2005/07/31

4足歩行のキティちゃん?

おはようございます。フランス人が「エロキチ」って言うので何のことかと思ったら"Hello Kitty"のことだった、って以前まぐまぐに載ってました。

電車の中で前に立っていた女性が持っていたポーチに描かれたキティちゃんがヘン。2本足で直立していない、すなわち4本足で這いつくばっているんです。体もつるっとしていなくて、毛が生えているのが分かる描き方でした。

頭はキティちゃんなのに、体はネコ。あ、いいのか。

なんだろうと思って調べたら、サンリオのサイトにありました、チャーミーキティ (写真?はサンリオのサイトから)。

キティちゃんのペット、だそうです。

ネコがネコをペットにする... ネズミのペットが犬というのとどっちが不自然なんだろ。

こんなお知らせもありました。⇒ 2005年8月1日(月)からチャーミーキティがピューロランドに登場します!

子供が小さかったときにもピューロランドには行ったことがありません。行った人が、ことごとく「等身大のけろっぴがいるのよ」というので。

2005/07/26

良い汗、悪い汗、(;^_^A アセアセ・・・

こんばんは。雨が降り込んでくるので、寝室の窓を閉めたら、暑くて眠れなくなりました。(;^_^A アセアセ・・・

という訳で、「松沢知事のブログがたいへんなことに...」 (毎日新聞 2005年7月23日) ということを題材に何か書こうかなと思って、ネットを徘徊していたら、こんな記事に行き当たりました (なぜ?)。

お風呂の汗腺トレーニングで“大汗知らず”  (「nikkeibp.jp健康」7月21日号)
“良い汗”とは、乳酸やミネラル分などの成分が少ない汗のこと。サラっとしてべとつかないのが特徴だ。一方、これらの成分が多い汗はベタっとしていて、蒸発しにくく、体を冷やす能力が低い“悪い汗”だそうだ。
“良い汗”に関しては、関連記事もあります (「“よい汗”ってどういう汗?」)。

うーん、思い当たるふしが...

で、トレーニング方法を見てみたら、

・ 43〜44度といった熱いお湯にひざから下を10〜15分ほどつける。5分間も行うと、汗をかき始めてくる。
・ 次に、36度程度にぬるくしたお風呂に、10〜15分ほど全身をつからせる。
・ 湯から上がったら、体から水分を拭き取り、服を着ずにそのまま汗を乾燥させる (エアコンを使わないこと)。
・ この時にリンゴ酢や黒酢などの入った飲み物で、水分とクエン酸を補給すると良い。

ということです。熱いお湯とぬるいお湯の2種類が必要になる。これじゃご家庭ではできないですね。なんかいい方法はないかな。

また、関連記事として、日中の水分補給の方法も載っています (「熱中症予防には“麦茶と梅干”がお勧め」)。そういえば、このまえの「あるあるII」では、夏の糖分補給の方法がテーマでしたね (血糖値が急激にあがらないようにすることが必要)。本能に任せていてはいけないようです。

おまけ: fumi_oさんの@HOMEで紹介されていたGoogle Logo Maker-Logogleの結果 → こんなんでましたけど

2005/07/24

雨に降られた (被害の受身)

おはようございます。ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (補足: ツールド仏が行われていることはして知っていたのですが、24日が最終日だったんですね → 2005.07.25 CNN/Reuters)。

朝早く目がさめて、眠れなくなったので、自転車でお散歩に出ることにしました。

いきなり下り坂で転んでしまいました。ブレーキが効き過ぎるのに慣れていません。

気を取り直して、広い道に出ることにしました。朝は気持ちがいいなあ。道もすいていてスピードも出せるし。

30分くらい走っていたら、雨が降り出しました。すぐに結構強くなってきたので、慌ててうちへ帰りました。うちに帰った頃には小降りになり、今はやんでいます。とほほ。

普段は自然に対して無頓着な生活を送っていますが、雨が降ることも想定に入れた計画にしないといけないと思いましたよ。

自転車男

自転車 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

って実際は自転車屋から乗って帰ってきたんですけどね。

こんにちは。ちびノリダーです (ウソ)。

先日、「青春18きっぷか青春サイクリングか - どっちを選ぶ?」と悩んでいて、「自転車旅行の場合は、自転車を買うところから始めないといけない」と書きましたが、結局自転車を買ってしまいました。

自転車を買うにしても適当なものがないのでどうしようかと思ったんですが、自転車屋の店員さんにアドバイスしてもらって決めました。こういうところはリアルな店舗をもつ強みですね。

私用に買ったのがこれ。ロードレーサーの中であまり本格的でないもの (Specialized Sequoia) に、さらにタイヤを少し太いものに交換しました。スピードよりもタフさを優先させました (そこの君、体重のことは言わなくてよろしい)。


写真は背景もちゃんと考えて撮るべきでしたね。

もう1台。こっちは息子君用。こちらは逆にマウンテンバイク (Giant Rock 5000) のタイヤを凹凸の少ないものに替えて、舗装道路の乗り心地とスピード向上を狙っています。


先週日曜日お店にとりにいったんですが、お店から自宅まで約15km。峠を越える必要があって約1時間半くらいかかりましたよ。こんなんで大丈夫でしょうか。今度はエンジン (人力) のチューンナップだ、ってこっちは簡単にいきません。

2005/07/22

ビッグイシュー買ってきた

こんばんは。矢作達彦です (ウソ)。

有楽町の駅に向かって歩いていたら、なにやらパンフレットをもって叫ぶ中年男性が。一旦通り過ぎたのだけど、思いあたるところがあって引き返してみた。

ホームレスに仕事を提供するためにホームレスしか売れない雑誌「ビッグイシュー」でした。存在は知っていたのですが、はじめて現物を見ました。

ホームレスの支援者って、「ホームレスがホームレスであり続けることを支援している人たち」、「公共財である道路、公園をホームレスに私有させろと主張する人たち」、「自分の犠牲ではなく、公共を犠牲にすることで、自分達の偽善を満足させる人たち」という印象を私はもっている。だが、この活動は、
ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。
といっており、その点では賛同できる。

でも、ほんとにそうなのかな。何でも素直には受け取れないのだ。ホームレスにしか売れないようにしてるんだったら、ホームレス卒業したら仕事なくなるんだよね。「ホームレスがホームレスであり続けることを支援している」ことになっちゃうんじゃないか、と。
内容は、ちゃんとした価値を提供する雑誌でしたよ。市民運動的な色彩もあるけど (これもあって悪くはない)、ちゃんとエンターテインメントしてる。200円だったら払ってもいい。でも通勤経路にはないので毎号買うって訳にはいかないんですけどね。

そうそう、裏表紙にPeople Treeのことが載っていましたよ。これは何かと言うと、... サイトから引用した方がはやいですね。
ピープル・ツリーは、人と環境を第一に考え、貿易を通じて途上国の生産者の人々を支援している「フェアトレードカンパニー株式会社」の商品、カタログ、直営店の統一名称です。 
ピープル・ツリーでは、アジア、アフリカ、南米20ヶ国の生産者パートナーが伝統的な農法や技術を活かしてつくった、衣料品、アクセサリー、雑貨、食品など幅広い商品をご紹介しています。環境を害さず、人の手と多くの時間をかけてつくられた「フェアトレード&エコロジー商品」を、暮らしの中に取り入れてみませんか。
これもお金そのものを渡すのではなく、仕事で自立を支援するという主旨。先日、「ほっとけない、だけど...」「白いバンド買ってきた」で書いた私の意見に合致している。

でもね。ピープル・ツリーのProductsのところをたどってもらうとわかると思いますが、みんな高いんですよ。それってビジネスとして成り立たないんじゃないだろうか。やっぱりお金を与えているのも同然なんじゃないだろうか。それでも仕事をしてお金が得られるということを伝えると言う意味で価値があることなのか ...

40過ぎて惑わないことが期待されるおじさんが、結論を出せずにいるのだ。
追加トラックバック (ビッグイシューについて書いている記事)

続・愛のまぜご飯さん: ビッグイシュー

2005/07/20

利用される人の命

こんばんは。

先日のロンドンの同時多発テロは、自爆テロではなく、騙された可能性もあるそうですね。騙されたといっても、多くの人を殺そうとした、実際に多くの人を殺したことには変わりはないのですが。

こちらも利用された女性の話が出ています。

毎日新聞 2005年7月19日
現場発:女テロリスト、自爆失敗 起爆装置不発、哀しい結末−−パレスチナ

テロが未然に防がれたのはよかったというべきなんですが、この女性の動機、この女性の今後の運命、背後にいるこの女性を利用した人たち... これらのことを考えると複雑な思いが交錯する。

人の心を利用する宗教、その宗教を利用して人の命を利用する人々 ... 「多神教礼賛(アニミズム礼賛)」の繰り返しになってしまうのだが、そんな宗教は何のために存在しているのだろうか、という思いが募る。

白いバンド買ってきた

こんばんは。再度登場、ボノです (ウソ)。フラボノイドじゃないぞ (なんだそれ)。

先日、「ほっとけない、だけど...」でその主旨や効果に疑問を呈した「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンなんですが、やっぱりホワイトバンド買ってきた (やっと買えた、といったほうがいいかな)。ただファッションではなく、「この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。」という主旨には賛同できる。

私が伝える声は、「ほっとけない、だけど...」で書きましたが、このキャンペーンの主張とはちょっと異なるところもあるかと思う。
借金の棒引などお金だけの援助は意味がない。
まず援助を受ける側を変えなければいけない。
幸せになりたい、自分達で幸せになる、その意志を支援しなければいけない。
ということだ。

話は一旦それますが、web-log nostalgiaさんの「Meet the world」という記事を通して、brazilianartists.netの"MEET THE WORLD"というキャンペーンを知った。各国の国旗に使われている色の比率を、その国の統計とマッチさせたものだ。

例えば中国では、
赤: 働いている14歳児の割合
黄: 学校に行っている14歳児の割合
となっている。
数字や言葉では訴える力が弱かったり記憶に残らなかったりする主張を、強烈に印象づけ記憶に残す武器になっていることが分かる。

そしてソマリアでは、
青: 性器切除された女性の割合
白: 性器切除されずにすんだ女性の割合
が使われている。

「女子性器切除」 (内海夏子 DAYS Japan 2004.8月号) から引用する。
しかし男性の割礼は旧約聖書に記載があるが、女性の割礼に関しては聖書にもコーランにも言及されていない。
...
女性の割礼は健全な女性の性器を切り取り、地域によってはさらに膣の入り口を縫い閉じてしまう。
...
割礼をしていなければ結婚できない、一人前の女性として社会に認められない、といった社会的仕組みは、実は伝統という言葉に隠された女性支配という男性の都合のようだ。
これが、前回書いた「汚職、内戦、収奪、レイプ、... 」の「 ... 」の部分のひとつです。

レイプも、内戦の戦略として敵対部族女性へのレイプが行われているという。これらはアフリカ住民自体が自分達を不幸にしている例なのだ。このような精神的に不毛な地にただお金や食糧をばらまくだけでは意味がないと考える。これが私が伝えなければいけない声だとおもう。

それから、「なにかしなければ、という気持ちがしぼんでしまいました」とも書いた。ここでは理由は示さなかったが、「Live 8」にトラックバックを送ってくれた悪の教典楽天市場店の川村けんとさんが「ライブ8の深層」シリーズで主張されていることと近い (よく調べられた大作で参考になります -- 追記: 「日本では奴隷売買がなかった」という誤解もありますけど)。「自分達の罪を人に贖罪させるな」ということ (このことは、のんちゃんのブログへのコメントとしても書きました)。

コメント
 Commented by ssnostalgia at 2005-07-20 22:26 x
こんにちわ。TBどうも。
私のリンク先、つまりは記事の発見者itakeawayさんのセンスはいいですよ。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-21 02:30 x
★ssnostalgiaさん、
itakeawayさんの他の記事もみてみました。その先も見てみたくなるものばかりですね(音が鳴りそうなので夜中は止めときますが)。

 Commented by fumi_o at 2005-07-21 14:52 x
yoshihirouedaさん、こんにちは。
前回の「ホワイトバンドプロジェクト」に言及したエントリーを拝見していたので、ホワイトバンドは購入されないかと思ってましたよ。:-)
私はLIVE8をAOLサイトで楽しんだ後、即購入したのですが、正直少額の募金感覚です。LIVE8も普段見られないアーティストが一堂に会して一気に見れちゃうという"お祭り意識"の方が強いです。

 Commented by fumi_o at 2005-07-21 14:53 x
↑続き.......
ざざっと「ホワイトバンド」関連のblogを読んでも、素直に呼応して「みんなホワイトバンドつけよう!」ってのは若い方という感想をもちました。
私の感覚だと、どうしても
#アフリカが貧困に陥った最大の原因は、ヨーロッパ諸国がアフリカを植民地にして搾取を続けたから。更に多くのアフリカ黒人が奴隷としてアメリカに連れて来られたからである。
という意識が根底にあるので、ボノ(私U2は嫌いじゃないけど、ボノは嫌い:-)に「日本はもっとやれる」と言われるのはなんだか頭にくるし(笑)、国が傾きそうなのに(ってもう傾いているのか)、日本のアフリカ支援を今後3年間で倍増にすると発表した小泉首相にもガクッときます。
けれども、自分は実際にアフリカで活動しているNGOにはなれないし、「しない善よりする偽善」でLIVE8に関連した商品を買ったりするといった行動には出ると思います。

 Commented by fumi_o at 2005-07-21 14:58 x
話は変わりますがー
>「 ... 」の部分
6年程前に、「ファウジーヤの叫び」というノンフィクションを読んで、その"秘儀"の存在にショックを受けた私です。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-21 23:54 x
★fumi_oさん、
アフリカの貧困に関しては複雑な思いが交錯します。
・ 貧困の原因を作った欧米が責任もて。 -- おっしゃる通り
・ とはいえ、今困っている人たちは見捨てる気になれない。
・ ODA 9500億円を3.5倍が常任理事国入りの条件ってふざけるな。
・ ODA 9500億円のうちの600億円だったら3倍にしてもいいか。
   (中国はもうやめてアフリカにふりわける)
・ 援助は自立を支援する形をめざせ。棒引きはサイテー。
・ アフリカ民族自体も建設的な行動をとれ。
・ 上記を伝える必要がある。
・ でも白いバンドでミーハーに見えるのはやだな。
・ Live 8は楽しませてもらえばいいんじゃない。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-22 08:16 x
それから、キャンペーンに素直に呼応している若い人達に関しては、あまり水を差すつもりもないんですよ。少なくとも無関心よりずっといいですから。ただもう少し考える材料を提供したい。
いろいろな側面からコメントありがとうございました。

 Commented by fumi_o at 2005-07-22 12:42 x
>キャンペーンに素直に呼応している若い人達に関しては、あまり水を差すつもりもないんですよ。
それは私も同じですよ。:-)

ホワイトバンドの話といえば他に、品薄ということでヤフオクで高値で取引されているという現実もあるんですけどね。<結局ただのファッション

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-23 03:08 x
★fumi_oさん、
「ただのファッション」はある程度しかたないかとは思ってましたけど、「ヤフオクで高値で取引」って一気に脱力。3番目のトラックバックにその前のSTAND UP SPEAK UPというキャンペーンのバンドもオークションで取引されているって書かれてますね。

 Commented by n0n0n at 2005-07-25 12:33 x
ヾ(´・ω・`)ツ若い人達ではないんですが、すみません一言書かせて戴きますわ!ホワイトバンドから「3秒に1人、子どもが貧困から死んでいる」ということを知りました。だから、他の人にも伝えたいと思ったんです。ホワイトバンドの意味はそれで良いと思うんですよ。ファッションだったら、ちょっとダサイし恥イですよ^^;すみません生意気な年寄りなんです...

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-25 23:22 x
★のんちゃん、それでよいと思います。ぜひ多くの人にアフリカの貧困の状況を伝えて下さい。また、その原因や解決策も話し合っていただくとよいと思います。

2005/07/17

Podcastingで英語の勉強

こんばんは。英語力が落ちているのを確認するのが恐くてTOEIC受けられないウエダです。しかも出題形式がかわるそうで...

それはともかくとして

Podcastingという言葉は昨年から話題になっていましたが (Wired News 2004年10月8日「ネット音声をiPodで聴く『ポッドキャスティング』」)、iTunesが4.9で対応したことと、その段階で配信局が豊富にある (3,000以上あるそうです) ことで、急にホットになりましたね。

どんな局があるかまだよく分からないので、iTunes についているポッドキャストディレクトリをみると、お勧めの局がトップに載っているので、有名なものをいくつかsubscribeしてみました。ABCNews.com, ESPN.com, Disney Insider, iTunes New Music Tuesday ...

まだ英語の局ばかりのようです。聴いてもさっぱり分かりません。愕然。ABC NewsではSteve Jobsのインタビューがあって、Podcastingについて語っているようなんですが...
しかーし、私にはiPod shuffleがある。iPod shuffleにコピーして、通勤時に繰り返し聴いていれば少しは分かるようになるんじゃないかなあ。

と思って実行しはじめたんですが、通勤時に座れると寝ちゃうのでした ..._| ̄|○

ところで、「PodcastをiPodにシンクする」とあるんですが、その方法がよく分かりません。結局マニュアルでコピーしています。誰か教えてちょーだい。iPod shuffleは対象外なのかなあ。

2005/07/15

テレビにぶろぐ

こんばんは。拙者根っからのTVっ子でございます (ウソとも言い切れない)。

あざらしサラダさんで、めずらしく「息抜き」カテゴリの投稿がありました (「♪テレビ欄占いは愉快だね」)。あ、あざらしサラダさんでは「無駄話」ってカテゴリなのか。それに珍しいというのも私の気のせいのようでした。

テレビ欄占い、私も早速やってみました。名前と生年月日入れるだけですよ。

地味ーなTVKになることを心配したのですが、...

2005/07/13

やばい日本語力 (この「やばい」は正しい使い方)

こんばんは。金田一秀穂です (ウソ)。

昨年「言語は生き物、だけど...」で話題にした「国語に関する世論調査」。毎年やっているんですね。

毎日新聞 2005年7月12日
国語世論調査:慣用句は20代以下の方が正しく使う!?

まだ文化庁のホームページに発表が出ていないので詳しいことは分かりませんが、今年は私が分からないのは入っていないように思います。

でもちょっとびっくりなのが、「汚名挽回」(正しくは「汚名返上」)、「枯れ木も山のにぎわい」などで間違えている人の多さ。これって間違いをネタに楽しむもの (誤用辞典によく載ってます) で自分で間違っていてはしゃれにならない。さらには、中高年のほうが正解率低いというのはどゆこと?

NHKテレビでは、「ビートルズ世代が今の50代、60代になっている」という解説がなされていました。うーん、ビートルズよりもマンガ世代、全共闘世代と言ったほうがいいかもしれませんね。大学ではバリケードの中で少年マガジン読んで投石していた人達。まあ大学で慣用句は教えないと思いますが、慣用句なんて受験のために学ぶのではなく、大人になってからも少しずつ身に付けていくものですよね。

「やばい」の今の使い方を知ったのは、V6が「おいしい」という意味で使っていてびっくりしたのが最初でした。でもこのときは「やばいくらいにうまい」(= 「こんなにうまいもの食べちゃあ、これから普通のもの食べられなくなるよ」) という意味で使ってるんだろうなあと好意的に解釈していました。違うのね。「かわいい」と同じくらい何でも使うんですね。

やはりNHKの解説では「すごい」も昔は「ぞっとするほど恐ろしい」という意味だったが今は「すばらしい」の意味になった、と言っていました。そうかな。まだプラスにしてもマイナスにしても「程度が飛びぬけて高い」という意味のように思うのですが。そういう意味では「やばい」が何でも使えると言うのは、程度がとびぬけている様をあらわしているようにおもいます。

それから「微妙」。「本来は、言い表せないような細かい複雑な様子を示す」のならば、「いいか悪いかの判断がつかないときに使う」のは誤用とは言えないと思うぞ。でも実際の使用のされ方は「悪いと言いたいんだけれども、断定するほどでもないし断定するとまずいので、なんかいいところも探さなきゃ」って感じですか。

ところで、PRESIDENT2005年8.1号は、特集:実証「話し方」。なんか「頭がいい人、悪い人の話し方」みたいで、ちょっとやな感じですが、「知らずに恥かく「間違いやすい日本語」辞典」なんてページもあります。ここにはちょっと惹かれた。明日買ってみようかな。うちには校正の天才がいて、間違いがあったらすぐに目に飛び込んでくるのだ。私もときどき恥ずかしい間違いをしてますし、気をつけないと。とくにこういう夜中に書いているのはやばいのだ (この「やばい」は正しい使い方、ってしつこい)。

コメント
 Commented by sofia_ss at 2005-07-15 18:29 x
日本語は変化していく言葉ですけど(よく言えば活きてるってことかしらん)どう考えても、それは使い方違うでしょ?ってのも、ときにはありますね。言葉自体もそうだけど、表現の選び方も・・・。最初から敬語で日本語習ってる外国の方のほうが、綺麗な日本語を使ってますねぇ。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-16 02:31 x
★そふぃあさん、
言語はコミュニケーションの道具ですから、使い方が違うことによってコミュニケーションがとれなかったり、逆の意味に取られてしまったりしては役に立ちませんよね。一方で、(若者同士を含め)ムラ社会ではその中で通じる符牒などで通じることも多い。ムラ社会に篭って生きてきた人よりも、日本語習ってる外国人のほうが、綺麗な日本語を使うようになるのは当然かもしれません。

2005/07/11

Live 8

おはようございます。4時ごろ目を覚ましてふとテレビをつけてみたらLive 8をやっていました。

でも4:10までで、最後の"Long And Winding Road" (Paul McCartney) しか見ることができませんでした... トホホ。

もっと大々的に告知しておいてくれよ〜。

その後ふて寝ですよ (追記: いや別に早起きした訳では無いのですけどね)。

追記リンク:
Live 8
ほっとけない世界のまずしさキャンペーン

2005/07/10

それは劣った特徴なのか

こんばんは。まっくろくろすけです (ウソ)。

先日「ちびくろさんぼ」の復刻に関して、何人かのブロガーの皆さんが記事にしていましたね (パイルダーオン!rkyaさん食べる・聴く n_ayadaさん)。

その後、こんな記事も出ていました。

毎日新聞 2005年7月3日
黒人差別:黒人少年の切手で火花 メキシコ、発行に支持多数/米「差別助長する」

以前には、カルピスのロゴが槍玉にあがって、結局カルピスがロゴを変更するということもありました。カルピスのロゴは、シルクハットなんかかぶっておしゃれな黒人を描いていたのにね。会社側も差別的な意識はないのにと困惑していたと思います。

これらで思うことは、
・これを差別だという人は、黒い肌は劣った特徴だと考えているのではないか
・黒人自体はどう考えているのだろうか
ということです。

「ちびくろさんぼ」は、「サンボ」という名前が差別的だという観点もありました (rkyaさんの記事でも指摘されています)。しかしそれも黒人自体がどう思っているか伝わってこないのです。瑞雲舎サイトに復刊の経緯が載っていますが、その中には「検討に検討を重ねた」とはあるのですが、黒人がその検討に関与した様子がうかがえません。

ただ今回のメキシコの切手に関しては黒人活動家から批判があがっているようですね (CNN.co.jp 2005.06.30)。
切手に描かれているのは登場人物の黒人少年で、誇張された分厚い唇と大きく見開いた目をした、人なつっこい性格の持ち主。作中では白人たちが少年の容姿やしゃべり方や振る舞いをからかって、笑いのタネにしている。
切手に出てくるのは分厚い唇と大きく見開いた目なので、彼らはこれらを劣った特徴と考えられているのかなあ。それとも元の作品の内容を問題にしているのか。

一方で、黒人ミュージシャンらが "Black is beautiful" というメッセージを出していたときもありましたね。わざわざそういわなければならないところにも、差別の歴史の影響が現れているのだと思います。

彼らがどう考えているのか、どのような変化を望むのか、そこから議論は始まるのだと思います。

コメント
 Commented by cosicosi3 at 2005-07-11 10:48 x
黒人少年を主人公にするのは、可愛いからであって
決して差別的な意味合いではないと思います。
やっぱりどこかに白人優位主義みたいなものを感じますね。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-12 01:36 x
★cosicosi3さん、
ただね、こちらが可愛いと思っても、言われるほうは傷ついているかもしれないとも思うのです。極端な話、足に障害があってびっこ引いている人に(これも差別的表現なんだっけ?)、歩き方が可愛いなんて言えないですよね。やはり相手がどう感じるのかも考慮する必要があると思うのです。これも絶対ではない。金正日が「独裁者てゆーな、傷つく」と言っても通らないわけで。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-12 01:40 x
それから白人優位主義を感じるということには同感です。白人の肌の色を白く、鼻を高く、あごを割れているように描いても、誰も差別だと言わないでしょう。

 Commented by rkya at 2005-07-12 14:48 x
きゃっ、本文に登場してるわ(照照)恐れ入ります~w
結局、問題なのは、このポストのタイトルそのまま、
白人優位主義ですよね。民族とか宗教とかに
誇りを持つのは大切なことだと思うけど、
一歩間違うと諸悪の根源。難しいな、と思います。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-13 01:51 x
★はるかさん、
確かに誇りを持つということはそれ以外を低く見るということにつながりますね。日本人の勤勉さ、繊細さを誇ると言うことは、他は怠惰、粗雑と言っているようなものかもしれません。ただ肌の色など外面的な差異を優劣につなげることがないようにしないといけませんね。

スパイウェアに気をつけろ

こんにちは。ジョニー・イングリッシュです (ウソ)。

昨日、みずほ銀行から [みずほ銀行からの重要 なお知らせ] というメールが来ていました。
「スパイウェア」にご注意ください
だそうです。

詳しい内容はウェブサイトにあります (「スパイウェアによる不正取引について」)。オンラインバンキングで勝手に振込みがなされるそうです。

自動引き落としは毎月いくつもやっていますが、銀行口座からの振込みってあまり使いませんよね (皆さんはどうなのかな)。履歴をチェックすればすぐわかると思いますが、スパイウェアに感染している場合、パソコンでチェックするとそのときにパスワードが盗まれるのでかえって危ないです。上記サイトでも電話で確認するよう注意を求めています。

「心当たりのない電子メールや不審なフリーソフトにご注意」など一般的な注意事項のほかに、「振込限度額の見直し」のことが書いてあります。これって設定できたんですね。
それからはじめて知りましたが、クレジットと違って事故は全部利用者の責任になると理解していましたが、インターネットバンキングには保険がかけられているそうです。でも限度額50万円。これでは全然足りませんね。新聞によると最大の被害は500万円だそうですから (毎日新聞 2005年7月9日)。

はやくキャッシュカードの限度額設定ができるようにして欲しいです。

2005/07/07

ロンドン同時テロ - 他人事ではない

こんばんは。帰ってのんびり「電車男」なんぞをみながら夕食をいただいていたのですが...チャンネルを変えるとこんなニュースが...

ロンドン同時テロ:出勤時の地下鉄、バス狙う 死傷者多数 (毎日新聞 2005年7月7日)
ロンドン各地で爆発、死傷者多数 (TBS News-i 2005年7月7日19:35)

アルカイダから犯行声明が出ているらしい。「イラクとアフガニスタンでの虐殺への報復だ」と主張しているとのことです。それが正しければ、イギリスに次ぐアメリカの支援国である日本は他人事とはいえません。

「覚悟が足りない」で、私は、
(政府は、日本国民に対して)日本はアメリカの同盟国であり、最大の支援国のひとつであり、イラク武装組織の敵なのだということを伝えなければならない。
と述べました。これはイラクに入国する時の覚悟に関して書いたものですが、日本にいてもその脅威は現実のものになったことを認識し、覚悟を新たにする必要があると思います。

本当は「ロンドン2012年オリンピック開催決定おめでとう。でも2008年の代替開催地はどうするんだ?」と書こうと思っていたのですが、もしかしたら2012年の開催地も見直しという議論が出るかもしれません。ここは先進国一致協力して開催を死守する方向で進めてもらいたいと思います。

この事件では、もっと事情が明らかになった時点で投稿すると思います。

トラックバック先:
週刊!Tomorrow's Way (yodaway2さん) 「ロンドンで爆破テロ。アルカイダが犯行声明—と、BBC。(速報+追記)」
Continental Breakfast (yamarikuさん) 「ロンドンで同時多発テロ...」

コメント
Commented by yamariku at 2005-07-08 01:27 x
TBありがとうございます。日本は島国根性が抜けないためか、イラク戦争でも何でもどこか「他人事」でしたが、このテロでそれが幾分かでも自分たちの事として認識されればよいとは思います。
東京がテロにあわない限りムリかな?東京でテロが起こって何人も犠牲者が出れば、日本も「覚悟」できるでしょうね(-_-;)

 Commented by ma_cocotte at 2005-07-08 03:26 x
私も昨日「パリよ,建設準備の手を緩めるな。2008年の代替地になる可能性がある」と書いたところです(笑。
昨日ロンドンが決まった直後,大英帝國はイラク参戦しているのに開催地なんておかしい!と意見が流れた翌朝にテロだったので本当に驚いています。G8開幕に加えオリンピック開催地決定で彼らにとって「機が熟した」日が今日だったのでしょうね。いろいろ考えさせられました。

 Commented by yodaway2 at 2005-07-08 10:36 x
>ここは先進国一致協力して開催を死守する方向で……、同意です。強いて付け足せば、先進国+世界中の国々、人々で、と。まだ時間はありますが、このままの情勢が続くのであれば、選手も観客も命が時代なのでしょうか。けで参加する大会になってしまうかもしれません。また、フツーの人々、つまり私たちのレベルにおいても、覚悟して生きていかなければならない時代なのでしょうか。(-_-;)

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-08 23:59 x
★yamarikuさん、
日本が標的にならないとやっぱり気が付かないのかなあ、でもやっぱり日本で起きて欲しくない、じゃあ日本じゃなきゃいいのか、とか複雑な思いです。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-09 00:06 x
★ma_cocotteさん、
そちらのブログも拝見してました。2008年に関しては中国人にははやく目を覚まして資格を得られるよう襟をただして欲しいところです。
ロンドンのオリンピック開催地の決定は彼らの計画には入ってなかったとはおもいますが、タイミングよくお土産を与える結果となってしまいました。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-09 00:13 x
★yodaway2さん、
確かに全てのテロを許さないという姿勢を持たなければならないのは全世界の人々でしょうね。そうでないと先進国対発展途上国という対立軸になってしまいますので。
アメリカの支援者という道を小泉首相がではなく我々が選んだことを、認識し覚悟しなければいけないのだと思います。

2005/07/06

ほっとけない、だけど...

先週末、テレビか新聞だったかで、hottokenai.jpという文字列が目に入ってきました。アフリカの困窮を訴えているようでした。そのサイトを見てみよう、何か協力をしたいとおもいました。毎年UNICEFの募金にも応じていますしね、金額は少ないけど。

しかし、その傍に「7月6日」という文字列もありました。これはサミットが行われる日ですね。今回のサミットの議題の一つにアフリカ支援があるので、それを指しているのだと思います。その瞬間、なにかしなければ、という気持ちがしぼんでしまいました。

アフリカには支援は必要なのでしょうが、ただ借金を棒引きにしたり、お金や食糧の供与に何の意味があるのでしょうか。 「お金は有効に使おう」で触れましたが、支援を受ける側が、その支援をてこにして幸せになる意志がないといけない。汚職、内戦、収奪、レイプ、... これらが蔓延しているところで幸せが築ける訳がないと思う。

もちろん全員が幸せを放棄している訳ではない。特に女性と子ども達。もちろん男性にだっているだろう。そういう人たちに幸せになってもらうにはどうしたらいいのだろうか。

まとまったアイデアではないですが、キーは「隔離」かと思っています。病気の隔離と違って、幸せになりたい人たちが入る大きな駆け込み寺。サンクチュアリといっても良い。日本の昔の植民地で評価されている部分もあるが、そういうところを抜き出したようなものを相手国に求められて作ることをイメージしています。そこで食糧、医療、教育を与える。もちろん与えるだけではだめで、自立のために労働してもらう。労働できる環境を整備する。

そこに入りたければ「幸せになるためのルール」に従ってもらう。入りたい人が増えればだんだんその範囲を広げる。自治能力を育てる。一つの国で成功すれば、きっと他の国からも要望がでるにちがいない。

ああ、また夢想が広がってしまいました。でも理想を描かないと何も変わらない。

そういえば、hottokenai.jpのことを忘れていました。ただ金銭的支援を求めているのかという先入観をもっていたのですが、サイトにいってみると、「この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。」というメッセージが出されていました。これならば私も納得できます。

ただ、方法論として「貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。」というのはどうかと思う。実効性あるのかな。たとえ偽善であっても、困っている人の役に立てばいいと思うのですが。誰か私を説得してください。納得させて下さい。

コメント
 Commented by berangkat8 at 2005-07-06 03:57 x
TBさせていただきました。
私は今回のこのキャンペーンは、今の現実を知らない人が多く、まず知る事を第一歩としてる点が、すごく入りやすいのでいいなと賛同できました。
自分が賛同し参加している印として今回このバンドがあって、それを身に付けている事で人に聞かれたら話しやすいし、話すきっかけとなる術でもあるのかなあ〜と。
あとサイトで紹介されている有名人の人達がつけていることで、やっぱり興味もたれることがすごく認知度をあげる手助けとなってると思うので、そういう意味でもシンボルとしているのではと。
と、私は思ったので身に付けることに抵抗ないですが、yoshihirouedaさん納得できない何かがあるのであれば、押し付けられるものではないので、バンドをつけるつけない関係なく、ただ事実としてこの世界の貧困の現実を知っているだけでも参加してるのと同じだと思いますよ。
それこそこのキャンペーンの主旨でもあるのですから。

 Commented by panchan1121 at 2005-07-06 10:30 x
これ、難しいところです。
なんか、ファッションの一部の様に流されていくのかという抵抗感がありますね。
購入して、ある期間だけ付けるのでなく、みんなで、「ほっとけない」ことを話会うことができれば、このキャンペーンもさらに意義深いものになりますね。
ちょうど昨日、郵政民営化法案の陰でという特集レポートをテレビで見て、「障害者自立支援法案」の修正が可決されそうな今、周囲にそんな方がいて、身につまされる私自身もこんなことを思った限りです。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-08 00:06 x
★berangkat8さん、はじめまして。
確かにきっかけにはなると思いますが、私は貧困について語るだけの知識を持っていないと自認しています。その意味で白いバンドをつける資格がないように思うのです。私は天の邪鬼なので、白いバンドをつけている人に「どれくらい貧困なのか、どれくらいの人が貧困で亡くなっているのか、貧困をなくすためにどれだけの援助が必要になるのか」聞いてみたくなると思います。
すみません、せっかくみんなで盛り上げようとしているところに水を注すようなことをいって。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-08 00:12 x
★panchan1121さん、
私もファッションで終わってしまうことを懸念しています。そのためには、これだけではなくて、皆が語り合える材料が必要だと思います。
すみません、「障害者自立支援法案」に関しては私不勉強で知りませんでした。修正といいながら、改悪になっている、と主張されているのですよね。

新しければいいってもんじゃない

こんばんは。♪僕の名前を知ってるかい。朝刊太郎と... え? 知らない?

新聞記事を題材に書きたいことがあったので、毎日新聞ニュースサイトに行ってみたら、なんかちょっと違う。

MSN毎日インタラクティブ 7月4日からリニューアル

だそうな。いろいろいいことが書いてあるけど、違和感あるー。Macではそんなに気にならないけど、Windowsではなんか揃うべきところが揃ってない感じ。

前の方が良かったと思ったのは私だけ〜?と思っていたら、アンケートやってるのに気付きました。現在の状況はどうかな...

前の方が良かった... 66%

... ってやっぱだめじゃん...

2005/07/02

中華五輪スローガン

こんにちは。

北京五輪のスローガンが、「一つの世界 一つの夢(同一個世界 同一個夢想)」に決まったそうだ (毎日新聞 2005年6月27日, サーチナ 2005/06/27)。

なにもこんなところで世界征服の夢を語らなくても...

被害者の救済を第一に

こんにちは。罪を憎んで人を憎まず。憎んでいるのはあなたではなく、あなたの心根にある次の罪の種なのだ。

多くの方が言われていることですが、日本は犯罪の被害者の救済よりも加害者の利益を優先させていると思います。人権の名のもとに元犯罪者の情報が隠されたり、裁判所で決めた刑期が刑務所の判断で軽減されたりしています。社会復帰の支援も必要なこととは思いますが、一方で被害者への支援の少なさはバランスを欠いているように思えます。大黒柱を無くして一生悲しみと生活苦を遺族に対して、刑期を終えれば犯罪を忘れて普通の生活ができる (元) 犯罪者 (全部が全部そうだと言っているわけではないのでご注意)。

被害者の支援に取り組む人たちもいるのでしょうが、聞こえてくるのは加害者側の支援団体の活動ばかり。ああ、そうか、それらの団体の人々は、自分達がひっそり支援するのではなく、行政に支援しろと圧力をかけているからニュースになるわけね。

そんな中、この取り組みは評価できますね。

毎日新聞 2005年6月29日
犯罪被害財産: 国が没収、被害者分配へ 法務省、関連法案を今秋提出

私は刑事事件で有罪が確定したら、被害の補償は自動的になされるものと思っていました。もちろん加害者に返済能力がない場合が多いことは知っていましたが、返済能力があっても別途民事訴訟を起こさないといけないのですね。そういえば確かに刑事で無罪になっても、民事で (有罪と同義の) 賠償を負わせた判決があり、それは刑事と民事が独立していたことを意味します。

今度の取り組みも一歩進めて、一旦被害者の賠償を国が肩代わりするようにしてもらいたいと思います。そしてその分を国が加害者から差し押さえる。

足りない分は払い終わるまで税金に上乗せする (生きていける範囲で)。そして払い終わるまで国外へは出さないようにする。

これはお金の問題ではなく、贖罪意識の持続という意味で効果があると思うのです。

オウム真理教の事件では、以前国は賠償権を放棄しました。これは他の被害者の賠償を優先させるためだったのですが、それだったら国が優先度最低でよいと宣言するだけでよかったんじゃないかなあ。今でもオウム真理教 (アレフと改名) の信者=松本智津夫の信者は多くいるので、それら信者の皆さんにこつこつ働いてもらって (出家なんて儲からないことはやらなくてよろしい)、質素な生活をして、一所懸命寄進してもらって返してもらえばいいと思う。

2005/06/30

バックログ 2005年上半期レビュー


*バックログの上半期達成状況: 最初の段階で宿題は25個。結果は... 〇 2 △ 2 × 21
*2004年の結果はここ


2005/06/28

今日の先端研のテーマは「タバコ」

こんばんは。尖端恐怖症のウエダです (弱点を晒してどーする)。

NTVで月曜深夜にやっている「先端研」、第1回のテーマがApple iPodだったので、技術の先端を紹介する番組だと思っていましたが、技術に限らないようでした。おたく、ゲイ、少女ファッション雑誌等、カルチャーの現状を伝える番組のようですね。

それぞれのテーマで対象にどっぷりつかるのではなく、冷めた目でもみており、ひねたおじさんは結構はまる。

例えば、雑誌LEONの回では、くらたま (倉田真由美) をゲストにつれてきて、「40過ぎたら自分のスタイルが確立していないとおかしい」と一刀両断。また、在日朝鮮人の回では、日本にいて「金正日を信頼・尊敬できるのか」をずばり在日朝鮮人にインタビューしており、なかなかチャレンジしていると思いました。結果としてNoという答えは聞き出せていないものの、揺れる信念があぶり出されて良かったと思う。

さて、今日のテーマは「タバコ」。どういう話になるのかな(ってもう始まっているのだけど、録画してるから気にしない)。

・ 先日、健康被害でJTを訴えた人たちがいましたが、敗訴になったみたいですね。これこそ自己責任だと思いますし、アメリカみたいに他人に責任を押し付ける社会になるのを防ぐ意味でよかったと思います。

・ 私これまで40年以上生きてきて、隣り合わせた人から一度も「タバコすって良いですか」と聞かれたことありません。以前子どもを連れて公園へ行った時、ベンチで隣に座ったおじいさんが、自分よりも風上に座っているおばあさんたちに「タバコすって良いですか」と聞いていましたよ。おばあさんたちに「どうぞ」と言われて、「最近はマナーが大事ですからな、面倒くさい時代になりましたよ」といいながらタバコを吸い始めました。あのー、こっちは風下に座っているんですけど。こっちにちは聞いてくれないんですか。聞いてくれたら満面の笑顔で、「ありがとうございます。ご好意ありがたくお受けします」っていうつもりなのに。

・ 健康保険も別会計にして欲しいですね。また、生命保険も「非喫煙者特約」なんてあれば喜んで乗り換えるのに (生命保険をリスク細分型にするのは、遺伝子診断等で保険に入れない人が出る可能性も真剣に考える必要が出てくるので、諸手で賛成する訳ではありませんが)。

・ タバコのポイ捨てや中高生の喫煙もなんとかしたい問題ですね。1本ごとに100円くらいのデポジットを設けたらどうかと思います。フィルタを返すと1本当たり80円くらい返ってくるようにする (20円は手数料 + 駅等の清掃費用) と、みんなポイ捨てをしなくなるんじゃないかなあ。返す時に身分証明書の提示を求めて中高生を排除すると、中高生の喫煙も減らせるのではないかと思います。

追記: しまったー。録画しているから後でみようと思ったら、時間が10分ずれてたのに気付いてませんでした。

追加トラックバック
ぼちぼち行こうよ (cosicosi3さん): 「たばこ吸ってもいいですか?」
  -- そうかー。否定されることを念頭に置いてない言い方なんですね。私はその上をいって、気がつかないふりで対抗しようと思っているんですが、なんといっても機会がないんですよね。

2005/06/27

沖縄戦終結メモ

おはようございます。例年夏になると新聞、テレビで平和を考える特集が組まれます。だんだん縮小傾向にあったのですが、今年は戦後60年ということで例年より多いような気がします。

6月23日は沖縄戦終結60年でした。何か書いておくべきだと思いながらできずにいました。関連リンクをメモとして残しておきたいと思います (少しずつ追加したいと思います)。

なお、6月23日を沖縄慰霊の日とするのはふさわしくないと、brotherjinさんが指摘されています (「沖縄慰霊の日に」)。6月23日以降も多くの民間人が亡くなっている。「(補稿)沖縄慰霊の日に」も含めて、深い考察があります。

毎日新聞 2005年6月22日
戦後60年の原点: 1945年6月23日、沖縄戦終結(その1) 「捨て石」苦難今も
戦後60年の原点: 1945年6月23日、沖縄戦終結(その2) 「本土並み」は遠く
  -- 「沖縄県民斯(か)く戦へり」で有名な大田中将の電文もあります。
戦後60年の原点: 1945年6月23日、沖縄戦終結(その3) 米海兵隊の沖縄
戦後60年の原点: 1945年6月23日、沖縄戦終結(その4止) 沖縄の進む方向
戦後60年の原点: 沖縄・2005年 慰霊の日・60年 消えゆく記憶

感想はうまく書けません。これらの文章で伝えられることを薄めてしまうだけのような気がします。

最も強く感じることは、沖縄を「本土」と分けて考えているということ。

沖縄を「本土」と分ける意識は今でも続いている。沖縄には在日米軍専用施設の約75%が集中している。そしてその負担を国全体で負う意志のある人、具体的には沖縄から基地を移転させたときに自分の住む地域に受け入れる覚悟がある人は少ない。自分自身もその覚悟はできていないので、差別に加担しているともいえるのだ。

戦後60年の原点: 在沖米軍基地は「不要」、沖縄70%・全国45%−−世論調査


その他の関連リンク
沖縄慰霊の日: 稲嶺恵一・沖縄知事の平和宣言(要旨) (毎日新聞 2005年6月23日)
沖縄慰霊の日:小泉純一郎首相あいさつ(要旨) (毎日新聞 2005年6月23日)
  -- 以前「語り継ぐ意志」でも書きましたが、表層的という印象です。

2005/06/23

顔写真やICが入っても...

... 名前とカード番号と有効期限さえ分かれば買い物できるんだったら意味ないよな。

こんばんは。中井貴一です (ウソ)。カッパでもタヌキでもないので間違えないように。

クレジットカードは保険がかけられていますので、その点ではまだ安心です。利用明細でおかしなところがあったらすぐに電話しましょう。チェックは毎月きちんとしてくださいね。さかのぼっての検証は困難になりますので。カード枚数が多くなるとチェックも大変ですので、絞り込みましょう。

心配なのは銀行預金のほうですね。キャッシュカードのスキミングはこれまで完全に顧客の責任となっていました。補償に関して検討されているようですが、顧客の責任も勘案されるようですので。3月頃までにWebで下ろす金額を設定できるようにすると言っていたのですが、その後全然連絡ありませんね。これができるようになると、下ろすとき以外は0円に設定しておくことができて安心なのですが。

また通帳+印鑑 (というか印影でOK) で下ろせるのは変わってないんじゃないかな。本人よりも印鑑のほうが信用されているのはどうかと思いますよね。

ペイオフなどは関係ない庶民にとっては、こういうリスクのほうが大問題ですね。お金をもっておくと不安なのでぱあーっと使っちゃいましょう。うそうそ。

必要最低限を残して証券会社に移すのも手だと思いますよ。現金化にちょっと手間が増えるかもしれませんが、それも無駄遣いの抑止力になっていいんじゃないでしょうか。

2005/06/22

ジャーナリズムの役割

こんばんは。

昨日「長崎原爆投下1ヵ月後のルポ」に関して感想を書いたのですが、その中で、「(毎日新聞は) 情報操作に結果的に (または積極的に) 協力していることを自己反省も含め書いています」と書いた。具体的には、「クローズアップ2005: 長崎原爆ルポ(その2止) 米の戦争報道規制、今も」(毎日新聞2005年6月17日)の
米軍の動きを直接取材し、戦況を伝える上で極めて限られた機会なので従軍した。だが、制約が多い中、当局が提供する取材の場を利用せざるを得ない。開戦前のガスマスク装着訓練の記事は、実際には存在しなかった化学兵器の脅威を強調する効果をもたらしたはずだ。 
横須賀を母港とするキティホークには複数の日本メディアが「配属」された。新聞やテレビへの登場機会を増やし、日本に家族を残す乗員の士気高揚につなげる狙いがうかがえた。戦場の現実を伝えるという本来の責務とは別に、「国際的な反戦世論の中での戦争遂行」という米国の国益に沿った「宣伝役」として使われた側面も否定できない。
の部分を指している。

これについて書き忘れていたことがある。それは「今はどうなの?」ということだ。

サマワに駐留する自衛隊、最初こそ各社から派遣されていたが、早い段階で各報道機関は撤退していると聞いている。自衛隊宿舎への砲撃等のニュースがあったが、それは自衛隊から送られてくる情報をイラク国外で受け、「サマワ発」として送っていたはず。いわば大本営発表だ。

その後抵抗がはげしくなると、自衛隊は宿舎に籠りっきりであるとか、ハローワークにイラクでの給水活動と思われる求人があったとかいう情報も流れている (噂と切り捨てるつもりもないが、真実と鵜呑みにするつもりもありません)。これらに関してはマスコミによる検証はなされていないように思う。そんな中で1年間の派遣延長も何事もなく決められた。

このように、口で反省してもなー、今後、それから今、どのように取り組むのか明らかにしてもらいたい、と思っていたところに、きっこさんのブログにこんなことが書かれていました。

きっこのブログ 2005.06.18 「サマワで被爆した自衛隊員たち」(「被曝」ですね)

帰国した自衛隊員の奥さんにできた赤ちゃんに生まれながらにして障害って悲惨すぎる。これも鵜呑みにするつもりはないのだが、信頼できる情報が他にある訳ではない。報道機関は帰国自衛隊員の調査を行ってもよいのではないか。そういうことを行うことが、「反省」を示すことではないのか。もちろん自衛隊から拒否される可能性は高いと思う。しかしそれならば、自衛隊が隠そうとしている事実を報道すれば良い。その事実が真実を語っているといえるだろう。

ライブドアの堀江社長の既存ジャーナリストを軽視する発言に対して、多くの既存ジャーナリズムが、プロのジャーナリストでないとできないことがあるということを主張していたとおもう。我々はそれを見せていただくことに期待している。

追記: トラックバックが来ていて、「噂の一人歩き」って書いてあるので事実を示して否定してくれていると思ったのですが、そうではありませんでした...
私の記事はむしろ「噂の一人歩き」を抑え事実を追求することをジャーナリズムに期待する内容なのに、愛・蔵太ももうすこし調べて (というかちゃんと読むだけなので) ものを書いてほしい。

コメント
 Commented by ネオ筑摩屋松坊堂 at 2005-07-15 11:11 x
>事実を示して否定してくれている
「無い」ことを証明するのは「悪魔の証明」なのでできません.
まあ,声が大きくなれば問題の期間に生まれた自衛官の子女を
政府が片っ端から調査したりするかも知れませんが.

しかしわたしがMedlineで検索した限りでは,催奇形性が「ある」とは認められませんでした.
「研究が政府に握りつぶされている」? 学術研究というのは,特に西側諸国においては,報道よりも何よりも自由なものです.

そう言えば,「劣化ウランで白血病が起きる」と主張する論文は,わたしが探した限り1本しかありませんでした.それが,フセイン政権下で行われた学会の会議録w

 Commented by yoshihiroueda at 2005-07-16 02:22 x
★ネオ筑摩屋松坊堂さん、
確かに一般には列挙による「無い」ことの証明は困難ですね。ただ私が欲しいのは「現在までにイラクに派兵された自衛隊員」と範囲が限定されるので全員健康診断+問診は可能と考えています。もちろんブロガーがそれをできる訳ではないので、「噂の一人歩き」を嘆いているのは、列挙ではなく論理的帰結から否定してくれることを期待したのです。
ネオ筑摩屋松坊堂さんがMedlineをサーベイされた上での結論ですので今のところ信頼性あるのだと思います。日本政府が全世界の研究を監視し握りつぶすなんてことも考えていませんしね。

2005/06/20

長崎原爆投下1ヵ月後のルポ

こんばんは。「平和への祈り」のカテゴリはひさしぶりになります。

先日毎日新聞に「原爆ルポ 60年ぶり発見」という記事が1面トップになっていました。

毎日新聞2005年6月17日
速報
長崎原爆:米記者のルポ原稿、60年ぶり発見 検閲で没収(写真付)
長崎原爆ルポ:ジョージ・ウェラー記者原稿全文 その1その2その3

毎日新聞2005年6月17日朝刊
1面 長崎原爆: ルポ、60年ぶり発見 米記者「放射線障害」詳述−−GHQ、公表許さず
2面 クローズアップ2005: 長崎原爆ルポ(その1) 当時、公表されていたら…
3面 クローズアップ2005: 長崎原爆ルポ(その2止) 米の戦争報道規制、今も
12面 戦後60年の原点: シリーズ特別編 長崎原爆、幻のルポ(その1) 奪われたペン
13面 戦後60年の原点: シリーズ特別編 長崎原爆、幻のルポ(その2止) 隠された地獄
30面 長崎原爆ルポ: 投下1カ月後に取材受けた元米兵捕虜、記者の忠告鮮明に(その2止)
31面 長崎原爆ルポ: 未知の症状、闘う医師 60年前の凄惨、今に(その1)

毎日新聞2005年6月17日夕刊
長崎原爆ルポ: 反響 「60年の空白」に怒り

長崎に生まれ育って、原爆資料館は何度も行きましたが、外傷がほとんどない状態で人が死んでいくことの悲惨さに関してはあまり伝えられていないように思います。「ガラスびんと一緒に溶けた手」など他の展示の凄惨さに隠れて印象が薄くなっているだけかもしれませんが。むしろ「はだしのゲン」(これも通して読んだことはないのですが) から先に知ったような印象が強い。このウェラー記者のルポは、1ヶ月後であることから、そのなんだか分からない死因の恐怖が伝わってきます。

毎日新聞では報道機関として、戦争報道、検閲に関しても多くの言及があります。
・これが当時アメリカ、全世界の人々の目に触れていたら、核規制の声が強まっていたはず
・ベトナム、湾岸戦争、イラク戦争でどのような規制/検閲が行われたのか

検閲は戦前のことのような印象を受けますが、イラク戦争が行われている (終わったことになってるんでしたっけ) 現在も続いていることが分かります。情報操作に結果的に (または積極的に) 協力していることを自己反省も含め書いています。

原爆に関しては、今も無知と知らせることの拒絶が続いています。米国ではスミソニアン航空宇宙博物館で原爆展を行うことになっていたのが中止に追い込まれたことがありました。「原爆が戦争の終結を早めた」という「意見」をいうのはいい(毎日新聞 2005年6月18日 「原爆開発60年: 米テネシー州で記念行事 譲らぬ「正当化」−−“終結”一役が誇り」)。しかしその前に、原爆投下で起こった「事実」を知ってもらいたい、知った上でその意見言えよ、と思います。

NPT会議が先日何の成果もなく終わりました。核兵器を持つことが特権であって、特権は先進国だけで十分だ、いや開発途上国でも持っているところがあり、先に持ったもの勝ちというのはおかしい、という論点だけが議論されているように見えます。ここで議論している人々にも長崎、広島の原爆資料館に行ってもらいたい (NPT会議にあわせて訪米されたKEN-NYEさんのレポートによると、国連内で原爆展が行われたそうですね)。

また、日本政府自らが核兵器の悲惨さを積極的に伝えてもらいたいと思います。別に日本人が唯一の被害者だということを強調しなくてよいです。人類にとって破滅の恐怖の元であることを伝えてもらいたいと思うのです。

コメント
 Commented by rkya at 2005-06-20 15:31 x
ほんとですね。今回のルポのように闇に葬られた記録があるのは
以前から言われていたことで驚きもしないけれど、どんな国も
核兵器なんて持っていいわけないんだって、ばしっ!と
言えないもんでしょうかねぇ日本政府は。・・・言えないか(-_-)

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-20 23:15 x
★はるかさん、
ばしっ!と言えないかもしれませんが、おずおずとでいいので、「あのー、ちょっと言わせてもらうと(いや断られてもいうつもりなんですけどね)、こんな結果になりますけど」って言うべきなんじゃないかと思います。

2005/06/19

Musical Batonを受け取って

こんにちは。ジェンソン・バトンです (ウソ)。

@HOMEのfumi-oさんから「バックログ」にトラックバックをいただきました。ここには宿題のリクエストもひっそり募集していたのですが、実際にもらったのは初めてですね。

Musical Baton
という数珠つなぎ企画です。さっそくこたえましょう。

■Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

iTunesには、8.38GB (2408曲) 入っています。FreePlay Musicという、ムービーの背景音楽用のものも含めてですけどね。まだ入れてないCDもあるんですけどね。LPレコードはどうしましょ。

■Song playing right now
(今聞いている曲)

パーティーシャッフルで刻々変わっていくんですが、その最初にかかっていたのは、

海の道 / 上々颱風 アルバム「上々颱風

■The last CD I bought (最後に買った CD)

中原めいこ 「ツインベスト」

これ2月なんですが、もしかしたら在庫処分セールで 「Carry On my way」 (SPEED) と「ぜんぶ! プッチモニ」(爆) を買ったのがそのあとだったような気がする。

■Five songs (tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)

そんな人の逆鱗にふれる、じゃなかった、琴線に触れる質問をされても ...

ここは変化球でかえしましょう。バックログにあげている「My セツナ Compilation」です(後から選曲変えています)。

Blue Bayou / Linda Ronstadt
  -- Blue Bayouに残してきた赤ちゃん。働いてお金をためて早く戻って幸せに暮らしたい。

Jolene / Olivia Newton-John
  -- 魅力的なあなただったら相手を自由に選べるじゃない。だから私の彼をとらないで。

Friends / REBECCA
  -- どこで壊れたのOh, Firends. 他人よりも遠く見えて

セカンド・ラブ / 須藤 薫
  -- ありがとう 何もきかないわ / みがきたての車に 乗せたかったのは / 私じゃなかったはず

Sara / Starship
  -- No time is a good time for goodbyes.
  -- I’ll never find another girl like you.

ほかに、九月の雨 (太田裕美)、愛が止まらない 〜TURN IT INTO LOVE〜 (Wink)、Time goes by (Every Little Thing) ... など女性シンガーばっかりですね。

■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
私に音楽関連でトラックバックをくれた人たちを選べば、自業自得とあきらめてくれると思ったのですが、それでは足りなさそう。音楽関係の記事を書いている人も追加します。

食べる・聴く (n_ayadaさん)

反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE (死ぬのはやつらださん)
平和はお好きですか? KEN-NYE's essey (KEN-NYEさん)
■designcafe-blog (ひらさわさん)
サンドマンがやってきた!(サンドマンさん)

ネズミ算で増えていってしまっては破綻しますし、不幸の手紙でもないので、気が乗らなかったら無視して下さい (不幸の手紙は無視しちゃいけないのかって? いやそっちは絶対に無視して下さい)。

2005/06/15

ラララミーナさんの個展に行ってきました

みなさん、こんばんは。ラララ ラブソング、久保田利伸です (ウソ)。

ラララミーナの絵日記のラララミーナさんの個展 (おしらせはこちら) に行ってきたのでした (下の絵はラララミーナさんのブログから。ほかにもこんなタッチの絵がたくさんありますよ)。



どうです、行きたくなったでしょ。絵だけでなく、布で作ったもの (なんていうんだっけ? 刺繍? アップリケ?) もあります。

絵を鑑賞しただけでなく、ミーナさんに絵の制作方法などお話を聞いたりして、楽しい時間を過ごしました。とはいえ、外出の途中のお昼の時間によっただけなので、あまり時間が取れず残念でした。

ミーナさんの絵が魅力的だと思った人はいってみると良いと思いますよ。土日を含んで6月19日までです。

みんなソニーが大好き

こんばんは。早稲田大学に「井深大ホール」というのがあるのですが、「いぶか・だいほーる」なのでしょうか、「いぶかまさる・ほーる」なんでしょうか。

日経BizTech No. 007の第1特集は「勝手に考えるソニー再生計画」。7人の論者がそれぞれ提案を行っています。切込隊長山本一郎氏も寄稿しています。またOBの皆さんの意見(1ページ以内)を集め、整理している記事もあります。

特集の前書きにも書いてあるのですが、みんな言うことが違います。正反対もある。

■ ものづくりは原点なんですが...

自身の役割を問い直しものづくりに回帰を: 常盤文克氏
ものづくりに「退行」することなかれ: ヘンリー・チェスブロー氏
ナンバー1と素材にこだわり、家具まで手掛ける: 成毛真氏
-- 素材を生かした製品の提案を

■ エンターテインメントへの関与

エンタメの王様復活は「第4の娯楽」の確立から: 西和彦氏
-- 「お金を使ったエンターテインメント... カジノ、ネット株取引
エンターテインメントを切り捨て業務用機器に特化せよ: ピーター・シーリー氏

■ 企業の大きさは適正なのか

サムスンに買われる手も: 越智大蔵氏(OB)
-- 小さな企業に分社化を勧める
M&Aで業界再編を先導し、「成熟市場」の覇者となれ: 山本一郎氏

特集の前書きでは、これらの共通点を「変わりなさい」ということとまとめています。「そこそこの収益を上げている現状を捨てろ」、その「リスクをとれ」ということとまとめています。

私の全体を読んだ感想は、「みんなに愛されているんだな」ということ。自分の得になる訳じゃないのに一所懸命対策を考えてくれるひとがたくさんいて、幸せだと思う。その点では、勝手に製品のデザインをやってくれる人がいるアップルと通じるものがあると思います。

あ、そろそろメンテナンスの時間。一旦投稿しますが、あとで追加するかも。
→ 明日 (16日)でしたね...

2005/06/12

青春18きっぷか青春サイクリングか - どっちを選ぶ?

こんにちは。青春2.0です (なんだそれ)。

以前は夏休みはなにしようかなーとずっと前から考えて、計画自体も楽しみでしたね。最近はそんな余裕もなく、気付いた時にはもう直前になっているということが多くなっていました。

これではいかん、ということで、今年は青春18きっぷを使うか、自転車で3泊くらいの旅行をしようかと考えています。旅行自体にはあまりきっちりした計画は立てないのですが、行くぞと決めておかないとそのまま流されそうですので。それに自転車旅行の場合は、自転車を買うところから始めないといけないのだ (っていばるな)。

自転車を買おうと思っても、何を買えばいいかすら分からないのですよ。昔はツーリング、ランドナー、スポルティーフ、ロードレーサーくらいしか種類がなくて、小旅行にはランドナーって決まったのですが。今お店にランドナーなんておいてないし、サスペンションなんかついたごついのとか、軽いけど20万円以上するのとか、圧倒されるのばっかり...
やっぱり軽いのがいいですね。昔持ってたのが13kg位だったかなあ、やっぱりそれくらいが適当だと思います。それからタイヤはチューブラーでないほうがいいですね。それ以外のことはあまり分からないので、勉強から始めないといけないのがつらいところです。
結局決まらなくて、鉄道での旅行になるかもしれません。

ところで青春18きっぷと書いたのですが、まだあるのかな。

それよりも体力が心配ですよ。結局温泉でのんびりしてきました〜って報告になるかも。

追記: 結局自転車を買いました。8/9-11 2泊3日自転車旅行に行きました

2005/06/11

インダストリアルデザインは自然に学べ

... ということで、ハコフグの構造を学んで作った自動車です (写真は下記記事より)。

Tech-On! 2005/06/08
DaimlerChrysler社、生物工学を応用したコンセプトカー「bionic car」を発表
ハコフグの外皮は、軽量で強度が強い六角形の骨格を覆うことで、傷害から身体を守っている。... 車体全体にこの方式を取り入れた場合、強度と衝突安全性を低下させることなく重量を3分の1にできる。
ということだそうです。3分の1というのはボディだけだろうとは思いますが、それでも画期的ですね。

流れるようなラインもかっこいいですね。発売されたらぜひ買いたいと思います... すみません、ウソです。

そういえば、新幹線もカモノハシがお手本でした。ほかにもいろいろありそうですね。

食品の廃棄はもったいない

こんにちは。食べ放題で食べ過ぎると幸福感だいなしですねっ!

毎日新聞で、「食の現場から: MOTTAINAI」って連載がありました。

食の現場から:MOTTAINAI
6月6日 石川県立大教授(廃棄物学)・高月紘さん
6月6日 1 コンビニ・スーパー
6月7日 2 野菜選別
6月8日 3 ホテル
6月9日 4 外食産業

高月さんの記事中に出ているデータが衝撃的ですね。厚生労働省のデータでは、一日一人あたり725キロカロリー (約28%) が食品ロスになっているそうです。また、環境省によると国内の食品廃棄物は02年度で約2154万トン、同じ年に世界各国 (日本じゃないですよ) から発展途上国に支援された食糧の830万トンを大きく上回るということです。そのうちの約半分1189万トンは家庭からということで、これは我々の努力で減らすことができます。高月さんが調査した京都市では、家庭ごみのうち、手を付けていない食品が9〜14%、6割が賞味期限内だったそうですから、努力というまでもなくかなり減らせることがわかります。

スーパーでは賞味期限に迫ってくると値引きして売れ残りがないようにするのですが、コンビニでは認められていません。それでは売れ残りが出ないように入荷を抑えるというのは通常の考え方ですが、欠品するとお客が来なくなるそうです。これを機会損失 (機会ロス) というのですが、セブンイレブンの鈴木会長も廃棄ロスを減らすより機会ロスをなくすことを重視しているようです (著書「考える原則」)。上記記事 (「1」) では、「まだ食べられるのに、本当にもったいないと思う。世界には飢えた子どもが多いと聞くが、何とかならないものか」という店主の心痛を伝えています。

客である我々がそれを望んでいるということですよね。我々に何ができるでしょうか。
ひとつは、廃棄を減らすことを取り組んでいるところをひいきにするということでしょうか。AM/PMはそのひとつですね。とれたてキッチン (以前は「フローズンとれたて弁当」という名前でした) は、冷凍することによって廃棄を減らしています。サンドイッチやおにぎりは今までと同じなんでしょうが。

学校給食では残さず食べることを昔ほど強く言わないそうですね。それからO-157の影響で食べきれなかったパンや果物を持ち帰ることも禁止しているそうです。ちょっと行き過ぎだと思います。これからは教育の現場から「もったいない」教育を重視してもらいたいと思います。

ところで、これでやっと200本めです。yodaway2さんの半分のペースですね。文章の長さを考えるとさらにその5分の1くらいでしょうか (笑)。これからもスローペースでいきたいと思います。

関連記事 (トラックバック先)
つかさ組さん: 賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う。
-- 消費者に依頼するだけでなく、企業の取り組みを問うています。
風待ちさん: 梅と関係ない話
-- セブンイレブンに公取委が調査に入るニュースに関連して

コメント
 Commented by ma_cocotte at 2005-06-11 15:42 x
こちらのカルフールですが11:30から13時頃までサンドイッチショップが出ます。バゲットに野菜とお肉を挟んだものが主ですが,よく考えてみるとパンは前日夜か早朝,野菜,肉は前日店内でさばけなかったものです。店内にローストチキン,ポークやハムなどの惣菜売場もあります。このお昼だけのショップ,安くて美味しいし時間をかけずに食事できるので大変な行列ができますよ。時間前に売り切れ閉店です。デザートでケーキも売られますがこれも前夜のものでしょう。
形が変わるだけでヒトって買うものですよね。日本だと余り物を売っていると言われちゃうのかなあ。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-11 22:03 x
★ココさん、日本でもお店でお惣菜を作っているスーパーでは、鮮魚等は熱を加えてお惣菜になるようです。コンビニでは工場から配送ですし、もともと生物はありませんから難しいですね。
あまりおおきくないスーパーだと、イカ等を店員がくんくんってやって、まだいけると判断すると賞味期限の更新してお店に並ぶらしい。日本でも余り物もちゃんと安くして出してくれたら受け入れられますよ。安くなる時間を待っている人も多いです。

2005/06/10

「靖国」を外交カードに

こんばんは。日本の2つのゴール、どかんという派手さはありませんでしたが、見直すとなかなか巧い技がありましたね。

私は基本的には靖国に対しては代替施設推進の立場をとっていました(「靖国の問題」)。中国が靖国問題を出すことは確かに内政干渉ではあるでしょうが、それがなくとも、日本人として宗教に関係なく追悼の意を表すことができる施設が必要という立場です。もちろん中国につけいる隙を与えたくないというのもあります。

しかし、今ここで止めてしまっては、中国を増長させるだけで、今後さらに悪影響を及ぼすでしょう。いっそのこと、戦犯だけでなく、空襲で亡くなった人々、銃後を守っていた来た人々、明治以来富国強兵の「富国」のほうで頑張ってきた皆さん、結局日本人全員を祀っちゃえば、相手も振り上げた拳の行き先を失って見物なんじゃないのとも思っていました。でもこれも強要できないんですよね、分祀を強要できないのと同様に、民間の宗教施設だから。

そんななか、以下の2つの主張を読み、自分の中で考えがすっきりしたと思います。

娘通信♪さん: 中国と靖国問題・・内政干渉と党派相克

浮世風呂さん: 河野議長の勇み足:本当に「国益」を守れるのか?

娘通信♪さんは、
中国はこの件を
単なる歴史認識の問題だとは思ってはいない。
彼らが公式的に何を言おうと、
その本音は 
 「日本を従属させる」 
この一点のみ。
と指摘し、日本国内の意見の対立は中国を利するだけと主張されています。一致団結して中国の圧力をはねのけろということですね。

一方、浮世風呂さんの主張では、「河野洋平・衆議院議長は三権分立の原則を崩すな」という主張も柱ではあるのですが、もう一つの柱は、「ただ自粛するだけでは、国益にならない。何らかの譲歩 (国連安保理・常任理事国入りなど) を引き出せ」ということでしょう。

譲歩を引き出すのは難しいかもしれませんが、主張する価値は大いにあると思います。少なくとも圧力をかければ折れる日本ではないことを認識させることができます。靖国問題は、もともと国内問題のはずで、普通なら外交カードになり得るものではありませんが、相手が言ってくれるおかげで外交カードに使うことができますね。
日本国内の対立もうまく使いましょう。

昔55年体制のとき、吉田内閣等は、野党の反対意見を上手く利用してアメリカから譲歩を引き出したと聞いたことがあります。本当は自分も引き出したい条件なのですが、「これがないと野党を抑えきれない」といって、アメリカを折れさせたそうです。昔私は「反対だけで何の譲歩も引き出せない野党」と思っていたのですが、それなりに価値はあったんですね。

さてここで私が何をいおうとしているかと言うと、河野議長やその他参拝自粛論者に、「参拝を自粛するように」ではなくて、「参拝を自粛することで、中国から常任理事国入りの協力をとりつけろ。ガス田開発をやめさせろ、尖閣諸島でガタガタいうのを止めさせろ、...」と言ってもらう。小泉首相はそれを受けて、「国内の意見に抗い難くなったので、この問題で助けて欲しい」と下手に出る姿勢をみせながら主張する。

これには、日本は色々な意見を自由にいうことができる国だということをアピールする効果もあると思います。

これで解決するなんて妄想は持っていません。交渉が決裂しても失うものはありません (ガス田は別ですが)。先に述べたように、日本も一筋縄でいかないことを認識させられれば十分だと思うのです。

追記: SIGHT 24号を買ってきました。特集の一つが「反日を検証する」で、毛里和子さん、藤原帰一さんのインタビューが載っています。SIGHT自体は平和指向が強く、その意味で左寄りと言えるでしょう。しかし、どちらの論者も対立軸で考えるのではなく、プラグマティックな視点から中国との関係をどう築いていくかを論じており、参考になります。藤原帰一さんは小泉首相の靖国参拝をやめれば良いという主張ですが、毛里和子さんのインタビューの中で、
取り引きと言うのも考えられるんでしょうね。安保理常任理事国入りを中国が支援するかわりに、首相在任中は靖国神社の公式参拝はしないとか
とありました。いや、同じ考えがあった、というわけで単なる紹介です。なお、毛里さんはこれがやはり難しいことは認めています。

2005/06/07

ウワサは本当だった

こんばんは。ガイ・カワサキです (ウソ)。

昨日あたりからブログでちらほら見かけたウワサ、本当でしたねー。びっくりしました。

ウワサ → アップル、チップをIBM製からインテル製に切り替え? (WIRED NEWS 2005年6月5日)

発表 → アップルのインテル移行は成功するか (WIRED NEWS 2005年6月6日)
ジョブズCEOは過去を振り返り、アップル社はこれまで、大きな移行を2度経験してきたと説明した——1990年代半ばに行なわれた米モトローラ社の『680x0』プロセッサーからPowerPCチップへの変更、さらにその数年後の『OS 9』から『OS X』への移行だ。今回のインテル社への転換は、3度目の大きな移行になるとジョブズCEOは位置付けた。
そうなんですよね。

アーキテクチャの変更はアプリケーションの改造を意味します。その対策ですが、CPUアーキテクチャの移行のときはエミュレータでした。OSのUnix (Mach)への変更にはクラシック環境を立ち上げ、切り替える方法を提供しました。今回はCPUアーキテクチャの変更ですから、移行にはエミュレータを用意するようですね。

Tiger発表時に、今年は画期的な製品が控えているといっていました。これだったんですね。

Macを買い換えようと考えていた私、また、今買い換えるか/新製品を待つかで、躊躇逡巡することになりそうです...

ところで、デザイン関係ではまだOS 9が主流だそうです。エミュレータでMac OS 9 環境を動かすことになるのでしょうか。他人事ではあるんですけどね。

追記: 私としては、どうせ変えるんだったらソニーのCELLを使ってほしかったなあ。Intelじゃなんかわくわくしない。

コメント
 Commented by cosicosi3 at 2005-06-08 10:34 x
印刷物を作成する上ではOS9が主流です。
私のMacにもOSXが入っていますが、使ったことありません(苦笑)
確かに、Intelではわくわくしないですね。
Winと変わらないですもんね。

 Commented by smpinkd at 2005-06-08 12:50 x
先日、友人のデザイナーと話したときにOSX使ってる? という話になりました。
みんな周りの動向を伺っているようですね。
(僕は半端デザイナーなので、OS9あり、OSXあり、WINありのなんでもなんですが、、)
印刷関係はやはりOS9が主流ですね。大手印刷会社がOSXに対応してないから。リスク回避ですね。
仮にOSXに移行する場合、アプリとかファントとか買い直さなきゃいけない。その割にはそれほどの恩恵が受けられないというのが現実みたいです。

Intel、僕は賛成です。熱くならないPB作って欲しいです。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-08 22:47 x
★cosicosi3さん、
印刷が絡むとOS 9なんですね。今後ワークフローどうなるんでしょうか。
OS X使ってないのはもったいない気がします。でも使い出すとOS 9で仕事するのが嫌になっちゃうかも。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-08 23:02 x
★smpinkdさん、お久しぶりです。
デザイン関係の人にはOS9欠かせないようですね。私はソフト(といってもPhotoshopもElements)の新しいバージョンが出てアップグレード価格だったりするとついつい買っちゃいますから、OS Xには順次移行できていました(でもまだデータベースにClarisWorksを使っていますが)。フォントなどは「新機能にふらふらっと...」なんてなくて、買い替えのメリットがないので、頭が痛いところかもしれません。
バリエーションや消費電力、今後の発展を考えるとIntelなんでしょうねえ。私の理性もそういってはいるのですが...

2005/06/05

金正日先生って誰?

こんにちは。金八先生です (ウソ)。韓国の新聞って面白いですね。

朝鮮日報 2005/06/05
北、ブッシュ大統領「金正日先生」表現 6か国協議再会に貢献

ほう、ブッシュ大統領が「ならず者」とか「危険人物」とか呼ぶのを止めて「金正日先生」と呼んだのですか、さすがに「将軍」等と呼ばないでしょうが、「総書記」とも呼ばないあたり何か意図があるんじゃないの、カタカナで「センセ」なんて呼んだとか... と思ってみてみたら、
北朝鮮外務省スポークスマンは同日、国営の朝鮮中央通信との会見で、「報道によると、米国大統領ブッシュが5月31日、ホワイトハウスの記者会見でわれわれの最高首脳部(金総書記)に対し『先生(Mr)』という敬称を使った」とし、「われわれはこれに注目している」と述べた。
ですって。

Mr. = 「先生」って勝手に訳しているだけでした。関係の改善を目指したい訳ですね。で、先方から折れた形にしたい、と。

アメリカも"Mr."で、一般人と同じ扱いしたいだけだと思うけど... 確かに犯罪者扱いからは昇格していると思いますけどね。

追記 (2006.8.31): 中国語を勉強したんですが、その結果、Mr. = 「先生」って訳すことが分かりました。でもなあ、やっぱり一般人扱いされて喜ぶのもどうかと思うぞ。

2005/06/04

「南」も犯罪国家入りか――。隣人としてほっておけない。

おはようございます。ちょっとTomorrow's Way風のタイトルにしてみました。

週刊! Tomorrow's Way (yodaway2さん)「漆黒の海、韓国漁船が逃走——。ぶち切れるほどの緊張。」へのコメントに下記のような書き込みをしましたが、もう少し書いておかねばと思い、独立した記事にしたいと思います。
海上保安庁の職員を拉致しようとした訳だ。
韓国海警はそれを幇助しようとした訳だ。
主権を侵されてうやむやにしてしまおうとする日本政府。金大中事件と、金正男を思い出しました。
それから、ネチズンなんて言わないで欲しい。「うりねらー」で十分ですよね。
すみません、怒りを表明するのに、こちらのコメント欄を使っちゃって。
今回の事件 (毎日新聞2005年6月3日) で気になったのは、これが単なる犯罪ではなく、国家ぐるみであるということです。通常の国では犯罪者が国外逃亡した場合、警察は逮捕に協力し、身柄を引き渡します。今回はサボタージュではなく実力行使で逃亡を幇助しようとしました。韓国政府もその暴走をストップさせるわけでもなく、逆に日本側に解放を要求したと言うことです。また、韓国海警が捜査した結果、違法操業はなかったという結論を出しました。最初から捜査する気なんてありません。逆に「行き過ぎた取り締まりと抗議する方針だそうです (毎日新聞6月4日)。損害賠償請求って盗人猛々しいとはこのことです。さらに犯罪者の逃亡幇助した海警30人が表彰だそうです (朝鮮日報6月3日)。

また、こんな話題もあります。

YONHAPNEWS 2005年6月1日
「マイチュウ」の商標権紛争、地裁が森永の請求を棄却
北は偽札、南はパクリ商品。これまではお笑いネタでした (「韓国 パクリ」で検索するとたくさん出てきます) が、裁判所も犯罪に加担していてはしゃれになりません。

今回の事件で最も情けない思いをしたのは日本政府の対応です。上記でも出しましたが、金大中拉致事件のとき、金正男(と思しき人物)の偽造パスポート事件のときと同じような対応。日本は主権国家なのか。GHQ占領時代にアメリカに文句をいえないというのはまだ理解できる。しかしなぜ朝鮮にまで。いや朝鮮人に対する差別意識を表明しているのではなく、独立国家同士対等の付き合いができないのかと言うことです。

韓国の北朝鮮化が進んでいると言われています。太陽政策の継承で支えているだけでなく、北の政策に同化しようとしているのではないかと思われます。また、北の核兵器が欲しいのではないかという観測もあるようですね。

タイトルに書きましたが、このまま韓国が犯罪国家に堕していくのを日本は容認すべきではありません。せっかくここまで経済的に成長してきて、サムスンなど日本企業を脅かす存在も出てきました。世界はまだ見捨てていない、我々は協力を惜しまないとメッセージを送りつづけるべきだと考えます。我々は近所に犯罪者がいるからって引っ越していけないのですから。

ほかのトラックバック先:
=社説は語る= (ko-bar-berさん): 漁船をめぐり 日韓が対立
娘通信♪ (みさきさん): 「韓国漁船違法操業事件・・ゴネ得と節義」

コメント
Commented by yodaway2 at 2005-06-04 12:55 x
いま時間がなくて、十分書けないのですが、今回の国家ぐるみでドロボーを匿い、それどころか英雄視さえしている韓国には、憤激――というよりも、呆れるばかりです。使いたくない言葉ですけれど、「民●が低い」と――。●は「度」かもしれません。盧武鉉政権も、これほど劣●とまでは思いませんでした。●は「悪」かもしれません。ただ、>世界はまだ見捨てていない、我々は協力を惜しまないとメッセージを送りつづけるべきだと考えます。……に、心の平静を取り戻した次第です。^^

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-04 21:26 x
ええ、私も偏狭な愛国者になりたくない、なんとか建設的な方向に持っていきたいと思って書いています。でも、バランスをとりたいという気持ちもいつまで続くかなーと心配です。アドバイスしても怒り出す国民ですしね。

 Commented by ko-bar-ber at 2005-06-05 01:49 x
TBありがとうございます。
日に日に国際社会から孤立していく韓国が哀れに思える今日この頃です。
朝鮮民族の文化なのかもしれませんが、なぜ普通の国と同じことができないのか、いつまでも自己中の性格を直せないのか、隣人として言いたいことは山ほどあるのですが、でもそれを聞く耳を持たない国民であることを考えると、更に悲しくなるばかりです。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-05 13:50 x
★ko-bar-berさん、
世界からどう思われているか、伝わっていないのでしょうか。嫌われているならまだしも、哀れに思われているとか、あきらめられているとか言われると、考えが変わってもよさそうなんですが...

ウワサのR25

おはようございます。ハマっ子です。カマっ子じゃないぞ。

フリーマガジンのR25というのが人気だそうです。これまで縁がなかったのですが、横浜勤務になったら通勤経路に配布場所を発見! 木曜日の朝は忘れないでそこをチェックするぞと思ってたんですが... 9時過ぎには既にありませんでした...

でも、勤務先のビルに、おいてあるお店がありましたよ。夕方でしたが、たくさん残っていました。

メイン部分はA4版1ページに2つの記事が並ぶ構成。1記事800字くらい+写真+データ (5行くらい) ですね。特集でもA4 4ページ、ロングインタビューでも実質2ページです。6.2発行分では「憲法改正案論議、各政党・新聞でどう違う?」も800字に納めちゃうんですからなかなか大胆です。

山崎絵日和 (yamasakkiさん) のぺヤング超大盛やきそばの記事のコメントで、ぺヤングにラーメンもあるということが話題になっていました。「ソース焼きそばだけじゃない! ペヤング巨大化戦略」という記事があって載っていましたよ、「超大盛りらぁめん」。めん重量は普通のペヤングヌードルの76gに対して130g! ちなみに山崎さんのところによればスーパーカップで90gだそうです。売り出している会社によれば「やきそばの場合、... 親子や友人と一緒に食べるなど、新しい食べ方をなさっている方も多いようでした。それならば、ということで...」って、ラーメンを交代で食べるってあまりやらんと思うぞ。のびるし。

ってR25について書くつもりで、大盛りの話が中心になっちゃいました。いかんいかん。
記事をコンパクトにまとめるというところは、ブログを書く上で参考になるって、どこかで読んだようなきがします。すみません、わかったらリンクを追記しますね (追記: ブログとの関係に言及したものはみつかりませんが、「電車一駅分で読める長さ」を考えてつくられている、というのは有名な話だそうです)。

ところで文章中にときどき出てくる「R25世代」。文脈から見るとどうも私はそこには属していないらしい... 特集は「突然の結婚サイン、キミならどうする?」だしね。

追記 (1): 配布場所はここ。首都圏以外の人にはネットで注文も定期購読もできます。「定価(税込)0円 送料370円」ってなんて突っ込んでいいのか。

追記 (2): 気になる全自動人間洗濯機に関しては、Excite Bit コネタにも記事がありました。

ネットカフェで全自動人間洗濯機を初体験 (Excite Bit 2005年04月26日)
やっぱりぐるぐる回るのか気になるみたいですね。上記では1時間390円とありますが、R25の記事では1回1575円とありました。、設置されているお店で値段は決めるのでしょうけど、R25のほうでは海草パックによる美肌効果も言及されていますので、コースによっても違うのでしょうね。

2005/06/01

6月は横浜フランス月間

私は夢見るシャンソン人形 (ウソ)。

こんばんは。実は4月から横浜勤務になっています。長崎出身の私としてはちょっとうれしい。

その横浜の6月は横浜フランス月間ということで、いろいろな催し物が行われるらしいです。なんでフランス? もしかして横浜F・マリノスのチームカラーがトリコロールだから? と思ったのですが、上記イベントのサイトによると、

・フランス第三の都市リヨンと姉妹都市関係を結んでおり、
・毎年《フランス映画祭 横浜》という催しが行われている

で、今年は横浜美術館で《ルーヴル美術館展》が行われるというので、いっそのことまとめてさらに大きなイベントにしちゃえということらしい。

私もポンパドールでフランスパンを買って帰ろうと思います (って、それいつでも買えますから)。

それより欧州憲法批准否決に関して感想はないのかって?
よく分かりません。欧州全体がまとまると大きな力になることは分かっていても、
自分達のお金はまず自分達のために使いたいよね、というのは理解できます。
偏狭なナショナリズムだろ、なんて批判する気にはなれません。
大東亜共栄圏、じゃなかった、東アジア共同体という構想もあるようなんですが
それって、ECと、というより欧州憲法と同じ構図にならないか心配です。

ヨコハマ経済新聞 (2005/06/06)
初夏のヨコハマはトリコロールに染まる
「横浜フランス月間・2005」の全貌

2005/05/30

物語はメディアだ...

... って松岡正剛が言っていたような気がします。

おはようございます。天馬トビオです (ウソ)。

メッセージを物語にすることで、より印象を強くし、記憶に残す。物語にすることによって、人から人へ伝わっていく。物語にしないと、そもそも振り向いてももらえないかもしれません。

そういうことを、瀬戸智子さんの「作られた美談」を読んでいて、「日露戦争物語」を題材にした記事を書いていて思いました。そこには「作られたもの」も含まれている、ということを意識して、受け取る必要があるでしょうね。

以前、AIBOの開発をリードしたソニーの土井利忠さんの講演を聞く機会がありました。その講演の中で、プロジェクトXの取材を受けた時の話が出ていました。

NHKの取材陣は、予め「鉄腕アトムへの憧れが、AIBOの開発の原動力だ」というストーリーを用意し、土井さんからそのことを引き出そうとする。土井さんは、いや別にそういうわけではないと応える。そんなやり取りの傍ら、スタッフが土井さんの書斎から「鉄腕アトム」全巻揃っているのを発見。取材陣は大喜びでその映像を撮って帰ったとのこと。

「全巻揃ってるって、結局ファンだったんじゃん」と思いましたよ。

ところで、この講演を聴いたのはソニーの研究所の公開デーみたいな時で、外部聴講者だけでなく、ソニーの社員の皆さんもたくさん参加していました。土井さんの話それぞれにソニー社員の皆さん沸いていました。一体感があって、いい会社だと感じました。今は業績は芳しくないですが、きっと復活してくると思います。

日本海海戦100年...

... ということでこの話題が続きます。

先日、毎日新聞で、ドイツの特集がありましたが、今度は「日露戦争100年」が3ページに渡って特集されていました。最近力がはいっているなあ。

毎日新聞 2005年5月26日
戦後60年の原点: シリーズ特別編・日露戦争100年 近代化の到達点に光と影
戦後60年の原点: シリーズ特別編 日露戦争100年(その1) 一丸から独裁へ
戦後60年の原点: シリーズ特別編 日露戦争100年(その2) 戦勝導いた近代化
戦後60年の原点: シリーズ特別編 日露戦争100年(その3止) 主戦論で速報合戦

全体を通じて、「日露戦争物語」の紹介でも言及した「歴史認識」という視点がある。日本人の自信過剰、大正デモクラシーへのつながり、非西欧社会の脱植民地化の促進など。一方、ロシアにとって専制体制の崩壊を早め、民主主義が成熟する前に政治的空白を招いたことが書かれている(その3)。ここでは「両国にとって不幸だった」とあるが、共産主義の台頭は、第2次世界大戦後の冷戦につながるので、ロシアだけにとどまらず世界全体に対する不幸を招いたといえる。

「歴史に学ぶ」ということで言えば、(その3)の「戦争回避の可能性」では、ドミトリー・パヴロフ・モスクワ工科大教授(ロシア政党史)が、ロシアが学ぶべき教訓について述べている。「日本とは友好的でなければならない。北方領土は返してもいい(ただし返すとなれば、ほかの領土がどうなるのかという見極めが大事)」と書いているのは、ロシアにもそういう考えがあることを知って驚いた。また、 日本の横手慎二・慶応大教授(ロシア政治外交史)は、ロシアの軍事思想家スヴェーチンの著作(1910年と37年に発表、ソ連崩壊後、秘匿されていた37年の著作が売り出された)で、日本陸海軍の分析がなされ、20世紀の戦略は日本によって開かれたと評されていることに、ショックでしたと語っている。日本で日露戦争以降冷静な分析がなされていないことを考えると、正直な感想だろう。

(その3)には「メディアが引き出すべき教訓」も検討されている。みんなが同じ方向を向く「なだれ現象」のこと、「恐露病」(その1) 、「非戦論者」を排除したのは「守旧派」のレッテルを貼ることと変わりがない(これは私も同意見)、「統制は受けても政府のいいなりにはならないという見識もプライドもあった」、など。

「丁字戦法はなかった?」(その2)の話もおもしろい。また、秋山は「日露戦争で精根尽き果てた」と評されたことに対して、孫の大石尚子衆院議員「違いますね。戦争から帰ってきてから6人も子供が生まれてるんですよ」(その3)と語っているのもおかしかった。

2005/05/29

愛国無邪気

こんにちは。ほとんど書き終わった段階でブラウザが落ちてしまいました。とほほ。今度は先にテキストエディタで書くことにします。

以前、江川達也の「日露戦争物語」を紹介しました。このマンガのテーマは「歴史に学ぶ」、「成功は失敗の始まり」だと考えています。

現在ストーリーはまだ日露戦争に達しておらず、日清戦争の黄海海戦 (1894年) を描いています。3週間くらい前の回のタイトルは「愛国心と歴史認識」。一旦戦闘を描くのを中断して、軍歌「勇敢なる水兵」の歌詞の引用から始まります。

傷を負った水兵が、敵艦の状況を訊く。上官は、まだ沈没していないが戦闘不能になったと答える。それを聞いた水兵は安心して死んでいく。

ちょっと長いですが、一部だけ削ると真意が伝わらないと思いますので、テキスト部分をそのまま引用します。
日清戦争 黄海海戦の様子は
この「勇敢なる水兵」という
軍歌として
多くの日本人に歌われ、
日本人の記憶に
刻み込まれた。 
しかし、 
この軍歌は
この海戦の実像を
知らせるものではなく、 
日本人の戦意を昂揚させ、
愛国心をかき立てる
歌でしかなかった。 
ここでまた一つ
物語が生まれ、
日本人の現実を直視する目が
失われていくのだった。 
この戦争の実像を知り、
現実を直視し、
教訓を引き出そうとする者は
100年以上経つ現在でも
数少ない。 
この物語の主人公
秋山真之は、 
現実を直視する
努力を忘れぬ
男であるため、 
当然の如く
この戦争の後に
この戦争の実像を研究し、
教訓を引き出そうとした。 
現実を直視し、
平時における
過去の戦史の
たゆまぬ研究による
未来の戦術・戦略の
独創こそが
軍人にとって、
士官にとって、
参謀にとって、
指揮官にとって、
最も重要な
仕事である。 
かたや
物語を作る者は、
現実を歪め
気持ちよくなるように
脚色を加え
戦争を意図的に美化していく。 
国民国家の原動力、 
愛国心を高めるため、 
現実は歪められ、
人々の心に
美しく広がっていく。
  -- 山本権兵衛が、海戦史を編纂する小笠原大尉に美談に仕上げることを依頼するシーン 
戦争に勝利するためには
兵達の戦意を
昂揚させなければならない。 
志気の衰えは
敗走を誘発する。 
戦場では
嘘をついてでも
やる気をかき立てねばならない
場合がある。 
兵たちに
共通の妄想 (ファンタジー) を
信じ込ませねばならない。 
しかし戦争で
現実を歪めて認識した者に
率いられた軍は、 
惨めな敗北が
待っているのである。 
この時代
有能な将官とは、 
現実を確実に
把握できる者であり、 
なおかつ
兵卒の心をつかめる者、
妄想を操れる者で
なくてはならなかった。
  -- 今は国民に事実をそのまま伝える訳にはいかないと考える山本権兵衛の心中 
しかし
自らが
妄想の虜になってはならないのだ。
  -- 1941年、最初に真珠湾を叩けば早期講和に持っていけると考える連合艦隊司令長官山本五十六の妄想 
国民国家の原動力、
愛国心を高めるため、 
数多の
戦場の物語が
作られていく。
  -- 死んでもラッパをはなしませんでした、玄武門一番乗り、勇敢な水兵 
しかし
この愛国心が
この50年後、 
日本という
国民国家を
滅亡の危機へと
追いやるのである。
現実を直視できていないのは、今の韓国、中国の姿だと思う。
一連の反日暴動、
それを謝罪しない中国政府、
国際世論に慌てる中国政府、
アメリカが信頼していないことを伝えられ怒り出す韓国政府、

それらを伝える報道と、論じる評論等により、
日本人は、これまで歪んだ歴史認識を持っていたことを少しずつ知り、
事実を認識したいと考えるようになってきたと思う。

ただ、これによって育ってきた愛国心が
今の中国や、太平洋戦争前の日本と
同じレベルであってはいけないと思う。

偏狭な愛国心でなく、
国際社会にどのように貢献できるか、
国際社会をどのように導いていくか
考えていかなければならないと思う。
日本だけでは生きていけないのだから。

「国際社会をどのように導いていくか」って、妄想かもしれませんね。

2005/05/25

文体の統一

こんばんは。 本多 勝一です (ウソ)。

先日、"Web Designing" 2005/6月号 特集「伝えたいこと、きちんと伝えるために - 人を惹きつけるWebライティング」の感想を書くことを予告しました。 「書く前に構想を練る」とか、「わかりやすくするための工夫」など当たり前のことも多かったのですが、「ななめよみ」などWebに特有な行動に合わせた書き方等参考になるものもありました。

といいながら、今日は、当たり前の書き方のほうの話題です。

「表記の揺れを取る」という項では、「文体 (です・ます調、である調) の揺れは非常に目立つ。」とありました。これまで、このことには触れていませんでしたが、ここでは、「である」調と「ですます」調を混在させて使って来ました。わざとです。規範にあっていないので、許せないという方もおられるかもしれません。

「わざと」というのは、「意図をもって」ということです。ここで、どういう使い分けをしているのか、まとめておきたいと思います。

まず、「ですます」調と「である」調の基本的な使い分けですが、

ですます調: 語りかけ、説明、説得、依頼
-- 共感を求めたい意見の表明や提案、レクチャーみたいなもの用

である調: 事実の記載、独白
-- 書評のように好みの表明、共感を求めていない意見

というように分けています。最近はですます調が多いようですね。

では混在させている意図を説明します。

ですます調の中にである調:
・自分の意見を述べている中で、事実の記載であることを示すため。箇条書き等。
 -- これは通常の用法です。
・説明の中で独り言を言っていることを示すため。
・リズムを重視して意見の内容を外に出したもの。
   -- 説明が難しいな。例えば、
  XXXするべきだと思います。そしてそのことによりYYYし、ZZZにつなげる。
  というように実は「つなげる」のあとにも「思います」をおくべきなのですが、
  そうすると、「思います」ばっかりになっちゃうので。

である調の中でですます調を使っている場合:
・事実、独白の中で依頼事項がある場合。
 -- 例えば、「(個人を批判している訳ではないことにご注意下さい)」、「ここつっこみどころですから」とか

というような感じでしょうか。基本的には「モードを変える」ということを意図しています。

もちろんきっちりした規則ではないので、揺れもあります。誤字脱字も (後日うちの校正の達人の紹介をしたいと思います)。暴走も。マジで知らないのかボケなのかいまいち判断不能な文も。

こんな私ですが、5月25日で開設一周年になります。すみません、5月25日のタイムスタンプをつけたくて、途中で出してしまいましたが、rakurakuonsenさんに先に指摘されてしまいました。ご指摘の通り、この話題は自分らしいかなと思って選びました。

一年間みなさんのブログを読ませていただき勉強になりました。コメント、トラックバックもありがとうございます。また、自分のブログを書くためにも、仕入れと称して雑誌や新書をより多く読むようになりました。というより書くためにという意識が読む姿勢を変えたと思います。

なんかおしまいみたいな書き方ですね。冷めた訳でも、飽きた訳でもありませんし、「ブログは終わった」というつもりもありません。今後も「にぶいペース」で続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

コメント
 Commented by rakurakuonsen at 2005-05-26 00:11 x
こんばんは。あ~uedaさんだなぁ、というエントリーに、まったくもって場違いなトラバを送ってしまいました。すみません。
初エントリーの日付から1周年になりますね。「いままで、ありがとうございました。そして、これからも、どうぞよろしくお願いします。」という気持ちでございます。。。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-05-26 00:50 x
★ rakurakuonsenさん、
ひっそり迎えようと思っていたのですが、気付かれちゃいましたか。
それから私は当初予定通り平常営業に戻します。

 Commented by n0n0n at 2005-05-26 00:52 x
「ここつっこみどころですから」っていうのが良寛さんポイです(笑)
ごめんね、いつも理解できなくて・・・

 Commented by yoshihiroueda at 2005-05-26 02:09 x
★のんちゃん、すみません、 分かりにくいボケで。今後もこりずにおつきあいください。

 Commented by yodaway2 at 2005-05-26 10:44 x
まず、1周年、おめでとうございます!!!――考えてみれば、私もそうですが、1年とは言え、もはや”古参”ブログなんですよね。私が開設したろきには、exciteで15000人位でした。それがいまや25万人に迫ろうとしています。アクティブなブログは、それよりは、ずっと少ないのでしょうけれど、単純に割り算すれば、15倍以上です。すさまじい勢いで拡大してきたと思います。そのなかでは栄枯盛衰もあり、私やyoshihirouedaさん、rakurakuonsenさんらがスタートしたころには声を掛け合っていたのに、いまは更新がストップしていたり、なくなってしまっているブログも、けっこうあるかと思います。こうしてみると、1年、続けてきたというのは、お互いにすごいことじゃないかと、私は思います。これ、ホント、実感です。それぞれのペースで、ときにのんびり、行けるところまで、続けていきましょう。^^

 Commented by yodaway2 at 2005-05-26 10:47 x
あ、本文、エントリーについてのコメント忘れ。続いてですが。文体の話、私もまったく同感ですし、そのようにしています。ひょっとするとデ誌はサイト全体の統一……を、と言っているのかもしれませんが、私は、一つのエントリーの中で、意識してそうすることも多いですね。自分の前に、コミュニケーションしたい相手が座っているとして、その方にどのように話したらよいか……という感覚で、文体を切り替え、切り替えすることだってありますよ。(――よいか、も、です・ます調とだ・である調のプチ混在です。^^)意図的な混在は、あり、だと思います。どうぞ、今後ともよろしく。^^

 Commented by HarryBlog at 2005-05-26 15:07 x
おめでとうごぜぇます。
丁度一番濃い一年だったんじゃないでしょうか。
ウチとも随分やり取りしましたね。これからもよろしくおねがいします。
あ、ウチも文体は全て意図的です。ほとんどが独り言だけど。

 Commented by rakurakuonsen at 2005-05-27 00:21 x
こんばんは。先走ってしまいました、すみません。
blogの場合、だである調とですます調を、本文とコメントで使い分けられるってことがありますよね。例えば、僕の場合は、基本的に本文:だである調(ときに、ですます調)、コメント:ですます調。この混在を構造的に許容しているところが、blogにはあると思います。今、気がつきましたが、僕の場合は、それをいいことに、気張ったり息を抜いたりしているわけで… 
モードの可変性をもともと持っていることによって、その切り替えを容易にしているのかもしれません。僕の場合は、間違いなく、そういう「場」に依存している気がします。
ところで――、見ましたか?
yodaway2さんがやってくれました。
「にぶ刊!Tomorrow's Way」(感涙)。
言葉が示すものは、本当に大きいです。本当に、本当に。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-05-28 01:45 x
★yodaway2さん、お祝いの言葉ありがとうございます。それからお祭りへの参加も。たくさんの訪問者を集めるようなブログではないので気恥ずかしい一方、いつも見てくれている人がいて評価していただけるというのはありがたいことです。
私もブログって何? 日記とどう違うの? と思いながら、中に入ってみないと分からないというモチベーションで始め、当初の目的は達したはずなのに、すっかり抜けられなくなっています。いや、まだブームが安定期に入っていないことを考えると、まだまだ中でその変化を見続けなきゃと思っています。
yodaway2さんのブログは、迫力のある文体が特徴ですね。そのなかにあってふっと力の抜いた文はよいアクセントですよね。
今後も御愛顧のほどを。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-05-28 01:51 x
★はりーさんとは往復書簡みたいになったことが何度かありました。これもブログの魅力ですね。あ、まだ私がボール持ったままのものがあったような... ゆっくりと続けていきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。はりーさんの文体も一貫していますが、ときどき別人格の書き手が現れますよね。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-05-28 02:00 x
★rakurakuonsenさん、書きかけを中途半端に出して申し訳ありません。コメント欄は「ですます調」にしている人は多いですね。ここは対話で、本文は主張のモードになっているからでしょうね。ブログのいいところは、ただの主張の場ではなく、フィードバックがいただけることです。その意味でコメントを下さる皆さんを大事にしていきたいと思います。

2005/05/22

カステラ一番は何?

おはようございます。原田知世です (ウソ)。

先日「NAGASAKIさるく」という冊子が送られてきました。発行は長崎市で、長崎さるく博’06というイベントのプロモーションのようです (右はマスコットキャラクター)。

ちなみに、「さるく」というのは長崎弁で、「ぶらぶら歩き回る」という意味。"stroll"と「あるく」の合成が語源らしい (おもいっきりウソ)。

特集は「長崎カステラ大研究」。カステラのルーツを探る、「別立法」と「共立法」という2つの製法、製造工場見学など。

そのなかで「全国のカステラ食べ比べ」というのがおかしかった。ということで、「ぼちぼち行こうよ」(cosicosi3さん) の魅惑の桃カステラへのトラックバックです。

みそカステラ: 意外といける。日本人だと口にあうらしい。

紅芋カステラ: 蒸しパンみたい。イモ独特の粘りもある、って微妙な感想。

ひじきカステラ: 磯の香り、ぐにゃっとした感じ。少々強引すぎるようです (笑)。

あと、試食の感想はありませんが、卵のカラに入れて焼いたものもありました(たぶんこれ)。cosicosi3さんのところでは、挽き茶カステラ、チーズカステラなんて出てましたね。

さて、食べ比べの結論は... 「やっぱり、カステラは長崎でしょ」。まあ反論はしませんけどね。

特集には小ネタもあって、その中に「カステラと相性のいい飲み物は?」というのもありました。安心して下さい、牛乳もありましたよ。

うまいカステラ食べたくなりましたよ。

だんだん変わっていってもOK

こんばんは。井上ひさしです (ウソ)。

以前、井上 史雄の「日本語ウォッチング」という本を紹介しました。今日は別の本の紹介です。


日本語の化学変化―時代とともに変わる日本語のルーツと正しい使い方
岩松 研吉郎 / 日本文芸社

井上が言語の使用のされかた、その変わり方をありのまま受け入れる姿勢をとっているのに対し、岩松はさらに変わりやすさが日本語の特徴、もっというと日本語のダイナミズムとして積極的に評価しています。漢字、かな、アルファベット、なんでも受け入れることにより、海外の文化を吸収してきた、その功績も評価しています。

この点は実は私も同じ意見です (バックログに「日本語の造語力」なんていうのをあげておきながらずっとほったらかしでした)。日本語の強さだと思うし、一方で弱さだと思っています (この部分本当に宿題で書くから今日はかんべんして)。

で、変化を受け入れる指向が強いので、例を示して、その意味付けをして、「これはこれで正解」というパターンが多い。それはそれで面白く読めました。

例えば、「とか弁」 (ここではこの名前を使っていないが、必要以上に「とか」をつける言い方のこと。「コーヒーとかいかがですか」とか) に対しても、「自分の提示した事柄に対して引いた姿勢(へりくだり)になる」、「婉曲化という日本語会話に伝統的な表現法の新しい形でしょう」という位置付けをしています。

よく「私って〜じゃないですか」という言い方をする人がいるじゃないですか。私は「そうですか?」とか「同意を求められても...」と反応したくなりますが (実際に電話セールスに対してはそう反応してるか)、ここでは、そういう反応は「ちょっと意地悪です」としています。いや意地悪なのは分かってますけどね。

そういうスタンスで書いてあると思って読むと、非常に面白い本でした。内容が軽くてちょっと物足りないかも。

ただ、何でも受け入れようとするあまり、誤解も多いんですけどね。まあ、それも愛嬌で楽しめます。例えば、日本語では長い言葉も省略して3〜5音にすることが多いというところの例示のなかに、「チェキラ」なんてありました。これ"Check it out!"の発音を聴いたまま写しただけで決して日本語で省略した訳じゃないですよね。また、「ファッキン」(失礼!) が「ファットキング」(太った人のこと) または「ファーストキッチン」の略としてあるのも笑った。

また、途中語尾上げ (半疑問) と平板アクセントがごっちゃに記載されているのは気になりました。これは正しいのが何か分からなくなるので、愛嬌とはいえないんですけどね。これら2つの事象はまたここで取り上げるかも (あーまた宿題増えちゃう)。

日本語関係だとついつい買っちゃう私。"Web Designing" 2005/6月号で「伝えたいこと、きちんと伝えるために - 人を惹きつけるWebライティング」という特集記事があったので一緒に買ってきました。読んだら感想を書こうかと思います (ってまた宿題が...)。

2005/05/15

根っからの貧乏性

こんにちは。木村カエラです (ウソ)。

ちょっと前になりますが、AERAの増刊 AERA SCIENCE: 理系生活のススメを買ってきました (写真はリンク先から)。

新しい話題がそれぞれ短いページ数でまとめてあって読みやすかった。特に最近は「勉強」というと売れない本でも「脳を鍛える」なんてタイトルにすると売れるくらい「脳」がブームらしく、脳については結構ページが割かれていました。付録も「脳を鍛える 30日カレンダー」 (こわくてやってません)。

「脳」からは離れるのですが、「肥満遺伝子」はちょっと考えさせられました。

体重 (kg) ÷ 身長 (m換算) の二乗であらわされるBMI (Body Mass Index) という指標があるのですが、世界保健機構ではこれが30以上だと「肥満」としているそうです。日本では30以上の人は数%なんだそうですが、日本の基準では BMI 25以上だと肥満としているそうです。平均が低いから基準を低く設定しているのかと思ったら、糖尿病、高血圧、高脂血症になりやすい (通常の2倍) レベルが日本人だとそのくらいになるそうなのです。日本人は「肥満に弱い民族」なんて結論づけられていて、トホホです。

さらに、日本人の3人に1人は「太りやすい遺伝子」をもつそうで、これは欧米人の2〜3倍になるそうです。この「太りやすい遺伝子」とは何かというと、「エネルギー倹約遺伝子」とよばれ、食べ物が不足してもエネルギー消費を抑えるので生存には有利ということです。

貧乏にも耐えられ、飽食に弱い... 根っから貧乏性に出来ているんですね。泣けてきます。

2005/05/10

ドイツも苦悩している

こんばんは。シューマッハです (ウソ)。

浮世風呂さんが、「日中関係を仏独となぞらえる誤謬」という記事を書かれています。

5月8日は第2次世界大戦でドイツが無条件降伏した日から60周年だそうで、5月8日の毎日新聞に4ページにわたって特集が組まれていました。

戦後60年の原点: シリーズ・あの日を今に問う(その1)
戦後60年の原点: シリーズ・あの日を今に問う(その2) 「歴史」苦悩する日本
戦後60年の原点: シリーズ・あの日を今に問う(その3) 「謝罪」背負うドイツ
戦後60年の原点: シリーズ・あの日を今に問う(その4止)
ことば: ホロコースト

様々な側面から書かれていて、色々日本と違うことがわかり、結果として「ドイツを見習え」という主張がナイーブすぎることがわかる。特に、(その3)の外信部長・岸本卓也氏の記事で
ワイツゼッカー元大統領も回顧録で述べている。「過去と向き合うことは日本人にとって重大だが、そのための正しい道を見つけることは日本人自身の問題だ。(中略)どの民族も独自の状況に置かれ、他の民族と比較できない」
と書かれていること、独前首相補佐官、ホルスト・テルチク氏が
日本への助言は難しい。ただ我々の経験から、周辺国との和解を進めるためには、過ちを二度と繰り返さない姿勢を示し続けると同時に、「共に働く機会」を作るため対話を続けることが必要だと思う。
と語っていることが印象に残った。また(その2)では、京都大名誉教授(西欧近代史)・野田宣雄氏による「西独の“理想化”は疑問」という寄稿もある。

さて、ドイツのやりかたをそのまま踏襲するのは適切でないことは理解できた。それでもドイツに学ぶことは大いにあると思う。それは、「したたかさ」と「生き残りのための努力」だと考える。中国、南北朝鮮には筋の通らないことが多いのは確かだ。しかしそれでも今後日本が生きていくためには無視できない隣国である。直接の対話、説得で、どこに「理」があるかを理解してもらう努力、対立の中でも友好を保持するしたたかさが必要なのだと思う。

他の国々とも友好的な関係を保ち、国際社会全体の中で彼等の主張が浮いていることを際立たせることも必要だろう (しかし決して孤立させず手を差しのべることはする)。バンドン会議でアジア全体に対して発信したのはその意味で良かったと思う (あとの日中首脳会談は評価できないけど)。

スラムダンク〜あれから10日後

... って番組がこのあとフジテレビであるらしい。スラムダンク自体は読んだことないけど評判がいいので見てみるか (録画して)。

あ、こんばんは。竹熊健太郎です (ウソ)。

番組の案内によると
必見!!!あのッ!!!幻のイベント……「スラムダンク〜あれから10日後」。
その制作にあたる井上雄彦を完全密着!!!
ファンならずとも待望の独占ドキュメンタリー!!
... 全文引用になってしまいました... これじゃ知っている人しか分かんないって。
もしかしたら以前読んだSIGHT「究極のマンガ200冊!」に載っていたこれかも。
南信長「...去年『スラムダンク』が1億冊突破したときには個人で全国紙6紙に全部違うパターンで全面広告を出して、それに対してすごい反響があったからイベントをやりましょうって、三浦半島の廃校の高校の黒板にチョークでその後の『スラムダンク』を描いたりとかね。」
枡野浩一「それはアートの見せ方としても、チャーミングな感じですよね」
南「すごいですよ。しかも黒板にチョークで描いてある訳だから、ちょっとこすったりしたら消えるし、落書きとかもされかねないんだけど、いっさい絵の前に柵とかは作らなくて、三日間の展示が終わったあとにひとつの落書きも消されたのもなくて、それを見て自分で拍手したっていう......。カッコよすぎですよね(笑)」
これ読んだ時にすごく魅力的に思いました。マンガもここまで敬意を示される文化になったんだという感慨。

きっとこれだな。録画に失敗しないようにしよう。

トラックバック先:
サンドマンがやってきた(ksandmanさん): 永遠のスラムダンク
-- 新聞の全面広告のことが書かれています。

追記:
SWITCHに特集があったので思わず買ってしまいました。

2005/05/08

お金は有効に使おう

こんばんは。松下幸之助です (ウソ)。

国連の常任理事国ってそんなに魅力的ですか。

毎日新聞 2005年5月8日
ODA: 大幅増額めぐり外務省と財務省が綱引き

常任理事国の椅子が、年間約3兆5000億円で、現在9500億円の3.5倍です。外務省が「常任理事国入りが国益にかなう」と言っているということですが、これまでの外務省の行いを見ていると、「外務省が国益を考えてる? ハァ?」と言っても過言でないと思います。

宇宙船地球号のチケット=論説室・玉置和宏 (毎日新聞 2005年4月17日) には、
そのODAが90年代前半にさらに急増したのはガリ国連事務総長(当時)の「日独は安保理常任理事国に」という国連改革案が浮上したことによる。すっかり舞い上がった外務省はバブル崩壊で財政が悪化したにもかかわらず、ODAをアフリカ中心に散布した。 
その結果はもう言うまい。ODAの円借款の大半は99年ケルンの主要国首脳会議(サミット)で決まった「債務免除」で安保理常任理事国の椅子と共に消え去った。
「すっかり舞い上がった」なんて書かれちゃってるところが情けない。そのときの反省はないのでしょうか。

前の記事では、「小泉純一郎首相は先月、ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ首脳会議で、アフリカ向けODA(03年実績で約600億円弱)を3年で倍増させる方針を表明した。」とあって、「あ〜あ、小泉さんまた外務省にだまされたんだ」と思いましたが、よく見ると9500億円のうちの600億円ですから、まだ全体にはそう影響のあるレベルではありませんでした。

ODAを出すにしても、ただばらまくのではなく、有効な使い方をしましょうよ。政府の高官の懐に入るのではなく、貧困にあえぐ人々が自活できるようにするために使いたいものです。

自活できるように、といってもそのやり方も考えないといけません。以前、曾野綾子さんが、「東南アジアだと鶏を飼えるようにするだけでよいが、アフリカだとまず鶏を盗まれないようにしないといけない」ということを言っていました。一言でアフリカは...なんて言っちゃいけないのでしょうが、民族同士の抗争、内戦、収奪、レイプ、... 自分達で幸せになるという意志はあるのかと問いたい。まず教育のような地道な活動からはじめないといけないでしょうね。

トラックバック先:
週刊!Tomorrow's Way (yodaway2さん): 「中国、安保理拡大に拒否権、と!——ニッポンに立ちはだかる巨龍。」

コメント
 Commented by yodaway2 at 2005-06-04 12:48 x
そのとおりと思います。外務省は、ほんとうに問題あり――の省庁ですね。私はタナカ・マキコ氏と逆の立場に立っていますが、ただ「伏魔殿」と表現した彼女はさすがだったと思います。(笑) たぶん、いまもその体質は、それほど変わっていないでしょう。何しろ、国民からは見えない世界のことなのですから。ただ、一方で、日本はグローバル国家ですし、そうでないと生きていけない国ですから、文字通り、外交は国家の命運を左右する問題なわけです。あたり前ですけれど。おっしゃるように、ODAなども姿勢を正して、地道に、かつ効率よく運用していただきたいものです。(――それが大丈夫なのかナ、ということなんですけれど。)

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-04 21:21 x
★yodaway2さん、私も田中真紀子にはちょっと期待したんですよ。外務省の改革をやってくれるんだと思って。でもやっていたことは外交官と同じ、地位を利用したり、威張ることが仕事と勘違いしてたり。外交も含めてこの国の進む方向、その手段をトータルデザインして提示してくれる政治家はいないものか。と思います。ないものねだりでしょうかねー。

29日目の恐怖

こんにちは。ゴールデンウィークはどこにも行きませんでした。環境保護に貢献しようと思って (ウソ)。

今日午後4時からテレビ東京で「地球共生」という番組があります(番組HP)。年間6回で今日はその第1回「29日目の恐怖」、総論だそうです。
タイトルの“29日目の恐怖”とは、「ある池のハスの葉が増え、1ヵ月で池のすべてを覆い尽くしてしまいましたが、その前日の29日目、池の景色は特に普段と変わらなかった」というヨーロッパの昔話から引用しました。つまり、倍倍で増えていくものは最終段階を迎える直前まで気づき難いということです。
ということです。

以前、10年くらい前になりますが、環境保護に関する講演を聴きました。その際に講師から会場にといかけがありました。

・地球はまだ大丈夫と思うか。
・それとも、今行動を起こさないとダメだと思うか。

私はそのとき、「もう取り返しがつかないんじゃないか」と思っていて、どちらにも手を上げることができませんでした。それから10年、京都議定書は発効しましたが、一番大きな影響をもつアメリカは参加していませんし、中国は対象外になっています。次の議定書には中国も義務を負うことが求められるはずですが、中国はそのときにはアメリカと同じ行動をとることが懸念されます。

「もったいない」精神を意識して生活していますが、この状況の中でどれだけの貢献になるのかと思うと暗い気持ちにならざるを得ません。それでも自分にできることをやるしかありません。30日目に突入するのを少しでも遅らせ、現状を維持することに貢献していきたいと思うのです。

テレビ東京なので全国では見れない人も多いと思いますが、その場合は知り合いに録画してもらってみましょう。第1回目のゲストは石原慎太郎だそうですが、彼が嫌いな人も我慢して見ましょう。

2005/05/06

日中関係のまとめが...

... 3ページの特集として、5月1日の毎日新聞に載っていました。もっとはやく何か書きたいと思っていましたが、ちょっとすぐに読む気になれず遅くなりました。意見を加えることは余りありませんが、備忘録としてリンクを含め書いておこうと思います (リンクはいつまで生きているか分かりませんが)。

日中関係(その1) 日中、不信の連鎖
日中関係(その2) 中国の軍備増強警戒−−日本側の不信
日中関係(その3止) 日米安保強化に懸念−−中国側の不信

紙面では、「日本側の不信」と「中国側の不信」の年表を見開きページで揃えて示してあったり、これとは別に終戦からの年表が示してあったり、カラーページで地図上に中国各都市の在留邦人の数がピクトグラムで示してあったりして、力が入っています。

以前から断片的な記事でなく背景まで整理された形で知りたいと言っていましたので、こういう特集はありがたいです (5月4日には「ニッポン放送株争奪:検証・ライブドアVSフジテレビ 水面下、激しい攻防」というのもありました)。「基礎知識」も有用だと思います。

ところで、(その1) には、
胡主席は会談で「両国の古い世代の指導者と有識者の長期的な努力に対し、申し訳ない」と関係悪化を嘆いたが、
とあるのですが、「申し訳ない」なんて言ったというのはこれまで報道されていないと思います。見逃しているだけなのでしょうか。それとも中国語で別の言葉を毎日新聞のここでだけ「申し訳ない」と翻訳しているのでしょうか。「嘆いた」なんて書いてあるので、別の語だった可能性も高いですね。

もし「申し訳ない」なんて言ったのなら、画期的な反省の言葉ですね (日本だけに対してではなく、日中の先人達に対してですが)。少なくとも、相手を批難するときにも使ったり、自分の責任じゃないんだよと言うニュアンスの強い「遺憾である」よりずっといい。
しかし反省だったとしたら、もっと大々的に扱われているはずです。やっぱりそんなことないんだろうなあ。

2005/05/04

Tigerが載った

こんばんは。佐山サトルです (ウソ)。

先日、Tigerが載るまで待とうって書いたのですが、

出ましたね。4月29日にTigerが出てからすぐでしたね。

News Release
アップルの新しいiMac G5シリーズ、より高速化しワイヤレス機能内蔵。そしてMac OS X "Tiger"を搭載

いや、確かに先にPowerMac G5が出たんですけどね、私はデザインのプロじゃないので。

ほんとうはmac miniを狙っていたのですが、スペックも向上していて、ちょっと揺らぎます。それに、これがスティーブ・ジョブズCEOのいう「目を見張るような新製品」じゃないよね。

現実的な視点での改憲論議

こんばんは。拳法の達人です (ウソ)。

私自身は、憲法の文言を誤魔化しながら運用している今の状況はあまりほめられたものではないと思っている。しかし、私と立場は違うが、毎日新聞の社説は、「憲法はどうあるべきか」という視点からの議論が多い中で、現実的な指向での議論となっていて、なるほどと思わせる一面があると思う。

社説: 憲法記念日 改憲への原則3点を確認する

・国連憲章前文で謳われている平和主義への返答として憲法9条がある (我々が平和を乱す存在とならないことの決意)。
・国連が認める自衛権、集団的自衛権も封殺してきたのは、旧敵国としての自制。
・常任理事国への立候補は、再び人類に戦争の惨害をもたらさない側の国として認知され信頼されるはずという宣言。
・それが国際的に承認され常任理事国になれるとすれば、日本は名実とも敵国ではなくなり、自衛権を封殺した理由は大きくそがれる。
・このため、集団的自衛権の論争より、常任理事国入りにエネルギーを傾けることははるかに効率的で有効。

ふむふむ。

そして、その前提になっているのが、次の「国柄、国民の義務論争」に関するポイントと思う。
米国などは憲法があって国が成立している歴史がある。日本は違う。憲法は日本の長い歴史の中では最後のほうで国際社会に向けた自らの証明書として作られた。日本の国柄は憲法に書き込まれるいかなる作文より深く広く人々の心と風土に浸透しているものでなければそもそも意味がない。
憲法より先に日本人が育ててきた価値観、文化を前面に出しているといえる。

これはこれで納得のできる議論だと思った。

しかし、日本人の「心と風土に浸透しているもの」というのが安定的にあれば、という前提条件がつくと思う。それが壊れていっていると感じているのは私だけでないと思う。

自然を大事にすること、自然の前に謙虚であること、資源の少なさを勤勉・工夫・誠実さで補ってきたこと...。これらを再確認し書き留めておくことで、今後の我々の行動指針、我が国の運営指針とすることが必要なのではないかと思う(憲法はもともと国を国家権力を縛り付けるものだとことはこの社説にも書かれていることでもあり、理解していますが、国民を含めた国のありかたを積極的に謳うのもありなのではないかと考えて書いています)。そしてこれらの価値観を世界に広めていくことが我々の存在意義であり、誇りとすべきことなのだと思う。

追記: 私自身は常任理事国入りに賛成の立場ではありません(過去記事)。

2005/04/30

レディース&ジェントルメン...

...ノミナサン、コンバンハ。デューク・ウエダデス (イチブウソデス)。

あなたはナニジン?国籍占い、やってみました。
yoshihirouedaさんの国籍は 
レディース&ジェントルメンな
グレートブリテン 
イギリス人
...って何の解説もなしかよっ!

2005/04/29

教科書問題はドイツに学べ

こんにちは。ueda.txtです (なんだそれ)。

先日「事実は事実と」で、教科書問題に関して書きました。毎日新聞にこんな記事がありました。

毎日新聞 2005年4月28日
日本と世界: 同じ?違う? 頭悩ます教科書

みんなさまざま。特に現代史は今を教えることと同じですから、中国、韓国と同様に、現政権が教えたいことに歴史を歪曲するしかないのだろう。

この中で、ドイツの進め方は学ぶべきところが多い。
ドイツは学者による教科書の共同研究委員会を周辺国とともに設置し、偏見や敵視をなくす努力を続けている。また、ユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)や周辺国を侵略した歴史は、教師が独自の教材で教えることも多いのが実情だ。
ここで「努力」とかかれているが、利害関係のある周辺国との調整には、本当に努力が必要だと思う。

反省を行動で示すというのはこういうことを言うのだろう。日本もこのようなことを続けていれば、周辺国につけこまれる隙を作らずに済んだのに、と思う。

一方で、周辺国にも努力が必要だ。周辺国に相手の努力の姿勢も尊重する姿勢がなければうまくいかない。ましてやロジックが通じないならば、「研究」にもならないだろう。その意味ではドイツはラッキーなのだと思う。

本当は、「ドイツはラッキー」で済ますべきことではないのだろう。将来のため、あきらめてしまっては仕方がない。ちゃんというべきことを言いながら、日本はちゃんと言うべきことを言う国という評価を国際的に得ていくことによって、少しずつ変えていくしかないのだと思う。

評価はメッセージ

今回のJR西日本尼崎脱線事故は、規模が大きいだけでなく、電車がぺちゃんこになった衝撃的な映像、鉄道会社の競争の中でおろそかにされたものなど、ショッキングな事故でした。亡くなられた106名の方々のご冥福をお祈りします。

鉄道会社、航空会社などの運輸業だけでなく、工場や工事現場では、「安全第一」が掲げられ、会社の経営者も口を揃えて「うちは安全第一をモットーとしている、従業員にもそう指示している」と言います。しかし、言葉と行動が一致していなければ意味がありません。

毎日新聞 2005年4月27日
安全崩壊: JR西日本惨事/上 同じ失敗許さぬ重圧

何をプラス評価し、何にペナルティを与えるか、そしてその大きさは、経営者側が「こうあって欲しい、こういうことはやって欲しくない」というメッセージです。
ここで書かれている「日勤教育」は「教育」という名前はついているものの、ペナルティ、もっと言えば懲罰と捉えられていることが分かります。「今度やったら運転士を辞める」と「決意書」を書かされるというのであれば、解雇の一つ前くらいの重さです。いや、自殺した人もいるくらいですから、解雇のほうがまだましと言えるくらいの苦痛なのだといえるでしょう。

この記事であげられている自殺した44歳運転士は、@HOMEさん「気になったブログ<尼崎脱線事故」で紹介されているきっこのブログ「1分の重さ」に出てくる服部運転士のことではないかと思います (@HOMEさんのコメントで紹介されているこの記事をみるとそのようですね)。きっこさんのブログには、新聞記事で触れられていないこともいろいろかかれています。一度も事故を起したことのない優良運転士に「過去に起した事故についてレポートを書け」なんて理不尽な命令は、知らないと言っている人に拷問してしゃべらせようとするドラマの中のシーンを思い出させます。

一方、安全に関しては、調査、原因究明をする意志がないのですから、社員に対して安全を守る人を評価し、(事故を起こした人でなく事故につながる) 安全を軽視する姿勢を戒める体制にはなってなかったと思われます。この服部運転士も、やるべきことをやっての懲罰ですから、やるべきこともやるなというメッセージに他なりません。今回の高み運転士も、実際はそういう指示はなくても、遅れたらスピード違反して遅れを取り返せと言われているように感じていたでしょう。

皆さんの職場ではいかがでしょうか。「安全第一」が単なる掛け声や経営者の言い訳になっていないでしょうか。安全を大事にする人と効率を上げる人とどちらが評価されているでしょうか。

きっこさんは、「今回のブログに書いた内容は、知っている報道関係者もたくさんいるのですが、JRと癒着している自民党の某派閥からの強い圧力によって、新聞やテレビなどではあまり報道することができないのです。」と書いています。「報道GOサイン」でも書きましたが、何か大きな事件が起こらないと不正を明らかにできないジャーナリズムの存在意義には疑問を感じます。

追加トラックバック
週刊!Tomorrow's Way: 「JR西にも経営理念があった!——現実との落差はなぜ?」

コメント
Commented by fumi_o at 2005-04-29 13:55 x
トラックバックありがとうございます。
最初、リンク先ー「1分の重さ」のきっこさんの記事を知ったときは、無知が故その内容に驚いてしまい、正直「本当かな?」と疑った部分もあったのですが、ニュースで次々とJR西日本の日勤教育の実態が明らかになるにつれ、真実だったということに改めて驚いてしまいました。
遺族の方々も怒りや無念をどこにぶつけていいのか、そのやるせなさを思うと、言葉もありません。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-04-30 04:45 x
★fumi_oさん、
「教育」の名を借りたリンチ、従業員が安全よりもこれを避けることを重視しても批判する気になれません。これまで大きな事故にならなかったのが不思議なくらいです。

冷めたのか、安定したのか、燃料が切れたのか

こんばんは、クールガイです (うぷ)。

はりーさんが、「ブログブーム」について書かれています。1年くらい続けてきた人たちが共通してもつ感覚なのか、更新頻度が落ちている。ブログを書く意欲に変化がみられる、ような気がする。

実ははりーさんが、先月「停滞」という記事を書かれたときにも同じ感想をもっていたのでトラックバックしようと思ったのですが、本人がその後すぐに「停滞? どこが? って感じですな。」なんて書いているので、「ありゃりゃ、やっぱり俺だけ?」と思い直したのでした。

それでもやっぱり、自分の周りでは、いつのまにか書かなくなっちゃってたり、卒業宣言を出したり、ブログ自体を削除しちゃったりする人も出てて、全体が停滞している感は残っていました。自分自身もこれって自分にとって何なの?とレビューし、「ブログを育てる」という感覚なんて記事も書いてみました。3月は年度末にも関わらず書いた記事数は一旦増えたものの (20件あった)、4月になってまた激減 (これで7件め)。いったいこの乱高下はなんなんでしょ。

一方でブログ自体は確実に増えているんですよね。休眠も多いから全体ではどうか分からないのですが、感覚的には確実に増えている。

理由はいろいろあるでしょうね。

・昨年前半くらいまでに始めたフロントランナーとしての自負があった(あるいは使命感かも)。人が増えてきて、自分の使命は終わったように感じているかも。

・一方で、ブロガーのレベルが下がってきているような感じがしているのかも。つまり、有象無象と一緒にされたくない。

・自分は違うというためには、クオリティの高い記事を書く必要がある。結果として下調べや執筆にも時間がかかるようになる。心理的な障壁も高くなる。

・ブロガーのレベルは全体では下がってきているのかもしれないが、そのなかにも能力のある人がいて、全体ではレベルの高いブログも増えている。よけいに自分の才能に限界を感じる。

・人が増えると、ユニークな視点の記事も増えてきて、自分が書くことは誰かがいったことの焼き直しのように見えてくる。自分が発言しなくても誰かが言ってくれるよという感じが増えてくる。

・燃料 (ネタ) も尽きてくる。

・ウソの紹介をしてくれる人も枯渇してくる。ってこれは個人的事情ですが。

など。これだって、はりーさんが書かれたことの焼き直しみたいになりユニークな視点が提供できていないことに気が付いたので、今この瞬間に原稿を焼き捨てようかという気になった。

色々あげてきたけれども、ブログがだんだん衰退してなくなっていくとは思っていません。ハリーさんが
キャズムを超えた今、イノベーターやアーリーアドプターとして目立った人達のような大きなハブではなく、小規模のコミュニティに分散して、いわばロングテール化してきているのかもしれない。
と指摘されていますが、そう、井戸端会議はなくならない。

さて、ブームと言うものの終焉には次のブームがあると思われるのですが(ブームが終わってあいた穴に新しいブームがはいるのか、それとも新しいブームが来てそれまのブームに引導を渡すのかはおいておいて)、それって何なんでしょう。私は気が付いていないところで始まっているのかもしれません。mixiやgreeなどのSNSかな。

追記 (2007.11.15): この記事を書いてから2年半後こんな記事が出ていた。なんか感慨深い。

すちゃらかな日常 松岡美樹 2007年11月10日ブログ祭りが終わり、僕らは日常へ帰った