2007/01/06

「アイドル!」展

こんばんは。サトエリです (ウソ)。

横浜美術館で開催されている (8日まで)「アイドル!」展に会社の帰りに寄ってきました(写真はTokyo Art Beatより)。

アーティストの取り合わせが雑多で、「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」とか、少女漫画なんてあるし、どういう観点でアイドルなの?といいたくなる作品もある。そういう訳で、気にはなってたけど行くまでもないかと思っていた。

しかし、Tokyo Art Beatのイベント案内 「アイドル!」展に寄せられたコメントをみると、「篠山紀信が撮影した山口百恵の映像が良かった」という声が多い。
「アイドル!」展は「山口百恵」展である。
と言い切る人までいて。山口百恵自体にそんなに思い入れはないのだけれど、良い曲は多いので、映像作品だったら音楽に期待できる。という訳で、行ってみることにしたのだ。

横須賀で撮影した大量のスチール写真。それを「横須賀ストーリー」に載せて、コマ送りのように切り替えていく映像が良かった。「プレイバックPart 2」は、スタジオだけど同じように構成されていて、これも良かった。

でもね、これ「NHK特集」ってタイトルが出るんです。すなわち昔の番組の再放送を有料でみるようなものだなあ、と。

アイドルとの関係は分からないですが、加藤美佳の作品くらいかな、気に入ったのは。蜷川実花も今回の看板の一人なんでしょうけど、あまり興味がわきませんでした。被写体が誰かを考えながら見ると面白いかもしれません。

ビデオPodCastもありますので、気になる人は見ておくとよいかもしれません。

超絶技巧演奏?

こんばんは。野田恵です (ウソ)。

Web Designingのメルマガで紹介されてたYouTubeの動画です。まあ、まず見てみ。

Amateur - Lasse Gjertsen


どお?

2007/01/03

腐女子って

こんばんは。乙女ちゃんでぃーす (ウソ)。

「腐女子化する世界 - 東池袋のオタク女子たち」 (杉浦 由美子) を読みました。奥さんが勧めるので。

ただの「腐女子 (女性オタク - 補足: 特にBoys' Love = 同性愛男子をテーマにした作品に耽溺する人々)」に関するルポルタージュではなく、格差社会との関連で分析したものになっていて、興味深く読めました。

前半は主に腐女子の生態の紹介になっていて、決めつけも多いのは気になるが、それも一般のイメージとは違っているので、そういう意味で価値があるだろう。男性オタクのイメージから類推されるものと違って、服装も一般人と変わらず、仕事ももっていてライフスタイルもオタクであることを感じさせないものになっている。読書量も多く知的レベルは高い。など。

私も一般にもたれているイメージと同じようなイメージをもっていたので、ふんふんと思いながら読んでいました。

内容は順次社会的な考察に移る。ライフスタイルの類型に縛られるのではなく、趣味嗜好を重視する生き方に移行していることが描かれる。雑誌がターゲットの読者層を絞って編集され、その読者層に向けて広告がうたれる、そういう時代ではなくなっていることを、「Web進化論」やアマゾンのリコメンデーションを引きながら「マーケティングは死んだ」と端的な言葉で表している。

そういう生き方が発生した背景として、女性の生き方、価値観の変遷が描かれる。
・「キャリア vs. 家庭」という構図が崩れ、家庭を持っても (自己実現としてではなく) 仕事を生活の糧を得るという目的のために続けざるを得ない現実
・女性が結婚後も仕事を続ける職場で見せつけられる正社員と派遣社員の格差
・結婚することでも逃れられない競争社会
こういう格差、競争という価値観から独立する知恵として、「オタク化」を位置づけている。

追記: BL (Boys' Love) は、現実に引き戻させないための装置となっている。現実を知っているものが出てくると、現実に引き戻されてしまうため、自分にとってイメージでしか存在しない場所 (全寮制男子校など) が舞台になっている方が良いのだそうだ。
私自身これまで「格差社会」とか「勝ち組/負け組」とか「負け犬の遠吠え」などに興味を持たず関連書籍などを読んでこなかったので、この部分の考察も (奥さんの勧めるとおり) 興味をもって読めました。

ただ上記リンクの読者レビューを見ると、賛否がはっきり分かれています。否定的な意見をみると、最初に書いた「決めつけ」の部分が受け入れられないものと思われます。

2007/01/01

「ネット君臨」第1回目を読んで

「ネット君臨」第1回目を読みました。

オールドメディアによるニューメディアへの反発、抵抗に過ぎないという見方がある (下記ブログに対するコメント、あざらしサラダさん 「▼ネット君臨ねえ」) が、今後に期待したい。

取材班から?連載がスタートしました
掲載記事(1月1日1面)難病児募金あざける「祭り」
掲載記事(1月1日2面)「エサ」総がかりで暴露
掲載記事(1月1日3面)2ch管理人に聞く

期待するのは、上記ブログで公表し、コメント欄をあけていること。実際に最初の記事では23時現在67個のコメントが寄せられ、記事に対する批判も多く含まれている。中には祭りと同様の言葉遣いのものも多い。

それらが今後の記事に生かされることを期待する。毎日新聞もその覚悟でコメント欄を明けているのであろう。

そして、それに応えた形で以下の様な記事が書かれている。
取材班です?記者にとっての未知の領域

私自身は、負の側面があることを問題視する姿勢には共感が持てる。それは言論封殺の芽または言論封殺そのものであるとおもうからだ。「愛国」の復活とともに、「非国民」というレッテルを用いた言論封殺を思い出す (いや覚えていないですけどね)。

言論封殺には、いくつかのレベルがあるだろうと思う。

暴力: 朝日新聞社説 :言論テロ 首謀者を追いつめろ
プライバシー暴き:
炎上:
空気読め/同調圧力: ネットの意見相互調整機能に個人は抵抗できるのか?

最後の2つくらいは、主張を行う上でこれくらいの抵抗に負けてどうする、と思わないでもない。しかし、「祭り」が「炎上」と「プライバシー暴き」を含む概念だということを考えれば、容易に上位に移行する虞れがあり、無視できるものとも思えないのだ。

追記: あざらしサラダさん 「▼ネット君臨ねえ」の追記を読みました。上記ブログ「取材班から?連載がスタートしました」に、インタビューに答えていた「がんだるふ」氏のコメントが載っているとのこと。下記コメントで書きましたが、「これからに期待」なんて言っていてはいけないような気がしてきました。
「毎日新聞としては、記事を書き出す前に自らの報道スタンスを振り返り、方針を固めて望む(「臨む」の間違い)必要があると思いますね。オーマイニュースの前例を考えると、その覚悟が足りないように思います。
と書いたのは、取材という記事作成のプロセスがきちんとしていなければ、作成された記事自体の信憑性が問われることになるし、ネットの情報の真贋を問う姿勢の根幹が崩れると思うからだ。

さらにブログを連動させていることは、すぐに批判が来る訳で、その批判に対してどのように応えるのか、ぶれない答を用意しておかねばならない。「方針を固めて臨む」というのはそういうことだ。個人ブログではなく複数の人間で取り組んでいるのだから、社としてどういうスタンスをとるのか、あらかじめ十分議論を尽くしておく必要があるはずだ。

団藤さんもジャーナリストとして ブログ時評「毎日新聞がオーマイニュースと同じでは」で、被害者の取材だけで検証の姿勢がないことから、
「筋の悪さ」に驚き、呆れてしまいました。
と書かれています。

あけましておめでとうございます '07

あけましておめでとうございます。

うちの玄関に並んでいる皆さんに登場してもらいました(raphieさんのまねね)。今年は亥さんが君臨しております。


今年の目標と言っても例年そう変わる訳ではありませんが、
・まずは健康。
・ブログでは、もう少し社会問題を考えていきたい。特にネット社会
・仕事では、後につながる、つなげることを意識していきたい。
と思います。

今年もよろしくお願い申し上げます。

2006/12/31

いろはカルタ2006年

こんばんは。すごろくの次はかるた。日本のお正月ですね。

さて、昨年に引き続き、毎日新聞大晦日恒例のいろはカルタ(「余録:今年もあわただしく過ぎた…」)と、自分が書いた記事の対応をみたいと思います(順次更新)。

【い】いいなバウアー
【ろ】ロシアより放射能を込めて
【は】ハム勝つ3度
  -- ハムファイターズ
【に】日本核物騒論議
  -- いろいろ考えさせられる中川氏問題 核武装議論続き
【ほ】本当のおばあちゃん子
【へ】ベルトが怖いメタボ症
【と】都庁七光り
  -- 余人をもって代え難い
【ち】知事に乱れる談合列島
【り】リストが見たいシンドラー
【ぬ】抜くが世界史するが補習
  -- 補習のほうが楽しく学べるかも
【る】ルーズな管理であすカビ人
【を】尾張トヨタの世界取り
【わ】わが町のイメージダウンミーティング
【か】崖(がけ)上の犬裏庭の熊(くま)
【よ】喜び悠(ひさ)しく新宮うぶ声
  -- おめでとうございます
【た】太陽系に変わりはある冥
【れ】連結発車の阪急・阪神
【そ】そろりクーデタイ
【つ】罪作りその一杯
  -- こんなに抜け道があっては...
【ね】念願かなって防衛省格
【な】情けがあだの復党劇
【ら】ラスト・サンパイ
  -- 外交は毅然とした姿勢で
【む】昔「家なき子」、今「子なき家」
【う】美しい国家の品欠く
  -- みんな歌を歌っていた (藤原さんつながりということで...)
【ゐ】いざなぎ超えてふところ肥えず
【の】ノロ元過ぎても鳥ウイルス
【お】オシム声なくジーコ去る
  -- 中田ジャパンをみてみたい
【く】グレー損金利
  -- ご利用は計画的に...
【や】辞めて辞めて支持率下がって
【ま】まっさか!の60億円
【け】欠陥ミサイル・テポドボン
【ふ】ブッシュは悔いねどタカ掃除
【こ】転ばぬ先の脳トレ
【え】A級史料富田メモ
【て】ディープなため息と感動
【あ】開け閉め自在にガスプロム
【さ】サマワ変わり
【き】金未配通信
【ゆ】夕張メロメロン
【め】メールでめいる民主党
【み】みなさまのMHK(命令放送協会)
【し】幸せの青いハンカチ王子
【ゑ】遠洋のツナ引き
【ひ】ひそかに進んだ人腎売買
【も】もうかって税金払わぬ大銀行
【せ】0円でソフトパンク
  -- 切れてないですよ [すごろく74]
【す】すきだらけだった墓穴ホリエモン
  -- 陰謀か? っていうけれど...ライブドア: 営業利益5億円以上が役員の唯一のハードル
【京】今日の夢明日の正社員

うわー、少なっ! 今年は時事問題を考えてないのがよくわかります。

ゴオオォーール! [ブログすごろく]

こんばんは。皆さん年末いかがおすごしですか。

さて、ブログすごろくですが、昨日の99番地で出た目は「0」。この期に及んで初めての「0」ですよ。いくつ進んでも構いません。「1」だったら最後の記事を書いてゴール、それ以外だったら100をこえてゴールという段取りだったのですが、ここでは「1以外」を選択したいと思います。

という訳で... 年内ゴール達成!

いやあ、皆さんからずいぶん遅れてしまいました。バントさんも忘れてるんじゃないかなあ。それとも中継が終了して、回収車も出ていたのに、私が気付かなかっただけかも。
さて、これまでのまとめはのちほど。

ネット君臨

こんばんは。匿名希望です。

毎日新聞で、「ネット君臨」という連載が始まります。

ネット君臨:ネット社会を考える連載、新年スタート ブログでご意見募集中 (毎日新聞 2006年12月26日)
私たちの生活や仕事をネットに依存するあまり、いつの間にかネットそのものに支配されてはいないでしょうか。社会がゆがめられていく矛盾も抱えているように思えます。ネットの利点を生かしながら、どう共存していけばいいのか。将来のネット社会をどう築けばいいのか。それを読者の皆さんと考える連載を目指します。
ということで、私ももう一度ネットとの向き合い方を考えたいと思います。

連載に連動するブログも始まっています。
まいまいクラブ: ネット君臨
トラックバックは受け付けていないようですが。

以前、私は、「公の場で意見をいうことは行動を起こしていることでもある」で、
これまで私は、子供がネットを使うことの可否判断を、被害者になりうる可能性で考えてきたが(リスクを低くする方策が分かっているか、リスクを受けれる覚悟があるか、など)、その前に加害者になる可能性も考えないといけないと思う。
と書いた。

ネットをリアルと区別する考え方があるが、ネットはリアルの一部なのだ。電話の先に人間がいるように、ネットの先にも人間がいることを忘れてはならない。電話なら知っている人一人だけだが、複数の誰か知らない人がそこにいるのだ。

電車で化粧をする女性が多くなってきたが、自分の知らない人はいないのも同然という考え方がベースにあるのだと思う。普通見てみない振りをしてくれるだろうけど、化粧しているところをずっと観察されていたら、いないのも同然とは思わないのではないだろうか。

ネットも同じことなのだ。自分がやっていることは、駅で人前で演説したり、ひとりぶつぶつ毒づいていたり、歌ったり、踊ったり、作品を貼り出したり、作品を解説したり、ものを売ったり、募金を呼びかけていたりしていることなのだ。大きな駅でやっているか小さな駅でやっているか程度の差があるだけ。小さな駅であったとしても、お祭りでもあればすぐに人は集まってくる。自分はそこで何を行っているのかを意識して行動しなければならない。

逆にそれがわかっていて、駅に行って声を出すねらい、目的が明確ならば、自分の行動を意識してコントロールできると思うのだ。そのような目的を人にしっかり伝えられるコミュニケーション能力があれば、まだ安心してもいいと思う。

余人をもって代え難い

他には「都知事の息子」という条件を満たす画家はいなかったようだ。

候補はもう一人いたが、得意分野が天気図だったので候補からはずしたらしい。

2006/12/30

北極の氷2040年に消滅 [すごろく99]

こんばんは。

先日、2040年夏、北極の氷ほぼ消滅 (リンク先は産經新聞 2006年12月12日) という衝撃的なニュースが出ていました。

この中で、「これまで2070年頃消滅するとの予測も出されていた」とありますが、今年の2月に放映されたNHKスペシャル「気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない」ではその値を使っていたのですよね。私はこれを11月の再放送で見て衝撃を受けていたので、さらに追い打ちという感じです。というかむしろ無力感を感じていると言ってもよいです。

北極の氷が溶けると、海面が上昇し、水没する南の島々があるということは知っていましたが、上記番組では、北極圏では街が海に呑まれているのが既に進んでいるということが報告されています。

北極圏では、地面は永久凍土で出来ており、海が荒れると、永久凍土が溶け、海岸線が浸食されていきます。海が凍っていた時は嵐が来ても氷がバリヤになっていたが、直接浸食を受けるようになってしまっているそうです。10年間で60m浸食が進んだところもあり、一晩で38m浸食したこともある。今後10数年で島には住めなくなるので、2009年までに全員が島から移住することを決めたと言う。

移住すると移住先で既存住民との摩擦が発生する。21世紀末には全世界で2億6000万人の人が住む場所を失い環境難民化すると予測されている。そしてこの予測は2070年に北極の氷が無くなると言う予測の下での計算になので、その予測が2040年に修正された今、危機はもっと間近に迫っているのだ。

すごろく 99番地は2回休みごフリーお題なので、「71.30年後の未来予想」を選びました。30年後の予想なんて自分では出来ないので、地球シミュレータの予測を使いました。

方言は指摘されるまで気付かない

こんばんは。福山雅治です (ごめん、許して)。

「ばってん」、「〜たい」、「良か」などは方言だということは認識している訳ですが、故郷からはなれて、指摘されて初めて普通と違う言葉の使い方をしていることに気付く場合があります。それも方言と言えるのかもしれません。

長崎または九州地方で使われるそんな表現を集めてみました。

売ってある

商品が「売られている」こと。
例) その商品はデパートに売ってあった。
一般には「売っている」というようですね。「売っている」も使いますが、販売する側が積極的に客に対してアピールしながら売る場合に使います。一方、「売ってある」は、商品がお店においてあって、買いたい人が店員に「これをください」といって買う場合に使います。

来る

聞き手の方へ「行く」こと。
例) 学校帰ってから遊びにくるけん、待っとってね。
長崎以外の場所でこういう言い方をすると、「誰が来るの?」って言われるんですよね。

主格「の」

標準日本語では、副文の主格が「が」でなくて「の」になる場合があります。その方が普通かもしれません。
例) 天気の良い日が続いています。

長崎では主文でも主格を示すのに「の」を使います。
例1) 今日は天気の良かねえ。
例2) 先生の来よらす (先生がいらっしゃる)

「が」も使うと思うのですが、どういう使い分けかは意識したことがなかったので、うまく説明できません。少なくとも「他を排除する」意味では「の」は使わないように思います。
例3) (他の誰でもなく)私が壊したとです。-- 「私の壊したとです」とは言わない

きっと他の地方の人でも、普通に使っていた言い回しを使ったら、訝しげな顔をされた、って経験があるんでしょうね。

追加トラックバック:
Life is beautiful (中島聡さん)の「日本語の進化について、一つの実験をしてみる」で、いくつかの表現を提示し、違和感のあるものはどれかというアンケート調査をしていました。その中で「そこのコンビニでおでんが売っている」は違和感があるという人が結構いらっしゃるようです。一般には受入れられているのかと思っていたので、意外でした。でも中嶋さんはどういう「進化」を想定されているのかな?

2006/12/29

これも方言

こんばんは。いっちょかみさんです。

今日はすごろくは休み、ということでこんな話題。

毎日新聞で、「呼び名で分かる」というシリーズをやっています。何が分かるかというと、出身地です。

一般用語だと思って使っている言葉も、地方色があって、他の出身地の人には通じないものも多い。逆にあるものの名前をどう呼ぶかで出身地が分かる。

2006年9月20日 地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」 (Web魚拓)
  -- バンドエイド、リバテープ、サビオ、...

2006年9月21日 年代編 言葉に映る時代と価値観 (Web魚拓)
  -- これは地方でなくて、歳が分かるってやつね

2006年10月23日 名詞編 なぜか多い学校関係 (Web魚拓)
  -- 鹿児島「ラーフル」、富山「じゃみじゃみ」って「めざましテレビ」でもやってました。

2006年11月1日 「人体」編 「ものもらい」、250種以上…嫌悪感・親近感も (Web魚拓)
  -- 私は「めもらい」。眼をもらう訳じゃないのにね。

2006年11月15日 意味が違う!編 いきなり・しんけん・えらい…“とても”豊富 (Web魚拓)
  -- 「なまら」とか「ぶち」は有名になってきましたよね。

2006年12月6日 遊び編/上 「どれにしようかな、神様の…」に続く言葉は? (Web魚拓)
  -- 自分の期待する答えになるまで言葉を繋ぐ、って。

2006年12月19日 遊び編/下 じゃんけんぽん、西へ行くと→いんじゃんほい (Web魚拓)
  -- 「うーらーおーもーてっ」って知ってる?

遊びでいうと、もっと面白そうなのもでそうですね。「だるまさんが転んだ」は、「いんどじんのくろんぼ」って言ってたんですが、本人たちは差別意識無くても、まずいよねえ。

言語からは離れるけど、「けんけん」に使う地面に書くパターンも違ってそうです。

2006/12/27

季節の短歌 [すごろく91]

季節の短歌を詠め、って昔のお坊さんじゃないんだから無茶言うなよ。

暖冬だ
二酸化炭素
減らしても
米中抜きじゃ
焼け石に水

いかがでしょ。

えーと、次は8つ進んで、「99.2日休み(休み明けはフリーお題)」。
この期に及んで、「2日休み」ですか!
28日、29日休んで、30日。
おお! 30日にちゃんと書きさえすれば、年内ゴール達成だ!

私が選ぶピックアップブロガー [すごろく85]

こんばんは。

お題は「私が選ぶアルファブロガー 」かと思っていたのですが、
「私が選ぶピックアップブロガー」だったんですね。
「ピックアップブロガー」って、エキサイトが毎週推薦するやつでした。

というわけで、エキサイトにまだ選ばれていないところから推薦したいと思います。

じゃーん。

私の推薦は、志葉 玲 さん「シバレイのblog」です。

志葉さんは、フリーのジャーナリストで、現地での取材も含め、イラク問題をずっと追っています。最近は大手メディアの報道が少なくなっていますが(というよりかなり前から現地には大手メディアの記者はおらず、自衛隊の発表を流すだけになっているらしい)、現地の混乱はまだ続いていることを最近の雑誌記事でも伝えています。
シバレイのblog (2006-12-26): 【掲載誌】週刊SPA!「イラク内戦」特集

また、AFP BB News ActiBlogの公式ブログとしても記事を書かれています。
シバレイのたたかう!ジャーナリスト宣言。

おおきな問題も忘れやすい日本人のなかで、こういう人の存在は貴重です。荒らしに負けず、がんばってもらいたいと思います。

2006/12/26

えー!? 終わっちゃうの? [すごろく79]

「のだめカンタービレ」

いやー、ひさしぶりにワンクール最後まで見ましたよ。
(「鉄板少女」は途中で脱落した。)

ヨーロッパ留学編もおもしろいらしいので、ぜひドラマ化を期待します。

追記: サイト見てたら... 今度はアニメだそうだ!

次は6つ進んで、「85.私が選ぶピックアップブロガー」。うーん。難しい。

2006/12/24

切れてないですよ [すごろく74]

キリスト教徒でない方にもメリークリスマス。こんばんは。今日はもちろん小力です (そしてもちろんウソ)。

すごろく74番地は、「これにはキレた!」。切れはしないんですけどね、ずっと許さないだけで... (やだねー)。

今日はこれ。
ソフトバンク:携帯電話CMに「いじめ助長」の抗議相次ぐ (毎日新聞 2006年12月24日)

「電話するね」
「私はいいよ、お金かかるし」
「いいよいいよ、あなたがわるいんじゃないから」

って、悪いのは親ってことかー!
子供がいじめられたくなかったら、ソフトバンク携帯を買い与えろっていうのかーっ!

っていっていたんですが、やっぱり抗議する人多かったんですね。

で、それに対して、「最後の日まで中止せずに流す」って反省は無いようです。

反省すれば許す機会もあったのですが...

ところで、いつからかセブンアンドワイ (セブンイレブンとYahooのジョイントのような通販サイト)のメルマガが届くようになっていました。セブンドリームドットコム に登録していたからかもしれません。

メルマガも整理しようと思って、登録解除のページに行って登録解除の手続きをしたんですが...
やっぱり来るんですよ。
間違えたのかな、と思ってもう一度登録解除のページに行ったんですが、やっぱり登録解除されているようではある。
暫くは勢いで残っているのかなと思っていたのですが、もう1ヶ月くらいになります。

メールや電話での問い合わせ先を探したんですが、見つかりません。

企業の姿勢としてどうなんでしょう。これまでの顧客対応での問題の反省はないのかな。

セブンイレブンも提携先を間違えたのではないかと思います。

次は5つ進んで、「79.えー。
びっくりの「えー!」でしょうか。間をつなぐための「えー、と」でしょうか。

コメント

Commented by sofia_ss at 2006-12-25 00:10
このCM,ホント頭にきます。
誰が考えたんだろう・・・

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-12-25 09:27
嫌な気分になるCMですよねー。
これだけ世間で「いじめ」が問題になってるのに、それを助長するような・・・・ホント唖然というか、言葉もありません。
アレ見てソフバンの携帯に替えたくなる人っているのかな?

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-26 00:06
★ そふぃあさん、
企画会議で出たアイデアで、誰もおかしいと思わなかったんでしょうね。
それとも、おかしいと思っても言い出せない雰囲気だったのかもしれません。

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-26 00:12
★ すぷりーさん、
あれ見てソフトバンクから他にかえたくなるかもしれませんね。
その前にケータイにSoftBankってロゴが載ってるのかっこわるくないですか?

心に残ったあの一言 [すごろく68]

こんばんは。一言居士です。

ブログすごろく 68番地は「心に残ったあの一言」。予告した通り、昔のことは記憶に残っていない。ということで、最近読んだ本の中から。そう、「デスマーチ」ですよ。

とはいえ、この本の中で引用されていて、私自身は原著を読んでいないので、孫引きです。元は、ロバート・ハインライン 「愛に時間を」 ("Time Enough for Love: the Lives of Lazarus Lay")
人間は何でもできるべきだ ーー おむつを取り替え、侵略をもくろみ、豚を解体し、船の操舵を指揮し、ビルを設計し、ソネットを作り、貸借を清算し、壁を築き、骨をつぎ、死にかけている者をなぐさめ、新しい問題を分析し、肥料をまき、コンピューターをプログラムし、うまい食事を作り、能率的に闘い、勇敢に死んでいくこと、と。専門分化は昆虫のためにあるものだ。
なぜデスマーチと関係が?

一度はデスマーチ・プロジェクトに参加すべきである。失敗しても、教育効果が大きいから。

なにごとも経験だ、って訳ですな。

そうそう、これはどこで読んだか忘れたのですが、
「修羅場を一度経験すれば、二度目からはそれは修羅場ではない」
というのもあったな。ああ、これを覚えているということは、これが「心に残ったあの一言」か。

そういえば、松永真理さんのこの言葉も、以前バックログに入れていたのであった。
「覚悟は伝染します」
大きな仕事をするためには、多くの人を巻き込む必要があって、さらにそれらの人々が本気になる必要がある。しかし、誰かの本気は、それが本物ならば、必ず伝わる、ということ。

次は、6つ進んで、「74.これにはキレた!」。えー!? 切れてないですよ。

2006/12/23

ほんわかする話 [すごろく62]

こんばんは。すごろく62番地ということで、ほんわかする話をひとつ。

デスマーチの発生原因のひとつに、若者のカワイイ楽観主義があります。
「土日に出てくればできますよ」
ね、ほんわかしたでしょ。

次は、「68.心に残ったあの一言」。また難しいなあ。物忘れが激しいから、心に何も残らない、って、おいおい。

デスマーチに関しては、リクエストがあるので、もう少し書こうと思います。もちろんほんわかしたものぢゃないよ。

2006/12/21

最近読んだ本… [すごろく 58]

... ソフトウェア開発の本ばっかり。

「デスマーチ」 (11月20日) で、「本をいろいろ買いました」って書きました。

このうち、

エドワード・ヨードン 「デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
トム デマルコ: 「デッドライン—ソフト開発を成功に導く101の法則」
トム デマルコ: 「熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理」

は読みました。それから、以前買った、

トム デマルコ: 「ピープルウエア 第2版 − ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」

も読みました。

トム デマルコ: 「ゆとりの法則 − 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解」

は、まだ途中(読みかけ)。といいながら、まだ別の本を読んでいます。

なんで、そんな本ばっかり読んでるんだって?

カチカチ山デスマーチに巻き込まれたくないから。

以上、ブログすごろく 58番地「最近読んだ本」でした。

次は、4つ進んで... 「62.ほんわかする話」。

うーん、最近そんな話ないなあ。またここで足踏みか...

コメント

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-12-22 12:14
読んだ本のレビュー希望(笑)
なぜ混乱するのーー?(・д・)

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-23 22:47
★ すぷりーさん、
それはね... って簡単に書けないよー。シリーズ物になってしまったようですよ。

アップル福袋2007

こんばんは。クリスマス前に「福袋」ってどういうこと?

アップルストアで、「アップル福袋 2007」の予約受付中です。
魅力的な音楽アイテム、合計11万円相当の商品がつまった夢一杯の福袋です。 
販売価格:¥52,500-(税込)
期間:2006/12/7 - 2006/12/26 (20日間)
販売:1日 各10個、計200個の予約限定販売
ね、魅力的でしょ。で、
毎日深夜(午前0時以降)に当日分の販売を開始いたします。 
1日 10個の限定販売となります。当日の販売数に達した場合、サイト内の商品情報部分が非表示に切り替わり、販売終了となります。 
ということなんですが、

先の投稿の後、気づいたら0時1分。思い出してアクセスしてみたらもう売り切れでしたよ。

せっかく衝動買い気分満々なのに...

え? それって衝動買いって言わないって?

2006/12/20

召還魔法 [すごろく 50]

こんばんは。傷だらけの天使です (ウソ)。

ブログすごろく、って忘れちゃった人も多いんじゃない。僕も忘れていましたよ。
ウソ... 毎日毎日のどに刺さった小骨のように心に引っかかっていたんですよ。
これまで温めていたネタ、一挙に爆発だ。

50番地なので前の人からのお題だったんです。
さて御題は... 発展途嬢 (nutschoco さん) 「会いたい人に会える呪文を教えて!」

では、そのお答えは...

ドラムロール!

:
:
:
:
:

(まだまだ続くよ)

:
:
:
:
:

(もう少し)

:
:
:
:
:

ジャーン!

答えは...

そんなもの無い!
:
:

:
すみません、これで堪忍して〜!

いろいろ考えたんですよ。

本人に聞こえるようには言えるんですけどね。

電話して...
「声が聞きたかっただけ」
って言う。

でもそれじゃあ呪文にならないんだよね。

さて、表題に「召還魔法」と書きました。これは...


2006/12/17

MacBook使用開始

こんばんは。風邪ひいたみたいで、9時に寝ちゃったらこんな時間に起きてしまいました。

奥さん用に買ったMacBookをあけてセットアップしていました。とはいえ息子君がほとんど独占。Eclipseとか仮想OSとかインストールしていました。並行してこれまで使っていたiMacにも仮想OS + Fedora Core Linuxインストール中だし、どういうこと?

奥さんのメールなども移行してやってください。って結局私がやったんですけどね。

奥さん用に買ったと書きましたが、学校の宿題やらソフトウェア開発やらiMac独占されていることが多くて、妹も使いだしたので、その移行のほうが主目的ともいえます。コンピュータが独占されているだけでなくて、私の机も独占されているということで、机の引き出しをあけるのにもちょっと空けてもらわないといけない始末。あまり長時間やっているのもよくないので親のいる居間で使わせようという意図でもあります。

ところで、新しいソフトが入っているので使ってみました。
iWebで作ったホームページはここ  (サービス終了/リンク切れ)。
中にMacBookのカメラでとって、PhotoBoothで加工した写真も入れています。
今度はComic Life (写真をレイアウトしてマンガが作れる) を使ってみようかな。
って、いつになったら奥さんが自由に使えるようになるんでしょうか。

コメント
Commented by n0n0n at 2006-12-18 12:07
おめでとう!と書いて良いのか( ^艸^)迷うところですが...お疲れさまです!
良寛さんの奥様がうらやましいです。私もマックをだいぶん前に買ってもらったけれど、そのままなんです。使い方が全く解らんのです。。。( ̄ヘ ̄;)
豚にマックです。。。( ̄ヘ ̄;)

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-18 19:01
★ のんちゃん、
奥さんから、ちっともうらやましがられることない、というつっこみがありました。全然自分のものという実感がわかないので当然ですね。
マックのことなら何でも聞いて下さい... うちの息子に。

Commented by n0n0n at 2006-12-18 19:56
息子さんが留守の時はパスワードでキーがかかってたりするんですか?
>マックのことなら何でも聞いて下さい... うちの息子に。
ありがとうございます。息子さんを1年程お借りしたいですわ。でも、お借りしても、、私が何をしたいのかもサッパリ解らないのですが(笑)音楽も聴かないし・・・なんでマックを持っているのかも不思議ですわ。。。
やっぱり訂正! ピーマンにマックですわ。。。( ̄ヘ ̄;)

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-19 23:38
★ のんちゃん、
自分が留守のときに親が使えなくするするなんて、息子もそこまで独占はしませんよ。
何に使うか... 写真の加工とか、短歌同人誌のレイアウト+印刷なんてどうでしょうね。

Commented by n0n0n at 2006-12-21 09:06
eee?
「短歌同人誌のレイアウト+印刷」って、、、私が??良寛さんが?

0+1
Commented by yoshihiroueda at 2006-12-22 00:34
★ のんちゃん、
もちろん、のんちゃんですよ。私短歌も俳句も詠めませんので。

Commented by n0n0n at 2006-12-22 20:23
ホームページの良寛さんは深みのあるお顔をされているので何かソチラ方面の達人様かと思いました。慌てないでちゃんと噛みしめて返して戴きましたコメントを読まないとドジってしまいますよね^^;大変失礼おば致しましたでおまる。

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-23 22:49
★ のんちゃん、
ネームカードに顔写真載せてます。かわいいでしょ。

2006/12/16

マナーをケータイしよう...

... って、どこでもタバコが吸えるよ、って意味だよね。

やめてほしい。

JT: ケータイ灰皿ワールド  (リンク切れ)

それよりも、ポイ捨てをなくしたかったら、デポジット制始めろ、って。「どこでも吸える」ことの抑止力にはならないけど、喫煙全体が減るから。

ところで、ちょっと調べてみたんですが、JTの株価って上がり続けてるんですね。喫煙率は下がっているのに。

2006/12/14

ツリーの下にはプレゼント

おはようございます。ワークって呼んで下さい (ウソ)。

奥さん用。

あとで追記します。

といいながら新しい記事をあげました。→ 使用開始

おまけ: 12月12日夕方の空。息子君が奥さんのために撮ったもの。

2006/12/10

2006/12/05

高圧で水遊び

こんばんは。師走ですね。日曜日は子供と一緒に水遊び。

ウソウソ。

高圧洗浄機を買って、ずっとほったらかしにしていたのですが、使ってみました。

これね。ケルヒャーのいちばん下位の製品なんですが、ここに載ってませんね。

洗車に使ったあと、コンクリートを洗ってみました。

水が回転しながらあたります。

洗ったところと洗っていないところの差が分るようにしてみました。






実は、最初はブロック塀を洗うのが目的で買ったのがあったんですが...

その記事には、「デッキブラシでゴシゴシこすって洗います」ってかいてあるでしょう。実はそのとき買ったやつ(左、国産)が、使う前に壊れて、即返品しちゃったんです。色は同じ黄色なんですが、やっぱりドイツ製でないとだめだな、っていつの時代ですか。

2006/11/28

時代を開く歌

こんばんは。独りニューヨークに住んでいる少年です (ウソ)。

今日(27日)、NHKで「明日に架ける橋」という番組があったので、録画して見ました。

やっぱり、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」のことでしたよ。

これまで知らなかったことがいろいろ分りました。

明日に架ける橋が、TVの特番に向けて作られ、そこで初めて披露されたこと、
ベトナム戦争という閉塞した時代背景を脱したい願い、
最初は2番までしか用意されていなかったが、ピアニストが3番をひいて、サイモンが3番の歌詞を作った。3番の歌詞は1番と2番のうちひしがれた状況から立ち上がる希望の歌詞になっている。

9.11では、Imagineと同様に放送自粛リストに入っていたこと、
それが3番の歌詞に原因があること(「銀の少女よ、船を出そう」が航空機をイメージさせる)、
そのような状況で、ポール・サイモンはコンサートではこの歌を選んで歌っていたこと、
ソルトレークオリンピックで使われて、その歌詞が再認識されたこと。

南アフリカではアレサ・フランクリンの歌として知られていること、
アパルトヘイトに対して闘う黒人達の希望の歌となっていること、
今ゴスペルとして歌い継がれていること。
...

サイモンとガーファンクルは私のポップス (洋楽のことね) の原点。最初は「コンドルは飛んでいく」で好きになったんだけど、他のも好きになってから、これは実はサイモンとガーファンクルのオリジナルではないことを知った。

最初に買ったレコードもサイモンとガーファンクル (ギフトパックという2枚組ベスト盤だけど)。
「4月になれば彼女は」、「フィーリン・グルービー」、「ボクサー」、... いろいろあるけれど、サイモンとガーファンクルでは「明日に架ける橋」が一番感動的だったなあ、と、この番組を見て思いをあらたにした次第です。

皆さんも聞いてみて → YouTube "Bridge Over Troubled Water"
過去の記事: Paul Simonの「ひとりごと」


2006/11/27

政治の問題は個人の問題

こんばんは。昨晩は鉄板少女も見ずに寝ちゃいました (つまり10時前)。

そうしたら、こんな時間に目が覚めて、考えだしたら眠れなくなったので、メモ。消化できていない話でごめんなさい。

どこに書いてあったのか忘れたのですが、こんなことが書いてあった。

政治問題は、つまるところ個人の問題である。

社会問題の中で、それは個人の問題であろうと思えることにあたることがあるが、政治はつきつめれば個人の問題に対処することである、ということ。雇用も福祉も教育もそう。

例えば、自殺の問題も、借金が原因の場合があって、その中でも身の丈にあわない生活が原因であったりする。それは個人的な問題に思えるけれど、「身の丈にあった生活」を十分教育してこなっかたせいでもあるし、借金してでも海外旅行にいくことを要求するCMが規制されていないせいでもあると言える。

なんでも政治で解決すべきである、と言っている訳ではない。

何年前かに受けた研修で、「問題と課題の違いは何か」という問いが出された。私はそれらを区別していなかったし、他の人もうまく答えられなかったが、講師が提示した答えは、

課題とは、解決すると決めた問題である。

というもの。問題のうち何を解決するのかという意志の話なのだ。問題を原因にさかのぼって分解していって、どの部分問題から手をつけるか決めることが必要だ。

政治も同じことで、何を解決するのか決めていく必要がある。

もうひとつそこで考えないといけないのは、ルタバガの法則。

一番大きな問題を取り除くと、二番目が一番目に昇格する。

今手もとにないのだが、これはG.M.ワインバーグの本に書かれてあった話。

若き日のワインバーグはデパートの食品売り場でアルバイトをしていた。フロアマネージャーが、多すぎる商品をどのように陳列するか悩んでいる。ルタバガが全く売れていないことに気付いていたワインバーグは、それを陳列棚から除くことを提案する。早速それを採用するフロアマネージャー。しかしそれでもまだ陳列棚は足りない。フロアマネージャーは聞く。

「で、次に売れていないのはどれかね。」

この教訓のひとつは、取り除くことでは解決にならない、ということで、問題は構造から取り組まなければいけないということだ。もう一つは、常に問題は残るのであって、我々はそれを受入れ問題とつきあっていかねばならないということだろう。

という訳で、申し訳ありませんが、ここには問題を解決するヒントはありません。

2006/11/21

The Beatles - LOVE

こんばんは。ブライアン・エプスタインです (ウソ)。

昨日の朝、「とくダネ」で小倉さんが熱く語っていた(おかげで通常8時に家を出るのを遅らせてしまいましたよ)
THE BEATLES "LOVE"

全てのマスターテープを発掘して、リミックスして、全く新しいビートルズを作り上げたそうです。

小倉さんの番組では、"Get Back"の最初の部分を聞かせてくれましたが、イントロの最初は"A Hard Day's Night"。

早速発注しましたよ。5.1ch DVDつきのほう。来るのが待ち遠しいなあ。やっぱりレコード屋に行って買うべきだったか。

2006/11/20

デスマーチ

こんばんは。藤原竜也です(ウソ)。

最近、何冊かまとめて本を買いました。読めるのか?

トム・ケリー 、 ジョナサン・リットマン: 「発想する会社! — 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」
エドワード・ヨードン 「デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
ジム・ハイスミス: 「アジャイルプロジェクトマネジメント 最高のチームづくりと革新的な製品の法則」
トム デマルコ: 「デッドライン—ソフト開発を成功に導く101の法則」
トム デマルコ: 「ゆとりの法則 − 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解」
トム デマルコ: 「熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理」

これはちょっと前に買ったもの(先日記事を書いた「憲法九条を世界遺産に」とあわせて買った)。
トム・ケリー 、 ジョナサン・リットマン: 「イノベーションの達人!—発想する会社をつくる10の人材」

このうち、「イノベーションの達人!」と「熊とワルツを」を読みました。

で、今日の表題は、「デスマーチ」。まだ読んでもいないのに取り上げたかというと、目次を見るだけで面白そうなので。

■ デスマーチプロジェクト発生のメカニズム
・営業部門、経営陣、プロジェクトマネージャの天真爛漫な将来展望
・若者のカワイイ楽観主義: 「土日に出てくればできますよ」
・ベンチャー企業立ち上げ時の楽観主義
・海兵隊方式: 「本物のプログラマは寝ずに働く」
...
■ デスマーチ・プロジェクトに参加する理由
・「エベレスト登頂」症候群 -- そこに山があるから
・若さゆえの純真と楽観 -- 自分にできないことはない
...

後のほうには「トリアージ」という概念が出てきます。阪神大震災の教訓から取り入れられ、尼崎脱線事故で有効性が認識された、災害時に傷病の緊急度や程度に応じて適切な搬送・治療を行う方法。

トリアージ - Wikipedia
読んでないけど、きっとこんなことが書いてあるんだろうな。
・疲れている人 → リポビタンDを飲ませる
・とても疲れている人 → ユンケルを飲ませる
・ぼろぼろに疲れている人 → 仮眠をとらせる

いやー、読むのが楽しみですねっ! って怖いもの見たさ?

冗談はこのへんにして、この本にはデスマーチにならないようにする方法、なった場合にそこから生き残り生還する方法が書いてあるということです(著者「日本語版第2版によせて」より)。「まえがき」には、以下のように書いてあります。
究極の質問は、「デスマーチ・プロジェクトが避けられないなら、それから生き残るにはどうしたらよいか? 成功の機会を増やすには何をすべきか? どこで妥協すべきか? 自分のやり方が受け入れられなければ、いつやめて職探しをすべきか?」だ。本書で述べたいのは、こうしたことである。
って、なんかあまり希望が見えないんですけど...

2006/11/16

こんな結婚式場

こんばんは。藤原紀香さん、結婚だそうですね。

先日紹介したアストリッド・クラインさんの話題をもうひとつ。

小淵沢のリゾナーレと言うリゾートホテルにあるチャペルも彼女の会社クライン・ダイサム・アーキテクツによるものの一つです(→ ガーデンチャペル)。

下の写真(上記サイトから)の左側。2枚の葉が、やわらかく重なりあう様子をデザインしたものだそうです。ベールをイメージしており、ベールをあげるように開閉します。草の模様はスチールに穴をあけたもの。夜は月明かりが射し込みます。


デザイン言語2.0”We Love What We Do"には、その設計方針や工夫などが書かれているのですが、そのなかで面白かったエピソードを引用しますね。
私は完成までわからなかったのですが、現場担当の男性と、コンピュータで現場の三次元モデルを制作する女性とが実は婚約者で、ここでファーストウェディングを行うことになっていました。作業が間に合わないと、自分達のウェディングを工事現場で行わなくてはいけなかったかもしれないので、彼らは本当に一生懸命がんばっていました。もちろん工事は無事に完成し、二人のウェディングもめでたくあげられました。
なかなか得られないシチュエーションですね。ふたりの初めての共同作業が、ケーキ入刀の前に行われていたという。

産まれてくる子供にもこの話はつたえていくんだろうな。ちょっと羨ましい話でしょ。

2006/11/13

核武装議論続き

こんばんは。元防衛庁長官の石破さんは、見た目はあやしいけど、ちゃんとした議論ができる人だよなあ。

核武装の議論を行うことの提案の批判は、言論の自由を抑えつけるものという意見があるが、私はそうは思わない。前回書いたことだが、言論の自由はちゃんとある、論文書いて発表しろって。

私は、議論をすることには反対だ。いや、やりたい人だけでやればいいとは思うのだが、ここで議論しようと言っているのは、閣議や国会でやろうということだろう。他の人を巻き込んで時間使ってやることか?

「核武装を行うか」というのは、議論を待たず答は自明だと思うのだが、そのことはちゃんと言われていないように思う。私が自明だと思っているが、それは共有されていないのかもしれないね。

まず、憲法9条では
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
と言っている。

確かに自衛隊は存在するが、それは防衛のためであって、「国際紛争を解決する」ことを目的にしていないからというぎりぎりの線で存在を許されているに過ぎない (第2項に対してはどうやっても言い訳できないような気がしますが)。

ではなぜ核兵器はそうでないのか。
・核は「抑止力」と位置付けられている。攻撃したら攻撃し返しますよ、いやでしょ?という訳だ。それって「武力による威嚇」だよね。
・「自衛」という位置付けにできるのか? 侵入した軍隊やミサイルに使うのか? それって国内で核兵器を使うということだが、国民を犠牲にするのか? ミサイルが発射された段階で使うということも防衛のうちにいれるという立場もあるが(私はその立場に与しないが)、それに核兵器を使って敵国の民間人も巻き込むのか?
という訳で、憲法9条のある中で、核兵器は議論の対象のもならないはずなのだ。

そして、「第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」がある。

憲法に違反しないでできるということを主張してからにしてもらいたいものだ。
または、憲法を改正するという議論から先にしてもらいたい。

それから、野党もただ批判するだけでなく、ちゃんと理由を示して、ダメといわないといけない。

なお、改憲の議論をすることは、第9章に改憲の方法が規定されているため、この99条に違反することにはならないと考える。

「新発売」に弱い

こんばんは。PS3みんなもう買ったかな?

先日「デザイン言語2.0」のことを書いたのですが、やっと全部読みましたよ。途中別のものを読んでたんですけどね。

この中の一章、アストリッド・クラインさんの”We Love What We Do"の中で、
「日本で一番好きなのは何か?」と聞かれたら、「日本人が『新発売』という文句に弱いところですね」と私は答えます。
という一節がありました。日本人としてうれしくなっちゃいますね!

このメンタリティが日本の産業、文化を支えてきたのだと思います。ちょっとした改良の積み重ねが重なって、しばらくすると大きくラインナップが変わる。改良しないと置いていかれる。そういう意味では本当の市場経済があるのだと思います。

一方では不要な機能追加競争で疲弊するという側面もあるのですけどね。ケータイも日本市場内の競争は厳しいけど、コストダウンにつながらないから世界市場では全然ダメだし。

2006/11/07

いろいろ考えさせられる中川氏問題

こんばんは。

最初は中川氏の核保有論議の提案に対して、こいつアホか、

・そんなに北朝鮮のお仲間になりたいのか
・日本企業は世界中からボイコット受けるようになるぞ
・石油や食糧も輸入できなくなる覚悟はあるのか

など考えてからものを言えと思っていたのですが、
それまではそんなことを考えたこともなかった訳で、
提言としては意味があるのかもしれませんね。

閣議や国会の議題にならなくても、言論の自由はある訳で、
論文にまとめて、ブログで提言すればいいのにと思います。
コメント欄をあけておけば、盛り上がること必至です。

しかし、こういう記事を見ていると、彼には別の隠された考えがあるのかもしれません。
核保有議論:中川氏、改めて必要性を強調 (毎日新聞 2006年11月4日)
『日米安保と国連決議があれば安心』と言っているのは世界の非常識だ。『アメリカさん、お願いします。任せます』で、真剣に米国が同盟(関係)と思ってくれるのか
「全面的に守ってやるから、核をもつなんて言わないでくれ」って発言をアメリカからとりつけることが目的かも。

それとも、憲法改正へ向けて、国民にしっかり考えることを求めているのかも。

または、教育基本法などの今国会成立を阻止しようと考えているのかも。

そんな訳ないか。

■ 追加トラックバック
仙波眞弓さん「核武装もいいけれど」
  -- 輸入できなくなるのは核燃料もでしたね。ところで、「核武装論議大賛成」って仰ってるんですが... 私と同じ意味で言ってるのかな?

2006/11/03

空間にスケッチして家具を作る

こんにちは。11月ですね。連休でした。

東京デザイナーズウィークもう始まってましたよ。いきたいなー。でも何か疲れてるしなー。

夜中にYouTubeを見ていたら、こんなのがありました。
New Sketch furniture by FRONT

空間上に描いたスケッチが、そのまま家具になる。
ネボケマナコでみていたので、わあ不思議だなあ、魔法だね!と思っていました。
本当にあるんですね。いや、あるから映像がある訳ですが。

今日PingMagを見ていたら、東京デザイナーズウィークに出展されているんですね。
PingMagオススメの10プロジェクト (2 Nov 2006)
「動き」を3Dファイルに変換するモーション・キャプチャーの技術でまずはペンの動きを記録し、そこからレーザー燃結という技術を使って3Dファイルを実体化。つまり、空中でグチャグチャと描いた家具のスケッチが本物の家具として誕生するというプロジェクト。
だそうです。「スウェーデン出身の美女4人組」だって!

ほかのプロジェクトも魅力的。シャドウ・モンスターってどういう仕組みになっているのかあ。

疲れているけどいきたくなってしまいましたよ。いや、美女4人組だからと言う訳ではなく。

2006/10/29

リトル・ドラマー・ガール

こんにちは。寒い国から帰ってきたスパイです (ウソ)。

映画「リトル・ドラマー・ガール」
パレスチナとイスラエルの争いに捲き込まれ、スパイに仕立てられてゆく英国女優の姿を描く。
深夜にやっていたので録画してみたのですが、見たのも結局深夜だったからか、納得のいかないまま終わってしまいました。

とくに、パレスチナにシンパシーを持ち積極的に政治的な発言をする女優が、イスラエル諜報部に協力して、結局人殺しまで加担するか。たとえイスラエル諜報部メンバーに恋したとしても、その心の動きが理解できなかった。

スパイ小説の世界では、イスラエル側は、人の感情も利用して目的を達成するように描かれることが多いのかな。以前読んだクィネルの小説では、友人を利用して犠牲にすることを厭わない富豪がでてくる。「友人はそのためにある」とまで言い切っており、小説の中では、友情と打算が矛盾なく共存している人間として描かれていた。

さて、表題の映画ですが、もう一度ちゃんと見ないといけないなと思います。もしかしたらテレビ版で短縮されているせいかもしれないので、DVDを借りてくる必要があるかも。

日本良い国 清い国

世界に一つの憲法九条の国。

こんにちは。秘書田中です (ウソ)。

「憲法九条を世界遺産に」 (太田 光 、 中沢 新一) を読みました。
これまで私は
「日本良い国 清い国 世界に一つの神の国」とは言わないが...
ということを書いてきた(「江田ビジョン」「俺について来い」)。

「神の国」とは言わないが「普通の国」ではいやだ。だがそれはどんな国なんだ?
それに解を与えてくれたのがこの本だ。

これからは
日本良い国 清い国
世界に一つの憲法九条の国
を標語にしていきたいと思う。

さて、この本は、ただ声高に「憲法九条を守れ」というのではなく、日本国憲法が抱える矛盾、宗教との関係、思想界との関係、芸術/芸能/お笑いとの関係、さまざまな視点からの議論が含まれています。その点でも視野を広げてくれる本だと思います (それはお前の視野が狭いだけだと言われると反論できないですが)。

論点の一つに、「これまで続けてきた憲法九条を我々の世代で壊して良いのか。後の世代に胸を張れるのか」ということがあります。

あ、これって「天皇の男系をここで我々が絶って良いのか」という議論と相似形だよなー、と思って読んでいたのですが、後の方でそのことが書かれていました。これに関して中沢は、我々が柔軟に対応して保ってきた本質は別のところにあるだろうと述べています。本質を男系と伊勢神宮に帰結させるとても貧しいものになってしまう。この点も私の主張と似ていると思いました。

2006/10/28

補習のほうが楽しく学べるかも

こんばんは。ゆうひが丘の総理大臣です (ウソ)。

単位不足問題、すごい広がり方ですね。今なら言える、って感じでしょうか。

対策として、受験後に補習をするところがあるようですね。解決策としては、受験生にとって最も望ましいものではないかと思います。

基本的に単位って時間の問題なので、暗記を目的とした詰め込み授業をしなくてもよくて、生きた知識を学ぶチャンスじゃないかと思います。特に世界史のような教科だと、それぞれ歴史の事件は人間が起こすドラマという視点でみなおすと面白いんじゃないかな。「そのとき歴史は動いた」などを教材にして。

受験終了後に補習で単位をとることを制度化して毎年そのようなスケジュールでやってもいいような気がしてきたぞ。

2006/10/27

ハムファイターズ

こんばんは。北海道日本ハムファイターズ、日本シリーズ優勝おめでとうございます。新庄さん、大リーグ挑戦のころ、タダのアホ扱いしてごめんなさい。

そういえば、昔日本ハムの試合を見たことがあったんだ。会社の人が後楽園 (!) の切符を10枚手に入ったということで、みんなでいきました、日ハムVS西武戦。

私はもともと西武ファンだったんだけど、そのころ西武の人気が高くて、みんなで西武を応援していました (後楽園なのに)。その試合は、西武が優勢で、安心してみていられたんですが、一人だけ、日ハムのピアッチャーが打たれたり、バッターが凡退すると、野次飛ばしている女の子がいたんです。

「え、どっち応援してるの?」

「日本ハムファイターズ。」

「え、なんで? 君日本の野球あまり知らないでしょ (日本人だけどずっとアメリカで育ってきた人なんです)。西武の方が強いし、かっこいい選手多いじゃん?」

「Ham Fightersは名前が面白いですから。」

日本ハム+ファイターズ
じゃなくて、
日本+ハムファイターズ
だと思ってた訳ですな。

確かに「ハムファイター」なんて間抜けだ。
ハムと格闘するのか?
その当時はなかったけど、フードファイターみたいなものか。

そうすると「日本」は親会社なんですね。政府か? それともWBC代表みたいなものか。

って、最初から日本シリーズ優勝と離れた話題になってましたね。申し訳ないです。

2006/10/25

のだめカンタービレ [すごろく47]

こんばんは。クラシックやるべ!

「のだめカンタービレ」めちゃくちゃ面白いですね。「パパはニュースキャスター」以来でしょうか (古いですか)。

いちいち動きが大げさで。女の子なのに殴られて飛ばされちゃうし、ずるずる引きずられちゃうし。

私って過剰演出が好きだったのか? そういえば「鉄板少女」も面白いよね。「だめんずうぉーかー」は期待した程じゃなかったなあ (ってどんな期待じゃ)。

ただ納得いかないのは、「のだめ」が千秋先輩に惚れてるって設定だ。いや確かにそう表明しているし、目からハートも出てるんですが、もっと態度が変わったりするもんだろうと思うぞ。ちょっとは綺麗にしようと思うだろうし。

という訳ですごろく47番地 「恋の話」でした。

次は、3つ進んで... あ、ちょうど50番地だ。お題はなんだろ?
発展途嬢 (nutschoco さん) 「会いたい人に会える呪文を教えて!」 って、難しいよ!
私からのお題は「政見放送: 私がエキサイト社長になったら」。山村さん、のんきにグルメやってる場合じゃないですぞ!

言葉狩り [すごろく 39]

こんばんは。「大辞林」新版には、「駅ナカ」って語も入ったらしいですよ (毎日新聞 10月24日Web魚拓) 。

先日PSPソフトの「もじぴったん」を買ってきた。あ、自分のためね。
ひらがなのタイルをくっつけて単語を作るゲーム。

息子が発見したのだけど、
「ぶらく」ということばが作れない(辞書に入っていない)。

自社で作る文章にその言葉を使わないというのならまだ分かるが、
辞書で排除されていれば、ユーザは「使ってはいけない単語」と認識するだろう。
これは、反差別教育にとってもマイナスにしかならないのではないか。

以上、今日のすごろくのお題「39.ピピーッ!レッドカード!」でした(昨日の36から3つ進みました)。

ところで、「まりもっこり」。ひとつひとつはイエローカードレベルなんですが、めちゃくちゃたくさん種類があって、累積しまくりですよ。

次は7つ進んで、「46.1コマ進む」 → 「47.恋の話」。えっ... !? (ポッ)

2006/10/23

秋の展覧会

おはようございます。

先日、東京大丸でやっていた棟方志功展と、Bunkamuraでやっていた「ピカソとモディリアーニの時代」に行ってきました。この日はついでにNHKスタジオパークへも行きました。10月19日は休みを取って夫婦で『アンコール遺跡の尊顔』日本展へ行ってきました。
棟方志功は、子供向けに描いた絵が魅力的でした。クラレの大原氏の子供部屋の装飾というか襖絵だったかな。子供の頃から日常に美術作品がなにげなくあって、なんともぜいたくなことです。

「ピカソとモディリアーニの時代」展は、リール近代美術館所蔵のものを集めたもの。こういうのって、ただ「集めました」ってなりがちで、展覧会としてあまり面白くないのが多いのですが、時代背景がわかって良かったと思います。普段見られないようなものがみられたのも良かった。息子が足を止めて見入っていたのは、ヴァン・エックという画家の絵。この人のことは知らなかったのですが、描かれている人物に存在感がありました。

『アンコール遺跡の尊顔』展は、この日にしか時間がとれそうになかったので初日に行ったのですが、ちょうど写真家のBAKU斉藤氏の解説があるというので聞いてきました。概要をお話しするだけかと思っていたのですが、会場全部を回って1時間くらい説明してくれました。ひとつひとつ足場を組んで撮影するんですね。塔の4面に彫られている仏の顔を撮影するので、方角によって撮影する時間帯が決まるなどの話は興味深かったです。どの像を撮ったか後で分かるように記録するのだが、暑さでぼーっとなって忘れがちになる話などなるほどと思いました。

次はBunkamuraであるエッシャー展かな。Tokyo Designer's Weekは今年も行きたいですが、行けるかな。

お酒で後悔した友人の話 [すごろく36]

こんばんは。ってもう明け方ですね。浦島です(ウソ)。

すごろくの位置なんですが、前回 32 (10月11日)から4つ進んで、「36. 1日休み(休み明けはフリーお題)」です。では、おやすみ...

...

はっ! もう十分お休みしたのであった。

休み明けはフリーお題。なんでもいいのかと思ったら、バントさんから、「1日休んだら、1~35までのお題の中から好きなお題を取り上げて再開して下さいませ。」というコメントをもらいました。何を選ぶか迷ってこんなに時間が経ってしまいましたよ (言い訳)。

せっかく長く休んだので、4つまとめて選んで挽回したいと思います (挽回できないって)。

06.あの時私は若かった
13.お酒の話
14.友達の話なんだけどね
32.後悔した話

あの時私は若かった。大学に入って最初の年の話です。
12月、2学期が終わってみんなで飲みにいきました。
ある程度飲んだ段階で、途中席を外した友人が戻ってきて、
「眼鏡取られた。これからとりに行ってくる。」
といって店の外へ出て行きました。
で、それっきり帰ってきませんでしたよ。

その後、話を聞くと...

朝起きたら、鴨川の河川敷。雪がちらついていた。
財布もなくなっていた(小銭はあったらしいけど)。
浮浪者の皆さんがたき火をしていたのでそこに混ぜてもらった。
その中の一人が、友人の「かわっちゃん」の話をしていた。その日はいなかったけど、いい奴らしい。
その人と朝食を食べにいって、一人でバスで下宿に帰った。それだけのお金はあったらしい。
帰省するお金もなかったので、郷里の長崎に電話して振り込んでもらったらしい。
そういえば、お金が送られるまでどうやって食いつないでたんだろ。銀行カードなんかはなくさなかったのかなあ。今だとクレジットカードなんかも入っているのでたいへんだ。眼鏡もどうしたんだ?

その後悔した友人からのアドバイス。
「冬には戸外で寝るな。かぜひくぞ。」
いや、かぜひいたくらいですんだのだったら幸運だと思います。
寝るなら地下道くらいにしとかないと。な。

次は3つ進んで、「39.ピピーッ!レッドカード!」
これ(↓)、明日まで待てませんよ。
志葉 玲 さん: 「共謀罪、24日に強行採決か?!」

2006/10/16

マイクロクレジット

おはようございます。

平和賞って政治的な意図で使われることが多いのですが、今回はほんとうにすばらしいと思います。

平和賞って政治的な意図で使われることが多いのですが、今回はほんとうにすばらしいと思います。
ノーベル平和賞:バングラデシュの農村銀行活動に 貧困女性に無担保融資 (毎日新聞 2006年10月14日)

ただ援助というのではなく、自立を支援するというのがすばらしい。また、98%が返済されていることを証明したこともすばらしい。

ノーベル平和賞:ユヌス氏受賞 背景に農村の貧困 女性対象に改善支援
しかし私は次第に、女性が借り手となる利点を分かってきた。女性は金を子供や家のために使い、将来に備える。男性ではこうはいかない。
そして女性の力が強くなって、声も大きくなると、平和への道が広がることにつながると思う。
慈善では人を救えない。組織的に貧困対策を取るには、当事者に責任を与えることだ。金を借りて利息を返済し、自分にも幾分かを残す。責任を持つとはそういうことだ。
幸せになるのに、自分の力を使うことは欠かせない。これは私が、「お金は有効に使おう」「ほっとけない、だけど...」などで言ってきたこととつながる。

アフリカだったらこうはいかないだろうとも思っていたが、

ノーベル平和賞:ユヌス氏受賞 政治より個人の力 格差是正、地道な活動に光
90年代以降バングラデシュ以外にも広まった。現在はアジア、アフリカの60カ国以上で導入されている。国連は05年を「国際マイクロクレジット年」と定め、世界各地で啓発活動を展開した。
とあって、アフリカにもちょっと希望が見えてきました。

2006/10/15

非軍事的制裁にこだわるのは...

... 日本の役割じゃない?

【核開発】日米修正案は軍事制裁に次ぐ強力な制裁 (朝鮮日報 2006/10/14)
 制裁範囲と制裁の水準に関する立場の差は、制裁の根拠となる国連憲章7章の規定を挿入する問題にもつながっている。国際法の効力を持つ国連憲章7章は、安保理の非軍事的措置(41条)と軍事的措置(42条)をその核心としている。 
 日米は「安保理は国連憲章7章に基づいて行動する」とし、「国連憲章7章」を包括的に援用することを提案した。この提案は、現段階では非軍事的措置(41 条)を行なうものの、今後陸海空軍を動員する軍事的措置(42条)への移行を可能とする道を開いておこうとする意図からのものだ。 
 これに対し、中国は非軍事制裁に限定するという点を明確にするため、「国連憲章7章41条に基づく」という文言を明記することが好ましいという立場を取っている。
結局41条で合意はできたものの、この策定にあたって日本が率先して軍事的措置(42条)を主張してきたのは、憲法に反しているでしょう。

日本国憲法第9条 (わざわざ引用するまでもないけど)
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
日本が戦闘に加担しなければよいというものではないと思うぞ。

制裁自体は国民の賛同を得らていると考えられ、強力な制裁に反対しにくい状況ではあるが、マスコミもこの点を見逃しているように見えるのは気になる。

2006/10/12

北風と太陽

こんばんは。

「北風と太陽」の太陽って、「包容」とか「寛容」の意味ではないのかも。
「おらおらー! コート脱がないとさらに暑くするぞ!」
って感じ? むしろ温暖化攻撃。

そういう意味で、これまでの太陽政策は中途半端だったのではなかろうか。
コートの襟を立てると不思議とちょっと暖かくなったぞ。
でもコートを脱ぎ棄てると寒そうだ。
このコートをちらつかせる限り、ずっと暖かいままでいられる。
... と思わせるメッセージを送ってきたのではないかな。

韓国からの援助物資を上空から大量にばらまく。
独占することができないくらいに広範囲に、
争って取り合いしなくても大丈夫なくらいに大量に、
文字通りの意味で腐るくらい大量にあって、独占しても意味がないくらいに。

援助自体は受入れているのだから、やりかたを変えるだけ、と説得する。

これによって恐怖政治もなくなる訳ではないのだが、
少なくとも民衆は飢えて死なずにすむし、
生きるために金政権に忠誠を誓っているレベルの人達(高官ではない人達)に対して、その必要はなくなるんだよというメッセージを送ることができるのではないか。

甘いか。
それに飢えている人に急に大量の食料を与えてはいけないというのはあるのだが。

経済制裁でより苦しむのは民衆、
もしろん武力による制裁で苦しむのも民衆、
それを避ける方法はあるのだろうか。

追記: 関連記事
北朝鮮核実験:市民の困窮、深刻化 中朝国境、豪雨が追い打ち (毎日新聞 2006年10月15日)

コメント

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-10-13 09:08
そうですね。今回で制裁が強まっても、結局民衆にしわ寄せが来るだけだったりして・・・・心配です。
バラ撒くの、良いと思います(^-^)
神様からの贈り物・・・って感じで。

Commented by nsudou at 2006-10-13 11:23
お-。
次の参院選に、エキブロ党より立候補してください。

Commented by sofia_ss at 2006-10-14 00:16
民衆のチカラを奪っての安定政権ですからね。
立ち上がれ、民衆!ってのはちょっと無理でしょうし
チカラのある軍の寝返りしかないんじゃないかな。
中国に注目してます。

Commented by yoshihiroueda at 2006-10-15 13:52
★ すぷりーさん、
国際協調も必要だけど、その前に日本独自のスタンスをもって、日本独自の案を提案してもらいたいと思います。平和的な解決を希求するというのが日本がとるべき立場だと思います。

Commented by yoshihiroueda at 2006-10-15 13:53
★ nsudouさん、その手があったか! どれだけ得票できるかな?

Commented by yoshihiroueda at 2006-10-15 13:56
★ そふぃあさん、
軍隊だって人間だし、内部崩壊が始まっているという報道もなされていますので、揺さぶりをかける意味で効果があると思います。

後悔後を絶たず... [すごろく32]

... ってよく言うよね。こんばんは。dankokaiです(誰だそれ)。

反省はするけど後悔しない。(by nsudouさん)

なるほどー。後悔は明日につながらないけど、反省は次につながるんだ。次に同じことをやるときに前の失敗を生かせばいいんだ。

ちゃんと覚えていれば... でもいざとなると忘れてるんですよねー。これじゃ成長しないよな。

というわけで、今日のすごろくの位置は、「ヤバイヨ!ヤバイヨ!(出川風に)」から7進んで、「32.後悔した話」でした。毎日が後悔の連続ということでこれで許して下さい。

次は、4つすすんで、「36. 1日休み(休み明けはフリーお題)」です。ずっと休んでいたくなってきましたよ。