特待制度:野球留学にメス入れる狙い 日本高野連 (毎日新聞 2007年5月3日)
他校の出す金額を引き合いに出して売り込みに訪れる親もおり、学費どころか、親の生活費、遊び金まで丸抱えで入学させたこともある。中学の硬式チームでも、強豪校とパイプを作って選手を送り込み、その実績をPRして小学生を集めるという。
「第三者」が介在し、金銭授受が行われている実態が浮かび上がった。こうなってくると「特待制度」といえるレベルではないということなんでしょうね。
しかし、野球はずっと人気があるからそうなんでしょうけど、これは他のスポーツでも起こりうる話でしょう。高野連だけにまかせるのではなく、全体を統轄する組織で、「容認できる範囲」を規定すべきではないかと思います。
本文に関係ないけど、Googleのロゴとリンク (「なぜ高校野球だけ」の検索結果) をつけておきます。
追記: 検索したら、Yahoo! 知恵袋 「野球特待生に難癖をつける高野連に嫌気がさしました 高野連なんか脱退して、新たに...」の回答で、「高野連自体が高体連に入ればいいんです。」という回答がありました。本文で書いた「全体を統轄する組織」というのは、その「高体連」を想定していたのですが、この回答は「高野連」は「高体連」の下部組織ではないということを意味していますね。
で、さらに「高野連 高体連」で、調べたらこんな記事がありました。
高野連:特待制度の根絶へ 参事、高体連に方針説明 (毎日新聞 2007年4月28日)
野球以外の高校スポーツを統括する全国高等学校体育連盟って。やっぱり野球は特別なんですね。もともと金銭がつきまとう温床があるからかもしれません。
もう少し見ていたら、うさぎのことば (雪うさぎさん) 「高野連と高体連」で、「高野連というのは高等学校の野球が始まって以来,それは戦前からの歴史がありそう。対する高体連は戦後の,高等学校制度から始まっている」と書かれていました。なるほどー。高野連のサイトで選手権大会(夏の甲子園)の歴史を見ると、昭和21年「全国中等学校野球連盟を結成」とありますね。戦後ではありますが。一方、高体連の歩みをみると、高体連は昭和23年設立で、やはり高野連の方が先のようです。しかしこの段階で高野連も統合してもよさそうなものですが、先に新聞社がバックについている高野連にとっては、一から作り上げていかねばならない高体連と一緒になるのは得策ではないと考えたのでしょう。
全然関係ないけど... しょこたん22歳誕生日だそうだ。