編:
スト回避を最優先 根来コミッショナー単独会見
詳細はこちら → 根来コミッショナー 単独会見詳報
ストの効果を証明した形になりました。伝家の宝刀、最も良いタイミングで使ったことになります。また、古田選手会長を始め、粘り強い交渉に拍手です。
新規参入を認める方向ということで、ここまで来たら審査をして落とすことはなかなかできないと思います。
さて、こうなるといろいろ考えることが出てくるわけで...
■ でもどっち?
ライブドアと楽天のどちらでしょうか。両方となると7球団になって試合が組み難いし、そもそも選手を集められないでしょう。
先行という意味では、ライブドアが有利ですね。加入申請はちょっと早いだけですが、近鉄の買収から含めると今シーズンのかなり早い段階から動いていましたから。楽天が便乗しているように見えるのは否めないと思います。
一方、企業の信頼度というと断然楽天でしょう。ライブドアが近鉄を買収するといったときに、ライブドアの紹介が出されていましたが、年間売上げは近鉄の年間赤字額40億円を下回っていたと思います ('04.09.25 追記: これ間違いでした。昨年9月決算で108億円、今年は250億円の見込みだそうです。 → 毎日新聞 2004年9月25日「球界参入: 仙台めぐり全面対決 ライブドアVS楽天」)。これでなぜって感じでした。週刊誌の広告にライブドアが出会い系サイトも運営していると書いてありました。それはまだちゃんと検証できていませんが、それでなくともうさんくさい雰囲気が残ります。人生の目的は金儲けにあるように思います。
楽天は数年前に増資して (目的が明確でないと批判されていましたね)、Infoseekや旅の窓口など買収していますが、まだあまってるんじゃないでしょうか。また、三木谷社長はスポーツマンでイメージも良い。
合併して楽天Live Doorsという案 (って私が勝手に言ってるだけですが) は無理だと思う。この二人が一緒になってうまく気がしない。
■ 本拠地はどこに?
オリックス近鉄が、兵庫と大阪をフランチャイズにするということで、それ以外を探さなければいけないということらしいですが、まずそのこと自体を問題にすべきです。
まず、オリックスと近鉄のそれぞれが持っていた2つとも占有するのは欲張りすぎ。球団側としてもファンを固定化するのは難しいのではないかと思います。また、両方の球団スタッフ、球場関係者の雇用を確保できるあてもないでしょう。ノウハウを持った人たちを新球団に移行するために、神戸または大阪は譲るべきだと思います。
以前も阪神間に4球団あった訳で、新球団がそこを共有するのはなんら問題ないと思います。('04.09.25 追記: 上記 毎日新聞 2004年9月25日記事によると、オリックスの宮内オーナーから「どうしても関西に来るというのなら反対する。しかし、他の地域なら反対はしない」と言われたようですね。)
認められなかった場合仙台になるのが有力ですが、人口の面、球場老朽化の面で心配はありますが、成功のためには東北の他県のファンを集めることが必要と思います。「新しい風」としては既存市場にこだわるより良いかもしれません。
■ 球団の構成
不安な面はここでしょうね。合併であまる選手を優先的に引き受けることができたとして、それでも中心となる選手は不足すると思います。最初は弱いでしょうね。それもファンにとっては育てる楽しみがあってよいかと思います。
でも話題が欲しいですよね。
総監督に長嶋さんを迎える。実際のグラウンドに立つ監督はもちろん中畑さん。
社長には水島新司。もうマンガはいいんじゃないの。現実の世界での貢献を期待します。
木田投手、野茂投手を呼び戻す。昨年だったら新庄が取れたんですけどね。新庄選手は何を考えているか分からないといわれていましたが、本当にファンのことを考えていると思います。
モルツ球団から選手を移籍させる。村田兆冶はまだ鍛えているらしいので。
Jリーグのようにアマとプロの垣根をなくしてくれると良いんですが。シダックスの選手をシダックスの社員のままプレーさせたり、現役高校生、大学生もチームに入れるとかできるのにと思います。
まだまだいろいろなことを考える必要があります。シーズン前も十分楽しめそうですね。
一番心配なのは、これでOK、改革もそこまでとなってしまうことです。新球団のオーナー、選手会の皆さんには、エネルギーを振り絞って、改革案を提案しつづけて欲しいと思います。
以下の記事にトラックバックを送りました。
球界再編:
浮世風呂(rakurakuonsenさん) 「11球団」で最も得をする球団とは?:プロ野球再編問題
ライブドア/楽天/仙台宮城球場:
Tomorrow's Way (yodaway2さん) なにぃ!楽天も仙台だってェ!?——どうなるんだい、こりゃあ!
世祓い (Harryさん) 珍しく時事ネタ
小言日記 (hatabow823さん) 仙台球団
あっぱれ古田選手会長:
がんばれ!フルタくん (緊急・期間限定版)(dohnatterunoさん) 野村監督、べた褒め!
ぼちぼち行こうよ(cosicosi3さん)スト決行
また野球の話で申し訳ありません。でもちょっと期待できる出来事が...
毎日新聞 2004年09月23日
球界再編:
スト回避を最優先 根来コミッショナー単独会見
詳細はこちら → 根来コミッショナー 単独会見詳報
ストの効果を証明した形になりました。伝家の宝刀、最も良いタイミングで使ったことになります。また、古田選手会長を始め、粘り強い交渉に拍手です。
新規参入を認める方向ということで、ここまで来たら審査をして落とすことはなかなかできないと思います。
さて、こうなるといろいろ考えることが出てくるわけで...
■ でもどっち?
ライブドアと楽天のどちらでしょうか。両方となると7球団になって試合が組み難いし、そもそも選手を集められないでしょう。
先行という意味では、ライブドアが有利ですね。加入申請はちょっと早いだけですが、近鉄の買収から含めると今シーズンのかなり早い段階から動いていましたから。楽天が便乗しているように見えるのは否めないと思います。
一方、企業の信頼度というと断然楽天でしょう。ライブドアが近鉄を買収するといったときに、ライブドアの紹介が出されていましたが、年間売上げは近鉄の年間赤字額40億円を下回っていたと思います ('04.09.25 追記: これ間違いでした。昨年9月決算で108億円、今年は250億円の見込みだそうです。 → 毎日新聞 2004年9月25日「球界参入: 仙台めぐり全面対決 ライブドアVS楽天」)。これでなぜって感じでした。週刊誌の広告にライブドアが出会い系サイトも運営していると書いてありました。それはまだちゃんと検証できていませんが、それでなくともうさんくさい雰囲気が残ります。人生の目的は金儲けにあるように思います。
楽天は数年前に増資して (目的が明確でないと批判されていましたね)、Infoseekや旅の窓口など買収していますが、まだあまってるんじゃないでしょうか。また、三木谷社長はスポーツマンでイメージも良い。
合併して楽天Live Doorsという案 (って私が勝手に言ってるだけですが) は無理だと思う。この二人が一緒になってうまく気がしない。
■ 本拠地はどこに?
オリックス近鉄が、兵庫と大阪をフランチャイズにするということで、それ以外を探さなければいけないということらしいですが、まずそのこと自体を問題にすべきです。
まず、オリックスと近鉄のそれぞれが持っていた2つとも占有するのは欲張りすぎ。球団側としてもファンを固定化するのは難しいのではないかと思います。また、両方の球団スタッフ、球場関係者の雇用を確保できるあてもないでしょう。ノウハウを持った人たちを新球団に移行するために、神戸または大阪は譲るべきだと思います。
以前も阪神間に4球団あった訳で、新球団がそこを共有するのはなんら問題ないと思います。('04.09.25 追記: 上記 毎日新聞 2004年9月25日記事によると、オリックスの宮内オーナーから「どうしても関西に来るというのなら反対する。しかし、他の地域なら反対はしない」と言われたようですね。)
認められなかった場合仙台になるのが有力ですが、人口の面、球場老朽化の面で心配はありますが、成功のためには東北の他県のファンを集めることが必要と思います。「新しい風」としては既存市場にこだわるより良いかもしれません。
■ 球団の構成
不安な面はここでしょうね。合併であまる選手を優先的に引き受けることができたとして、それでも中心となる選手は不足すると思います。最初は弱いでしょうね。それもファンにとっては育てる楽しみがあってよいかと思います。
でも話題が欲しいですよね。
総監督に長嶋さんを迎える。実際のグラウンドに立つ監督はもちろん中畑さん。
社長には水島新司。もうマンガはいいんじゃないの。現実の世界での貢献を期待します。
木田投手、野茂投手を呼び戻す。昨年だったら新庄が取れたんですけどね。新庄選手は何を考えているか分からないといわれていましたが、本当にファンのことを考えていると思います。
モルツ球団から選手を移籍させる。村田兆冶はまだ鍛えているらしいので。
Jリーグのようにアマとプロの垣根をなくしてくれると良いんですが。シダックスの選手をシダックスの社員のままプレーさせたり、現役高校生、大学生もチームに入れるとかできるのにと思います。
まだまだいろいろなことを考える必要があります。シーズン前も十分楽しめそうですね。
一番心配なのは、これでOK、改革もそこまでとなってしまうことです。新球団のオーナー、選手会の皆さんには、エネルギーを振り絞って、改革案を提案しつづけて欲しいと思います。
以下の記事にトラックバックを送りました。
球界再編:
浮世風呂(rakurakuonsenさん) 「11球団」で最も得をする球団とは?:プロ野球再編問題
ライブドア/楽天/仙台宮城球場:
Tomorrow's Way (yodaway2さん) なにぃ!楽天も仙台だってェ!?——どうなるんだい、こりゃあ!
世祓い (Harryさん) 珍しく時事ネタ
小言日記 (hatabow823さん) 仙台球団
あっぱれ古田選手会長:
がんばれ!フルタくん (緊急・期間限定版)(dohnatterunoさん) 野村監督、べた褒め!
ぼちぼち行こうよ(cosicosi3さん)スト決行
2004/09/19
江夏の21球
おはようございます。千葉パイレーツの粳寅満太郎です (ウソ)。
瀬戸智子さんの「瀬戸智子の枕草子」で「スローカーブを、もう一球」の感想が書かれていました。この話を含んだ同じタイトルのノンフィクション短編集の中に、山際 淳司の代表作ともいえる「江夏の21球」があります。そしてこの名前は、山際の作品だけでなく、この試合そのもの、9回裏の一連の攻防も指すものになっています。
実は私、その「江夏の21球」を友人と大阪球場で見ていました。1979年のことなので、年齢がばれちゃいますね。
近鉄側のスタンドで応援をしていたので、ノーアウト満塁になったときは、近鉄の逆転勝利と思いました。もちろん周囲の観客みなそう確信していたはずです。その一方で、もしかしたらこれでも逆転できないかも、とも感じていました (一緒に行った友人には言いませんでしたが)。関西に4球団あるなかで特に近鉄のファンという訳ではなかったということもありますが、江夏を野球選手として評価していたからかもしれません。試合が終わって、虚脱感に覆われて出口に向かう観客達を、ドラマのシーンを見ているような一種冷静な目で見ていました。
「江夏の21球」をその場で見ていたことは私の中でちょっと自慢できる出来事になっています。自分が戦った訳でもなく、演出した訳でもないのに、なにかおかしいですよね。
瀬戸さんは、
そう、そんな心に残る一瞬がいつもある訳ではないので、それに出会えたことが自慢になっているのだと思います。青山広美の野球マンガで「ダイヤモンド」という作品があります。その中の登場人物に、観客は歴史の証言者になりたくてここ(球場)へ来ている、といったような発言がありました(記憶はあいまいです)。その部分を読んだときに私は「江夏の21球」のことを思い出しました。
現在発売中のNumber 611に、江夏豊のインタビューが載っています。その中で、江夏自身が「江夏の21球」に言及しています。
プロは技術です。同時に、感情のある人間がやっているスポーツなんです。だからドラマが生まれるのだと思う。
...
あれは野球技術をぎりぎり駆使したものであったと同時に、古葉監督の采配への反発がつくり出したドラマでもあった。リリーフエースといわれた俺がマウンドに立っている。なぜこの上、救援投手を準備させるのか。なぜなんだ・・・・・・と。
さらに江夏は「最近は、これは凄いというシーンを見ることが少なくなったよね。」と言っています。
あの試合と比較しては選手がかわいそうですが、その後何回か試合を見に行っても、以前ほど楽しめなくなっています。確かに子供の世話をしながら見ているというのはあるのですが、それ以前に私自身の観戦する姿勢から違ってきているように思います。最近は「その一瞬」を求めるのではなく、結果だけがあればいいような感じになってきているのです。それは私だけではないかもしれない。
今プロ野球でいろいろ議論されていますが、「歴史の証言者になりたい」という欲求を掘り起こし、その欲求をいかに満足させるかという観点が忘れられているような気がします。
追加トラックバック
浮世風呂さん: それはないだろ読売さん:続プロ野球合併問題——組織硬直と全体戦略欠落の構図—
-- プロ野球をどう発展させていくかビジョンの必要性を訴えています。
なつきのティールームさん:近鉄と私。
-- 以前のような感動がなくなったことに関して書かれています。
コメント
Commented by rakurakuonsen at 2004-09-19 23:48 x
トラバどうもありがとうございます。江夏のコメントにある、「これは凄いというシーンを見ることが少なくなったよね」は、全くそうだと思います。記憶に残るシーン、感動を誰かと共有できるシーンを求めて、僕達はスポーツを見るのかもしれません。そ子から言えば、プロスポーツは「感動産業」。そういう視点を持って、プロ野球も未来を切り開いて欲しいものだと思います。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-20 09:28 x
コメントありがとうございます。歴史の証言者になりたい」という欲求をいかに満足させるかという観点が必要と書きましたが、自分で書いておいてさてその解はどこにあるのだろうかと思います。感動を与えることって難しいですよね。
Commented by jinsei1 at 2004-09-22 16:15 x
>感動を与えることって難しいですよね。
中々、仕組んだってそうは参りません。
全身全霊を打ち込んだ先の、「無」境地から、自ずと生まれ出た、
そんなものでないと、感動と共感は生まれないのでは---。
所で、そのものであるところの、「ジンセイ・パロ」のお目通りにござ~い。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-23 20:41 x
ええ、感動は真似ができない、というところから来るものと思います。イチロー、松井、努力の結晶です。昔は西鉄野武士軍団のように朝まで呑んで試合して勝つといった、別の意味で真似できない天才集団もいたのですが、いまはそれが成立する時代でもないでしょうね。残されているのは知恵でしょうか?
Commented by natuky55 at 2004-11-12 13:23 x
トラバありがとうございます。江夏の21球の時は
まだ子供だったのですが、鮮明に覚えてます。
私の友達はみんなマニアが多くて、
島本講平で野球貯金してた子とか、山田の防御率計算してた子とか、
玉川寿、中村勝広のファンとか(全員女です)地味でしたねぇ。
でもそれだけ当時のパリーグにはマニアックな何かがあったのかも。。
Commented by yoshihiroueda at 2004-11-13 08:03 x
★natuky55さん、子供は純粋に強いものが好きってところがあって大人にはあまり人気のなかった阪急ファンも多かったように思います。山口高志とか福本とか。それから今はそういえば野球好きな女の子って皆無のような気がします。サッカーはいそうなんですが。野球自体の魅力がないのか、経営が悪いのか、考えていかないといけませんね。
Commented by こじま at 2004-12-11 21:03 x
はじめまして。偶然、拝見しました。実は以前から疑問に思っていたことがあり、お尋ねするものです。私もあの近鉄VS広島の試合を大阪球場で見ていました。確かにおっしゃるように、近鉄は逆転できないのではないかという思いがありました。そして、あの江夏の21球と呼ばれる投球を目の当たりにしていました。疑問というのはあの時、江夏投手の投球がすごい、と感じた観客がいたのか、ということです。私は単純にスクイズを外された!石渡のぼけ!としか見えなかったのです。何年かして、山際氏の作品を読み、なるほどと感銘した次第です。あのとき、江夏投手の投球のすごさに気が付かれましたか?私は近鉄ファンですが、江夏投手は20世紀最高の天才投手のひとりとおもっております。
Commented by yoshihiroueda at 2004-12-12 01:17 x
★こじまさん、同じ歴史の証言者ですね。私だけかと思ってたんですが(ってそんなわきゃない)。
野球に限らず偶然が左右するところが大きいので、ひとによってはアンラッキーと思ったかもしれません。また江夏のすごさを感じた人も、一球一球のかけひきや江夏の内面の葛藤を理解してではなく、ノーアウト満塁を抑えたという結果にすごさを感じたのだろうと思います。もちろん私も結果にすごさを感じた訳ですが、もしこれが江夏ではなかったら単にアンラッキーだと思ったかもしれません。江夏のほんとうのすごさを知るのは後に山際氏の作品によってでした。
瀬戸智子さんの「瀬戸智子の枕草子」で「スローカーブを、もう一球」の感想が書かれていました。この話を含んだ同じタイトルのノンフィクション短編集の中に、山際 淳司の代表作ともいえる「江夏の21球」があります。そしてこの名前は、山際の作品だけでなく、この試合そのもの、9回裏の一連の攻防も指すものになっています。
実は私、その「江夏の21球」を友人と大阪球場で見ていました。1979年のことなので、年齢がばれちゃいますね。
近鉄側のスタンドで応援をしていたので、ノーアウト満塁になったときは、近鉄の逆転勝利と思いました。もちろん周囲の観客みなそう確信していたはずです。その一方で、もしかしたらこれでも逆転できないかも、とも感じていました (一緒に行った友人には言いませんでしたが)。関西に4球団あるなかで特に近鉄のファンという訳ではなかったということもありますが、江夏を野球選手として評価していたからかもしれません。試合が終わって、虚脱感に覆われて出口に向かう観客達を、ドラマのシーンを見ているような一種冷静な目で見ていました。
「江夏の21球」をその場で見ていたことは私の中でちょっと自慢できる出来事になっています。自分が戦った訳でもなく、演出した訳でもないのに、なにかおかしいですよね。
瀬戸さんは、
〜スポーツに取りつかれた男たちは、時として眩ばかりの光を放つ一瞬に出会う。と書かれています。
それは、ほんの束の間であるが故に、より純粋な硬質の
輝きに満ちている。〜
山際淳司が描いたのは、そんな一瞬の表情を見せる男たちです。
選手は、その一瞬が忘れなくて、自分を究める。
そして、私たちは、その一瞬が見たくて、
スポーツを観戦するのです。
ロマンをもとめて。
そう、そんな心に残る一瞬がいつもある訳ではないので、それに出会えたことが自慢になっているのだと思います。青山広美の野球マンガで「ダイヤモンド」という作品があります。その中の登場人物に、観客は歴史の証言者になりたくてここ(球場)へ来ている、といったような発言がありました(記憶はあいまいです)。その部分を読んだときに私は「江夏の21球」のことを思い出しました。
現在発売中のNumber 611に、江夏豊のインタビューが載っています。その中で、江夏自身が「江夏の21球」に言及しています。
プロは技術です。同時に、感情のある人間がやっているスポーツなんです。だからドラマが生まれるのだと思う。
...
あれは野球技術をぎりぎり駆使したものであったと同時に、古葉監督の采配への反発がつくり出したドラマでもあった。リリーフエースといわれた俺がマウンドに立っている。なぜこの上、救援投手を準備させるのか。なぜなんだ・・・・・・と。
さらに江夏は「最近は、これは凄いというシーンを見ることが少なくなったよね。」と言っています。
あの試合と比較しては選手がかわいそうですが、その後何回か試合を見に行っても、以前ほど楽しめなくなっています。確かに子供の世話をしながら見ているというのはあるのですが、それ以前に私自身の観戦する姿勢から違ってきているように思います。最近は「その一瞬」を求めるのではなく、結果だけがあればいいような感じになってきているのです。それは私だけではないかもしれない。
今プロ野球でいろいろ議論されていますが、「歴史の証言者になりたい」という欲求を掘り起こし、その欲求をいかに満足させるかという観点が忘れられているような気がします。
追加トラックバック
浮世風呂さん: それはないだろ読売さん:続プロ野球合併問題——組織硬直と全体戦略欠落の構図—
-- プロ野球をどう発展させていくかビジョンの必要性を訴えています。
なつきのティールームさん:近鉄と私。
-- 以前のような感動がなくなったことに関して書かれています。
コメント
Commented by rakurakuonsen at 2004-09-19 23:48 x
トラバどうもありがとうございます。江夏のコメントにある、「これは凄いというシーンを見ることが少なくなったよね」は、全くそうだと思います。記憶に残るシーン、感動を誰かと共有できるシーンを求めて、僕達はスポーツを見るのかもしれません。そ子から言えば、プロスポーツは「感動産業」。そういう視点を持って、プロ野球も未来を切り開いて欲しいものだと思います。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-20 09:28 x
コメントありがとうございます。歴史の証言者になりたい」という欲求をいかに満足させるかという観点が必要と書きましたが、自分で書いておいてさてその解はどこにあるのだろうかと思います。感動を与えることって難しいですよね。
Commented by jinsei1 at 2004-09-22 16:15 x
>感動を与えることって難しいですよね。
中々、仕組んだってそうは参りません。
全身全霊を打ち込んだ先の、「無」境地から、自ずと生まれ出た、
そんなものでないと、感動と共感は生まれないのでは---。
所で、そのものであるところの、「ジンセイ・パロ」のお目通りにござ~い。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-23 20:41 x
ええ、感動は真似ができない、というところから来るものと思います。イチロー、松井、努力の結晶です。昔は西鉄野武士軍団のように朝まで呑んで試合して勝つといった、別の意味で真似できない天才集団もいたのですが、いまはそれが成立する時代でもないでしょうね。残されているのは知恵でしょうか?
Commented by natuky55 at 2004-11-12 13:23 x
トラバありがとうございます。江夏の21球の時は
まだ子供だったのですが、鮮明に覚えてます。
私の友達はみんなマニアが多くて、
島本講平で野球貯金してた子とか、山田の防御率計算してた子とか、
玉川寿、中村勝広のファンとか(全員女です)地味でしたねぇ。
でもそれだけ当時のパリーグにはマニアックな何かがあったのかも。。
Commented by yoshihiroueda at 2004-11-13 08:03 x
★natuky55さん、子供は純粋に強いものが好きってところがあって大人にはあまり人気のなかった阪急ファンも多かったように思います。山口高志とか福本とか。それから今はそういえば野球好きな女の子って皆無のような気がします。サッカーはいそうなんですが。野球自体の魅力がないのか、経営が悪いのか、考えていかないといけませんね。
Commented by こじま at 2004-12-11 21:03 x
はじめまして。偶然、拝見しました。実は以前から疑問に思っていたことがあり、お尋ねするものです。私もあの近鉄VS広島の試合を大阪球場で見ていました。確かにおっしゃるように、近鉄は逆転できないのではないかという思いがありました。そして、あの江夏の21球と呼ばれる投球を目の当たりにしていました。疑問というのはあの時、江夏投手の投球がすごい、と感じた観客がいたのか、ということです。私は単純にスクイズを外された!石渡のぼけ!としか見えなかったのです。何年かして、山際氏の作品を読み、なるほどと感銘した次第です。あのとき、江夏投手の投球のすごさに気が付かれましたか?私は近鉄ファンですが、江夏投手は20世紀最高の天才投手のひとりとおもっております。
Commented by yoshihiroueda at 2004-12-12 01:17 x
★こじまさん、同じ歴史の証言者ですね。私だけかと思ってたんですが(ってそんなわきゃない)。
野球に限らず偶然が左右するところが大きいので、ひとによってはアンラッキーと思ったかもしれません。また江夏のすごさを感じた人も、一球一球のかけひきや江夏の内面の葛藤を理解してではなく、ノーアウト満塁を抑えたという結果にすごさを感じたのだろうと思います。もちろん私も結果にすごさを感じた訳ですが、もしこれが江夏ではなかったら単にアンラッキーだと思ったかもしれません。江夏のほんとうのすごさを知るのは後に山際氏の作品によってでした。
2004/09/18
北朝鮮の爆発:大山鳴動してこれかよっ!
芸術は爆発だ。岡本太郎です (ウソ)。
ブロガーの皆さんが追ってきたこの事件、
浮世風呂 (rakurakuonsenさん):
04.09.12 「≪速報≫北朝鮮建国記念日にまた大規模爆発——きのこ雲も観測」
04.09.12 「「事故」か「兆候」か?:北朝鮮大規模爆発の情報を整理する」
04.09.15 「北朝鮮大規模爆発:北の説明はやはり不自然」
04.09.15 「パウエル長官追認で収束か?北の大規模爆発」
Tomorrow's Way (yodaway2さん):
04.09.12 「北朝鮮爆発事故のニュース。何かある——。」
スウィンバーン症候群(kaurshさん):
04.09.12 「数日前に北朝鮮大爆発」
結局こういう結論なんですが...
毎日新聞 04.09.17
北朝鮮爆発:
韓国発情報は「キノコ雲騒ぎ」に終わる
納得がいきません。上記毎日新聞記事に
北朝鮮の情報の入手が難しいのは分かるのですが、皆さんが分析されてきた疑問点は、「実はなかった」では解決がつかないものが多いと思います。特に、北朝鮮からの発表、対応が不自然な点。
また何か続報があるのでしょうか。それともこれで終結でしょうか。
追記: rakurakuonsenさん (すみません、ハンドルとブログ名とごっちゃにしていました) のまとめがあります。→ 「謎」の論点整理:北朝鮮大爆発報道
ブロガーの皆さんが追ってきたこの事件、
浮世風呂 (rakurakuonsenさん):
04.09.12 「≪速報≫北朝鮮建国記念日にまた大規模爆発——きのこ雲も観測」
04.09.12 「「事故」か「兆候」か?:北朝鮮大規模爆発の情報を整理する」
04.09.15 「北朝鮮大規模爆発:北の説明はやはり不自然」
04.09.15 「パウエル長官追認で収束か?北の大規模爆発」
Tomorrow's Way (yodaway2さん):
04.09.12 「北朝鮮爆発事故のニュース。何かある——。」
スウィンバーン症候群(kaurshさん):
04.09.12 「数日前に北朝鮮大爆発」
結局こういう結論なんですが...
毎日新聞 04.09.17
北朝鮮爆発:
韓国発情報は「キノコ雲騒ぎ」に終わる
納得がいきません。上記毎日新聞記事に
韓国の核実験が米高官のリークから表面化した直後に起きた「キノコ雲騒動」だけに、韓国メディアには「米国によるハシゴ外しではないか」との警戒心が強くなっている。とありますが、私も米国の対応には疑念をもっています。浮世風呂さんへのコメントで
以前北朝鮮からミサイルが発射された時、アメリカは当初日本にはミサイルと伝え、日本側がミサイルと発表した後、人工衛星打ち上げに失敗という見解に変更したと記憶しています。後の外交交渉で障害になると考えたら正しいことも言わないというのがアメリカのやり方だと思います。同盟国とはいえ、肝腎なことはしらされないのですから、日本独自の情報収集能力を充実させることは重要と思います。と書きましたが、韓国でも同じように思っているかもしれませんね。
北朝鮮の情報の入手が難しいのは分かるのですが、皆さんが分析されてきた疑問点は、「実はなかった」では解決がつかないものが多いと思います。特に、北朝鮮からの発表、対応が不自然な点。
また何か続報があるのでしょうか。それともこれで終結でしょうか。
追記: rakurakuonsenさん (すみません、ハンドルとブログ名とごっちゃにしていました) のまとめがあります。→ 「謎」の論点整理:北朝鮮大爆発報道
2004/09/16
マグロ祭りだ、わっしょい
帰宅してブログを読み出したら、なんか知らない名前がRSSに並んでるし。訪問してみると見かけは違うけどいつものあの人。どゆこと? と思っていたら、こういうことらしいです。
マグロ祭りしましょう
コンテストなんて行われているのすっかり忘れていました。icedayさん「近海マグロに焼きをいれる」が受賞されたということで、おめでとうございます。
みなさん、私からの余計な説明は邪魔になるだけですので、ぜひ直接訪問、御覧下さい。
ところで、「マグロマル」という題の短編が筒井 康隆の作品にありました。どの作品集だったか忘れていたのですが、「ベトナム観光公社」でした。最初は星新一から入ったのですが、筒井康隆、小松左京...と、ますますもって帆掛け船。
マグロ祭りしましょう
コンテストなんて行われているのすっかり忘れていました。icedayさん「近海マグロに焼きをいれる」が受賞されたということで、おめでとうございます。
みなさん、私からの余計な説明は邪魔になるだけですので、ぜひ直接訪問、御覧下さい。
ところで、「マグロマル」という題の短編が筒井 康隆の作品にありました。どの作品集だったか忘れていたのですが、「ベトナム観光公社」でした。最初は星新一から入ったのですが、筒井康隆、小松左京...と、ますますもって帆掛け船。
2004/09/15
ブログの役割 (2) 知事ブログ
日本の夜明けは近い。坂本竜馬です (ウソ)。
知事自らがブログで県民・職員へ情報発信 という記事 (高知県知事 橋本大二郎氏インタビュー) が出ました。橋本知事のブログは「だいちゃんぜよ」 。(写真はこのブログから)
社長ブログに続き、知事ブログ。社長ブログはIT関連会社ですので、宣伝の意味も大きいですが (山村社長は直接の宣伝を拒んでいますが、それでも社長自らがブログを書くことがその会社の先進性を示したり、ブログの楽しさを伝えている訳で宣伝になります)、知事/政治家となるとまたちがった意味が出てきますね。以前、政治家専用BLOGオープンという記事に書きましたが、情報発信だけでなく自由に書き込みを許すと、とんでもないことになりそうです。覚悟が必要ですよね。今のところあまりコメントやトラックバックがないみたいですね。高知県民の皆さん、せっかく書いてるんですから反響を寄せてやってください。記事になったので、他県の人が書き出すぞ。
記事は本人自ら書くそうです。なにしろ20年近く報道記者を勤めていたので、書くことは苦にならないそうです。となると期待は (元) 作家のあの二人。負けるなー。
知事自らがブログで県民・職員へ情報発信 という記事 (高知県知事 橋本大二郎氏インタビュー) が出ました。橋本知事のブログは「だいちゃんぜよ」 。(写真はこのブログから)
社長ブログに続き、知事ブログ。社長ブログはIT関連会社ですので、宣伝の意味も大きいですが (山村社長は直接の宣伝を拒んでいますが、それでも社長自らがブログを書くことがその会社の先進性を示したり、ブログの楽しさを伝えている訳で宣伝になります)、知事/政治家となるとまたちがった意味が出てきますね。以前、政治家専用BLOGオープンという記事に書きましたが、情報発信だけでなく自由に書き込みを許すと、とんでもないことになりそうです。覚悟が必要ですよね。今のところあまりコメントやトラックバックがないみたいですね。高知県民の皆さん、せっかく書いてるんですから反響を寄せてやってください。記事になったので、他県の人が書き出すぞ。
記事は本人自ら書くそうです。なにしろ20年近く報道記者を勤めていたので、書くことは苦にならないそうです。となると期待は (元) 作家のあの二人。負けるなー。
2004/09/12
ブログの役割
みなさん、おはようございます。Tim Berners-Leeです (I'm just kidding)。
HotWiredに次のような記事がありました。上下2つあります。
見直される「市民の声」としてのブログ(上)
見直される「市民の声」としてのブログ(下)
このところ以下の皆さんの記事で、ブログの役割を考えさせられることが多くあったように思いますので、ちょっとタイムリーかと。
あざらしサラダさん【ライブドアの「参加型ジャーナリズム」は成功するか(2)】
もちろん(1)もあるし、周辺にたくさん考察があります。
Tomorrow's Way (yodaway2さん)ニュースを書き留めることについて、ちょっと考えてみた。
For Future Reference (Naotaka Uzawaさん) 出来事の意図と効果
HotWiredの記事では、
「ブログ界は全体で1冊の巨大なピアレビュー誌なのだ」ということを結論にあげています。また、「これはメディアの民主化なのだ。」とも言っています。
・一人で書いているのではなく、相互にチェックし合っていることで事実に対する客観性は確保される。
・その分野の専門家が書いている(既存メディアは記者が話を聞いて記事を書く)。
・新聞など既存のメディアの情報操作の疑い。
・既存メディアへのリンクの多寡によりブロガー全体で既存メディアへの評価を行っている。
高く評価しすぎているきらいはありますが、ひとつひとつは納得のいく理由だと思います。ただ日本ではまだそこまで発展していないだけかもしれません。まだ私なんかのように専門家でない人も発言している状況ですが、そのうちもっと強い説得力を伴って記事にしてくれる人が多く現れ、私は読んでいるだけになるかと思います。
客観性に関しては、森田実がよく批判しています。例えば、2004.9.1の記事では、政界の無気力=批判/議論しないことを批判していますが、その眼はマスコミにも向けられています。
「多くの政治家がおそれているのは、小泉首相本人の報復力というより、小泉首相を支援しているマスコミなのです。」
「小泉首相を批判する政治家は抵抗勢力のレッテルを貼られ叩かれてきた。...今もあまり変わらない」
と書いています。ほかにも、オフレコ情報を溜め込むだけで外に出さないことなどを批判していました。
これは2chの話になりますが、鈴木敦史が「美しい日本の掲示板」(リンク先は梅田望夫の書評。ちょっと持ち上げすぎかも) の中で、マスコミの日和見主義 = 上位下達の機関であることに関して批判しています。やはりここでも既存のマスコミにない視点を提供しているといえます。
田中 宇は非米同盟の中で、多くのメディアを巡回してレポートをまとめる自分の役割に関して述べています。多くのブログは見方は既存のしがらみから独立している。一方、事実を自分で取材することはないが、その点は既存メディアの取材により確保されているとしています。これをみるとただ乗りにも見えますが、補完的な位置付けを担っているといっていいでしょう。
自分自身はジャーナリストの補完になろうとしている訳ではありませんし、その能力もありません。ただ、多くの声のひとつとして平和を、環境を、よりよい世界を求める声を書き綴っていきたいと思います。むしろ自己満足に近い。こんな自己満足に近いものに対して、コメントいただけたりしてうれしいです、ってこれが自己満足か。
あざらしサラダさんの記事は【ブログで建設的に議論する方法について考える(4)】がいろいろなところで引用されていることから知りました。皆さんありがとうございます。
追記: ジャーナリストとブロガーの関わり/関連に関して書かれた記事です。トラックバック追加しました。
徒然なる数学な日々(night_in_tunisiaさん) 見直した!!
週刊!木村剛(一日編集長 ネットは新聞を殺すのかblogのtsuruaki_yukawaさん) [ブロガー新聞] 新潟地震マスコミ批判騒動に見る「参加型ジャーナリズム」
HotWiredに次のような記事がありました。上下2つあります。
見直される「市民の声」としてのブログ(上)
見直される「市民の声」としてのブログ(下)
このところ以下の皆さんの記事で、ブログの役割を考えさせられることが多くあったように思いますので、ちょっとタイムリーかと。
あざらしサラダさん【ライブドアの「参加型ジャーナリズム」は成功するか(2)】
もちろん(1)もあるし、周辺にたくさん考察があります。
Tomorrow's Way (yodaway2さん)ニュースを書き留めることについて、ちょっと考えてみた。
For Future Reference (Naotaka Uzawaさん) 出来事の意図と効果
HotWiredの記事では、
「ブログ界は全体で1冊の巨大なピアレビュー誌なのだ」ということを結論にあげています。また、「これはメディアの民主化なのだ。」とも言っています。
・一人で書いているのではなく、相互にチェックし合っていることで事実に対する客観性は確保される。
・その分野の専門家が書いている(既存メディアは記者が話を聞いて記事を書く)。
・新聞など既存のメディアの情報操作の疑い。
・既存メディアへのリンクの多寡によりブロガー全体で既存メディアへの評価を行っている。
高く評価しすぎているきらいはありますが、ひとつひとつは納得のいく理由だと思います。ただ日本ではまだそこまで発展していないだけかもしれません。まだ私なんかのように専門家でない人も発言している状況ですが、そのうちもっと強い説得力を伴って記事にしてくれる人が多く現れ、私は読んでいるだけになるかと思います。
客観性に関しては、森田実がよく批判しています。例えば、2004.9.1の記事では、政界の無気力=批判/議論しないことを批判していますが、その眼はマスコミにも向けられています。
「多くの政治家がおそれているのは、小泉首相本人の報復力というより、小泉首相を支援しているマスコミなのです。」
「小泉首相を批判する政治家は抵抗勢力のレッテルを貼られ叩かれてきた。...今もあまり変わらない」
と書いています。ほかにも、オフレコ情報を溜め込むだけで外に出さないことなどを批判していました。
これは2chの話になりますが、鈴木敦史が「美しい日本の掲示板」(リンク先は梅田望夫の書評。ちょっと持ち上げすぎかも) の中で、マスコミの日和見主義 = 上位下達の機関であることに関して批判しています。やはりここでも既存のマスコミにない視点を提供しているといえます。
田中 宇は非米同盟の中で、多くのメディアを巡回してレポートをまとめる自分の役割に関して述べています。多くのブログは見方は既存のしがらみから独立している。一方、事実を自分で取材することはないが、その点は既存メディアの取材により確保されているとしています。これをみるとただ乗りにも見えますが、補完的な位置付けを担っているといっていいでしょう。
自分自身はジャーナリストの補完になろうとしている訳ではありませんし、その能力もありません。ただ、多くの声のひとつとして平和を、環境を、よりよい世界を求める声を書き綴っていきたいと思います。むしろ自己満足に近い。こんな自己満足に近いものに対して、コメントいただけたりしてうれしいです、ってこれが自己満足か。
あざらしサラダさんの記事は【ブログで建設的に議論する方法について考える(4)】がいろいろなところで引用されていることから知りました。皆さんありがとうございます。
追記: ジャーナリストとブロガーの関わり/関連に関して書かれた記事です。トラックバック追加しました。
徒然なる数学な日々(night_in_tunisiaさん) 見直した!!
週刊!木村剛(一日編集長 ネットは新聞を殺すのかblogのtsuruaki_yukawaさん) [ブロガー新聞] 新潟地震マスコミ批判騒動に見る「参加型ジャーナリズム」
2004/09/11
「感動で鳥肌が立つ」って言うじゃない?
おはようございます。金田一京助です(ウソ)。
ときどき新聞の読者の声などで、「感動で鳥肌が立つ」という表現に違和感を感じる、という意見を書いている人がいます。鳥肌は、寒さや恐怖を感じたときに出るものだというのです。辞書にそう書いてある、という人もいます。
年輩の方に多いような気がしますが、感動で鳥肌がたったという経験がなかったのでしょうか。それとも忘れちゃったのでしょうか。もちろん、感動は感じ方であって人によって違うものなので、そう感じたことがないというのは大いにありうると思いますが、他人がどう感じるかまで口出しすることはないと思います。新聞社もなぜそういう意見を何度も載せるのでしょうか。
私自身は「おいしくてほっぺたが落ちそう」という人こそ信じられません。辞書には載っていますけどね。それとも、私がそんな経験をしたことがない、それほどおいしいものを食べたことないってことか?
でもなんで鳥肌が立つのかな。「畏敬の念」っていう感じかもしれません。
ときどき新聞の読者の声などで、「感動で鳥肌が立つ」という表現に違和感を感じる、という意見を書いている人がいます。鳥肌は、寒さや恐怖を感じたときに出るものだというのです。辞書にそう書いてある、という人もいます。
年輩の方に多いような気がしますが、感動で鳥肌がたったという経験がなかったのでしょうか。それとも忘れちゃったのでしょうか。もちろん、感動は感じ方であって人によって違うものなので、そう感じたことがないというのは大いにありうると思いますが、他人がどう感じるかまで口出しすることはないと思います。新聞社もなぜそういう意見を何度も載せるのでしょうか。
私自身は「おいしくてほっぺたが落ちそう」という人こそ信じられません。辞書には載っていますけどね。それとも、私がそんな経験をしたことがない、それほどおいしいものを食べたことないってことか?
でもなんで鳥肌が立つのかな。「畏敬の念」っていう感じかもしれません。
9.11
9月11日ですね。
私はそのとき、正直なところ、アメリカにも「反省」という概念が出てくるかと思っていました。たしかに甘い考え方かもしれません。しかし、犯行の主体がビンラーディンにしろ誰にしろ、その全容解明には相当な時間がかかると思っていましたし、その間には、なぜそうなったかという議論も起こるだろうと考えていました。また、たとえ唯一無二のスーパーパワーであるアメリカにどの国も逆らえない状況とはいえ、アメリカにはいない犯人を見つけだすのに他国との協調も必要になります。
しかし、そうはならなかった。「テロに対する戦争」という概念が発明され、アフガニスタンにいると思われる犯人を見つけだすのに、アフガニスタンに住む人々はどれだけ犠牲になってもよいことになってしまいました。もしビンラーディンが東京にいたらどうなっていたでしょうか。東京は攻撃できませんか? 沖縄だったらどうですか?
国連は機能しませんでした。アメリカが攻撃したいと思ったら、国連にわざわざ承認を求める必要はないことを示したのです。証拠も要りません。ただ「テロリストにつくか、われわれにつくか」という選択肢が提示されただけ。「我々」というのがどういうものかということを吟味もせず、日本はこのジャイアン側につくことにしたのです。
ソ連が崩壊して、アメリカのみがスーパーパワーになったとき、一瞬暗い未来を予見しました。しかしすぐに、いやいやアメリカは違う、これまで正義の旗のもとに行動してきたのに、その舌の根も乾かないうちに悪の帝国になれる訳がない、と自分の中で否定しました。それも甘い期待でしかありませんでした。
今後期待はあるのでしょうか。アメリカはアメリカ国民しか変えることはできません。マイケル・ムーアが反ブッシュの運動を行っています。これはかなり効果は持っていると思いますが、ブッシュの代わりはケリーです。同じ穴のムジナです。「戦争をしたいからするのではなく、必要だからする」って、2つの間に違いはありません。
まだ夢想的なことをいうと、日本こそ世界を平和に導けるポジションと資格と力を持ち合わせていると考えています。日本が世界のリーダーになるビジョンを掲げ、日本人の誇りを訴える指導者が出てくると、世の中を変えられると思うのです。
論理の飛躍のある荒っぽい文章ですね。また少しずつ補足して行くかもしれません。
トラックバック先です。
瀬戸智子の枕草子 (瀬戸智子さん) あれから僕たちは何かを信じて来れたかな?
Sofia_SS (ソフィアさん) 911
私はそのとき、正直なところ、アメリカにも「反省」という概念が出てくるかと思っていました。たしかに甘い考え方かもしれません。しかし、犯行の主体がビンラーディンにしろ誰にしろ、その全容解明には相当な時間がかかると思っていましたし、その間には、なぜそうなったかという議論も起こるだろうと考えていました。また、たとえ唯一無二のスーパーパワーであるアメリカにどの国も逆らえない状況とはいえ、アメリカにはいない犯人を見つけだすのに他国との協調も必要になります。
しかし、そうはならなかった。「テロに対する戦争」という概念が発明され、アフガニスタンにいると思われる犯人を見つけだすのに、アフガニスタンに住む人々はどれだけ犠牲になってもよいことになってしまいました。もしビンラーディンが東京にいたらどうなっていたでしょうか。東京は攻撃できませんか? 沖縄だったらどうですか?
国連は機能しませんでした。アメリカが攻撃したいと思ったら、国連にわざわざ承認を求める必要はないことを示したのです。証拠も要りません。ただ「テロリストにつくか、われわれにつくか」という選択肢が提示されただけ。「我々」というのがどういうものかということを吟味もせず、日本はこのジャイアン側につくことにしたのです。
ソ連が崩壊して、アメリカのみがスーパーパワーになったとき、一瞬暗い未来を予見しました。しかしすぐに、いやいやアメリカは違う、これまで正義の旗のもとに行動してきたのに、その舌の根も乾かないうちに悪の帝国になれる訳がない、と自分の中で否定しました。それも甘い期待でしかありませんでした。
今後期待はあるのでしょうか。アメリカはアメリカ国民しか変えることはできません。マイケル・ムーアが反ブッシュの運動を行っています。これはかなり効果は持っていると思いますが、ブッシュの代わりはケリーです。同じ穴のムジナです。「戦争をしたいからするのではなく、必要だからする」って、2つの間に違いはありません。
まだ夢想的なことをいうと、日本こそ世界を平和に導けるポジションと資格と力を持ち合わせていると考えています。日本が世界のリーダーになるビジョンを掲げ、日本人の誇りを訴える指導者が出てくると、世の中を変えられると思うのです。
論理の飛躍のある荒っぽい文章ですね。また少しずつ補足して行くかもしれません。
トラックバック先です。
瀬戸智子の枕草子 (瀬戸智子さん) あれから僕たちは何かを信じて来れたかな?
Sofia_SS (ソフィアさん) 911
コメント
Commented by jinsei1 at 2004-09-11 19:17 x
奇しくも今日9.11、ジェンキンス氏家族伴い、司法取引へ、米軍管轄下に。
Commented by rkya at 2004-09-12 23:25 x
先日はコメントありがとうございました♪
そうなんですよね、反ブッシュはいいけど、反小泉もいいけれど
じゃあ誰だったらいいの?誰ならどうよくしてくれるの?ってことになると、、、。
ジェンキンスさんの問題、どうか穏便に解決されますようにと祈る様な気持ちです。
Commented by rakurakuonsen at 2004-09-13 00:02 x
こんばんは。TBさせていただきました。交渉のテーブルにつかせる「度量」が、国際社会の側に求められている…そんな気がします。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-14 07:12 x
皆さん、コメントありがとうございます。返信遅れ申し訳ありません。
ジェンキンス氏に関しては解決が規定路線で心配することはないと思っています。でもまだまだ他の人が残っていますからね。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-14 07:21 x
★rakurakuonsenさん、TB、コメントありがとうございます。アメリカに度量を求めるのは相当困難な状況だとは思いますが、親米国日本こそ、その役割を担わなければならないのだと思います。家来としてではなく率直な意見を交し合える友人として。
Commented by bra-net at 2004-10-06 14:06 x
TBしました。大変なことになってきました。産業界がとうとう軍事政権の表舞台へと上がろうとしています。
「感動で鳥肌が立つ」って言うじゃない?
おはようございます。金田一京助です (ウソ)。
ときどき新聞の読者の声などで、「感動で鳥肌が立つ」という表現に違和感を感じる、という意見を書いている人がいます。鳥肌は、寒さや恐怖を感じたときに出るものだというのです。辞書にそう書いてある、という人もいます。
年輩の方に多いような気がしますが、感動で鳥肌がたったという経験がなかったのでしょうか。それとも忘れちゃったのでしょうか。もちろん、感動は感じ方であって人によって違うものなので、そう感じたことがないというのは大いにありうると思いますが、他人がどう感じるかまで口出しすることはないと思います。新聞社もなぜそういう意見を何度も載せるのでしょうか。
私自身は「おいしくてほっぺたが落ちそう」という人こそ信じられません。辞書には載っていますけどね。それとも、私がそんな経験をしたことがない、それほどおいしいものを食べたことないってことか?
でもなんで鳥肌が立つのかな。「畏敬の念」っていう感じかもしれません。
ときどき新聞の読者の声などで、「感動で鳥肌が立つ」という表現に違和感を感じる、という意見を書いている人がいます。鳥肌は、寒さや恐怖を感じたときに出るものだというのです。辞書にそう書いてある、という人もいます。
年輩の方に多いような気がしますが、感動で鳥肌がたったという経験がなかったのでしょうか。それとも忘れちゃったのでしょうか。もちろん、感動は感じ方であって人によって違うものなので、そう感じたことがないというのは大いにありうると思いますが、他人がどう感じるかまで口出しすることはないと思います。新聞社もなぜそういう意見を何度も載せるのでしょうか。
私自身は「おいしくてほっぺたが落ちそう」という人こそ信じられません。辞書には載っていますけどね。それとも、私がそんな経験をしたことがない、それほどおいしいものを食べたことないってことか?
でもなんで鳥肌が立つのかな。「畏敬の念」っていう感じかもしれません。
2004/09/10
みんな野球ファン
こんばんは。オリックスブルーウェーブの殿馬一人です (ウソ)。
朝日新聞 2004年9月6日
プロ野球スト設定 ファンの判定は
デイリースポーツ(共同) 2004年9月7日
大臣もプロ野球が心配です
毎日新聞 2004年9月9日
プロ野球スト:「よく話し合って解決を」 国際労連書記長
日銀総裁:
プロ野球機構の閉鎖性を批判
みんなプロ野球がすきなんですね。ありがたい限りです。
え、日銀総裁? そんな方までなぜ...
> 11球団体制となることについては「将来また増えるかもしれない」と述べた。
はっ。そういえば...
ナベツネが「500億や300億出してもよいという企業がある。それはまた奥の手でね。」って言ってたのはこのこと?
日銀Bankers(やっぱりBig Bucksのほうが景気がいいかな)
・金ならいくらでも刷れる。
・観戦者に抽選で2000円札プレゼントキャンペーン。
・ユニフォームにネクタイ着用だそうだ。
・手堅い作戦が好み。
ほかにも候補があるらしい。
郵政公社Lettermen (古っ)
・預金残高350兆。500億や300億は誤差範囲。
・昔は国鉄も球団持ってたんだし...
・安心感でお年寄りに絶大な支持。全国区人気。
・記念切手だしまくり。「○○選手月間MVP記念」、「□□選手サイクルヒット記念」
天皇家Imperial Guards (近衛軍)
・毎日が天覧試合
・お年寄り以外でも全国区人気。
・「宮内庁御用達」は"Official Supplier"に変更。
・本拠地は仙台宮城球場。
その他候補は
東証Mothers
森ビルGates
学会Dye Sax
...
ほかの動きがキャッチできたらご連絡お願いします。
[04.09.16追記] 楽天も参入を検討しているらしいですね。ライブドアがだめで楽天がOKとなったら堀江さんおこるだろうな。一緒にして
楽天Live Doors
とするか。
朝日新聞 2004年9月6日
プロ野球スト設定 ファンの判定は
デイリースポーツ(共同) 2004年9月7日
大臣もプロ野球が心配です
毎日新聞 2004年9月9日
プロ野球スト:「よく話し合って解決を」 国際労連書記長
日銀総裁:
プロ野球機構の閉鎖性を批判
みんなプロ野球がすきなんですね。ありがたい限りです。
え、日銀総裁? そんな方までなぜ...
> 11球団体制となることについては「将来また増えるかもしれない」と述べた。
はっ。そういえば...
ナベツネが「500億や300億出してもよいという企業がある。それはまた奥の手でね。」って言ってたのはこのこと?
日銀Bankers(やっぱりBig Bucksのほうが景気がいいかな)
・金ならいくらでも刷れる。
・観戦者に抽選で2000円札プレゼントキャンペーン。
・ユニフォームにネクタイ着用だそうだ。
・手堅い作戦が好み。
ほかにも候補があるらしい。
郵政公社Lettermen (古っ)
・預金残高350兆。500億や300億は誤差範囲。
・昔は国鉄も球団持ってたんだし...
・安心感でお年寄りに絶大な支持。全国区人気。
・記念切手だしまくり。「○○選手月間MVP記念」、「□□選手サイクルヒット記念」
天皇家Imperial Guards (近衛軍)
・毎日が天覧試合
・お年寄り以外でも全国区人気。
・「宮内庁御用達」は"Official Supplier"に変更。
・本拠地は仙台宮城球場。
その他候補は
東証Mothers
森ビルGates
学会Dye Sax
...
ほかの動きがキャッチできたらご連絡お願いします。
[04.09.16追記] 楽天も参入を検討しているらしいですね。ライブドアがだめで楽天がOKとなったら堀江さんおこるだろうな。一緒にして
楽天Live Doors
とするか。
コメント
Commented by ssnostalgia at 2004-09-10 12:52 x
御バカ加減が知的におもしろい!!
ほかに動きがあればおしえてださねー。
Commented by night_in_tunisia at 2004-09-10 14:05 x
日銀Bankers、大爆笑しました。
優勝記念に日銀券大放出セールとかして欲しいです。
Commented by jinsei1 at 2004-09-10 18:02 x
殿っ、野球所でござらん、一大事!
ニートがやがて---。
Commented by Rough Tone at 2004-09-11 00:20 x
じゃあ私も
こんにちは
わがふるさとにももう2球団ほしいので・・・
TOTOトイレッツ。
ブリヂストンドーナッツ。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-11 01:13 x
★ssnostalgiaさん、
> 御バカ加減が知的におもしろい!!
いやー、こういう適切なお褒めの言葉いただけると素直に嬉しいです。ボケに磨きをかけないと、と思いますよね。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-11 01:35 x
★night_in_tunisiaさん、日本銀行券ただで配るアイデアに触発され、こんな記事かいてみました(あまりおばかなのでTBは避けましたが)。
日銀Big Bucksのほうが景気がいいような気がしてきました。優勝パレードは紙吹雪ではなくお札吹雪。経済効果どれくらいになるでしょうか。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-11 01:37 x
★Rough Toneさん、新しい球団設立の動きの報告ありがとうございます。九州でしょうか?
「テロ」と「戦争」
北オセチアの学校占拠事件、これまで何か書こうと思いつつ書けずにいました (04.09.11追記: この点yodaway2さんに近いかもしれません)。いや、今も直接このことに関して書けません。
愛のまぜご飯 (by heteheeteさん) 「テロと戦争」
日日光進 (by jinsei1さん)「オイオイッ!」
これらの記事にトラックバックして記事を書いています。愛のまぜご飯さんのコメントに書いたものをちょっと変えています。タイトルも愛のまぜご飯さんと同じですが、ちょっとだけ変えています。
昔は「テロ」という言葉は明白だったと思います。憎むべき犯罪でした。無関係な人の命の犠牲も厭わない卑怯な犯罪です。一方、「戦争」。これは「避けたいものではあるが、やむにやまれぬもの」というニュアンスがあります。さて、この時点で既に「テロ」は便利な言葉になっています。「テロ」というラベルがついたものは「悪」、「戦争」は理由があれば「義」、「正義」となります。
「テロ」は犯罪です。それも卑怯な犯罪です。絶対に阻止しなければなりません。そのためには人質に犠牲が出てもかまわないというのが国際的なコンセンサスでした。福田さんが「人命は地球より重い」といって、テロリストの要求をのんで犯罪者を解放したとき、日本は大きな批判にさらされることになりました。
「テロ」は犯罪です。「犯罪」に対しては「犯人」を見つけ出し、証拠を見つけ出し、裁判にかけないといけません。捜査の段階で、違法捜査があってはいけません。また、民間人に犠牲が出るような無茶なことはできません。正義のためだったら公正な手続きが必要になります。面倒くさいですね。不便ですね。
そこで便利な概念が発明されました。「テロに対する戦争」です。「戦争」は面倒な手続きは要りません。テロリストの近くに住んでいる無関係な人が巻き添えになってもかまいません。だって戦争なんですから。「無関係な人を巻き添えに」ってどこかで聞いたことがあったような... あ、「テロ」の定義のところでしたね。
相手に対して「テロ」のレッテルを貼りましょう。国際社会がみんな同情、支持してくれますよ。自分のやることは「(正義の) 戦争」と言いましょう。戦争はやっぱり嫌だというところもありますが、支持してくれるところもありますよ。なにせ「正義」なんですから。日本の首相も「仮定の質問には答えられない」と言っていますが、大丈夫、始まったら容認してくれます。支持してくれます。支援してくれます。
さあ、声の大きいところは真似しましょう。ロシアさん? ああ、あなたのところはマスコミもあなたのいうとおり動いてくれるので、うまくいきますよ。うちだと批判を抑える雰囲気作りが大変なので、あなたのところがうらやましい。
途中から文体が変わってきた? 賢くなったって言っていただきたいですね。
[04.09.11 トラックバック追加しました]
Tomorrow's Way (by yodaway2さん) 「露学校人質事件、テロに立ち上がって抗議した少年は……。」
あたしの青春返してよ (by とびげりさん) 「憎しみの連鎖」
[その後の追加トラックバック - 「テロ」という言葉の使い方を問題にされているみなさん、「戦争」の犯罪性を問題視するみなさん]
=社説は語る= (by ko-bar-berさん) 「ウズベキスタン暴動を武力制圧」
浮世風呂 (by rakurakuonsenさん) 「ウズベクでの中露vs英米?:構図は簡単ではない」
designcafe-blog (by design-lifeさん) 「何が正しいのか。」
愛のまぜご飯 (by heteheeteさん) 「テロと戦争」
日日光進 (by jinsei1さん)「オイオイッ!」
これらの記事にトラックバックして記事を書いています。愛のまぜご飯さんのコメントに書いたものをちょっと変えています。タイトルも愛のまぜご飯さんと同じですが、ちょっとだけ変えています。
昔は「テロ」という言葉は明白だったと思います。憎むべき犯罪でした。無関係な人の命の犠牲も厭わない卑怯な犯罪です。一方、「戦争」。これは「避けたいものではあるが、やむにやまれぬもの」というニュアンスがあります。さて、この時点で既に「テロ」は便利な言葉になっています。「テロ」というラベルがついたものは「悪」、「戦争」は理由があれば「義」、「正義」となります。
「テロ」は犯罪です。それも卑怯な犯罪です。絶対に阻止しなければなりません。そのためには人質に犠牲が出てもかまわないというのが国際的なコンセンサスでした。福田さんが「人命は地球より重い」といって、テロリストの要求をのんで犯罪者を解放したとき、日本は大きな批判にさらされることになりました。
「テロ」は犯罪です。「犯罪」に対しては「犯人」を見つけ出し、証拠を見つけ出し、裁判にかけないといけません。捜査の段階で、違法捜査があってはいけません。また、民間人に犠牲が出るような無茶なことはできません。正義のためだったら公正な手続きが必要になります。面倒くさいですね。不便ですね。
そこで便利な概念が発明されました。「テロに対する戦争」です。「戦争」は面倒な手続きは要りません。テロリストの近くに住んでいる無関係な人が巻き添えになってもかまいません。だって戦争なんですから。「無関係な人を巻き添えに」ってどこかで聞いたことがあったような... あ、「テロ」の定義のところでしたね。
相手に対して「テロ」のレッテルを貼りましょう。国際社会がみんな同情、支持してくれますよ。自分のやることは「(正義の) 戦争」と言いましょう。戦争はやっぱり嫌だというところもありますが、支持してくれるところもありますよ。なにせ「正義」なんですから。日本の首相も「仮定の質問には答えられない」と言っていますが、大丈夫、始まったら容認してくれます。支持してくれます。支援してくれます。
さあ、声の大きいところは真似しましょう。ロシアさん? ああ、あなたのところはマスコミもあなたのいうとおり動いてくれるので、うまくいきますよ。うちだと批判を抑える雰囲気作りが大変なので、あなたのところがうらやましい。
途中から文体が変わってきた? 賢くなったって言っていただきたいですね。
[04.09.11 トラックバック追加しました]
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designcafe-blog (by design-lifeさん) 「何が正しいのか。」
コメント
Commented by heteheete at 2004-09-10 09:07 x
おはようございます。heteです。
トラックバックどうもありがとうございました。
『ロシア、海外の武装勢力拠点への先制攻撃を示唆』などという
ニュースを見て、ロシアもアメリカのように戦争を始める大義が出来て
喜んでいるように見えてしまい、恐ろしいです。
(私事で恐縮なのですが、今朝自分のブログにログインが出来ません。
yoshihirouedaさんはそんなことないですよね?)
Commented by yodaway2 at 2004-09-11 01:18 x
何が正義で、何が正義でないか……。それは拠って立つ国家、民族、宗教によって拘束を受けがちだと思います。しかも、その拠って立つものは、多くが生まれながらにして決まってしまっていることが少なくありません。子どもの頃……、私は戦争のニュースを聞くたびに、神様はとても意地が悪くて、人間が対立するように、対立するようにと世界をつくったのじゃないかと疑っていました。これからの時代、個人であっても国家のレベルであっても、生き残っていくだけでも、けっこう大変になっていくのかもしれません。人間に対して、ちょっと厳しすぎる感想になったかナ?
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-12 04:42 x
★heteさん、返信が遅くなりました。強いロシア、拡大するロシアはロシア国民が望んでいることで、暗澹たる気持ちになります。でも外にまで出て行く体力あるのかな。
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-12 04:47 x
★yodaway2さん、返信が遅くなりました。価値観の違いはありますが、共通の価値観として人命、人権、幸福というのがあると思いますし、どの文化であってもそこを認識しなければならないと思います。そしてその次に、それ以外は寛容であることが共通の価値観であってもらいたいものです。
Commented by rakurakuonsen at 2005-05-19 23:42 x
こんばんは。コメント&トラバ、ありがとうございました!
僕の記事を追加していただいたんですね。感謝感謝です。
yodaway2さんへのコメントのなかで
>寛容であることが共通の価値観であってもらいたい
とおっしゃってますよね。
「あぁ、揺らいでいるのはそこかも。」と感じました。まだ、うまくはいえないんですが・・・
じっくり考えていくと、哲学や倫理学の領域に行きそうなテーマですね。(僕は、あまり得意じゃないんですが・・・)
落ち着いて考えてみたいですね。
Commented by rakurakuonsen at 2005-05-19 23:50 x
蛇足ですが・・・
uedaさんのところにきているトラックバックスパム、僕のところにきていたのと同じものです!撃退法あります。浮世風呂に「ワイルドカードでトラックバックスパム対策」(5/15付)という記事を書いてますので、よろしければご覧下さいませ。
蛇足2
yodaway2さん、400本達成、すごいですね。あそこは、本当にいいコミュニティになってて、いつも素晴らしいと思います。yodawayまつり、やってみます?(笑)。どうするといいかな・・・ blog名の最後に「's way」ってつけてみるとか。 ・・・わくわく。
Commented by yoshihiroueda at 2005-05-21 14:18 x
★rakurakuonsenさん、
アメリカの「民主主義の輸出」、コンセプト自体は崇高だと思いますが、手段や本音はちゃんと見据えないといけないと思っています。キーは、その国の人々にとって本当の幸せはなにかということかなと思います。
Commented by soliton_xyz at 2005-06-11 18:24 x
「テロに対する戦争」というのは、実のところ、アメリカを統合し強化するために必要な「神話」だそうです。
Commented by yoshihiroueda at 2005-06-11 22:06 x
★soliton_xyzさん、「テロに対する戦争」って、9.11以降ナショナリズムの強化に使われましたね。びっくりするくらい言論の自由もなくなって、太平洋戦争時の日本みたいと思いました。中国の反日デモ・暴動も同じようなものなんでしょうね。
2004/09/08
ユニクロの中国進出?
こんばんは。バナナ共和国大統領です (ウソ)。
ハラペコ日誌 (halapecoさん)「ユニクロ」に、ユニクロの上海店の話が載っています。
ユニクロといえば、日本の生産管理で中国で生産することによって、安さと高品質を両立させるビジネスモデルで成功しているのですが、それが中国に出店?ということで、成功するのか最初疑問に思ってしまいますね。halapecoさん(中国留学生)も上記記事でレポートされていますが、日本とほぼ同じ値段で、中国の物価水準からしてみるとかなり高いとのこと。しかし、成功しているようです。
成功の要因としては、halapecoさん「中国では男向けの服屋は有るにはあるが女性用と比べれば数も少なければファッション性も無い。」と指摘されるように、ファッショナブルなカジュアルがないということがあるのでしょう。日本でもユニクロがブームになったときがありましたが、それもただ安い/高品質ではブームになるということはなく、やはり服としての魅力があったのだと思います。ユニクラーというのでしょうか、何でもユニクロで揃える人とか出ていました。
もうひとつの要因は、日本式の接客、店舗、品物など、全て日本式にしているということにあると思います。それは日本式が良いというのではなく、サービスの質が日本と同じレベルを保っていることだと思います。会長の柳井さんが
「一勝九敗」-ユニクロも失敗ばかりだった
の中で、イギリス進出の失敗について語っています。
なお、halapecoさんは現在は一時帰国されていますが、中国に留学されています。日本では中国の生の情報はあまり入手できず、中国人の反日感情ほんとのところはどうなの? とか思うわけですが、現地からの情報を発信してくれることを期待したいと思います。
ハラペコ日誌 (halapecoさん)「ユニクロ」に、ユニクロの上海店の話が載っています。
ユニクロといえば、日本の生産管理で中国で生産することによって、安さと高品質を両立させるビジネスモデルで成功しているのですが、それが中国に出店?ということで、成功するのか最初疑問に思ってしまいますね。halapecoさん(中国留学生)も上記記事でレポートされていますが、日本とほぼ同じ値段で、中国の物価水準からしてみるとかなり高いとのこと。しかし、成功しているようです。
成功の要因としては、halapecoさん「中国では男向けの服屋は有るにはあるが女性用と比べれば数も少なければファッション性も無い。」と指摘されるように、ファッショナブルなカジュアルがないということがあるのでしょう。日本でもユニクロがブームになったときがありましたが、それもただ安い/高品質ではブームになるということはなく、やはり服としての魅力があったのだと思います。ユニクラーというのでしょうか、何でもユニクロで揃える人とか出ていました。
もうひとつの要因は、日本式の接客、店舗、品物など、全て日本式にしているということにあると思います。それは日本式が良いというのではなく、サービスの質が日本と同じレベルを保っていることだと思います。会長の柳井さんが
「一勝九敗」-ユニクロも失敗ばかりだった
の中で、イギリス進出の失敗について語っています。
イギリスでの失敗は、経営者の選択に原因があった。海外の現地法人は現地の人が経営をしないとうまくいかないと考えていたため、紹介されたイギリスの老舗デパートでの勤務経験のある人を社長に採用したのだが、イギリスの文化の反映もあって、保守的な経営陣や組織になった。
経営者から店員まで、それぞれに階級・階層をつくり、壁ができてしまった。現場の社員だろうが社長だろうが、壁をつくらず対等に、みんな一緒になって話し合って実行する当社の企業風土からはほど遠いものだった。店は汚く、店舗社員の訓練もぜんぜんできていない。社長に注文をつけても、「できない理由」を並べる。ユニクロの商売をイギリスで実現できなければ意味がない。この失敗をふまえて上海では日本式、というよりユニクロ流にこだわったのだと思います。
なお、halapecoさんは現在は一時帰国されていますが、中国に留学されています。日本では中国の生の情報はあまり入手できず、中国人の反日感情ほんとのところはどうなの? とか思うわけですが、現地からの情報を発信してくれることを期待したいと思います。
2004/09/05
へたれ...です
さきほどはクサナギがお邪魔しました。中居です (ウソ)。
私は、
とびげりさんのその女、強暴につきで紹介されていた
受け攻め度チェック
をやってみました。
結果は...
中居正広さん(ニセモノ)は へたれ攻 です!
(ちなみに名前は最後の「神様」の部分しか影響しません)
「へたれ攻」ってなんじゃー。
へたれ攻の貴方は
私は、
とびげりさんのその女、強暴につきで紹介されていた
受け攻め度チェック
をやってみました。
結果は...
中居正広さん(ニセモノ)は へたれ攻 です!
(ちなみに名前は最後の「神様」の部分しか影響しません)
「へたれ攻」ってなんじゃー。
へたれ攻の貴方は
★性格★なんで平和主義者って分かったんでしょ。「明るくさっぱりとした性格」って、それほどでも〜。
素直な平和主義者です。
明るくさっぱりとした性格なので誰からも好かれるタイプ。
人を惹きつける笑顔と、すんなりと相手の胸に飛び込んでいく素直さがあるので、初対面でも旧知の仲のように話せます。
友達がいっぱいできるのが特徴です。
優しく素直で合理主義者。二面性がある点も貴方の魅力となっています。
★夜の性格★... 言及を避けます。
いつも相手に遠慮して、思い通りのプレイができない損な役回りです。
しかし、テクニック的にはどの攻めよりも上手いので自信を持ってどんどん喘がせてイカせてあげましょう。
少しずつ調教を施して、貴方なしじゃいられない体にしてあげたらどうでしょうか?
ときには強く攻めていかないと立場逆転の心配もあるので注意してください。
★相性★「襲い受」って...
強気受・襲い受
● 中居正広さんを見守る神様は、おやつの神様です。かわいい... ちなみにuedaさんを見守る神様は、上様だそうです。
騙され王決定戦
こんばんは。「いいひと。」っていう形容に辟易しているチョナン・カンです (ウソ)。
「日日光進」(jinsei1さん) 己を知れば−−−で、
騙され度診断テスト 性格編 Ver1.0
が紹介されていました。私もやってみました。
結果発表: あなたの安全度56点
ひくーい。トホホ。
いいのか? これで。
・化粧品などの無料お試しを利用したことがある → Yes
・説明書を読まずに、とりあえず使ってみることが多い → Yes
・レアものとかプレミアム商品に興味が強いほうだと思う → Yes
とかが効いていそうです。だいたいこういうテストをとりあえずやる人は騙され王素養あるかも。Exciteブログも試してみるかと始めて抜けられなくなっているところとも(あ、ここを読んでる皆さんもそう?)。
Sony PlayStation2の「トロイの木馬作戦」(ゲーム機のふりをしてして家庭に入って、デジタルコンテンツをがんがん流し込む入り口になる) にも引っかかってみるかとHDDユニット先行購入したし。Final Fantasy XIもベータテスターだったし。
まあこれでいいっていうことですから、今後もこれでいくか。
「日日光進」(jinsei1さん) 己を知れば−−−で、
騙され度診断テスト 性格編 Ver1.0
が紹介されていました。私もやってみました。
結果発表: あなたの安全度56点
ひくーい。トホホ。
バランスの取れた性格です。
そのままのあなたを維持してOK。
堅実さと楽天さが上手く調和された、いたって均衡のとれた性格です。あとはパソコンやインターネットの技術的な知識を深めて行けば安全にネットライフを堪能してゆけるでしょう。途中、些細なトラブルに遭遇する可能性はありますが、その経験をプラスに転じる力を持っています。
ただし50点以下の方は要注意。契約書や規約には面倒がらずに目を通しておくように心がけましょう。
いいのか? これで。
・化粧品などの無料お試しを利用したことがある → Yes
・説明書を読まずに、とりあえず使ってみることが多い → Yes
・レアものとかプレミアム商品に興味が強いほうだと思う → Yes
とかが効いていそうです。だいたいこういうテストをとりあえずやる人は騙され王素養あるかも。Exciteブログも試してみるかと始めて抜けられなくなっているところとも(あ、ここを読んでる皆さんもそう?)。
Sony PlayStation2の「トロイの木馬作戦」(ゲーム機のふりをしてして家庭に入って、デジタルコンテンツをがんがん流し込む入り口になる) にも引っかかってみるかとHDDユニット先行購入したし。Final Fantasy XIもベータテスターだったし。
まあこれでいいっていうことですから、今後もこれでいくか。
2004/09/03
引っ込んだんじゃなかったのか...
こんばんは、東京メッツの岩田鉄五郎です (ウソ)。
先日はナベツネのニセモノが、パリーグにもジャイアンツを構想をだしていましたが、今度は本物かい。引っ込んだんじゃなかったのか、と問いたい、問いつめたい、小1時間...
正直なところを言えば、私、この5球団+5球団の2リーグ制は悪くないと思っています。上記ジャイアンII構想の次くらい。
これを最初に知ったのは、下記の記事なんですが、
2004/8/28 日刊スポーツ 渡辺前オーナー、5球団の2リーグ理想
その前にも既に出てたんですね。URLの日付け見ると7月23日になっています。
スポーツニッポン 渡辺オーナー仰天構想 巨人がパ・リーグ移籍へ
まあいつものはったりかと思っていたのですが、今度はコミッショナーを巻き込んだ構想らしいですね。どうなることやら。
毎日新聞本紙には、Webで載っていないことも書かれているようですので、紹介します。また、構想は評価するけど人物はいただけない。そのことに関しても言及しないとね。しばらくお待ちを。
毎日のWeb記事を並べます。(リンク切れ)
2004年9月2日 22時26分 球界再編: 2リーグ制も検討 妥協点探る意見目立ち
... これは渡辺インタビューが出る前。でもスポーツ紙では出てたんですけどね...
2004年9月3日 3時00分 球界再編: 根来氏、キーマンに 再編に深くかかわる?
... コミッショナーがリーダーシップを発揮するのはよいと思いますが、利用されてませんか?
2004年9月3日 東京朝刊プロ野球: 再編 渡辺・前オーナー「巨人、パに行ってもいい」−−毎日新聞単独会見
... 1面トップです。
2004年9月3日 3時00分球界再編:渡辺氏単独会見 反発強くプラン変更=解説
... 審議なしで移籍できるとの考えは野球協約など規約の不備をついた強行突破ともいうべき手法、協約に書いていないことはすべて実行していい、という考え方は、協約上の「空白の1日」を利用して江川卓投手を強引に巨人に入団させようとした78年の事件を思い起こさせる。とあります。江川事件に関してはいずれ書きたいなと思っています。
2004年9月3日 東京夕刊プロ野球: 再編 巨人パ・リーグ発言「根本解決にならぬ」−−関係者に広がる波紋
... 高田繁氏など評価するむきもあります。
2004年9月3日 21時18分 球界再編: 巨人のパ移籍、阪神オーナー「引き止める」
... ジャイアンツ戦が減るのがいやで1リーグ反対だったんですから...
2004年9月3日 22時14分 球界再編: 渡辺前オーナー「毎日新聞熟読しろ」
... 記者団に囲まれ、答える代わりに
ここからが紙面にしかないと思われるインタビュー内容
・再編: もう一つのペアは、「金融問題」があるから複雑怪奇、水面下の動きまで知っている、とのこと。具体的にダイエーとロッテをあげていますが、「金融問題」はダイエーの再建の話ですね。
・「セは反巨人5球団連合を作ったんだから...」とおれにたてつく奴は許さんとの構え。「球団の連盟間移動を禁止する条項はない」というのはここに出てきています。
・「500億や300億出してもよいという企業がある。それはまた奥の手でね。」
・「選手は労働法上は組合員だが、税法上は個人事業主として課税されている。一般大衆ファンはこの矛盾を分かっていない」 一般大衆、って言い方が既に...
・「オーナーの中には給料が1500万円の人もいる。数億円稼ぐ労働者と労使交渉するというのはおかしい」って、1500万円の給料の中からはらえって言ってる訳じゃないんですが。
・自由獲得枠、FAが経営悪化の原因では? と問われて「当時のマスコミは職業選択の自由を随分書きましたよ」って読売新聞でしょ。
・テレビ放映権をコミッショナーが一括管理るという考えは? 「市場経済原理を否定し全く社会主義的な競争制限」 ジャイアンツが日本テレビに無競争で放映権を売ってるんですけど。
・「近鉄が脱落した原因は野球ではなく、本業で全国で最長の路線、かなり不動産を買い込んでバブル崩壊でべらぼうに値が下がったから...」 赤字を本社が補填するのが正しいありかたのように言っています。
・加盟料に関して: 「巨人なんか23年間赤字が続いてやっと黒字になった。阪神は60年」 器が小さい...
・「たかが選手」発言: 「酔っぱらっている時の発言」 そこに本当の品性が出るんですよ。
・辞任に関して: 「新聞社の主筆をやっとる人間が、そういうところで責任をとらないというと、小泉責任をとれとかいえなくなる」 今までも辞任の機会たくさんあったのになぜ今度だけというところが知りたい。
・週刊誌を片っ端から告訴してやる発言、週刊ポスト報道に関して「全部でたらめ。イメージダウン、販売店の士気低下の実害があるので告訴する。個人資産270億は、僕の名義で持っている日本テレビの株の時価をぶっかけるとそうなるだけ」 ふつうそうやって出すものだと思いますが... 見出しに書いてあることに対して告訴するそうなので敗訴必至ですね。
まだ突っ込みどころ満載なんですが...
よくまあライバル紙に自分の会社の評価を下げることを饒舌に語ってくれました。その点評価しましょう。
朝の番組で、ラサール石井がかなり長い時間使って紹介していました。私聞き逃しましたが、「全部他人のせいって言ってるんですね」とコメントしていたそうです。
たとえ大沢親分が許しても、このuedaが許しません。カーッツ!
先日はナベツネのニセモノが、パリーグにもジャイアンツを構想をだしていましたが、今度は本物かい。引っ込んだんじゃなかったのか、と問いたい、問いつめたい、小1時間...
正直なところを言えば、私、この5球団+5球団の2リーグ制は悪くないと思っています。上記ジャイアンII構想の次くらい。
これを最初に知ったのは、下記の記事なんですが、
2004/8/28 日刊スポーツ 渡辺前オーナー、5球団の2リーグ理想
その前にも既に出てたんですね。URLの日付け見ると7月23日になっています。
スポーツニッポン 渡辺オーナー仰天構想 巨人がパ・リーグ移籍へ
まあいつものはったりかと思っていたのですが、今度はコミッショナーを巻き込んだ構想らしいですね。どうなることやら。
毎日新聞本紙には、Webで載っていないことも書かれているようですので、紹介します。また、構想は評価するけど人物はいただけない。そのことに関しても言及しないとね。しばらくお待ちを。
毎日のWeb記事を並べます。(リンク切れ)
2004年9月2日 22時26分 球界再編: 2リーグ制も検討 妥協点探る意見目立ち
... これは渡辺インタビューが出る前。でもスポーツ紙では出てたんですけどね...
2004年9月3日 3時00分 球界再編: 根来氏、キーマンに 再編に深くかかわる?
... コミッショナーがリーダーシップを発揮するのはよいと思いますが、利用されてませんか?
2004年9月3日 東京朝刊プロ野球: 再編 渡辺・前オーナー「巨人、パに行ってもいい」−−毎日新聞単独会見
... 1面トップです。
2004年9月3日 3時00分球界再編:渡辺氏単独会見 反発強くプラン変更=解説
... 審議なしで移籍できるとの考えは野球協約など規約の不備をついた強行突破ともいうべき手法、協約に書いていないことはすべて実行していい、という考え方は、協約上の「空白の1日」を利用して江川卓投手を強引に巨人に入団させようとした78年の事件を思い起こさせる。とあります。江川事件に関してはいずれ書きたいなと思っています。
2004年9月3日 東京夕刊プロ野球: 再編 巨人パ・リーグ発言「根本解決にならぬ」−−関係者に広がる波紋
... 高田繁氏など評価するむきもあります。
2004年9月3日 21時18分 球界再編: 巨人のパ移籍、阪神オーナー「引き止める」
... ジャイアンツ戦が減るのがいやで1リーグ反対だったんですから...
2004年9月3日 22時14分 球界再編: 渡辺前オーナー「毎日新聞熟読しろ」
... 記者団に囲まれ、答える代わりに
ここからが紙面にしかないと思われるインタビュー内容
・再編: もう一つのペアは、「金融問題」があるから複雑怪奇、水面下の動きまで知っている、とのこと。具体的にダイエーとロッテをあげていますが、「金融問題」はダイエーの再建の話ですね。
・「セは反巨人5球団連合を作ったんだから...」とおれにたてつく奴は許さんとの構え。「球団の連盟間移動を禁止する条項はない」というのはここに出てきています。
・「500億や300億出してもよいという企業がある。それはまた奥の手でね。」
・「選手は労働法上は組合員だが、税法上は個人事業主として課税されている。一般大衆ファンはこの矛盾を分かっていない」 一般大衆、って言い方が既に...
・「オーナーの中には給料が1500万円の人もいる。数億円稼ぐ労働者と労使交渉するというのはおかしい」って、1500万円の給料の中からはらえって言ってる訳じゃないんですが。
・自由獲得枠、FAが経営悪化の原因では? と問われて「当時のマスコミは職業選択の自由を随分書きましたよ」って読売新聞でしょ。
・テレビ放映権をコミッショナーが一括管理るという考えは? 「市場経済原理を否定し全く社会主義的な競争制限」 ジャイアンツが日本テレビに無競争で放映権を売ってるんですけど。
・「近鉄が脱落した原因は野球ではなく、本業で全国で最長の路線、かなり不動産を買い込んでバブル崩壊でべらぼうに値が下がったから...」 赤字を本社が補填するのが正しいありかたのように言っています。
・加盟料に関して: 「巨人なんか23年間赤字が続いてやっと黒字になった。阪神は60年」 器が小さい...
・「たかが選手」発言: 「酔っぱらっている時の発言」 そこに本当の品性が出るんですよ。
・辞任に関して: 「新聞社の主筆をやっとる人間が、そういうところで責任をとらないというと、小泉責任をとれとかいえなくなる」 今までも辞任の機会たくさんあったのになぜ今度だけというところが知りたい。
・週刊誌を片っ端から告訴してやる発言、週刊ポスト報道に関して「全部でたらめ。イメージダウン、販売店の士気低下の実害があるので告訴する。個人資産270億は、僕の名義で持っている日本テレビの株の時価をぶっかけるとそうなるだけ」 ふつうそうやって出すものだと思いますが... 見出しに書いてあることに対して告訴するそうなので敗訴必至ですね。
まだ突っ込みどころ満載なんですが...
よくまあライバル紙に自分の会社の評価を下げることを饒舌に語ってくれました。その点評価しましょう。
朝の番組で、ラサール石井がかなり長い時間使って紹介していました。私聞き逃しましたが、「全部他人のせいって言ってるんですね」とコメントしていたそうです。
たとえ大沢親分が許しても、このuedaが許しません。カーッツ!
コメント
Commented by jinsei1 at 2004-09-03 21:57 x
おうおう、流石含蓄王、素晴らしきコメント・トラバm(._.)mサンにござります。
Commented by ssnostalgia at 2004-09-03 21:57 x
こんにちわ。
→東京メッツの岩田鉄五郎ってだれ?
っていうか貴方は誰??
にぶろぐさん、わらわせてモライマシテ、、、
ジャイアンIIでいいよね?
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-04 00:37 x
皆さん、コメントありがとうございます。
★jinsei1さん、途中書きかけで投稿してしまい申し訳ありません。続きもみてくださいね。
★ssnostalgiaさんは岩田鉄五郎ご存じありませんか。じゃあ水原勇気は? 日本初の女性プロ野球選手ですよ。... すみません。水島新司のマンガ「野球狂の詩」の登場人物です。
> ジャイアンIIでいいよね?
そう、ジャイアンツーです。だじゃれでごめんなさい。
Commented by jinsei1 at 2004-09-04 18:13 x
東京メッツの岩田鉄五郎さん、
>よくまあライバル紙に自分の会社の評価を下げることを饒舌に語ってくれました。
ありゃぁ、側近曰く、自分トコでやったんじゃ「やらせ記事」のそしりを受けるんで、他社選ぶなら、朝日より毎日となったそうで~す。-水島新司。
Commented by jinsei1 at 2004-09-04 19:57 x
またまた現れました鉄仮面。お遊びで~す。
「騙され度」テストです。因みに80点でした。
蘊蓄王・岩田鉄五郎さんは如何に?
Commented by yoshihiroueda at 2004-09-05 03:56 x
★水島新司先生、情報ありがとうございます。
> 他社選ぶなら、朝日より毎日
毎日はライバルとは思っていないってことでしょうかね。
2004/08/31
北朝鮮の経済状況
こんばんは。プリンセス・テンコーです(ウソ)。
週刊ダイヤモンド 9月4日号の特集は、「金正日の経済」。
これまで、なんとなく、「経済はぼろぼろだ」としか認識していなかった北朝鮮の経済の現状が豊富なデータをもとに示されています。この前の創価学会の特集に引き続き力がはいっています。
特におもしろかったのは、主要生産インフラマップ。太平洋戦争敗戦前に日本が残した工場、鉱山、ダムなどの遺産が基盤になっていることが分かります。また、日本にも輸入されているスーツは、中国よりもハンドメードスーツを作る技術で優位性があるのだそうです。そしてそれを支えているのが、もと在日で帰国した縫製業者たちだそうです。それ以外にも北朝鮮との定期航路を持つ海運業者 (日本人) が逆風の中、これまでの荷主さんとの信頼関係を壊す訳には行かないと頑張っている姿など、日本との関係が色々な面であることが分かります。
これはまだ発売中。売り切れる前に本屋に急ごう (ダイヤモンド社のまわしものではありません)。
→ 次の号の発売は月曜日なんですが、ダイヤモンド社のHPではもう新しい号が出て上の写真もかわっちゃってましたね (ほんとはリンクで埋め込むのもよくないのですが)。慌てて修正。バックナンバーは3か月しかおかないみたいで、リンク切れになっています。
週刊ダイヤモンド 9月4日号の特集は、「金正日の経済」。
これまで、なんとなく、「経済はぼろぼろだ」としか認識していなかった北朝鮮の経済の現状が豊富なデータをもとに示されています。この前の創価学会の特集に引き続き力がはいっています。
特におもしろかったのは、主要生産インフラマップ。太平洋戦争敗戦前に日本が残した工場、鉱山、ダムなどの遺産が基盤になっていることが分かります。また、日本にも輸入されているスーツは、中国よりもハンドメードスーツを作る技術で優位性があるのだそうです。そしてそれを支えているのが、もと在日で帰国した縫製業者たちだそうです。それ以外にも北朝鮮との定期航路を持つ海運業者 (日本人) が逆風の中、これまでの荷主さんとの信頼関係を壊す訳には行かないと頑張っている姿など、日本との関係が色々な面であることが分かります。
これはまだ発売中。売り切れる前に本屋に急ごう (ダイヤモンド社のまわしものではありません)。
→ 次の号の発売は月曜日なんですが、ダイヤモンド社のHPではもう新しい号が出て上の写真もかわっちゃってましたね (ほんとはリンクで埋め込むのもよくないのですが)。慌てて修正。バックナンバーは3か月しかおかないみたいで、リンク切れになっています。
2004/08/30
ムンクの「叫び」
ちょっと前になっちゃったけどこの事件↓
ノルウェー: ムンク「叫び」強奪−−オスロ美術館 (リンク切れ - でも表題だけでわかるよね)
今どこにあるのかな。
世界の中心らしいよ。
たすけてくださぁぁぁぁぁい!!!!!
ノルウェー: ムンク「叫び」強奪−−オスロ美術館 (リンク切れ - でも表題だけでわかるよね)
今どこにあるのかな。
世界の中心らしいよ。
たすけてくださぁぁぁぁぁい!!!!!
2004/08/29
江田ビジョン
こんばんは、江田けんじです (ウソ)。
毎日新聞に次のようなコラムが載っていました。
近聞遠見:
「江田ビジョン」との違い=岩見隆夫
不勉強でお恥ずかしい限りですが、江田ビジョンというものが過去にあったのを初めて知りました。
(1)アメリカの高い生活水準
(2)ソ連の徹底した社会保障
(3)英国の議会制民主主義
(4)日本の平和憲法
高度成長の始まる前、どんなにわかりやすく魅力的に響いたことでしょう。(2) は今にしてみれば違うと言えるでしょうが、当時は魅力的に聞こえたでしょうね。
特に (1)。世間にヒットしたが、党内では、ブルジョア的と決めつけられたとのこと。私がものごころついたころ、社会党は既に「反対するだけの党」になっていました (違うかもしれませんがそう見えた) ので、最初からそういう党だと理解していました。これを進めていたらかなり違った未来 (すなわち現在) があったでしょうね。
岩見さんは、米英露は必ずしもお手本でない現在にビジョンを作るのは難しいとは認めながらも、分かりやすいビジョンを欲しています。小沢一郎が以前提唱した「普通の国」は意表をつく言い回しが受けたが、どんな国か示せていないといいます (私も名前を見ただけでいやになった。「普通の国」じゃいやだ。「日本良い国 清い国 世界に一つの神の国」とは言いませんが)。
jinsei1さんが、「もしも世界から、石油がいらなくなったら。」で「この技術(新エネルギー技術)を生かし、世界に平和貢献」というビジョンを示されています。私も以前、環境/ビジネス/カルチャーで、概要だけ書いたのですが、それぞれ膨らませて行きたいと思います (「ウ・エダ ビジョン」なんてね、だんだん夢想癖の病状が進んでいるような)。
江田三郎の略歴が、江田三郎歿15周年シンポジウム資料にあります。浅沼委員長が刺殺された後に委員長代行を務められていたのですね。 沢木 耕太郎の「テロルの決算」おもしろかったな。
コメント
jinsei1の投稿: 2004年8月30日 12:12 PM
江田三郎さんは、当時隅っこに追いやられて、冷や飯食わされてた印象が強く残っています。さて、今存命だったら、息子五月にどんな知恵を授けるのでしょうかねぇ?
江田 憲司(橋龍の元政策秘書・現桐蔭横浜大教授)さんとは、ある会食会合で隣り合わせになり、楽しく政策論争したことがあります。今の政界をガラガラポンで、主張・政策の近いもの同士の再編をすべきであって、それと必ず近い将来であり、その時同士を糾合するために、自分はどこにも属さず無所属で立つ。と言って今の政治浪人である自分を語っていました。江田三郎・五月親子とは、隣村なんだそうで、良く親戚扱いを受けるけど、親戚ではないのだと言ってました。uedaさん、所で夢想こそがすばらしい将来を招来するのでは、鳥人を夢見た結果が、宇宙に長期滞在できてる迄に、なっているでは有りませんか!夢想バンザイ!!正夢バンザイ!!!今の(ウソ)が、やがてすばらしい花を咲かせる時が来るのです。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月31日 12:48 AM
★jinsei1さん、
私、江田 憲司は江田 五月の 息子だと思っていました… ○| ̄|_ ← 不勉強を恥じ入るの図
似ている訳ではないのですが、二人ともいい顔していますよね。ルックスで政治家を選ぶ訳ではないのですが、品性は顔に出ると思っているので。昨年たまたま江田 憲司さんの選挙区内にでかけて、運動員からちらしをもらいましたが、ただきれいごとを並べているだけのものではなく、やってくれそうだという印象を与えるものでした。
夢想こそがすばらしい将来を招来する… はい、私もやや自嘲的に夢想家と言っていますが、本当はみんながそうなってくれれば世の中が変わると思っています (ジョンレノンの受け売りです)。
毎日新聞に次のようなコラムが載っていました。
近聞遠見:
「江田ビジョン」との違い=岩見隆夫
不勉強でお恥ずかしい限りですが、江田ビジョンというものが過去にあったのを初めて知りました。
(1)アメリカの高い生活水準
(2)ソ連の徹底した社会保障
(3)英国の議会制民主主義
(4)日本の平和憲法
高度成長の始まる前、どんなにわかりやすく魅力的に響いたことでしょう。(2) は今にしてみれば違うと言えるでしょうが、当時は魅力的に聞こえたでしょうね。
特に (1)。世間にヒットしたが、党内では、ブルジョア的と決めつけられたとのこと。私がものごころついたころ、社会党は既に「反対するだけの党」になっていました (違うかもしれませんがそう見えた) ので、最初からそういう党だと理解していました。これを進めていたらかなり違った未来 (すなわち現在) があったでしょうね。
岩見さんは、米英露は必ずしもお手本でない現在にビジョンを作るのは難しいとは認めながらも、分かりやすいビジョンを欲しています。小沢一郎が以前提唱した「普通の国」は意表をつく言い回しが受けたが、どんな国か示せていないといいます (私も名前を見ただけでいやになった。「普通の国」じゃいやだ。「日本良い国 清い国 世界に一つの神の国」とは言いませんが)。
jinsei1さんが、「もしも世界から、石油がいらなくなったら。」で「この技術(新エネルギー技術)を生かし、世界に平和貢献」というビジョンを示されています。私も以前、環境/ビジネス/カルチャーで、概要だけ書いたのですが、それぞれ膨らませて行きたいと思います (「ウ・エダ ビジョン」なんてね、だんだん夢想癖の病状が進んでいるような)。
江田三郎の略歴が、江田三郎歿15周年シンポジウム資料にあります。浅沼委員長が刺殺された後に委員長代行を務められていたのですね。 沢木 耕太郎の「テロルの決算」おもしろかったな。
コメント
jinsei1の投稿: 2004年8月30日 12:12 PM
江田三郎さんは、当時隅っこに追いやられて、冷や飯食わされてた印象が強く残っています。さて、今存命だったら、息子五月にどんな知恵を授けるのでしょうかねぇ?
江田 憲司(橋龍の元政策秘書・現桐蔭横浜大教授)さんとは、ある会食会合で隣り合わせになり、楽しく政策論争したことがあります。今の政界をガラガラポンで、主張・政策の近いもの同士の再編をすべきであって、それと必ず近い将来であり、その時同士を糾合するために、自分はどこにも属さず無所属で立つ。と言って今の政治浪人である自分を語っていました。江田三郎・五月親子とは、隣村なんだそうで、良く親戚扱いを受けるけど、親戚ではないのだと言ってました。uedaさん、所で夢想こそがすばらしい将来を招来するのでは、鳥人を夢見た結果が、宇宙に長期滞在できてる迄に、なっているでは有りませんか!夢想バンザイ!!正夢バンザイ!!!今の(ウソ)が、やがてすばらしい花を咲かせる時が来るのです。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月31日 12:48 AM
★jinsei1さん、
私、江田 憲司は江田 五月の 息子だと思っていました… ○| ̄|_ ← 不勉強を恥じ入るの図
似ている訳ではないのですが、二人ともいい顔していますよね。ルックスで政治家を選ぶ訳ではないのですが、品性は顔に出ると思っているので。昨年たまたま江田 憲司さんの選挙区内にでかけて、運動員からちらしをもらいましたが、ただきれいごとを並べているだけのものではなく、やってくれそうだという印象を与えるものでした。
夢想こそがすばらしい将来を招来する… はい、私もやや自嘲的に夢想家と言っていますが、本当はみんながそうなってくれれば世の中が変わると思っています (ジョンレノンの受け売りです)。
2004/08/28
創価学会の経済力 (週刊ダイヤモンド2004.8.7号より)
こんにちは、一休です (ウソ)。
前の記事の補足として書こうとしていたのですが、長くなりそうなので分けます。
週刊ダイヤモンド2004.8.7号 特集「創価学会の経済力」で書かれていることの紹介です。
・総資産10兆円 (不動産9兆円、現金預金など1兆円)
・収入年間4000億円以上 (学会員の寄付2000億〜3000億円)
・一般企業が証券を売却する際、証券会社はキャピタルゲイン課税分を差し引いた額を支払う。学会はその価格で買ってその日に市場価格で売る。宗教法人には課税されないので差額はそのまま学会にはいる。(いまは規制されているらしい)
アナタゼイキンヲハラッタツモリデスガ、スベテガッカイニハイッテマスカラ。残念!
・44万基の墓石完売。これまでに3000億円の収入。「墓は多くあった人ほど偉い」(by 池田大作)
・学会の施設が集まる信濃町 (右は週刊ダイヤモンドより)。監視カメラやマジックミラーの小窓が点在する。学会の看板をカメラでとった途端、道路の辻々に警備員が...
・聖教新聞の印刷は各新聞社系の印刷会社に委託
・池田名誉会長に関する「特集記事」をカラーで掲載した地方紙は2001年の段階で40をこえ、現在も増え続けている。
・創価学会会長は世襲しないと発言しているが、SGI (創価学会インターナショナル) は長男の博正氏が就任。
どう? 読みたくなったでしょ。もう売られていないので図書館で読んでね。
コメント
chikyutotomoni の投稿: 2004年8月28日 3:09 PM
こわいですね。こわいですよ。身近なひとがはまっています・・・。
週間ダイアモンドですか?すごいですね。勇気ある記事です。
学会員は毎年かなり寄付していますが、巻き上げられているという感覚がまったくないのが問題です。寄付すればするほど、功徳があるとかなんとか・・・。マインドコントロールです。
n0n0n の投稿: 2004年8月28日 5:23 PM
良寛さん!
はじめまして、のんです。
ご質問をありがとうございました。「夏おたべ」食べられると良いのですが・・・。
いつも、色んな方に変身されるんですね。今日の「一休」さんには(ウソ)がありますが、、昨日の「良寛」さんには(ウソ)がありませんでしたネ^^エへ。
お茶と甘い~おたべでも、どうどすかー!
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月29日 11:24 AM
★chikyutotomoniさん、
ありがとうございます。
宗教は価値観を共有することが必要ですが、他が見えなくなっては困りますね。
・人を殺せと命令する宗教は正しい宗教ではありません。
・必要以上のお金を要求する宗教は正しい宗教ではありません。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月29日 11:27 AM
★のんちゃん、
訪問ありがとうございます。
> 昨日の「良寛」さんには(ウソ)がありませんでした
ぎくっ
huttonde の投稿: 2005年3月27日 10:13 AM
はじめまして。突然お邪魔します。
最近ネット上で騒がれていることに「人権擁護法案」があります。
推進派の中心は、池田創価の走狗公明党と、その支持を是非とも得たいという、自民党の闇に塗れた野中の子分、古賀誠一一派です。
大雑把に言えば、この法案が通ると、公明党(創価)・総連・民潭・一部解同の独壇場となりかねず、設立される人権委員会によって、国民主権が奪われます。
誹謗中傷どころか、批判や疑問の発言までも処罰されかねません。
これについて各宗教団体関係者からの発言を聞いたことがないので、冗談抜きに心配です。
詳しくはこちらを↓
人権擁護(言論弾圧)法反対! http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/
宗教関係者や、それらに関心のある方々にも是非、なんとしても広く知られることを希望します。よろしくお願いします
<(_ _)>
yoshihiroueda の投稿: 2005年3月27日 9:52 PM
★huttondeさん、
コメントありがとうございます。宗教だけの問題ではないですよね。ただ今回も廃案にありそうなのであまり大騒ぎしていないのですが、マスコミが騒がない分問題が大きく、予断を許しません。
前の記事の補足として書こうとしていたのですが、長くなりそうなので分けます。
週刊ダイヤモンド2004.8.7号 特集「創価学会の経済力」で書かれていることの紹介です。
・総資産10兆円 (不動産9兆円、現金預金など1兆円)
・収入年間4000億円以上 (学会員の寄付2000億〜3000億円)
・一般企業が証券を売却する際、証券会社はキャピタルゲイン課税分を差し引いた額を支払う。学会はその価格で買ってその日に市場価格で売る。宗教法人には課税されないので差額はそのまま学会にはいる。(いまは規制されているらしい)
アナタゼイキンヲハラッタツモリデスガ、スベテガッカイニハイッテマスカラ。残念!
・44万基の墓石完売。これまでに3000億円の収入。「墓は多くあった人ほど偉い」(by 池田大作)
・学会の施設が集まる信濃町 (右は週刊ダイヤモンドより)。監視カメラやマジックミラーの小窓が点在する。学会の看板をカメラでとった途端、道路の辻々に警備員が...
・聖教新聞の印刷は各新聞社系の印刷会社に委託
・池田名誉会長に関する「特集記事」をカラーで掲載した地方紙は2001年の段階で40をこえ、現在も増え続けている。
・創価学会会長は世襲しないと発言しているが、SGI (創価学会インターナショナル) は長男の博正氏が就任。
どう? 読みたくなったでしょ。もう売られていないので図書館で読んでね。
コメント
chikyutotomoni の投稿: 2004年8月28日 3:09 PM
こわいですね。こわいですよ。身近なひとがはまっています・・・。
週間ダイアモンドですか?すごいですね。勇気ある記事です。
学会員は毎年かなり寄付していますが、巻き上げられているという感覚がまったくないのが問題です。寄付すればするほど、功徳があるとかなんとか・・・。マインドコントロールです。
n0n0n の投稿: 2004年8月28日 5:23 PM
良寛さん!
はじめまして、のんです。
ご質問をありがとうございました。「夏おたべ」食べられると良いのですが・・・。
いつも、色んな方に変身されるんですね。今日の「一休」さんには(ウソ)がありますが、、昨日の「良寛」さんには(ウソ)がありませんでしたネ^^エへ。
お茶と甘い~おたべでも、どうどすかー!
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月29日 11:24 AM
★chikyutotomoniさん、
ありがとうございます。
宗教は価値観を共有することが必要ですが、他が見えなくなっては困りますね。
・人を殺せと命令する宗教は正しい宗教ではありません。
・必要以上のお金を要求する宗教は正しい宗教ではありません。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月29日 11:27 AM
★のんちゃん、
訪問ありがとうございます。
> 昨日の「良寛」さんには(ウソ)がありませんでした
ぎくっ
huttonde の投稿: 2005年3月27日 10:13 AM
はじめまして。突然お邪魔します。
最近ネット上で騒がれていることに「人権擁護法案」があります。
推進派の中心は、池田創価の走狗公明党と、その支持を是非とも得たいという、自民党の闇に塗れた野中の子分、古賀誠一一派です。
大雑把に言えば、この法案が通ると、公明党(創価)・総連・民潭・一部解同の独壇場となりかねず、設立される人権委員会によって、国民主権が奪われます。
誹謗中傷どころか、批判や疑問の発言までも処罰されかねません。
これについて各宗教団体関係者からの発言を聞いたことがないので、冗談抜きに心配です。
詳しくはこちらを↓
人権擁護(言論弾圧)法反対! http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/
宗教関係者や、それらに関心のある方々にも是非、なんとしても広く知られることを希望します。よろしくお願いします
<(_ _)>
yoshihiroueda の投稿: 2005年3月27日 9:52 PM
★huttondeさん、
コメントありがとうございます。宗教だけの問題ではないですよね。ただ今回も廃案にありそうなのであまり大騒ぎしていないのですが、マスコミが騒がない分問題が大きく、予断を許しません。
宗教法人への課税 (2)
みなさん、おはようございます。良寛です。
先日書いた宗教法人への課税 (1)では、「固定資産税に関しては別途」と書いていました。今日はその宿題の提出です (まだたくさん宿題が残ってるんだよー、もうすぐ夏休み終わっちゃうのに)。
法人税の場合は「(利益を目的とせず) 宗教活動に必要なお金を集めているだけだったら課税はない」と書きましたが、固定資産税も導入すると、お寺や神社すべてに税金がかかってしまいます。以前キリスト教の幼稚園の園舎改築のため仮園舎を提供しているお寺を紹介しました。その中から一部引用します。
お寺は宗教法人として税制で優遇されているから地域社会に尽くしたい。仏教だのキリスト教だのと堅い事を言わず、困ったときはお互いさま、という双方の合意。こういうところに税金をかけるのは申し訳ない。一方で、全国に全国50ヶ所に「池田」と言う名前のつく施設を持ち、約600か所に池田専用室をもつ*団体が固定資産税を免除されていて良いとは思わない。(* 1988-89年当時DAYS JAPANより)
神社、仏閣は境内を公に提供しています。公園みたいなものですし、緑も提供し、ヒートアイランドを抑える働きをもっています。この分は非課税にしましょう。逆に補助しても良いくらい (してるのかな)。一方、必要以上の (信者数に応じて) 閉じた土地、建物には課税する。
いかがでしょう。
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■ web-log nostalgiaさん: 神殺し
-- 鎮守の森を守れない (これだけではないですが) 人間を嘆いています。特定の個人や団体の利益のためでなく、公共の利益にかなう土地に対しては「逆の固定資産税=補助」を行ってもよいのではないか、これによってこんな哀しい光景を減らしていけるのではないかと思います。
コメント
ssnostalgia の投稿: 2004年11月23日 8:51 AM
こんにちわ。TBありがとうございます。
緑は偉大だと思う。環境を考える上でも精神的な健康を保つ上でも。
建物を作るとき緑化率という行政指導がありますが、建物際にへばりついた緑はあまり意味をなしていないと思う。
寺社に限らずまとまった緑には手をつけるべきではないです。
東京の緑地面積は世界最低の基準ですし。。
yoshihiroueda の投稿: 2004年11月23日 8:59 AM
★ssnostalgiaさん、
コメントありがとうございます。
私もアニミズムを信仰しているので、土着信仰の対象としての神社、鎮守の森は重要と思っており、なんとか守っていきたいものです。お金に対する信仰に負けちゃっているのが悲しいところですね。
2004/08/25
常任理事国に入りたいかー!?
みなさん、こんばんは。福留功男です (ウソ)。
みんな、常任理事国に入りたいかー!?
NOooooooooo!!
毎日新聞より
常任理事国入り:
首相が積極姿勢に転換 契機はイラク戦争
アメリカや、中国や、ロシアや、おフランスなんかと一緒にするな。
まあ、連中が拒否権を放棄するってんだったら入ってやってもいいぞ。
国際連合の英訳を知ってるか? United Nationsだ。
第2次世界大戦の連合国軍の英訳を知ってるか? United Nationsだ。
日本語訳ヲ変エテオケバ、ニホンジンキヅカナイダロ。
みんな、常任理事国に入りたいかー!?
NOooooooooo!!
毎日新聞より
常任理事国入り:
首相が積極姿勢に転換 契機はイラク戦争
アメリカや、中国や、ロシアや、おフランスなんかと一緒にするな。
まあ、連中が拒否権を放棄するってんだったら入ってやってもいいぞ。
国際連合の英訳を知ってるか? United Nationsだ。
第2次世界大戦の連合国軍の英訳を知ってるか? United Nationsだ。
日本語訳ヲ変エテオケバ、ニホンジンキヅカナイダロ。
2004/08/24
「戦争のつくりかた」を読もう/買おう
「戦争のつくりかた」を読み広める会に賛同して、私も推薦の言葉などを。
最近、憲法改正の話題が多くなっているようです。自民党も、民主党も、憲法を改正すべきと言っています。確かに、今の憲法はアメリカに与えられたものであるというのは正しいでしょう。外国から攻め込まれたときに戦わずどうぞ殺して下さいというのかと問われれば、それは嫌でしょう。
議論もせずに反対することを批難する向きもあります。そう、我々は議論し、お互いの意見を理解しなければいけません。いや、議論する前に理解しておかなければなりません、正論と思える議論の裏に、どんな本音が隠されているか、隠されている可能性があるかを。
既に動き出しています。アメリカの「無限の正義」というマントもほころび、戦争する目的が金儲けのためであることは隠しきれなくなっています。アメリカはそれでも平気になってきています。なにしろ誰にも文句をいわれない存在になっているのですから。さらに日本やイギリスが支えてくれていますから。日本はいまやそのアメリカの最大または2番目の支援者であることにいったいどれだけの人が認識しているでしょうか。その覚悟をもっているでしょうか。ちなみにブレア英国首相は国益のためアメリカを支持することを議会(=国民)に対して説得し続けています。一方小泉首相は、開戦前に、どうするつもりなのかを問われても、どうなるか決まっていないことに対して議論できないと答えていました。そう、我々はなんの覚悟も無くここまで来ているのです。
この本を読んで、憲法の改正に、法律の成立にどういう意味があるのか、どういう結末に導く可能性があるのか、知っておいてもらいたいと思います。この本自体は一方の立場でしか語っていませんが、大丈夫、反対の立場からの意見(その正論の部分のみ)は喧しく聞こえてくるでしょう。
なお、この本はWebで読むことができます: Web版 戦争のつくりかた
また、各種参考文献もWebで入手できます: リボン・プロジェクト
本を買うメリットは、背景、参考文献と対比しながら読むことができる点と、お子さんにも与えるまたは目につくところに置いておいて自主的に手にとって読むことが期待できるというところでしょうか。また、購入によって作者、出版社を支援することもできます。
最初に現在の憲法はアメリカに与えられたといってよいと書きました。今また、アメリカの中枢(パウエル国務長官、アーミテージ国務副長官)が、 憲法を与えようとしています。「国連安保常任理事国になりたければ、憲法9条を見直せ」と言っています。アメリカに与えられた憲法ではなく自主憲法を、という声が聞こえてきたら、それは本当に自主なのか疑ってかかる必要があります。
彼等の発言に対して、2つの逆の立場の意見があります。それぞれ考えられた上での結論と思いますので、ここで紹介します。
森田 実: 日本をアメリカの前線にするための憲法改正
田中 宇 (さかい): アメリカは日本に自立を求めている
後者も、自主的にアメリカと同じ立場をとれと言っていると考えると、同じなのかもしれません。私は、森田の「憲法改正問題は、日本が米国から真に独立し、真の独立国家になってから、じっくりと取り組むのがよいでしょう。」という発言に共感します。
追記: 忘れていました。みなさん、この本を紹介する輪にはいりましょう。紹介したら日日光進さんの「戦争のつくりかた」を読み広める会にトラックバック(http://jinsei.exblog.jp/tb/909093)を送りましょう。
2004/08/22
ジャイアンツ解体
こんばんは、ナベツネです (ウソ)。
今日電車で、AERA最新号の中吊り広告を見ました (写真は朝日新聞社から)。
今日電車で、AERA最新号の中吊り広告を見ました (写真は朝日新聞社から)。
ジャイアンツ解体だ! なんてことが書いてありました。
なにもそこまで言わなくても ...
でも、ちょっといいかも。
ジャイアンツを解体して2つに分け、
パ・リーグに「ジャイアンII (ツー)」を作ることにします。
特に、II には、高橋由伸など二枚目を集めたいと思います (あ、そうするとセ・リーグのほうはジャイアンIIIになっちゃうか)。
なにもそこまで言わなくても ...
でも、ちょっといいかも。
ジャイアンツを解体して2つに分け、
パ・リーグに「ジャイアンII (ツー)」を作ることにします。
特に、II には、高橋由伸など二枚目を集めたいと思います (あ、そうするとセ・リーグのほうはジャイアンIIIになっちゃうか)。
これなら放映権料も二倍、パ・リーグ他球団にもセ・リーグ他球団と同様の放映権料が得られます。
いかがでしょう。もしかしたら誰か別の人が提案しているかもしれませんが、その場合ご容赦を。
追記: ホンモノが何か言っているみたいです。→こちら
追記: 同じアイデアの人 (トラックバックさせていただきました) → INDICK-Kimさん「【野球界再編】巨人を・・・」
いかがでしょう。もしかしたら誰か別の人が提案しているかもしれませんが、その場合ご容赦を。
追記: ホンモノが何か言っているみたいです。→こちら
追記: 同じアイデアの人 (トラックバックさせていただきました) → INDICK-Kimさん「【野球界再編】巨人を・・・」
2004/08/21
おいしゅうございます
おはようございます。岸 朝子でございます (ウソ)。
以前「最高を知ること」で紹介した、辻調理師専門学校の辻静雄の伝記的な小説です。
辻静雄が時々自宅で友人を招いて行うプライベートパーティの準備のシーンから始まる。日高三郎は辻調理師専門学校の教授の一人だが今日はじめてこのパーティのシェフを務める。それは辻静雄に直接評価してもらう機会を得たということである。待ち望んでいたにもかかわらず不安で仕方がない。
次に、話は外務省大使の原野健のエピソードに移る。原野はヨーロッパのある国の大使だったときに、辻調理師専門学校に職員 (教授) をコックとして出してもらっていた (安い給料だったので差額分を学校側が負担)。原野夫人はコックとして来た青年をメイド代わりに使うばかりか、材料の仕入れに必要な自動車も与えない。彼は自分で中古車を調達するのだが、彼が帰任する際に原野はその自動車を10万円で引き取り、30万円で後任の大使に売るのだ。
辻は原野が許せなかったが、今日のパーティの客の中に入っているのだ。大蔵省局長の町田修一 (これも鼻持ちならない人間) が、辻の恩人でもある友人の永井徹也から辻のディナーパーティーの話を聞きつけ、永井に連れて行ってくれるようせがみ、その町田が誘ったのである。...
冒頭のシーンの紹介だけでかなり使っちゃいましたが、これを読むより直接海老沢の文章を読むほうがずっと速く読めるのではないかと思うくらい、平易ではあるが引き込まれる文体。私は海老沢泰久の本はどれも好きですが、根底に流れているテーマ「一流とは何か」、「仕事とは何か」だけでなく、この文体にも惹かれています。
この本の紹介に戻ります。
日本にまともなフランス料理がなかった時代 (日本にあったのは「洋食」とか「西洋料理」)。フランスで修行してきたというシェフも皿洗いに毛の生えた程度のことしか実は学んでいない。そいういう時代に、辻は、フランス料理の調理師を育てる学校を設立し、和洋中すべてをそろえる学校に育て上げる。
辻が料理の勉強にフランスに発つ前に、アメリカでガストロノミー (美味学) の権威サミュエル・チェンバレンに話を聞く場面がある。サミュエル・チェンバレンはこういう。
「きみがいまからコックになるとしても、料理の作り方は現場にはいればいくらでも習えるし、それはいつからでもはじめられる。しかし、料理というのは作り方も大事だができあがりの味がすべてなんだ。きみはまずそれを知らなければならない。そしてあらゆる料理のこれがそうだという最終のできあがりの味をきみの舌に徹底的に記憶させるんだ。体が若くて健康なうちにね。...」
このことも「最高を知ること」のひとつだと思います。広島の古葉監督、ドジャーズのラソーダ監督は選手としては大成しませんでしたが、監督としてはすばらしい成果を収めました。このこととつながる話だと思います。
追記: 以下のサイトでもこの本を紹介しています。
A big bear coming out of hibernation (大熊さん): 「美味礼賛」
以前「最高を知ること」で紹介した、辻調理師専門学校の辻静雄の伝記的な小説です。
辻静雄が時々自宅で友人を招いて行うプライベートパーティの準備のシーンから始まる。日高三郎は辻調理師専門学校の教授の一人だが今日はじめてこのパーティのシェフを務める。それは辻静雄に直接評価してもらう機会を得たということである。待ち望んでいたにもかかわらず不安で仕方がない。
次に、話は外務省大使の原野健のエピソードに移る。原野はヨーロッパのある国の大使だったときに、辻調理師専門学校に職員 (教授) をコックとして出してもらっていた (安い給料だったので差額分を学校側が負担)。原野夫人はコックとして来た青年をメイド代わりに使うばかりか、材料の仕入れに必要な自動車も与えない。彼は自分で中古車を調達するのだが、彼が帰任する際に原野はその自動車を10万円で引き取り、30万円で後任の大使に売るのだ。
辻は原野が許せなかったが、今日のパーティの客の中に入っているのだ。大蔵省局長の町田修一 (これも鼻持ちならない人間) が、辻の恩人でもある友人の永井徹也から辻のディナーパーティーの話を聞きつけ、永井に連れて行ってくれるようせがみ、その町田が誘ったのである。...
冒頭のシーンの紹介だけでかなり使っちゃいましたが、これを読むより直接海老沢の文章を読むほうがずっと速く読めるのではないかと思うくらい、平易ではあるが引き込まれる文体。私は海老沢泰久の本はどれも好きですが、根底に流れているテーマ「一流とは何か」、「仕事とは何か」だけでなく、この文体にも惹かれています。
この本の紹介に戻ります。
日本にまともなフランス料理がなかった時代 (日本にあったのは「洋食」とか「西洋料理」)。フランスで修行してきたというシェフも皿洗いに毛の生えた程度のことしか実は学んでいない。そいういう時代に、辻は、フランス料理の調理師を育てる学校を設立し、和洋中すべてをそろえる学校に育て上げる。
辻が料理の勉強にフランスに発つ前に、アメリカでガストロノミー (美味学) の権威サミュエル・チェンバレンに話を聞く場面がある。サミュエル・チェンバレンはこういう。
「きみがいまからコックになるとしても、料理の作り方は現場にはいればいくらでも習えるし、それはいつからでもはじめられる。しかし、料理というのは作り方も大事だができあがりの味がすべてなんだ。きみはまずそれを知らなければならない。そしてあらゆる料理のこれがそうだという最終のできあがりの味をきみの舌に徹底的に記憶させるんだ。体が若くて健康なうちにね。...」
このことも「最高を知ること」のひとつだと思います。広島の古葉監督、ドジャーズのラソーダ監督は選手としては大成しませんでしたが、監督としてはすばらしい成果を収めました。このこととつながる話だと思います。
追記: 以下のサイトでもこの本を紹介しています。
A big bear coming out of hibernation (大熊さん): 「美味礼賛」
サッカーアジアカップその後
皆さん、こんばんは。江沢 民 (えざわ・たみ) です (ウソ)。
過去の話題になってしまいましたが、サッカーアジアカップの際には皆さんのブログをいろいろ見せていただきました。自分ではコメントや記事を書く材料を持っておらず、ふむふむ、なるほどと思うばかりでした。独自の意見を持つようになったわけではないのですが、以下のような記事を見つけましたので、紹介します。
アジアカップに見る日中関係の軋轢 2004年08月18日 08時09分
林 志行=国際戦略デザイン研究所 代表
「現代リスクの基礎知識」というシリーズの一環なんですが、あまりリスク管理の視点ではかかれていないような。ここの無料会員になればコメントを書くことや他の皆さんのコメントが読めますが、そのコメントの中には「この記事は筆者の私怨なのだろうか?」というものもありました。それでも、経緯や関係機関の対応がまとめられていて、資料的な意味でも有用と思います。
この中で気になったのが、日本サッカー協会のパンフレットで台湾と中国が異なる色で塗られていたことに対して、中国人記者がジーコ監督に行った非常識質問のその後。山東省政府と中国組織委員会は、日本側に回収するよう申し入れ、日本側は直ちに地図の配布を中止し、回収することに同意し、さらに日本サッカー協会会長が、「台湾は香港・アモイ同様、中国に属する」と表明し、決着したとのこと。
日本政府も弱腰なんですが、サッカー協会まで真似する必要ないと思うぞ。中国に対して「それじゃああんたのとこは台湾の選手がいるのか」とかと問い詰めるくらいでないと。
今後どうするかはよく考えないといけません。Yodaway2さんの記事 にコメントしましたが、このままでは4年後のオリンピックの開催国の資格を疑われる、世界からそっぽを向かれるということを伝える必要があると思います。
日本と韓国は、オリンピックやサッカーワールドカップの先輩として、
・ホスト国の政府および地方自治体に求められること
を啓蒙し、中国政府が、自国民に対して
・ホスト国のマスコミに求められること
・ホスト国の国民に求められること
を啓蒙していく必要を教え、さらにその活動に対して協力していく必要があると思います。いつまでも敵対関係ではなく、我々は中国と友好的な関係を築きたい、中国が国際的に孤立することは我々にとっても望むところではないという姿勢をもち、それを的確に伝えることが大事だと思います。
最後になりますが、当時ご意見を読ませていただいた以下のブログ記事にトラックバックさせてもらいました(順次追加)。ありがとうございました。
Tomorrow's Way (Yodaway2さん): 中国への抗議、気迫をこめて相手に迫れ!
dailywatch (qlown_ynさん): 政治に組み込まれたサッカー?
何でも書き書きエッセイ (ethnicさん): 低い民度
社会派ブログ--実はただのグチ (dragon2011さん): 草の根に残る反日感情
浮世風呂 (rakurakuonsenさん): 毎年、「歴史問題」に揺れる夏…
補足 (2004.8.27): 日本サッカー協会の対応に関しては、他に同様の報道をしているところがなく、誤認識かもしれないと思うようになりました。あいまいな情報を載せ申し訳ありません。
追記 (2007.8.4): 旅限無(りょげむ)さんが、「中国の特色あるサッカー」で、2007年アジアカップのことを書かれています。何も変わってないことがわかります。「本番ではもっと凄い事が起こります」って不気味な予言を書かれていますが、本当にこのままでは危ないでしょう。また、土岐正造さん(「平成鸚鵡籠中記」)も「サッカーに見る中華人民共和国の民度」でも同様の懸念が表明されています。
コメント
ethnic の投稿: 2004年8月21日 9:21 AM
何でも書き書きエッセイへのTBありがとうございました。弱腰外交もやめて欲しいですが、早く日本としての自立した歴史観をきちっと教育できるようにしないと将来が危ぶまれます。今後ともよろしくお願いします。中味の濃いBLOGを楽しませてください。
yodaway2 の投稿: 2004年8月21日 7:58 PM
いま、本文中にご紹介のあった林氏の記事も、一応、読みに行ってきました。日本サッカー協会の対応は知りませんでした。ちょっと驚きましたね。たぶん日本国内では外務省、現地であれば大使館などに相談したのでしょうけれど、あいた口がふさがりません。私としては、非常に、残念な対応に思います。舞台裏を推し測るには少し情報不足なのですが、日本側からの要請と中国側からの圧力が交錯し、大ごとにしたくないとして、弱気な対応を取ってしまったのかもしれません。後々に禍根をのこす、ほんとうに馬鹿げたことをしたものです。中国はこれから先も、日本にとっては、やはりやっかいな相手のようです。心して付き合わないと、大変なことになるよように思います。また、一方で、北京オリンピックについてですが、スポーツの自由、楽しさ、可能性を表現する祭典とするには、中国では難しいようにさえ思うのです。悲観的にとらえて、すみません。個人的には中国は嫌いな国ではありませんし、うまく付き合っていく必要が、とても高い国だとは思うのですが、がっかりしました。いつも真摯に、さまざまな問題を考えられているこちらのブログの姿勢に、共感を覚えます。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月22日 4:18 AM
★ethnicさん、コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、「日本としての自立した歴史観をきちっと教育」というのは重要だと思います。新聞で中国側のアナウンスばかり垂れ流しているので、日本は中国に補償も謝罪も全くしていないように思う人が増えているのではないでしょうか。中国と違って「正しい」歴史+歴史観を教育してもらいたいです。「中味の濃いBLOG」… 今は記事の紹介 + ちょっとしたコメント程度なのでとてもそうはいえないと思いますが、少しずつでもそういうレベルに近づけていきたいですね。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月22日 4:56 AM
★yodaway2さん、「後々に禍根をのこす、ほんとうに馬鹿げたこと」、おっしゃるとおりです。日本サッカー協会のサイトを見てみましたが、見事にサッカー自体のことしか書いてありません。中国に対する付き合い方に関してもおっしゃるとおりです。安価な労働力を供給する工場とか、今後も伸びる巨大市場とか、日本企業にお金を還流させるためODAを止められないとか、短期的な利益を追っていると、足もとを見られ、従属的な位置が今後も続くと思います。中国には、法治、人権、環境などを含め、国際社会でのあり方を教えなければならないと思います。しかし、日本には戦略的な考えを示している政治家が見当たらず、私も本音では悲観的です。このブログでは、その悲観の裏返しで、理想というか夢想を書くことが多いような気がします。
rakurakuonsen の投稿: 2004年8月22日 4:17 PM
TB&コメント、どうもありがとうございます。歴史的な「大国意識」、戦争の記憶、潜在的な経済力・・・ 日本にとっては本当に厄介な相手です。しかしながら自国の広い意味での安全保障を考えた場合、「うまい」付き合い方を考えていかざるを得ないと思っています。yoshihirouedaさんのおっしゃっている方法、オリンピックホスト国としてのノウハウを伝えるというのは、良い方法ですよね。日本は惜しむことなく、自らの経験を、できれば直接、伝えていければよいのではないかと思います。中国側もつまらないプライドを振りかざさず、国際マナーを吸収していく姿勢を持って欲しいものだと思います。スポーツは国家の利害対立を超えて対話が可能な数少ないチャネル。その価値に中国当局やマスコミは気づくべきでしょう。また、その「気づき」を促すよう、無用の政治的な介入についてはそれが無用だと言う事を日本のスポーツ関係者は伝える姿勢が必要と思います。その観点からいけば、今回のサッカー協会の対応は非常にまずいものだったと言わざるを得ません。世界の常識に照らして判断しているという自信を持って欲しいものです。
dragon2011 の投稿: 2004年8月23日 12:06 PM
今回の日本への扱いといい、高句麗問題での韓国への扱いといい、中国は、ちょっと度が過ぎますね。市場経済化されてはけ口をそこへ求めたけれど、求めすぎてバブル化しているとも、また中国内部の貧富の差も今回の騒動の一端だとも言われてますね。当然歴史教育はいわずもがなですが。政治的に締め付けが出来なくなったのは事実で、これが更なる地殻変動(完全なる民主化)となることを私は期待します。つまり中国人民に対し、今回の事態(日本と韓国)の詳細がほとんど報道されていない、もしくは歪曲されていることを思うと不幸でなりません。うまく付き合うことも必要ですが、今回みたいに不要な擦り寄りだけは、やるべきではありません。大国中国の肥大化(わがままし放題)はそれなりに阻止しなければ、島国ニッポンなんてひとたまりもありません。領土問題(尖閣)・投資問題(ODA)・農産物(粗悪な農産物)・知的所有権等々問題は山積ですが、筋の通った外交交渉が必要でしょうね。最後に新幹線の入札が、欧州連合か日本か非常に楽しみではあります。これが中国政府の日本政府にたいする分岐点になるようなきがしますが?トラックバック&コメントありがとうございました。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月24日 1:52 AM
★rakurakuonsenさん、コメントありがとうございました。> 中国側もつまらないプライドを振りかざさずrakurakuonsenさんが「大国意識」と括弧付きでかかれているとおり、中国人はプライドの高い国民です(お金の次くらいに大事にしているのではないかと思います)。私もこの点が提案のネックになると思っており、教えるにしてもプライドを傷つけないように進める必要がある、やはりこの点でも「厄介な相手」といえるでしょう。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月24日 2:01 AM
★dragon2011さん、「地殻変動(完全なる民主化)」ということは私は思っても見ませんでした。ベルリンの壁、ソ連崩壊、思ってもみないことも実際に起こりました。経済の開放は情報の開放であり、中国人民も何が世界の標準かが分かってきていると思いますので、地殻変動は意外に近くまで来ているのかもしれません。
過去の話題になってしまいましたが、サッカーアジアカップの際には皆さんのブログをいろいろ見せていただきました。自分ではコメントや記事を書く材料を持っておらず、ふむふむ、なるほどと思うばかりでした。独自の意見を持つようになったわけではないのですが、以下のような記事を見つけましたので、紹介します。
アジアカップに見る日中関係の軋轢 2004年08月18日 08時09分
林 志行=国際戦略デザイン研究所 代表
「現代リスクの基礎知識」というシリーズの一環なんですが、あまりリスク管理の視点ではかかれていないような。ここの無料会員になればコメントを書くことや他の皆さんのコメントが読めますが、そのコメントの中には「この記事は筆者の私怨なのだろうか?」というものもありました。それでも、経緯や関係機関の対応がまとめられていて、資料的な意味でも有用と思います。
この中で気になったのが、日本サッカー協会のパンフレットで台湾と中国が異なる色で塗られていたことに対して、中国人記者がジーコ監督に行った非常識質問のその後。山東省政府と中国組織委員会は、日本側に回収するよう申し入れ、日本側は直ちに地図の配布を中止し、回収することに同意し、さらに日本サッカー協会会長が、「台湾は香港・アモイ同様、中国に属する」と表明し、決着したとのこと。
日本政府も弱腰なんですが、サッカー協会まで真似する必要ないと思うぞ。中国に対して「それじゃああんたのとこは台湾の選手がいるのか」とかと問い詰めるくらいでないと。
今後どうするかはよく考えないといけません。Yodaway2さんの記事 にコメントしましたが、このままでは4年後のオリンピックの開催国の資格を疑われる、世界からそっぽを向かれるということを伝える必要があると思います。
日本と韓国は、オリンピックやサッカーワールドカップの先輩として、
・ホスト国の政府および地方自治体に求められること
を啓蒙し、中国政府が、自国民に対して
・ホスト国のマスコミに求められること
・ホスト国の国民に求められること
を啓蒙していく必要を教え、さらにその活動に対して協力していく必要があると思います。いつまでも敵対関係ではなく、我々は中国と友好的な関係を築きたい、中国が国際的に孤立することは我々にとっても望むところではないという姿勢をもち、それを的確に伝えることが大事だと思います。
最後になりますが、当時ご意見を読ませていただいた以下のブログ記事にトラックバックさせてもらいました(順次追加)。ありがとうございました。
Tomorrow's Way (Yodaway2さん): 中国への抗議、気迫をこめて相手に迫れ!
dailywatch (qlown_ynさん): 政治に組み込まれたサッカー?
何でも書き書きエッセイ (ethnicさん): 低い民度
社会派ブログ--実はただのグチ (dragon2011さん): 草の根に残る反日感情
浮世風呂 (rakurakuonsenさん): 毎年、「歴史問題」に揺れる夏…
補足 (2004.8.27): 日本サッカー協会の対応に関しては、他に同様の報道をしているところがなく、誤認識かもしれないと思うようになりました。あいまいな情報を載せ申し訳ありません。
追記 (2007.8.4): 旅限無(りょげむ)さんが、「中国の特色あるサッカー」で、2007年アジアカップのことを書かれています。何も変わってないことがわかります。「本番ではもっと凄い事が起こります」って不気味な予言を書かれていますが、本当にこのままでは危ないでしょう。また、土岐正造さん(「平成鸚鵡籠中記」)も「サッカーに見る中華人民共和国の民度」でも同様の懸念が表明されています。
コメント
ethnic の投稿: 2004年8月21日 9:21 AM
何でも書き書きエッセイへのTBありがとうございました。弱腰外交もやめて欲しいですが、早く日本としての自立した歴史観をきちっと教育できるようにしないと将来が危ぶまれます。今後ともよろしくお願いします。中味の濃いBLOGを楽しませてください。
yodaway2 の投稿: 2004年8月21日 7:58 PM
いま、本文中にご紹介のあった林氏の記事も、一応、読みに行ってきました。日本サッカー協会の対応は知りませんでした。ちょっと驚きましたね。たぶん日本国内では外務省、現地であれば大使館などに相談したのでしょうけれど、あいた口がふさがりません。私としては、非常に、残念な対応に思います。舞台裏を推し測るには少し情報不足なのですが、日本側からの要請と中国側からの圧力が交錯し、大ごとにしたくないとして、弱気な対応を取ってしまったのかもしれません。後々に禍根をのこす、ほんとうに馬鹿げたことをしたものです。中国はこれから先も、日本にとっては、やはりやっかいな相手のようです。心して付き合わないと、大変なことになるよように思います。また、一方で、北京オリンピックについてですが、スポーツの自由、楽しさ、可能性を表現する祭典とするには、中国では難しいようにさえ思うのです。悲観的にとらえて、すみません。個人的には中国は嫌いな国ではありませんし、うまく付き合っていく必要が、とても高い国だとは思うのですが、がっかりしました。いつも真摯に、さまざまな問題を考えられているこちらのブログの姿勢に、共感を覚えます。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月22日 4:18 AM
★ethnicさん、コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、「日本としての自立した歴史観をきちっと教育」というのは重要だと思います。新聞で中国側のアナウンスばかり垂れ流しているので、日本は中国に補償も謝罪も全くしていないように思う人が増えているのではないでしょうか。中国と違って「正しい」歴史+歴史観を教育してもらいたいです。「中味の濃いBLOG」… 今は記事の紹介 + ちょっとしたコメント程度なのでとてもそうはいえないと思いますが、少しずつでもそういうレベルに近づけていきたいですね。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月22日 4:56 AM
★yodaway2さん、「後々に禍根をのこす、ほんとうに馬鹿げたこと」、おっしゃるとおりです。日本サッカー協会のサイトを見てみましたが、見事にサッカー自体のことしか書いてありません。中国に対する付き合い方に関してもおっしゃるとおりです。安価な労働力を供給する工場とか、今後も伸びる巨大市場とか、日本企業にお金を還流させるためODAを止められないとか、短期的な利益を追っていると、足もとを見られ、従属的な位置が今後も続くと思います。中国には、法治、人権、環境などを含め、国際社会でのあり方を教えなければならないと思います。しかし、日本には戦略的な考えを示している政治家が見当たらず、私も本音では悲観的です。このブログでは、その悲観の裏返しで、理想というか夢想を書くことが多いような気がします。
rakurakuonsen の投稿: 2004年8月22日 4:17 PM
TB&コメント、どうもありがとうございます。歴史的な「大国意識」、戦争の記憶、潜在的な経済力・・・ 日本にとっては本当に厄介な相手です。しかしながら自国の広い意味での安全保障を考えた場合、「うまい」付き合い方を考えていかざるを得ないと思っています。yoshihirouedaさんのおっしゃっている方法、オリンピックホスト国としてのノウハウを伝えるというのは、良い方法ですよね。日本は惜しむことなく、自らの経験を、できれば直接、伝えていければよいのではないかと思います。中国側もつまらないプライドを振りかざさず、国際マナーを吸収していく姿勢を持って欲しいものだと思います。スポーツは国家の利害対立を超えて対話が可能な数少ないチャネル。その価値に中国当局やマスコミは気づくべきでしょう。また、その「気づき」を促すよう、無用の政治的な介入についてはそれが無用だと言う事を日本のスポーツ関係者は伝える姿勢が必要と思います。その観点からいけば、今回のサッカー協会の対応は非常にまずいものだったと言わざるを得ません。世界の常識に照らして判断しているという自信を持って欲しいものです。
dragon2011 の投稿: 2004年8月23日 12:06 PM
今回の日本への扱いといい、高句麗問題での韓国への扱いといい、中国は、ちょっと度が過ぎますね。市場経済化されてはけ口をそこへ求めたけれど、求めすぎてバブル化しているとも、また中国内部の貧富の差も今回の騒動の一端だとも言われてますね。当然歴史教育はいわずもがなですが。政治的に締め付けが出来なくなったのは事実で、これが更なる地殻変動(完全なる民主化)となることを私は期待します。つまり中国人民に対し、今回の事態(日本と韓国)の詳細がほとんど報道されていない、もしくは歪曲されていることを思うと不幸でなりません。うまく付き合うことも必要ですが、今回みたいに不要な擦り寄りだけは、やるべきではありません。大国中国の肥大化(わがままし放題)はそれなりに阻止しなければ、島国ニッポンなんてひとたまりもありません。領土問題(尖閣)・投資問題(ODA)・農産物(粗悪な農産物)・知的所有権等々問題は山積ですが、筋の通った外交交渉が必要でしょうね。最後に新幹線の入札が、欧州連合か日本か非常に楽しみではあります。これが中国政府の日本政府にたいする分岐点になるようなきがしますが?トラックバック&コメントありがとうございました。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月24日 1:52 AM
★rakurakuonsenさん、コメントありがとうございました。> 中国側もつまらないプライドを振りかざさずrakurakuonsenさんが「大国意識」と括弧付きでかかれているとおり、中国人はプライドの高い国民です(お金の次くらいに大事にしているのではないかと思います)。私もこの点が提案のネックになると思っており、教えるにしてもプライドを傷つけないように進める必要がある、やはりこの点でも「厄介な相手」といえるでしょう。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月24日 2:01 AM
★dragon2011さん、「地殻変動(完全なる民主化)」ということは私は思っても見ませんでした。ベルリンの壁、ソ連崩壊、思ってもみないことも実際に起こりました。経済の開放は情報の開放であり、中国人民も何が世界の標準かが分かってきていると思いますので、地殻変動は意外に近くまで来ているのかもしれません。
2004/08/18
ウルトラQ再び
皆さん、こんばんは。カネゴンです(ウソ)。
テレビをつけっぱなしにしていたら懐かしい音楽が...
ずっと知らなかったんですが、こんな番組があったんですね。もう20話だそうで。
ウルトラQ Dark Fantasy
私の大事なものを壊したりしたら承知せんぞ、
たとえ円谷英二が許してもこのuedaが許しません
と思いながらみてみたのですが、不覚にも、ちょっといいかも、と思ってしまいました。
テレビをつけっぱなしにしていたら懐かしい音楽が...
ずっと知らなかったんですが、こんな番組があったんですね。もう20話だそうで。
ウルトラQ Dark Fantasy
私の大事なものを壊したりしたら承知せんぞ、
たとえ円谷英二が許してもこのuedaが許しません
と思いながらみてみたのですが、不覚にも、ちょっといいかも、と思ってしまいました。
2004/08/17
不敬の輩
私は愛国者 (愛国者宣言)。
上記言明と直接関係はありませんが、天皇を尊敬しています。
自分の影響力と責任を誰よりも強く認識され、言葉、行動を選ばれておられる。
この自由な時代で、自制には、並々ならぬ強い意志が必要であることは想像に難くない。
私だったら、天皇メルマガとか天皇ブログを作って、好き勝手なことを言わずにはいられないでしょう。
・日出ずる処の天子、日没する処の民に致す、「だまっとれ」、とか
・社会保険庁、朕の臣民のお金をネコババするとは何事だ、とか
・ナベツネ、さっさと引っ込め、とか (辞任したけど)
・さとう珠緒、30過ぎてそのしゃべり方やめろ、とか
しかし、まだまだこの国には、その言葉を絶対ととらえる人々が多くいます。軽はずみな言動はできませんし、昭和天皇の代を含め戦後59年、国民に対してはねぎらい、激励の言葉などのみに抑えられています。尊敬の念を抱かずにはおれません。
その天皇に対して、
「天皇が靖国に敗戦60年に参拝いただければ、天皇にしか果たせない国家に対する大きな責任を果たしていただくことになる」
(毎日新聞 2004.8.15 靖国参拝:「敗戦60年には天皇も参拝を」石原都知事)
と責任の遂行を求めるあなたは何様でしょうか?
追加関連記事
ぷち総研(priestkさん): 「西園寺公望の皇室観」
コメント
priestk の投稿: 2004年10月27日 1:20 AM
>yoshihirouedaさん
TBありがとうございました。トラバ返しさせていただきました。
今上で125代目にもなりますので、天皇制は半永久的に続くような錯覚に陥ります。しかし、天皇はおそらく、僕らが思っているよりも非常に不安定で、微妙な社会的バランスの上に成り立っている存在だと思います。外国を見れば、ちょっとしたことで王室バッシングが吹き荒れています。天皇が私的発言を慎み、宮内庁が厳格な報道規制を採用しているのも、基本的には皇室を維持しようとすればこそでしょう。天皇制廃止を主張する左派ならばともかく、保守政治家を辞任する某知事がこういう発言をしたことには、あきれるしかないですね。
yoshihiroueda の投稿: 2004年10月27日 11:52 PM
★priestkさん、
石原知事の言動は単純でよく分かりますよ。戦前から続く天皇を利用しようとするパターンそのものですから。むしろ気がつかないように利用する知恵がついたら怖いと思います。
上記言明と直接関係はありませんが、天皇を尊敬しています。
自分の影響力と責任を誰よりも強く認識され、言葉、行動を選ばれておられる。
この自由な時代で、自制には、並々ならぬ強い意志が必要であることは想像に難くない。
私だったら、天皇メルマガとか天皇ブログを作って、好き勝手なことを言わずにはいられないでしょう。
・日出ずる処の天子、日没する処の民に致す、「だまっとれ」、とか
・社会保険庁、朕の臣民のお金をネコババするとは何事だ、とか
・ナベツネ、さっさと引っ込め、とか (辞任したけど)
・さとう珠緒、30過ぎてそのしゃべり方やめろ、とか
しかし、まだまだこの国には、その言葉を絶対ととらえる人々が多くいます。軽はずみな言動はできませんし、昭和天皇の代を含め戦後59年、国民に対してはねぎらい、激励の言葉などのみに抑えられています。尊敬の念を抱かずにはおれません。
その天皇に対して、
「天皇が靖国に敗戦60年に参拝いただければ、天皇にしか果たせない国家に対する大きな責任を果たしていただくことになる」
(毎日新聞 2004.8.15 靖国参拝:「敗戦60年には天皇も参拝を」石原都知事)
と責任の遂行を求めるあなたは何様でしょうか?
追加関連記事
ぷち総研(priestkさん): 「西園寺公望の皇室観」
コメント
priestk の投稿: 2004年10月27日 1:20 AM
>yoshihirouedaさん
TBありがとうございました。トラバ返しさせていただきました。
今上で125代目にもなりますので、天皇制は半永久的に続くような錯覚に陥ります。しかし、天皇はおそらく、僕らが思っているよりも非常に不安定で、微妙な社会的バランスの上に成り立っている存在だと思います。外国を見れば、ちょっとしたことで王室バッシングが吹き荒れています。天皇が私的発言を慎み、宮内庁が厳格な報道規制を採用しているのも、基本的には皇室を維持しようとすればこそでしょう。天皇制廃止を主張する左派ならばともかく、保守政治家を辞任する某知事がこういう発言をしたことには、あきれるしかないですね。
yoshihiroueda の投稿: 2004年10月27日 11:52 PM
★priestkさん、
石原知事の言動は単純でよく分かりますよ。戦前から続く天皇を利用しようとするパターンそのものですから。むしろ気がつかないように利用する知恵がついたら怖いと思います。
2004/08/16
宗教法人への課税 (1)
以前予告しましたが、週刊ダイヤモンド 8月7日号 「特集: 創価学会の経済力」を読んで
最も強く感じたのは
・宗教法人への課税がなされないのはおかしい
ということです。
このことをいうと必ず「信教の自由の侵害」という反発が出ますが (他の宗教からも)、注意していただきたいのは、
・法人税は収入にかかるのではなく利益にかかる
ということ (固定資産税に関しては別途)。宗教活動に必要なお金を集めているだけだったら課税はないということです (創価学会も同様で、創価学会に課税せよと言っているわけではないことにご注意ください)。それに反発があるということは...
必要以上のお金を要求する宗教は正しい宗教ではありません。
たとえ日蓮聖人が許してもこのuedaが許しません。
なお、
森田実の時代を斬る 2004.8.10
Q君への手紙(PART3[20])
『週刊ダイヤモンド』(8月7日号)の特集「創価学会の経済力」を読みましたか?
で、森田実は
「『週刊ダイヤモンド』編集部が創価学会を真正面から取り上げた勇気に敬意を表したいと思います。 」
と述べています。週刊ダイヤモンド記事中で、創価学会とマスコミの経済的な関係も記載されていますが、そういう状況の中で勇気ある力の入った記事だと思います。その記事に関しては、旧DAYS Japanの記事『「池田大作の悪」最後の大報道』とあわせて別途紹介したいと思います。
追加トラックバック:
ば○こう○ちの納得いかないコーナーさん:「ズバリ聞きます!(3)」
-- 「宗教法人への非課税制度って、本当に必要だと思いますか?」というアンケート
コメント
yodaway2 の投稿: 2004年8月16日 3:19 PM
自民党にとって、公明党との連立は麻薬に手を出したようなものではないかと考えていました。
一つの特定の宗教によって、政治が、かなりの程度で左右されてしまうとしたら、それはとても怖いことです。
このような、いまの政治状況は、10年前には想像もできないことでした。
経済の構造改革については、私は、リンク先の森田氏とはじゃっかん、異なる立場に立っていますが、政治の構造改革については、賛同したいと思います。
こちらの、今後の論考に期待します。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月18日 12:28 AM
森田さんの考え方は影響を過大評価しているとも思えます。それは森田さんの他の記事でも同様に思います。ただ、静かに状況の悪化が進んでいくのにたいして国民が鈍感なだけかもしれない、それが戦争に導いたのかもしれない、とも思うのです。
giants-55 の投稿: 2005年12月16日 11:43 PM
初めまして。
書き込み及びトラックバックして戴いただけではなく、記事内で自ブログを紹介して戴きました事、誠に有難うございました。
巨大宗教法人のマスメディアへの支配力は、想像以上のものが在る様ですね。こちらでも取り上げている創価学会も、主要新聞社の印刷所に機関紙のみならず、関連会社の出版物等を印刷委託しているとの事で、出版不況の中その莫大な金銭は、マスメディアを”黙らせる”には余り在る程なのだとか。
ウエダ様が御指摘の通り、宗教法人に関わる何から何迄課税という”網”を掛けろというのではなく、明らかに利益を産み出している部分に掛けるべきだと思います。一般企業でいう所の必要経費も認めるべきでしょう。
唯、宗教法人の場合、利益部分なのか否かがかなりグレーゾーンに在ると思われますので、その線引きは厳格に行なうべきだと思います。
本当に、”まともな”宗教法人で在れば、いかがわしい組織と選別させる意味でも、自ら「課税せよ!」と主張すべきですよね(笑)。
これからも宜しく御願い致します。
yoshihiroueda の投稿: 2005年12月17日 6:42 AM
★giants-55さん、
マスメディア支配は気になるところですね。テレビ局内には隠れ学会員がいるらしい(「宗教」のカテゴリの別記事で紹介していた…つもりだったんですが抜けていました)。
グレーゾーンに関しては、まず収支決算を明らかし、監査が入れるようにするところから始めて行けば良いと思っています。監査によって必要経費か否か判定することができると思います。
かいてん の投稿: 2008年11月9日 11:14 PM
宗教法人の剰余金には非課税。
認められた34業種の収益事業の利益には22%の税率。(一般法人は30%)、その利益の20%は本体への寄付金として損金算入。
固定資産税はまったく非課税。
が現行税制です。
yoshihiroueda の投稿: 2008年11月9日 11:43 PM
★ かいてんさん、解説ありがとうございます。
あとキャピタルゲイン課税もありますね。
http://ryokan.exblog.jp/938130/
東條英貴 の投稿: 2009年9月5日 4:29 PM
もしあなたが死んだら成仏できないかも。
成仏しても宇宙規模の神や仏があなたを絶対許さないかも・・。
なぜなら・・・
諸天皇・戦国武将全てこのご法度事を守り続けてきたから。国民が嫌がった自民党も守ってきたからね
yoshihiroueda の投稿: 2009年9月5日 6:54 PM
★ 東條英貴さん、
論理が分りません。
先人が守って来たのは金づるとしての宗教じゃないはずですが。
最も強く感じたのは
・宗教法人への課税がなされないのはおかしい
ということです。
このことをいうと必ず「信教の自由の侵害」という反発が出ますが (他の宗教からも)、注意していただきたいのは、
・法人税は収入にかかるのではなく利益にかかる
ということ (固定資産税に関しては別途)。宗教活動に必要なお金を集めているだけだったら課税はないということです (創価学会も同様で、創価学会に課税せよと言っているわけではないことにご注意ください)。それに反発があるということは...
必要以上のお金を要求する宗教は正しい宗教ではありません。
たとえ日蓮聖人が許してもこのuedaが許しません。
なお、
森田実の時代を斬る 2004.8.10
Q君への手紙(PART3[20])
『週刊ダイヤモンド』(8月7日号)の特集「創価学会の経済力」を読みましたか?
で、森田実は
「『週刊ダイヤモンド』編集部が創価学会を真正面から取り上げた勇気に敬意を表したいと思います。 」
と述べています。週刊ダイヤモンド記事中で、創価学会とマスコミの経済的な関係も記載されていますが、そういう状況の中で勇気ある力の入った記事だと思います。その記事に関しては、旧DAYS Japanの記事『「池田大作の悪」最後の大報道』とあわせて別途紹介したいと思います。
追加トラックバック:
ば○こう○ちの納得いかないコーナーさん:「ズバリ聞きます!(3)」
-- 「宗教法人への非課税制度って、本当に必要だと思いますか?」というアンケート
コメント
yodaway2 の投稿: 2004年8月16日 3:19 PM
自民党にとって、公明党との連立は麻薬に手を出したようなものではないかと考えていました。
一つの特定の宗教によって、政治が、かなりの程度で左右されてしまうとしたら、それはとても怖いことです。
このような、いまの政治状況は、10年前には想像もできないことでした。
経済の構造改革については、私は、リンク先の森田氏とはじゃっかん、異なる立場に立っていますが、政治の構造改革については、賛同したいと思います。
こちらの、今後の論考に期待します。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月18日 12:28 AM
森田さんの考え方は影響を過大評価しているとも思えます。それは森田さんの他の記事でも同様に思います。ただ、静かに状況の悪化が進んでいくのにたいして国民が鈍感なだけかもしれない、それが戦争に導いたのかもしれない、とも思うのです。
giants-55 の投稿: 2005年12月16日 11:43 PM
初めまして。
書き込み及びトラックバックして戴いただけではなく、記事内で自ブログを紹介して戴きました事、誠に有難うございました。
巨大宗教法人のマスメディアへの支配力は、想像以上のものが在る様ですね。こちらでも取り上げている創価学会も、主要新聞社の印刷所に機関紙のみならず、関連会社の出版物等を印刷委託しているとの事で、出版不況の中その莫大な金銭は、マスメディアを”黙らせる”には余り在る程なのだとか。
ウエダ様が御指摘の通り、宗教法人に関わる何から何迄課税という”網”を掛けろというのではなく、明らかに利益を産み出している部分に掛けるべきだと思います。一般企業でいう所の必要経費も認めるべきでしょう。
唯、宗教法人の場合、利益部分なのか否かがかなりグレーゾーンに在ると思われますので、その線引きは厳格に行なうべきだと思います。
本当に、”まともな”宗教法人で在れば、いかがわしい組織と選別させる意味でも、自ら「課税せよ!」と主張すべきですよね(笑)。
これからも宜しく御願い致します。
yoshihiroueda の投稿: 2005年12月17日 6:42 AM
★giants-55さん、
マスメディア支配は気になるところですね。テレビ局内には隠れ学会員がいるらしい(「宗教」のカテゴリの別記事で紹介していた…つもりだったんですが抜けていました)。
グレーゾーンに関しては、まず収支決算を明らかし、監査が入れるようにするところから始めて行けば良いと思っています。監査によって必要経費か否か判定することができると思います。
かいてん の投稿: 2008年11月9日 11:14 PM
宗教法人の剰余金には非課税。
認められた34業種の収益事業の利益には22%の税率。(一般法人は30%)、その利益の20%は本体への寄付金として損金算入。
固定資産税はまったく非課税。
が現行税制です。
yoshihiroueda の投稿: 2008年11月9日 11:43 PM
★ かいてんさん、解説ありがとうございます。
あとキャピタルゲイン課税もありますね。
http://ryokan.exblog.jp/938130/
東條英貴 の投稿: 2009年9月5日 4:29 PM
もしあなたが死んだら成仏できないかも。
成仏しても宇宙規模の神や仏があなたを絶対許さないかも・・。
なぜなら・・・
諸天皇・戦国武将全てこのご法度事を守り続けてきたから。国民が嫌がった自民党も守ってきたからね
yoshihiroueda の投稿: 2009年9月5日 6:54 PM
★ 東條英貴さん、
論理が分りません。
先人が守って来たのは金づるとしての宗教じゃないはずですが。
2004/08/15
歴史に学ぶ - 日露戦争物語
いつもは反戦の立場に立って書いているのですが、日露戦争100年ということで、このマンガの紹介をしたいと思います。第二次世界対戦の終戦記念日 (敗戦記念日) に、この導入はへんですね。「太平洋戦争の失敗はこのころ既に始まっていた」ということがわかる、江川達也もそれを意図していると思うからです。
なお、このマンガは現在連載中で、秋山真之の少年時代からはじまって、今は日清戦争を描いています。
この11巻では、「死んでもラッパを離しませんでした」のエピソードが描かれています。同じ頃、補給の確保に失敗した責任をとって自害した古志正綱大隊長の話が出てきます。前者は美談として語られますが、後者は大きく扱われることはありませんでした。江川はこれが逆だったら歴史は変わっていただろうと語っています。NHKで日本の敗因というシリーズをやっていましたが (角川文庫で出ているようです)、インパール作戦では、作戦会議で補給路の確保ができないという懸念を述べた人は積極性が足りないと批難され、結局泥沼に入って行きました。これに限らず太平洋戦争では前線の拡大にも関わらず補給は軽視されたようですね。
また、13巻では、平壌の清側の要塞を攻めるところが描かれていますが、誰もいなかった玄武門に対して一番乗りを果たした兵卒が賞賛されたことが描かれています(もちろん批判的に)。
NHK日本の敗因では、ガダルカナルでの戦闘のこともありました。銃剣をもって一斉突撃し、機銃掃射で全滅するというのを、失敗したにもかかわらず何回か繰り返したとのこと (大胆な要約はご勘弁を)。これは日露戦争でうまくいったので、ということを言っていました。日露戦争物語もこのあたりになると、ガダルカナルを意識した記述がでるでしょうか。
日露戦争物語の連載では、現在、清の艦隊との交戦が描かれています。本体命令を無視した行動を取る坪井司令の意図が明かされるが、それは2か月前の海戦で自らがおかした失敗の反省をいかしたものだということがわかる。
明治日本で民間人が必死に富国強兵に邁進する姿も描かれており、「歴史に学ぶ」ということがこのマンガの全体のテーマと思う。そういう意味で今日終戦記念日にマッチした話題ではないかと思います (強引でしたか?)。
ただ、絵と字が細かすぎ、読む気を削ぐのが難点です。
最高を知ること
山村社長のブログ 「ウインザーホテル洞爺湖 完全レストランガイド 8月11日」からのトラックバックです。
その前の記事「二期倶楽部での週末 8月3日」に続いて、最高峰のサービスを堪能されているようで、うらやましい限りです。
なにかのビジネスをする上で、最高を知ることは重要と思います。自分が提供するものが最高でないものを狙うとしても、です。自分がどの位置にあるのかを知らなければ次の発展を考えられないし、小さい物差ししか持たなければ、その長さが最高にみえてしまう。
確かにITサービスのエキサイトとホテルにおいては業界は異なるが、現在発展中でまだ最高が見えないITサービス業界においては、成熟の進んだ他の業界の最高を知ることは重要と思います。声優のことしか知らないと声優の中で一番美人を探してしまう(って違うか)。
こういうことを考えるきっかけになったのは、海老沢泰久の「美味礼讃」。辻調理師専門学校の辻静雄の伝記的な小説なのですが、その中に、フォンドボーの作り方を教えるシーンがある。
副校長が生徒の一人に、できたスープのスプーン1杯の原価を訊く。生徒は1円くらいと答えるのだが、実際は約50円である。これで料理を作ると、スープの分だけで原価500円、売り値はその3倍くらいに設定する必要があり、1500円となる。一品料理全体では8000円から1万円になる。高卒の初任給が15000円くらいの時代の話である。一方、学校に来ている生徒は全てが一流レストランのシェフになる訳ではない。副校長は生徒に問う。
「美味礼讃」はライフログ使って紹介すれば良かったですね。それはまた別の機会に。 → 追加しました。
その前の記事「二期倶楽部での週末 8月3日」に続いて、最高峰のサービスを堪能されているようで、うらやましい限りです。
なにかのビジネスをする上で、最高を知ることは重要と思います。自分が提供するものが最高でないものを狙うとしても、です。自分がどの位置にあるのかを知らなければ次の発展を考えられないし、小さい物差ししか持たなければ、その長さが最高にみえてしまう。
確かにITサービスのエキサイトとホテルにおいては業界は異なるが、現在発展中でまだ最高が見えないITサービス業界においては、成熟の進んだ他の業界の最高を知ることは重要と思います。声優のことしか知らないと声優の中で一番美人を探してしまう(って違うか)。
こういうことを考えるきっかけになったのは、海老沢泰久の「美味礼讃」。辻調理師専門学校の辻静雄の伝記的な小説なのですが、その中に、フォンドボーの作り方を教えるシーンがある。
副校長が生徒の一人に、できたスープのスプーン1杯の原価を訊く。生徒は1円くらいと答えるのだが、実際は約50円である。これで料理を作ると、スープの分だけで原価500円、売り値はその3倍くらいに設定する必要があり、1500円となる。一品料理全体では8000円から1万円になる。高卒の初任給が15000円くらいの時代の話である。一方、学校に来ている生徒は全てが一流レストランのシェフになる訳ではない。副校長は生徒に問う。
「じゃあ、きみがコックだったらどうする?」海老沢泰久は、広岡達朗を描いた「監督」でデビューして、「F2グランプリ」、「F1地上の夢」などスポーツ小説、スポーツノンフィクションで有名な人ですが、こういう著作もあります。しかし、その根底に流れているのは「一流とは何か」、「仕事とは何か」ということだと理解しています。その点に私は惹かれているのだと思います。
「もっと安く作ります」
「どうやって?」
「わかりません」
「手を抜くんだよ」
:
「... もしきみたちが、将来これ以上ないという料理をを作ったとしても、それを食べてくれる客がいなかったら、商売として成立しないからだ。その場合、きみたちは店の立地条件や客層を考えて、それに合った限界で料理を作らなければならない。しかし、どういう場合でも、こうあらねばならぬという本物の料理は知っておかなければならない。それを知らなかったら、どれくらい手を抜くかということも分からないからだ。」
「美味礼讃」はライフログ使って紹介すれば良かったですね。それはまた別の機会に。 → 追加しました。
2004/08/14
ケータイ、TVが起こす新しいタイプの言葉遅れ
毎日新聞に 新教育の森:アドレス探し/8 対話奪う「TV子守」という記事がありました。
3歳になっても言葉を話さない子供が増えているとのこと。表情もない。川崎医科大(岡山県)の片岡直樹教授(小児科)によると、人間の心をはぐくむ2歳までの時期に、テレビやビデオで一方的に情報を浴びせると、自分と他人との関係を理解できず、コミュニケーション能力や五感が育たない、とのこと。子供がテレビ、ビデオを見ている間は泣き止んでいるので、家事をするため等で、そのまま見せ続けることが原因になる。
先日買ってきたPRESIDENT 2004.8.30号にも同様の記載があって、感想を書こうと思っていたところでした (こちらも片岡教授への取材なのでもとは同じでした)。
ここでは、ケータイも原因のひとつにあげられています。授乳しながらメールのやりとりをするので、赤ちゃんの目はみていない。赤ちゃんは言葉はしゃべれなくとも何かを訴えかけているが、それに反応をしてあげられない。また、テレビゲームもインタラクションは限定されており、多様な反応が得られない。
私自身も、子供が泣き出したらこの一本というビデオを用意していた。仕事のことを考えながら相手をしていたりするので訴えかけられても反応できなかったかもしれないし、そもそも訴えかけられているといっても気が付いていなかったと思う。また、ゲームではないですがそれに近いインタラクティブ絵本を与えることが教育的効果があるとも思っていました。言葉がしゃべれなくなることはなかったのは幸いかもしれません (補足: 以上は父親の私の話なので、育児の大部分を占めていた母親はふつうにちゃんとコミュニケーションとっていて問題の発生する可能性はなかったといえますが)。また、子供の成長の間に色々問題が出るものだとは思いますが、その一因だったかもしれないとも思います。
一方で育児ノイローゼということもあり、母親にも携帯メールでストレス発散も必要と思いますし、育児を手伝ってくれる人のいない核家族化した現状では、難しいところだと思います。
3歳になっても言葉を話さない子供が増えているとのこと。表情もない。川崎医科大(岡山県)の片岡直樹教授(小児科)によると、人間の心をはぐくむ2歳までの時期に、テレビやビデオで一方的に情報を浴びせると、自分と他人との関係を理解できず、コミュニケーション能力や五感が育たない、とのこと。子供がテレビ、ビデオを見ている間は泣き止んでいるので、家事をするため等で、そのまま見せ続けることが原因になる。
先日買ってきたPRESIDENT 2004.8.30号にも同様の記載があって、感想を書こうと思っていたところでした (こちらも片岡教授への取材なのでもとは同じでした)。
ここでは、ケータイも原因のひとつにあげられています。授乳しながらメールのやりとりをするので、赤ちゃんの目はみていない。赤ちゃんは言葉はしゃべれなくとも何かを訴えかけているが、それに反応をしてあげられない。また、テレビゲームもインタラクションは限定されており、多様な反応が得られない。
私自身も、子供が泣き出したらこの一本というビデオを用意していた。仕事のことを考えながら相手をしていたりするので訴えかけられても反応できなかったかもしれないし、そもそも訴えかけられているといっても気が付いていなかったと思う。また、ゲームではないですがそれに近いインタラクティブ絵本を与えることが教育的効果があるとも思っていました。言葉がしゃべれなくなることはなかったのは幸いかもしれません (補足: 以上は父親の私の話なので、育児の大部分を占めていた母親はふつうにちゃんとコミュニケーションとっていて問題の発生する可能性はなかったといえますが)。また、子供の成長の間に色々問題が出るものだとは思いますが、その一因だったかもしれないとも思います。
一方で育児ノイローゼということもあり、母親にも携帯メールでストレス発散も必要と思いますし、育児を手伝ってくれる人のいない核家族化した現状では、難しいところだと思います。
2004/08/13
行ってみたい、直島アートサイト
予告とは違う記事ばかりとりあげ、感想を書いているuedaです。
President 2004.8.30号に、安藤忠雄の「瀬戸内・写真日記」という記事があり、ベネッセアートサイト直島にできた「地中美術館」オープニングの日のレポートが載っていました。
ベネッセアートサイト直島
地中美術館
この記事の中で特に興味をもったのは、安藤忠雄が直島プロジェクトをはじめるきっかけ。1987年に当時の福武書店の福武会長から、「直島を世界に発信する現代アートの島にしたい」と持ちかけられたとのこと。やっぱりアートにはお金持ちの理解者が必要なんだなとも思う。美術手帳2003年12月号で森美術館の記事がありましたが、その中で美術館スタッフの「森社長は、本気で日本人の知的文化レベルを向上させようとしているように思える」という言葉を思い出しました。
ともあれ、こんなところに滞在してゆっくり美術を楽しむ時間 (+資金) の余裕をもちたいと感じました。
President 2004.8.30号に、安藤忠雄の「瀬戸内・写真日記」という記事があり、ベネッセアートサイト直島にできた「地中美術館」オープニングの日のレポートが載っていました。
ベネッセアートサイト直島
地中美術館
この記事の中で特に興味をもったのは、安藤忠雄が直島プロジェクトをはじめるきっかけ。1987年に当時の福武書店の福武会長から、「直島を世界に発信する現代アートの島にしたい」と持ちかけられたとのこと。やっぱりアートにはお金持ちの理解者が必要なんだなとも思う。美術手帳2003年12月号で森美術館の記事がありましたが、その中で美術館スタッフの「森社長は、本気で日本人の知的文化レベルを向上させようとしているように思える」という言葉を思い出しました。
ともあれ、こんなところに滞在してゆっくり美術を楽しむ時間 (+資金) の余裕をもちたいと感じました。
2004/08/12
どうなるUFJ合併問題
毎日新聞より UFJ経営統合:交渉禁止取り消し 東京高裁、抗告認める
地裁で出したUFJ-HDとMTFG (三菱東京フィナンシャルグループ。銀行名は東京三菱銀行でややこしいな)の合併交渉の禁止の仮処分を取り消すということです。
理由が、
当事者が相互に信頼関係を維持して、協働事業化の実現のために誠実に努力することが大前提となっているところ、
1) UFJHDは窮状を乗り切るため、合意を白紙撤回することを決断し、これを対外的に公表したこと、
2) これに対し住友信託は仮処分を申し立てたこと、
3) その後原審及び当審の審理を経たが双方の主張は対立し、信頼関係はますます悪化し、
双方の溝を埋めることは困難な状況にある。(番号は私が振りました)
ということなんですが、これおかしくない?
信頼関係の維持という前提が成り立たなくなったという事実認識はよいとして、その原因が
1) 合意を白紙撤回したのでということだったら、じゃあ合意/契約って何?
2) 仮処分を申し立てたということなんですが、じゃあ裁判所の役割は何?
ということになると思います。
これに関しては毎日新聞の別の面に記事があって、結納を交わしていてもその後嫌いになったら裁判所は結婚を強制できないということらしいです。それ自身は納得がいきますが、たとえかたがおかしい。ここでたとえるなら、結納を交わしているのに別の人と結婚の準備をし始めているのでそれを止めるということなんですが。
現実的な話をすると、ここまで来ると確かに三井住友とUFJの合併はうまくいかないように思います。一方、東京三菱も、住友信託から損害賠償の訴訟を起こされる火種をもった相手との合併となり、懸念材料です。また、PRESIDENT 2004.8.30 高杉良インタビューによると、UFJ統合前の元三和銀行は問題児だったらしいですね。東海とあさひで進んでいた合併に割り込んだ形で、あさひは三和を嫌って離脱したとのこと。商売のしかたも貸し剥がしマニュアルをつくるようなえげつないやり方の旧三和を東京三菱が受け入れられるかを高杉さんは懸念しています。なるほどと思います。
追記: すみません、怒りの矛先が定まらず、まとまりのない感想になってしまいました。
地裁で出したUFJ-HDとMTFG (三菱東京フィナンシャルグループ。銀行名は東京三菱銀行でややこしいな)の合併交渉の禁止の仮処分を取り消すということです。
理由が、
当事者が相互に信頼関係を維持して、協働事業化の実現のために誠実に努力することが大前提となっているところ、
1) UFJHDは窮状を乗り切るため、合意を白紙撤回することを決断し、これを対外的に公表したこと、
2) これに対し住友信託は仮処分を申し立てたこと、
3) その後原審及び当審の審理を経たが双方の主張は対立し、信頼関係はますます悪化し、
双方の溝を埋めることは困難な状況にある。(番号は私が振りました)
ということなんですが、これおかしくない?
信頼関係の維持という前提が成り立たなくなったという事実認識はよいとして、その原因が
1) 合意を白紙撤回したのでということだったら、じゃあ合意/契約って何?
2) 仮処分を申し立てたということなんですが、じゃあ裁判所の役割は何?
ということになると思います。
これに関しては毎日新聞の別の面に記事があって、結納を交わしていてもその後嫌いになったら裁判所は結婚を強制できないということらしいです。それ自身は納得がいきますが、たとえかたがおかしい。ここでたとえるなら、結納を交わしているのに別の人と結婚の準備をし始めているのでそれを止めるということなんですが。
現実的な話をすると、ここまで来ると確かに三井住友とUFJの合併はうまくいかないように思います。一方、東京三菱も、住友信託から損害賠償の訴訟を起こされる火種をもった相手との合併となり、懸念材料です。また、PRESIDENT 2004.8.30 高杉良インタビューによると、UFJ統合前の元三和銀行は問題児だったらしいですね。東海とあさひで進んでいた合併に割り込んだ形で、あさひは三和を嫌って離脱したとのこと。商売のしかたも貸し剥がしマニュアルをつくるようなえげつないやり方の旧三和を東京三菱が受け入れられるかを高杉さんは懸念しています。なるほどと思います。
追記: すみません、怒りの矛先が定まらず、まとまりのない感想になってしまいました。
2004/08/11
長崎市長という仕事
長崎平和祈念式典に出て、長崎市長は (もちろん広島市長も) 通常の市の運営のほかに、ナガサキの声を伝えるという役割を担う存在なんだということを改めて感じました。選挙でもそういう点が評価されているのだと思います。
長崎新聞に「非核の時代へ =伊藤市政の軌跡=」という連載がありました。
2004年 原爆・平和連載企画
これをみると、高い評価もある一方で多くの批判もあるようですね。私が感動した平和宣言も市長自らの筆によるものではなく、「起草委員会」の手によるものとのこと(広島は市長自ら)。荒削りでも良いので市長としての強い意志が反映されるほうが良いのではないかと思います。
市長と言えば、本島さんのことを思い出さざるを得ません。昭和天皇の戦争責任に関しての言及で自民党の公認を得られず、当時の社会党はこれまで対立候補だった本島さんを支援することを決め、自民党候補を破って当選したのでした。発言自体は至極抑制されたトーンであたりまえのことを述べただけと見えましたが、言及すること自体がタブーだったのでしょう。その中で長崎市長として勇気をもった発言だったのだと思います。
私は長崎市民ではないので選挙権はありませんが、今後も長崎市長は長崎市民の平和への祈りを言葉に変えて世界に主張し続けていただきたいと思います。上記の連載記事の最後のインタビューで、来年の60回平和祈念式典を集大成となるようなものにしたいということが語られています。「被爆者や市民、若い世代はもちろん、平和に貢献してきた内外の方々に参加してもらえるような形」というのに期待しています。私は式典の有効性を疑問視する記述をしましたが、「語り継ぐ」とう点だけでも意義のあるものと思うようになりました。
コメント
jinsei1 の投稿: 2004年8月14日 7:58 AM
何だろな?にコメント、有難うございました。>抵抗の低い水着。いえ、申し訳ない。トラバもさせて頂きました。
jinsei1 の投稿: 2004年8月14日 2:25 PM
有難うございます。(日日更新・行進を、密かに心がけてやってます)常任理事国入りと、九条廃棄とを取引する様な言辞が、あの穏健派と目されていたパウエルからも漏れる昨今。みんなでもっとシッカリ連携して九条は守らねばと思うものです。お互い頑張りましょう。
長崎新聞に「非核の時代へ =伊藤市政の軌跡=」という連載がありました。
2004年 原爆・平和連載企画
これをみると、高い評価もある一方で多くの批判もあるようですね。私が感動した平和宣言も市長自らの筆によるものではなく、「起草委員会」の手によるものとのこと(広島は市長自ら)。荒削りでも良いので市長としての強い意志が反映されるほうが良いのではないかと思います。
市長と言えば、本島さんのことを思い出さざるを得ません。昭和天皇の戦争責任に関しての言及で自民党の公認を得られず、当時の社会党はこれまで対立候補だった本島さんを支援することを決め、自民党候補を破って当選したのでした。発言自体は至極抑制されたトーンであたりまえのことを述べただけと見えましたが、言及すること自体がタブーだったのでしょう。その中で長崎市長として勇気をもった発言だったのだと思います。
私は長崎市民ではないので選挙権はありませんが、今後も長崎市長は長崎市民の平和への祈りを言葉に変えて世界に主張し続けていただきたいと思います。上記の連載記事の最後のインタビューで、来年の60回平和祈念式典を集大成となるようなものにしたいということが語られています。「被爆者や市民、若い世代はもちろん、平和に貢献してきた内外の方々に参加してもらえるような形」というのに期待しています。私は式典の有効性を疑問視する記述をしましたが、「語り継ぐ」とう点だけでも意義のあるものと思うようになりました。
コメント
jinsei1 の投稿: 2004年8月14日 7:58 AM
何だろな?にコメント、有難うございました。>抵抗の低い水着。いえ、申し訳ない。トラバもさせて頂きました。
jinsei1 の投稿: 2004年8月14日 2:25 PM
有難うございます。(日日更新・行進を、密かに心がけてやってます)常任理事国入りと、九条廃棄とを取引する様な言辞が、あの穏健派と目されていたパウエルからも漏れる昨今。みんなでもっとシッカリ連携して九条は守らねばと思うものです。お互い頑張りましょう。
DAYS Japan買ってきました
以前創刊号から突然休刊になった最終号まで買っていたDAYS Japan。
(右は最終号: A4スキャナでとれずデジカメで撮影して加工したので見苦しいのはご勘弁ください)
それが復活していることを
FAIRNESSさんの記事のコメント
とびげりさんの記事
ではじめて知りました。DAYS Japanのホームページはここ。
これは買いに行かねばと思ったのですが、売っている書店が限られており、ようやく昨日 (8/10) 入手しました。バックナンバーもおいてある書店のリストにはいっていたのですが、最新版8月号しか入手できませんでした。バックナンバーは取り寄せることにしますか。
昔のDAYS Japanは講談社から発行されていたのですが、現在は広河隆一責任編集、発行所 (株) デイズ・ジャパンとなっています。広河さんは、昔のDAYS Japan創刊のころから活躍されていて、創刊号特集「四番目の恐怖」では広瀬隆さんと共著者になっています (広河さんは取材と写真担当)。休刊を最も残念がっている人なんでしょう。ついに自分で復活させることにしたのですね。
旧DAYS Japanは、休刊の理由をあきらかにしていないと思います (少なくとも私は新聞などで告知をみたことがありません)。ただ発売日に本屋に出ていなかっただけで、実質最終号には次号予告もちゃんとありました。最終号の前の号でちゃんと取材がなされておらず誤った記述をして、最終号ではそのお詫び記事が出ていましたので、それが原因とみなされているかもしれませんが、私は、商業的に苦戦していて渡りに船でやめちゃったんだと理解しています。調べたら、「男性ヴィジュアル誌はなぜ失敗するのか」という記事がありました。講談社にはフライデーくらいが身の丈にあってるよね。
その前にも教育社のCommon Senseという雑誌を毎月買っていたのですが、これも廃刊になっちゃいました。その後上記記事でも言及されているVIEWSも買ってみましたが今はもうありません。今度のDAYS Japanには期待したいところですが、商業的に持続可能なのか危惧しています。
(右は最終号: A4スキャナでとれずデジカメで撮影して加工したので見苦しいのはご勘弁ください)
それが復活していることを
FAIRNESSさんの記事のコメント
とびげりさんの記事
ではじめて知りました。DAYS Japanのホームページはここ。
これは買いに行かねばと思ったのですが、売っている書店が限られており、ようやく昨日 (8/10) 入手しました。バックナンバーもおいてある書店のリストにはいっていたのですが、最新版8月号しか入手できませんでした。バックナンバーは取り寄せることにしますか。
昔のDAYS Japanは講談社から発行されていたのですが、現在は広河隆一責任編集、発行所 (株) デイズ・ジャパンとなっています。広河さんは、昔のDAYS Japan創刊のころから活躍されていて、創刊号特集「四番目の恐怖」では広瀬隆さんと共著者になっています (広河さんは取材と写真担当)。休刊を最も残念がっている人なんでしょう。ついに自分で復活させることにしたのですね。
旧DAYS Japanは、休刊の理由をあきらかにしていないと思います (少なくとも私は新聞などで告知をみたことがありません)。ただ発売日に本屋に出ていなかっただけで、実質最終号には次号予告もちゃんとありました。最終号の前の号でちゃんと取材がなされておらず誤った記述をして、最終号ではそのお詫び記事が出ていましたので、それが原因とみなされているかもしれませんが、私は、商業的に苦戦していて渡りに船でやめちゃったんだと理解しています。調べたら、「男性ヴィジュアル誌はなぜ失敗するのか」という記事がありました。講談社にはフライデーくらいが身の丈にあってるよね。
その前にも教育社のCommon Senseという雑誌を毎月買っていたのですが、これも廃刊になっちゃいました。その後上記記事でも言及されているVIEWSも買ってみましたが今はもうありません。今度のDAYS Japanには期待したいところですが、商業的に持続可能なのか危惧しています。
昔のDAYS Japanと比較してみました。
2004年8月号: 62ページ820円 広告2ページ、硬派記事ばっかり。限定的な書店で販売。
1989年12月号 (実質最終号): 310ページ510円 広告数えきれないくらい。創刊号に比べて軟派記事も多い。どこでも手に入る。
同じく硬派ジャーナリズムで手に入りにくいのも同様な週刊金曜日も商業的に難しいと思っていましたが、こちらはまだ (失礼) 続いているようですね。
内容的には一つ一つの記事の量は少ないものの満足がいくものと思います。ただこれはなくなって欲しくないという意識があることと、他に同様なものがないため、甘い採点になっています。昔と比較するのは、本来は記事の正確さや取材の困難さなどを含めて評価する必要があると思いますが、物足りないというのが正直な印象です。取材力や検証能力も弱いかもしれません。「希望のための選択●水だけで走る夢の車」(きくちゆみ)という記事では「水素分解装置が水からエネルギーを作り出す」とあって、おいおいエネルギー保存の法則はどうなっているのだと問いたい、問いつめたい、...
昔のDAYS Japanのスクラップを多く保存しているので(惜しいことに何年の何月号か分からなくなっている)、順次ブログの記事で使って行きたいとおもいます(原発の安全性の問題も多く取り上げられていますし)。また、これとあわせていくつか雑誌を買っちゃったので、その記事に関連し書きたくなったものがでてきました。一つは週刊ダイヤモンド8月7日号特集「創価学会の経済力」、これは、旧DAYS Japanでも取り上げられていました(「池田大作の悪」最後の大報道)。他にはPresidentの家族特集(子供の脳の成長の問題)、シダックスがパリーグ参加?など。
2004年8月号: 62ページ820円 広告2ページ、硬派記事ばっかり。限定的な書店で販売。
1989年12月号 (実質最終号): 310ページ510円 広告数えきれないくらい。創刊号に比べて軟派記事も多い。どこでも手に入る。
同じく硬派ジャーナリズムで手に入りにくいのも同様な週刊金曜日も商業的に難しいと思っていましたが、こちらはまだ (失礼) 続いているようですね。
内容的には一つ一つの記事の量は少ないものの満足がいくものと思います。ただこれはなくなって欲しくないという意識があることと、他に同様なものがないため、甘い採点になっています。昔と比較するのは、本来は記事の正確さや取材の困難さなどを含めて評価する必要があると思いますが、物足りないというのが正直な印象です。取材力や検証能力も弱いかもしれません。「希望のための選択●水だけで走る夢の車」(きくちゆみ)という記事では「水素分解装置が水からエネルギーを作り出す」とあって、おいおいエネルギー保存の法則はどうなっているのだと問いたい、問いつめたい、...
昔のDAYS Japanのスクラップを多く保存しているので(惜しいことに何年の何月号か分からなくなっている)、順次ブログの記事で使って行きたいとおもいます(原発の安全性の問題も多く取り上げられていますし)。また、これとあわせていくつか雑誌を買っちゃったので、その記事に関連し書きたくなったものがでてきました。一つは週刊ダイヤモンド8月7日号特集「創価学会の経済力」、これは、旧DAYS Japanでも取り上げられていました(「池田大作の悪」最後の大報道)。他にはPresidentの家族特集(子供の脳の成長の問題)、シダックスがパリーグ参加?など。
コメント
Commented by DAYS JAPAN at 2011-03-31 11:14 x
確かに廃刊理由は明らかではありませんね。
当時の記事で衝撃的だったのは
1)チェルノブイリ
2)AIDS
の二つ
1=反原発
2=生物兵器
たしか、米軍関係者の「我々は10年以内に人間の免疫能力を無にするウィルスの開発に成功する」という証言が載っていたと記憶しています。その通りになったと記事は結ばれていたと…
なんらかの圧力またはトラップ?説がありますね。
確かに1.2を敵に回すのは厳しいでしょう。
いずれにしても長く続けて欲しいです。
Commented by yoshihiroueda at 2011-04-10 11:01 x
★ DAYS JAPAN さん、
コメントを見るのが遅れ申し訳ありません。
今のDAYS JAPANがちょっと危ういところ続いているように思います。浜岡原発の特集は良かったのですがやはり広瀬隆さんの記事はもう少し専門家に見てもらってからのほうがいいかと思います。 http://d.hatena.ne.jp/yoshihiroueda/20110321/1300670240
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