2008/11/02

Katrin Olina

カトリン・オリーナ (katrinolina.com) はアイスランドのイラストレーター。

インスタレーション、ファッション、プロダクトデザインなど (サイトが変わってリンク切れになったのでリンク消しました)。

2007 Montreux Jazz Festival Poster


個々のキャラクターに楽器が対応させてあります。ポスターだけでなく各種グッズにも使われています。

moleskine stories Switzerland and its most greedy product Jazz (この先はリンク切れ)

次の映像作品はこのときのイラストレーションを素材にしているもの。Katrin Olina本人がどれだけタッチしているか分りません。



2008/10/31

フィリーズ優勝

こんばんは。グレッグ・ルジンスキーです (ウソ)。

フィリーズの監督はヤクルト、近鉄で活躍したチャーリー・マニエルなんですね。

Video Charlie Manuel talks about the Phillies' big win

たぶん日本の野球のいいところを学んで生かしたんだと思う。そう思いたい。

グレッグ・ルジンスキーのほかにも、マイク・シュミット、スティーブ・カールトンなどがいて、好きなチームのひとつだったんですよね。

Sarah Palin Wardrobe

こんばんは。前回の"Sarah Palin Rap"に追記で予告して、実際は書かないつもりだったんだけど、面白いネタなので書いちゃう。

Sarah Palinが衣装代に15万ドル使う10の言い訳 [リンク切れ/原文もわからなくなってしまいました]

10. ロシア人がアラスカの私を見るときの見た目の改善
9. あのおじいさんのほうがポリデントにもっと使ってるわよ
8. パリス・ヒルトンのBFF (→ 参考) のオーディションのため
7. ミスコンのイブニング・ガウン・コンテストでアメリカの有権者に印象づけたい
6. Maverick (一匹狼)、配管工ジョー、Maverick、Maverick、William Ayers、ゼッタイ!
-- YouTube JohnMcCaindotcom - "Alaska Maverick"
-- 配管工ジョー "Joe The Plumber"はぶんさんの解説を見てね。[マケインのキャンペーン動画 I am Joe"
-- William Ayersは60年代の反戦活動家。マケインはオバマと結びつけてテロリスト扱いしたキャンペーンをやっているようですね(→ 動画)。
5. お店の隠れコスト戦術にひっかかったみたい
-- "Gotcha" Marketing
4. ドルが弱いから実際は5万ドルくらいの感じ
3. 言い訳? これから探すからちょっと待ってて
2. 私は新聞、雑誌だけじゃなくて、カタログも全部読んでるのよ!
1. ホッケーマムと闘犬 (Pit Bull) の違いは、口紅、プラダの靴、グッチのバッグ、3000ドルのスーツ数着よ!

翻訳なんかやめとめばよかったよ... 後悔あとを絶たず。

添削お願いね!って誰に言ってんだか。でも自分のことだ!と分っている人がいるから大丈夫。

ハロウィーンですね

こんばんは。カボチャ野郎です(ウソ)...

って挨拶しようとしたのだけど、辞書に載ってた(大辞林) ので、全力で否定。

日本でハロウィーンがなかなか一般に定着しないという声もありますが、定着しなくても不思議じゃないと思うんですけどね。

アメリカではこんなキャンペーンもあるそうですよ。[追記:Huffpost Barack O'Lanterns: Halloween Trend Alert! より]



"Yes We Can"でなくて"Yes We Carve"。カボチャを彫るための型紙もあります。

このサイトは下記記事で知りました。

AFPBB News 2008年10月28日 <08米大統領選挙>ハロウィーン用にオバマ氏カボチャが登場

ネガティブキャンペーンなど感心できないところもあるのだけれど、こうやってみんなが政治に参加しているという実感が持てるところがうらやましい (前にもそんなことを書いたような気もするけど)。今回はオバマガールみたいに力の入ったサポーターもいるしね。

参考: オバマガールの勝手に応援ビデオ。今日の時点で184本あります。ラルフネーダーも出てきた時にはびっくりしたなあ。

オバマ候補のTV-CM。27分あります。ぶんさんのところで紹介されていました。


2008/10/29

Yokohama Triennale 2008

休みをとって行ってきました。感想はまた後で [→ 書きました]。



柴崎コウがモンドリアン柄の服を着ている

このモンドリアン柄のドレスってサンローランなんですね。[参考: デザイン! What's design? - イヴ・サン=ローラン]

サンローランって、ピンクを基調とした淡い色を使うのかと思ってた (← それはローランサン)。

ところで、山村社長はエキサイトやめてグラムの社長になってから、モンドリアンスキンは使ってないんですね。

日本は法治国家ではない ...

... から、慎重を期すべきだったと思うぞ。

シバレイのblog 「友人が拉致られました(`´# 」

いや、言いたいことは分る。私も腹立たしいし、情けないと思う。

平和的なデモも出来ないんじゃ、「愛国者」の皆さん (カギ括弧付き) が嫌っている中国と同じじゃん。

でもね、現状を是とする訳じゃないけど、現状のこの国は「転び公妨」の国警察の犯罪が問われない国、逮捕は逃亡や証拠隠滅を防ぐ手続きではなくて逮捕自体が罰になる国、そして支持者をシモジモの皆さんとよぶAsshole首相の国なんだ。 シバレイさんもサウンドデモの件で分っているはずだ。

現状を是とする訳じゃないけど、現状を認識した運動の戦術を考える必要がある。「不当逮捕」されて、その不当性を訴えるためにやっているように見える。

しかしその訴えさえ、マスコミには届かない。ネットにも「不当逮捕」を是とする人が大勢いるのだ。典型例として、サウンドデモのブックマークコメントに残されたコメントを再掲する。
2008年07月08日 tyouaniki
デモ側の方々には申し訳ないですが、映像写真を見た印象ではデモ側がとても気持ち悪い・ウザいので個人的に警察GJって感じです。 見た目で判断するのは良くないんでしょうけれど…。
じゃあどうするのか。

少なくとも届けは出す必要があるだろうね。ニートのデモのように、思いっきり無害なものと安心されるようなやつ。「中国と同じ」って書いたけど、届けを出すことによって逮捕される中国とはまだまだ違うと思う。

雨宮処凜さんが人集めなんかしちゃったら警戒されるって。

追記: YouTubeを見ると「公妨だ!」と叫んでるんですね。実際に「転び公妨」だったんだ。警察との事前打ち合わせに反している行為があった訳でもないので集会条例違反を問題にしていた訳ではないんだ。すみません、その点は認識が間違っていました。ただ戦術を考える必要があるという考えは変わりませんが。事前打ち合わせの後ろのほうでうろうろしていたハゲオヤジが私服警官でこの人が逮捕を指揮していたらしい。

それらを問題にしている皆さんの記事をあげる。

麻生でてこい!!リアリティツアー救援会ブログ

瀬戸智子の枕草子:
「不当逮捕ではないでしょうか?」

反米嫌日戦線「狼」(アカにサヨおなら): 【また渋谷警察署】 麻生太郎邸拝見ツアーに自分からぶつかって公務執行妨害
-- 「警察に対する防衛・対処は無防備すぎたのではないだろうか」という点は私の考えと近い。

「猫の教室」 平和のために小さな声を集めよう: 「転び公妨」、公安警察による不当逮捕

村野瀬玲奈の秘書課広報室: 麻生太郎邸を見に行くことも許されない「反民主国」日本
これでは警察発表は嘘ということになりませんか?「嘘つきは泥棒のはじまり」と私は小さい頃に教わったけど、警察の幹部は「嘘つきは泥棒のはじまり」という言葉を知らないのでしょうか???
村野瀬さんは高知白バイ事故事件のことも十分知っているのにこの書き方はナイーブすぎると思うぞ。

それから、日本は法治国家ではないことを恐ろしいことだと思っている人の記事。

Chikirinの日記: 名前隠すのはなんでだっけ?
日本の警察には、...「違法な行為をした人を逮捕する」のではなく、「逮捕したい人を逮捕する」という基本原則があるってこと。
これを問題視しているのは良いと思うのだけど、そのために「目をつけられるようなことをしない」というのは、相手の思うつぼ。文句のつけられない方法で運動をすることを考えないといけない。いや確かに難しいけど。

コメント欄などで、「ただ歩いているだけなのに逮捕されたって言っているけど、政治的主張を掲げているじゃないか」という主張が複数あった。「政治的主張」が逮捕される理由なのか?政治的主張で逮捕される国になることがお望みなのだろうか。

さらに追記: 瀬戸さんの記事からたどりついたdr.stoneflyさんの記事
「不当逮捕とエントリー」…500回記念総括にかえて
被害者 (一般には容疑者と言われるんでしょうが) に対して思いを馳せた文章。情緒的ではあるけれど説得力があります。

逮捕された人、それを間近で目撃した人、それぞれに心の傷となって、次の行動に暗い影を落としていくのだろうな。そのじわじわ効く効果はテロと同じ。いや、テロは行動をどう制限したら良いのか分らないのに対して、漠然と、しかもさらに広く行動や発言に制約を加えるという点では、テロ以上の効果をもつものと思う。Chikirinさんはその犠牲者の一人だ。

いただいたトラックバック

Tracked from 徒然気儘な綴方帳 at 2008-10-30 03:59
タイトル : 「死刑の存置が国民のニーズに合致する」というのであれば
えー、ついぞ先日、残念ながら現在もなお死刑村遅刻である我が日本国において、ふたりの未執行死刑囚に対して死刑の執行がなされたわけでございますが、その一方で、現在「国際人権規約」という国際的な人権に関する取り決めを批准している日本国に対しまして、その履行状況の定期的な審査が自由権規約委員会によって行われ、司法制度や従軍慰安婦関連の問題など、人権理事会の理事国でもある日本に対しては随分と厳しい視線が注がれた、というようなニュースがあったばかりだというのに、日本政府の定例報告において......more

Tracked from 瀬戸智子の枕草子 at 2008-10-30 13:38
タイトル : 不当逮捕ではないでしょうか?
さっきからため息ばかり。 ふっ==== フウ〜〜〜〜〜 原因はこれ。 「麻生首相...more

2008/10/27

お値段が高いかどうかはともかくとして ...

... この難局に呑み歩いているのって日本の首相くらいじゃない?と思った。

検索したら韓国の新聞が批判していた。

ホテルのバーなど「ハシゴ酒」…麻生首相 (中央日報 2008.10.24)
業務が終われば即刻直行した後、2、3次会までに次から次へと場所を替えて飲み歩いた後、平均夜11時ごろ帰宅する。麻生首相とともに夕食を取った一部若手議員は「対話の99%が日常の雑談(馬鹿話)だ」と話した。
うーん、韓国の新聞はうれしそうだ。

日本のメディアはどうかというと、

はしご酒も目立ちます…麻生流ナイトライフ(読売新聞 2008年10月19日)

これまでの首相と比較して、帰宅時間がダントツで遅いのを指摘している。

ただ、
会員制バーなどで実際に誰と会っていたのかは確認しにくいのが実情だ。「マスコミの目を盗んで重要人物と密会している」との見方も根強い。

16日夜も、首相側は事前に「秘書官と食事」と発表したが、実際は中川財務・金融相、甘利行政改革相らと会っていた。
とあって、実は仕事ではないかということが示唆されている。

密談だったら、その是非はともかくとして「政治家らしい」とは言えるだろうね。もっと堂々としていればいいのに。でも堂々と「密談してました」なんて言えないか。

2008/10/26

株式会社「麻生」が出した欠陥品

新幹線のパネルだけじゃないよね。

差別意識が身に滲みついているとか失言が多いとか、品質と言うか品格に欠陥があるのがあったよな。

九州新幹線 「麻生」欠陥認識し出荷、内部報告に記載 (Asahi.com 2008年10月24日 魚拓)

2008/10/23

Sarah Palin Rap

こんばんは。皿パリンです (誰?)。

これもABC Newsの "Google Top Rising Searches"から。先週のサタデーナイトライブに出たときに応援 (?) ラップが披露されたようです。ちゃんと歌詞を起こしてくれている人もいるんですね。

Amy Poehler / Sarah Palin SNL Rap Lyrics

ラップにあわせて踊ってます。なんかもう、この人にとっては、これから先「私、副大統領候補になったことがあるのよ」といえるだけで十分満足なんじゃないでしょうか。


ものまねをやる人にとっては題材にしやすい人のようなので、これから消えて行くには惜しい人材かもしれません。

これはオバマガールによる"The REAL Sarah Palin!"。別に似てはいないんだけど。


 「にぶろぐ (うえぶろぐ旧名)」"Sarah Palin"シリーズ、前の記事は"Sarah Palin Wink"、次回は"Sarah Palin Wardrobe"です。というのはウソだけど、後のリンクの先の記事は面白いぞ。

ますますミニチュアっぽい

こんばんは。最近皆さんの写真をみていると、いいカメラにも「物欲」タグをつけたくなってきた。

ABC Newsの一つのコーナーとして、"Google Top Rising Searches"というのがあるんだけど、そこで"Tilt-Shift Films"というのが取り上げられていました。

以前「こんな写真を作ってみたい」で最後に触れた「本物なのにミニチュアに見える写真」。この技法というか、そのためのレンズが"Tilt-Shift"というらしいですね。その記事のリンク先
10枚の「小さな東京」 (PingMag 2006/3/7)
にちゃんと「チルトシフト・レンズ(Tilt/Shift レンズ)」って書いてあったわ。

で、今回紹介されていたのは動画にしたもの。
"Bathtub III" by Keith Loutit
ほかの作品もあります。

動いていてもというべきか、動いているからというべきか、ますますミニチュアっぽい気がします。

とはいえ動画に関しても既に上記PingMagのコメント欄で情報提供されていたのでした。
synthreal.com サービス一覧/実写のミニチュア化について

そうそう、Google Earthでディズニーワールドの中が散策できるそうですね。
Going My Way June 05, 2008: Google Earth で体験する Disney World の 3D


 これはまた別の技術なんですが、マイクロソフトラボのPhotosynthもあもしろそうです。複数の写真を合成して360どこからでも見れる立体像を作れるサービス。残念ながらMacでは見れません。

2008/10/17

LEDディスプレイって電光掲示板かよっ!

... って思ったんですが、バックライトがLEDなんですね。

LED Cinema Display - 特徴

新しいMacBookもLEDバックライトだそうで。

MacBook - 特徴

今のMacBook (Core 2 Duo) はめちゃくちゃ熱くなるんだけど、アルミ筐体だと放熱いいかな。それよりも消費電力が少ないのが特徴だそうだ。

MacBook - 環境

blue_koichiroさんのように「物欲」タグつけようかな (笑)。

容易に交換できない機器はEU指令違反

こんばんは。

先日、こんなニュースがありました。

CNET News 2008/10/08 容易にバッテリ交換できないiPhone、EU指令に抵触の可能性

iPhoneだけでなくてiPodもそうですね。

これに関してCNET TV Buzz Report (動画リンク) でキャスターの森森 (Molly Wood) さんがこんなことを言ってました。
これはバッテリーをリサイクルすることが目的なんだけど
アップルは、既に独自のリサイクルプログラムがあるのよ。

その名は...

6ヶ月ごとにiPodのニューモデルを出す!
だってさ。

ところで前の記事にも笑えるところがありますな。
New Electronicsによれば、明らかにEU指令の文言には、携帯電話のバッテリを「容易に取り除く」ことができるような設計になっていることが関係しているようだ。筆者の友人たちが「Tech Republic」で公開した、この複数の写真が示しているように、iPhoneに関して、(EU指令の仕様は)まったく当てはまらない。
で、その写真のひとつがこれ。[補足:すみません保存していませんでした。]

2008/10/16

ホワイトバンドまだつけてる [Blog Action Day]

こんばんは。日本ではもうBlog Action Day 10月15日も終わりに近づいているらしい。あわてて書かなくっちゃ。

3年前、「白いバンド買ってきた」のホワイトバンド、まだつけています。手につけたり外したりは面倒なので、かばんにつけっぱなしというだけなのですが。

私の主張は変わりません。「アフリカにお金を渡すな。意味がない」です。

必要なのは「教育」だ。
自分で生きる力を、仕事をすることの意味を、仕事のしかたを。
そのためにお金が必要ならそれは援助すべきだと思う。
もちろん学ぶためには生きている必要があるので、そのためのお金も必要だ。

繰り返すが、ただお金を渡すのは意味がない、ということだ。

私の提案は「女性と子供のためのサンクチュアリ」(「ほっとけない、だけど...」)。

「この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です」という主張に賛同してホワイトバンドを買った、と書いた。でもいざ「ホワイトバンドですね」と声をかけられても、上記のようなことをなかなか切り出せないですね。内弁慶w

またアフリカの話に戻る。アフリカに関しては「女性性器切除」とか「エイズ」とか「レイプ」とかとりあげた。しかし、自然に恵まれていて、また資源が豊富なところもあって、幸せになれる要素は十分あるはずなのだ。

ちょちょんまげさん(ブログ「東海林さだおがいいなぁ」)が「ピザと親方、日本とナイジェリア その1(追記あり8/19/08)」でナイジェリアの体験を書かれています。そしてそこで紹介されているナショナルジオグラフィック2007年2月号 の「特集:豊かな原油に蝕まれるナイジェリア」も読んで頂くと、私の主張もご理解いただけるのではないかと思います。

ナイジェリアに関しては以前NHK「アフリカゼロ年」でもやっていましたね。住民に補償金を出すことになって、各村の代表が集まっているところでお金を渡すと、次の瞬間にはその金を誰が管理するかで喧嘩を始めちゃうの。口論じゃないよ、喧嘩。「管理」する気ないだろ、と思いましたね。

2008/10/14

今年のBlog Action Dayのテーマは「貧困」

こんばんは。金持ちが大儲けしても一般人にはうれしいことがある訳ではないのに、金持ちが大損すると一般人はもっと困ったりするのはどういう訳だ?

去年のBlog Action Dayのテーマは「環境」でした (→ 昨年書いた記事「ヤトロファって何?」)。今年のテーマは「貧困」だそうです。昨年登録したのでメールが来てたのですが全部英語だったせいかSPAMフォルダに入っていました。あぶないあぶない。

とはいえ「貧困」をテーマに書くことは思いつかないなあ。「貧乏」くらいだったら学生生活のことでも書けばいいんだけど。

これまで「貧困」について書いた記事をあげておきます。「貧困」について書いたというより、「アフリカ」について書いたものばかりになってしまいますね。

その他90%の人たちへのデザイン[2007-10-26]
マイクロクレジット [2006-10-16]
アフリカの貧困: 元を断たなきゃダメ(1) [2005-08-02]
白いバンド買ってきた [2005-07-20 ]
ほっとけない、だけど... [2005-07-06]
お金は有効に使おう [2005-05-08 ]

あちゃ、「アフリカの貧困: 元を断たなきゃダメ」って(1)から進んでなかったよ。

「ワーキングプア」に関連することも書いたけど、これも「貧困」という言い方は適していないよね。

さあ、皆さんも10月15日に向けて材料を準備しておこう!

■ 考えるヒント

COURRiER Japn 11月号 (現在発売中) 特別寄稿ビル・ゲイツ「貧困をなくすために私たちができること」
つかさ組さん 2008-05-09 KIVA / 発展途上国の起業家支援システム団体

2008/10/13

Live Spacesのブログ

オンラインストレージなのかと思っていたけどブログもあるんだね。

みなさんよろしくお願いします。

注: 最初にLive Spaceで作成し、その後Wordpressに移行した記事を、Bloggerでインポートしています。(参考:Wikipedia: Windows Live Spaces)

2008/10/10

ノーベル平和賞も受賞して欲しい

こんばんは。ノーベル物理学賞3人に加えてノーベル化学賞。おめでとうございます。

日本人として、誇らしいと思う一方で、

これって何十年も前の業績だよな、
今現役で働いている我々の世代はそのような業績を残せる仕事をしているのだろうか、

とも思う。

もちろん自分自身のことを言っているのではなくて、
優秀な人はたくさんいるのだろうけど、
企業だけでなく大学も、今すぐ役に立つ業績を求め過ぎているのではないか、
ということなんだけど。

というのは前振りで、今日のタイトルなんだけど、こんな記事が目に留まった。

ノーベル物理学賞:反戦語る気骨の平和主義者…益川さん (毎日新聞 2008年10月8日 魚拓)
受賞から一夜明け、「専門外の社会的問題も考えなければいい科学者になれない。僕たちはそう学んできた」と力を込めた。

益川氏の話の中には感じられないが、科学者の中でも特に物理学者は、核兵器の開発に寄与したということが負い目になって平和を求める意志が強ののかもしれない。

ノーベル平和賞も、政治的に利用されている面が強いが、このような純粋に平和を願う人々に光を当てて欲しいと思う。

2008/10/06

全人類の平和のために...

... どこかへ行ってくれ、私の心の中から消え去ってくれ。

ってどれだけ大げさな理由ですか。

本当の理由は「一夜のつもりだったのに、君のことで頭がいっぱいになってしまったから」なんだよね。

これはアルバート・ハモンドのアルバム「カリフォルニアの青い空」の中の曲
For The Peace Of All Mankind

邦題は「落ち葉のコンチェルト」、って全然原題を反映していない (笑)。






「カリフォルニアの青い空」のほうは原題が "It Never Rains in Southern California"で、ここだけみるとまああっているように見えるけど、元々の歌詞では、
南カリフォルニアには雨は降らないと聞いてたけど、土砂降りじゃん

なんだよね。エンターテインメント業界にチャンスを求めてきたけど仕事にありつけない状況を表しているのだけど。

先日カーラジオで、アルバート・ハモンドの息子 アルバート・ハモンド・ジュニアが紹介されていて思い出しました。

2008/10/03

今週のiTunes Store無料シングル

Chairliftというユニットの"Bruises"という曲。

新しいiPod nanoのCM曲でした。

どんなアーチストなんだろうと思って調べたらBarksにこんな記事がありました。

N.Y.の新星、チェアリフトの「iPod nano」CM曲を無料ダウンロード (Barks 2008-10-01)

アップルは選曲がいいですよね。スティーブ・ジョブズのキーノート・スピーチの時に呼ぶゲストも、日本ではそんなに有名じゃないけど (私が知らないだけ?) いい感じだし。

ところで、iPod nano ギャラリー CMに、
Kanye West Graduation album art - 2007 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd./Kanye West/Mascotte Holdings, LLC. All rights reserved.

と書いてあって、リンク先 (iTunes Store)はカニエ・ウェストなんだけどこのCM曲"Bruises"が流れる。どういう関係なんでしょう?

そうそう、上記に"album art - 2007 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd."とあって、ジャケットは確かに村上隆ですね。

2008/09/30

どんな教育を受けてきたのだか

日教組に問題があると考えているのなら、その問題を指摘して、改善策を提示すればよろしい。

「解体」て。ものを考える力がないとしか思えない。

問題点ってもしかしてこれですか。「民主党を支持している」。

民主党を支持している組合はひとつずつつぶして行く気ですか? 挙国一致にしたいですか? 戦後民主主義教育が間違っていたとおっしゃいますか?

中山恭子さんも、夫の思想信条が変えられないというならば、おっしゃるとおりでしょう。しかし、ものの考え方は教えられると思います。

橋下大阪府知事も応援されて迷惑なんじゃないの? 大阪府民全体がバカにされていると思うべきだ。

2008/09/28

湘南ドライブ

こんにちは。秋らしい感じになってきましたね。


9月23日 祝日、秋野不矩の展覧会のチケットをもらったので、葉山まで行くことにしました。車に乗って。途中渋滞するはずだからと思って余裕をもって午後すぐに出たつもりでしたが、3時間経ってもまだ逗子、閉館時間までにたどり着くことができませんでした。とほほ。

9月27日、今日は失敗を繰り返さないぞと、午前中に出ました。込んでいるところはあまりなくて、午前中に到達することが出来ました。

神奈川県立近代美術館 葉山。葉山御用邸の近くにあります。公共交通機関で行く場合は、逗子駅からバスになります。

あまりメジャーな展覧会ではないので (私も秋野不矩という画家は今年になって初めて知りました)、すいていました。こういうところでスケールの大きい絵を見るのは良いですね。

裏からは海が見え、散策路もあります。散策路の中にはオブジェ作品が展示してあります。






時間があるので、湘南国際村と、



横須賀美術館へ行って来ました。横須賀美術館では、「ライオネル・ファイニンガー」展が開かれています。これも良かったな。

この美術館のことはテレビで知って、また、ぶんさんが記事にあげられているのを見て過剰な期待をしていました。写真の腕の差が出るんですよね。

これは海の広場 (海に面した芝生の広場) から撮ったものなのだけど、屋上広場というのもあったんだ。

ところで葉山も横須賀も、駐車場料金が、美術館入場者は1時間だけ無料ってどういうこと。もう少しゆっくり見て良いような設定すれば良いのに。って200円とか150円とか払えば良いだけなんですけどね。

帰りに横須賀市内がすごく渋滞していたのですが、この講演会のせいか。それともこれ

次は横浜トリエンナーレだな。Akasaka Art Flower 08はどうしようか。

2008/09/25

がんばれ石破

汚染米に関してマスコミは三笠フーズのことしかとりあげないのだが、Chikirinさん、finalventさんなどの分析によれば、

・輸入しているミニマムアクセス分の米は、食用には全く出されていないようだ。
・全て備蓄にして、加工用にしている。

さらにストレイドッグ「<主張>汚染米事件は農水省の犯罪」によると、事故米は1/10の値段で買えるという。「事故米をあえて送り返して来なかった」とあるのだが、これだと「わざわざ事故米を買っていた」ということになるんじゃないの。

最初に「食品会社に売ること自体 ... 横流しするのは想定内だってことだよな」と書いたのだが、誰かが横流しをするのを待っていた、しかも1回ではなく定常的に横流しするところを待っていたのではないか。

さて石破さんですよ。

石破さんの発言は論理的で説得力があるので、この人のいうことは信じられる。

ただね、それはこれまで軍事的な面での話しか聞いたことがなかったからかもしれない (キャンディーズ復活フィルムコンサートに関してファンとしての思いを語ったことはあるけどこれは論理的な主張の組み立てと関係ないし関係なくていいんだけれど)。

石破さんには、農水省のだれが、どういう理由で、ミニマムアクセス米を国民に主食として売らないことを決めたのか、をきちんと明らかにしてもらいたい。特に理由に関しては、赤字を出すことを承知の上で行っているということは予算化されているということなので、その説明責任を果たすことを求めてもらいたいし、それが明らかにならないのなら、省全体の予算請求の審査を厳しくし大幅カットもちらつかせてもらいたいものだ。

それができたら、ただの軍事オタクでないということを認めるし、総理候補の資格もあると認めることができると思う。

小渕優子入閣って何だよ

少子化担当て。

普通の人と同じ条件で保育園探させろ。

入れる側も特別扱いしないで、「フルタイムのお仕事じゃないみたいですねえ」って落とせ落とせ。

なぜ国民が子供を産んで育てるのを躊躇するか、少しは分ると思うぞ。

AFPBB News 麻生首相、閣僚名簿を発表

2008/09/22

牛乳にメラミンなんかいれて...

... 黒くならないのかな。

そか、ビタミンCも入れればいいのか。

追記: bogusnewsに「【汚染乳問題】国産の松崎しげる乳からもメラニン検出」という記事が出ていたので、同じボケをやっている人も多いと思って調べたら、検索上位で挙っているのは、素で間違っている人ばっかりだった。素人さんのブログや質問サイトはともかくとして新聞社も。

サーチナ 2008/09/22 メラミン汚染、大手牛乳製品「中国ブランド」から除外
-- 日本でも丸大食品が、メラニン混入の恐れがある中国製の牛乳を使った菓子など5商品の自主回収を行った。

ZAKZAK 2008/09/22 ネスレの牛乳からメラニン…外資メーカーも被害拡大
産經新聞iza! 2008/09/22 【メラニン混入】プロセス軽視のワナ警戒せよ

今は修正されているけど、毎日新聞も。
中国メラニン禍:拡大…アジア各国、禁輸措置 - 毎日jp(毎日新聞)

2008/09/21

おもしろ画像分析

おもしろ画像分析やってみた。

yoshihirouedaを「おもしろ画像」で表すと以下になります。

「yoshihiroueda」の分析結果



だって。

画像はおもしろいんだけど、どう読み取ればいいの?

本名でやるとこんな。



これはhitoさんのおこのみのような。

コメント

Commented by katuo0076 at 2008-09-21 20:49
いや、なんか、とても、アウトローぽい感じが伝わってきました。
きっと、たぶん、そんな感じなのですね(ですか?

Commented by sofia_ss at 2008-09-21 22:00
車関係?^^

Commented by yoshihiroueda at 2008-09-22 22:48
★ かつおさん、
アウトローですか、秘密結社の戦闘員合格ですかねえ。

Commented by yoshihiroueda at 2008-09-22 22:58
★ そふぃあさん、
なるほど車ではつながっているんですね。私最近は車と疎遠になりがちなので、もっと大事にしろということかもしれません。

2008/09/16

北海道限定

こんばんは。蛍です (ウソ)。

ガイドさんのお話の中に、血液型別お土産の買い方傾向なんてありましたが、全部自分のことを言われているような気がしました。その中の一つ、何型の傾向だったか忘れたのですが「限定品に弱い」。

という訳で限定品買ってきましたよ。

右の写真はキスミントハスカップ味とキャラメル3種。キャラメルは、上から、男爵キャラメル、十勝あずきキャラメル、白いプリンキャラメル。

ええ、あのジンギスカンキャラメルもありましたよ、確かに。でも皆さんのレポートもずいぶん前に出そろったし、今更必要ないですよねえ。

次は旭山動物園のどら焼き。今年新登場だそうです。中の餡は、小豆とカボチャとゴマの3種。

全て国産の材料を使ったということですが、餡が少なくて別においしいものではありませんでした。



キリン ガラナ (炭酸飲料)。ガラナって以前飲んだことあるのですが (キリンじゃなかったと思いますが)、最近は見かけませんね。北
海道限定で生き残っているということでしょうか。

iPod nano ラベンダー色を入手したかったのですが、アップルストア札幌へ行く時間はとれませんでした。残念。
↑この部分ウソですから。

2008/09/14

汚染米ロンダリング

事故米食用転売:「三笠」汚染米、ダミー転売重ね「食用」 (毎日新聞 2008年9月13日 → 魚拓)

このロンダリングで米自体の汚染が無くなるならいいのだけど、「汚染米」という事実だけが洗浄されていく。

次の記事も気になった。

クローズアップ2008:汚染米不正転売 食卓襲う影 責任転嫁、丸投げ農水省 (毎日新聞 2008年9月12日 大阪朝刊→ 魚拓)

これは大阪の記事。ほぼ同じ内容が東京朝刊では、「クローズアップ2008:拡散、事故米汚染 焼酎9種65万本、119施設給食にも」という見出しになっており、農水省に対する批判の色が消えている。
「公衆衛生の業務は農水省の仕事ではない」−−農水省で11日開かれた会見では、梶島達也・食糧貿易課長らが、メタミドホスに汚染された事故米がどこの医療・福祉施設で給食用に出されたかを明らかにしないまま終わった。
「じたばたしていない」どころか、何も仕事をしていないし、仕事をする気もないという宣言だろう。

消費者庁に対しては、各省庁は、権限(というか権益)を侵害されるものとして反発していたのではなかったか。私は消費者庁の設立には懐疑的であったが、このような反応を見ていると、必要なものと言わざるを得ない。

福田首相の政権投げ出しで、消費者庁の創設も危ういものとなっていて各省庁は大喜びしているものと思う。野党も総裁選に対して手をこまねいているのではなく、各候補者に対して質問状を送って態度を明らかにさせるべきではないか。

NeoCubeって買ってみた

こんばんは。ネオです。

サイドバーに貼っている (注: エキサイトブログを使っていた時の話)「あわせて読みたい」であげられているブログは、結構いれかわりが激しいので、新しいブログが紹介されているとときどき見に行っています。

で、どこのブログだったか忘れて申し訳ないのですが、Neo Cubeという商品を買ったという記事が載せられていて、それを読んでついつい衝動買いしてしまいました。

theneocube.com

強力な磁力が与えられた小さなボールの集合体。いろいろな組み合わせができる。


まあ、それはいいんですが、包装がしょぼい。磁力が強いのでコンピュータや磁気メディアに近づけるなって警告が印刷された紙が入っているのですが、磁石がその警告書で包んであるの。説明書もインクジェットプリンタで印刷されたもの。

サイトのデザインもしょぼいし、我ながらよく衝動買いしたなと思います。


 ところで日本の公式サイト(ネオキューブ公式サイト) もあるんですね。10月上旬発送開始で、現在予約販売中だそうです。

2008/09/13

阿寒湖摩周湖知床層雲峡旭山動物園旅行の巻

遅い夏休みをとって2泊3日で行ってきました。

 北海道のまっすぐに延びた道路。ガイドさんは「北海道では地図を作ってから道を造るのでこうなる」と、つっこんでいいのかいけないか分らないような説明をしていました。



峠から十勝平野に下って行くところ。





阿寒湖の早朝。霧が出てますが、摩周湖ではありません。日が高くなるに連れてだんだん晴れて行きます。

摩周湖。霧はでておらず、凄く良い眺めでした。
Wikipediaによると、法的には湖ではなく、ただの水たまりという位置づけだそうですね。





知床五湖の駐車場から知床連山を望む。

旭山動物園へは開園すぐに入園するスケジュールになっていたので、新しくできたオオカミの森もぺんぎん館もほとんど並ばずに入れました。それでもあざらし館はあっという間に長蛇の列になっていて断念したのですが。


オオカミの森ではこのようなドームから頭を出して観察できます。一つ前の写真はそこから撮ったもの。


ぺんぎん館。鳥が飛ぶように泳いでいるところはみられず、この写真はわかりにくいですが水面にういているところ。

鳥が飛ぶように泳いでいるところは、せば教授のんちゃんの記事をご覧下さい。せば教授のところでは、ペンギンの行進も見られますよ。

2008/09/09

食品会社に売ること自体 ...

... 横流しするのは想定内だってことだよな。

追記: 「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった (2008/9/11 J-CASTニュース)
「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。

「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」

という理解不能の説明だった。食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応だ。

2008/09/02

なんだよ大事な時に辞任て

毎日新聞 (魚拓)

感想としてはこの人のに近いかな。

東浩紀の渦状言論 「ぽかーん……」

追記: これ見逃してた。

bogusnews 2008/09/01 13:33 掲載 防災の日─今年は未曾有の人災に備えた訓練も・永田町
永田町・議事堂前広場。訓練は正午の時報に合わせ、防災ヘルメット姿の福田首相の宣言ではじまった。
「訓練。人災が発生しました。人望も能力もない人物が首相に就任しました」
宣言と同時に、広場に居合わせた参加者はいっせいに
「orz」
のポーズを取り、地面にうずくまった。

2008/08/28

太田農水相を問いつめても時間の無駄

最初から「血税を着服した」ことを前提に、福田首相に対処を問うことにしよう。

太田農水相の釈明は、予め時間を十分かけて (半日あれば十分でしょ)、福田首相に対してしてもらって、
福田首相の言葉として語ってもらう。

太田農水相の釈明は信用ならんとして、太田農水相をクビにして、自分も任命責任をとって辞めてもらってもよいし、
太田農水相の釈明を真に受けて、首相が責任をもって庇ってくれても良いし、
 (あとで矛盾が出た時に首相がその責任をとって辞める)

太田農水相から真実を聞いた上で、自民党公明党の公式見解として「血税の着服」は問題無し、今後も続ける、と宣言してもらっても良い。
 (次の選挙までは首相でいられる)

民主党も何かあるたびに無駄に時間を費やしていたら国民に愛想つかされるぞ。というか私はもう小沢には愛想つかしてるけどな。小沢だったら戦略的に動けるかもと最初はちらっと思ったのだけど完全に間違ってました。旧来の自民党政治家と同じ穴の狢。

Wikipedia 事故米不正転売事件

伊藤さんが殺害されたことに関して

激しく動揺している。

報道では、村同士の諍いみたいなことが言われていて、
それだったら解決も早いんじゃないの、と思っていた。

そっちばっかり指導してないで、こっちも指導して下せえ、とか。

能天気なことを考えていたのだ。

しかしタリバンか...

自国民や、支援する人々を犠牲にして、何を得たいのか。

赤旗 (2008.8.28) 伊藤さん 遺体で発見 / 日本外務省が確認 / アフガン拉致事件

過去記事

多神教礼賛 (アニミズム礼賛)

追記: 下記記事にはなるほどと思った。

finalventの日記:朝日社説 アフガン拉致―青年の志を無にしない : asahi.com(朝日新聞社):社説
それは単純にアフガンの「復興」が武装勢力にとって都合が悪いから。
...
善意の期待では、NGOの行動は実施できない段階にあった。

2008/08/26

大阪の地下鉄にもタヌキが ...

... いたポン。

先週大阪に出張に行って発見しました。これは狸田所長に報告せねばと思いながら忘れていましたが、ポンポコ研究所「副都心線でぶらり散歩(08年8月)」をみて思い出し、写真を発掘してきました (おおげさな)。

PiTaPaは関西のJR以外の鉄道の共通カードのようですが、このタヌキはOSAKA PiTaPa (大阪市交通局) 限定のキャラクターのようです。しかしOSAKA PiTaPaのサイトにもまともな紹介は載っていないし、検索して調べても、「名前はまだない」とか「"PiTaPaたぬき"という名前だ」(そんなぞんざいな名前のつけ方...) とかしか見つかりませんでした。

あ、アランジアロンゾのデザインだということは複数の人が言及しており、そこは間違いなさそう。

もう少し調べたら、グッズのコーナーにありましたよ。"ぴたポン!"でたぶん良いのだと思います。

大阪に行って確認してきましょう。ついでに奈良で鹿にも会ってきましょう。

2008/08/24

日本は法治国家なのだろうか?

「日本は法治国家なのだろうか?」... これは以前『「転び公妨」って言葉 ... 』で引用した森巣博さんの記事のタイトル。

『「転び公妨」って言葉 ... 』の最後に
高知バス白バイ衝突事件なんてのもあることを忘れてはいけないと思う。
と書いた。この件に関してはこれ以上の言及をしていなかったが、最高裁で上告が棄却されたそうだ。新聞には載っていないようだ。

きっこのブログ: 警察による大犯罪を見て見ぬふりの最高裁

バスに乗っていた生徒たちは、完全にバスが停まっていたと訴え続けてきた
→ 最高裁判断: 関係者の証言は信用できない

事故直前にたまたま現場を通りかかったまったく無関係なドライバーの目撃証言
→ 最高裁判断: 供述者が第三者というだけで、その供述が信用できるわけではない

新証言 (事故の翌朝に事故現場を見に来た人の証言)「スリップ痕などどこにもなかった」
→ 最高裁判断: 上告理由にあたらない (高知白バイ事故=冤罪事件進行中「判決でました 」)
-- 注: 通常上告は新証拠/証言がなければ認められない。この最高裁判断は新証言の存在を認めていない、提出を認めないという意志の表明といえる。

バイ隊員の仲間の証言 (事故現場を見えない位置からの目撃証言)
→ 最高裁判断: たとえ関係者であっても、警察官の場合は信用できる

...

「日本は法治国家なのだろうか?」という問いに、ただただ暗澹たる思いになる。

さて森巣さんのコラム、COURRiER Japon 9月号の第16回は「日本は法治国家なのだろうか?(後)」の矛先はマスコミと警察に向けられている。
じつはわたしは、不審人物や犯罪者たちがどこにかたまって存在するのか、知っている。おそらく、日本国民の大多数も、知っている。マスメディアも報道しないだけで、知っている。ところがそれを告発すると、警察に狙われるのは、逆に告発者の側となってしまうのである。
これは、警察のことを言っているのだ。

警察で行われてきた裏ガネ作り。これは横領した公金を返納した、ということですんでいるけれども、その中で様々な犯罪が行われてきたことは全く問われていない。下っ端は偽造領収書に署名捺印させられたが、これは虚偽有印私文書作成・同公使。その他それを強要した上司は強要罪、さらに脱税など8つの犯罪をあげている。それらが全く問われていないのだ。

きっこのブログの記事のタイトル「警察による大犯罪を見て見ぬふりの最高裁」も、それにつながる。

裁判員制度が始まったら、市民の目でこれらの警察の犯罪を抑えることができるのだろうか。裁判員は外部からの情報を遮断されるのだろう? 裁判所が証拠として出したものだけで判断しないといけないのでは監視のしようがないのではないか。

(すみません、この部分正確なところは理解していません。裁判が始まるまで情報をシャットアウトするなんてことが可能な訳はないと思うのですが、どのようにして裁判所提供の情報だけで判断することが可能なのでしょうか。)

マスコミの報道は知ることができるのだろうか。しかし...

森巣さんのもう一つの矛先はマスコミだった。このような法治主義下の不平等を放置するマスコミ。
海外、というか主に英語圏のマスコミと日本のそれとの決定的な相違は、日本のマスメディアは素朴な質問を発さない部分にある、と思う。権力に遠慮しているのか、それとも単に頭が悪いだけなのか。権力に媚びる。そして、権力のおこぼれにあずかろうとする。
今回の事故、というか事件でも同様だ。

「高知白バイ事故=冤罪事件進行中」ブログの記事「今日の記者会見」から引用する。
 誰も片岡さんのことを真剣に考えてくれてはいないようだ。(県内一社を除き)
なんで自分の頭で考えてくれないのだろうか?

...

記者会見の後、会見場を出た片岡さんに声を掛けたそうな若い記者が何人もいました。この事故や裁判の経緯を知らなくてもいいんです。

知らなきゃ『知らないんですけど教えてください』で聞けばいい。
追加トラックバック - 裁判員制度に疑問を抱いている人達がいます。

村野瀬玲奈の秘書課広報室: 冤罪の高知白バイ・スクールバス衝突事故 (裁判員制度、大丈夫とは言えない気がします... (6))

2008/08/23

グッドデザインエキスポ2008

こんにちは。佐藤卓です (ウソ)。

昨日仕事で東京ビッグサイトに行ってきたのですが、ちょうどその日の18時からグッドデザインエキスポ2008があるのが分って、行ってきましたよ。





写真を撮っても良いとということで撮ってきました。IT系の展示会と違って統一のとれた展示。ただ露出度の高いおねえさんがいないのが残...

18時オープンなんですが、18:30からはイベントがあるのであまりゆっくり見てられません。文房具を中心に見ていました。






大学のブースもあります。ここには女子大生のおねえさんが... 特に工芸繊維大学では浴衣で...



開会宣言。今年から (産業振興の視点から) 消費者の視点の審査にシフトしたということが語られていました。






デザイナー安積朋子さん、柴田文江さん、司会東海左由留さん (生活品評論家) によるトークセッション。

消費者の視点からということで、女性デザイナーをキャスティングしたのでしょうね。成功していると思います。以前東京デザイナーズウィークでのトークセッションでは、「着想が大事」とか、消費者が生活の中で使うシーンを想定した話がなくて不満だった (過去記事) ので、今回のはとてもしっくりくる話でした。これに関してはまた別に書こうと思います。

デザイナー仲間で構成されたボサノバグループPIPETTEによるライブ。

一番前の席に陣取って、フリードリンクのビールを飲みながら楽しみました。

今日23日は新しい電子楽器TENORI-ONのライブがあります。明日24日はdankogaiがアルファギークたちとウェブアプリケーションのネクストステージについて語る、そうです。ギークなおねえさんも来るのかな。

■ トラックバック

グッドデザイン賞公式ブログ「とうとう開幕!」

蜂の巣

こんにちは。ポケモンNo.015スピアーです (ウソ)。

最近奥さんが庭仕事をする度にスズメバチがでてくる、どこかに巣があるのかなあと言っていたのですが...

木の枝の密集している中に見つけたそうです。
分りにくいですね。



アップにしても輪郭は分りにくいと思いますが、スズメバチの巣に特有の模様は分ると思います。







自治体によっては無償で処理してくれるところもあるようですが、ここでは自分で業者を呼んで自分で負担しなければならないそうで、奥さんが比較的安くで安心できそうなところを選んで処理を依頼しました。

比較的小さいものでも2万円かかります。大きかったり高い位置にあったりすると値段も上がるそうですが、特に料金表がある訳でもなく、担当者が、んーこれくらいだったら2万円、とか言って値段が決まるそうです。当然明細書などもなく、領収書さえ出さないのが普通のようで、出すよう要求してやっとだしたそうです (なんでそういうことを要求されるかなと思いながらみたいですが)。

で、これがそのスズメバチの巣。あぶないので写真を撮るのも渋ったそうですが、奥さんが撮らせてくれと要求して撮ってくれました。ブログのネタ用 (笑)。

ん、なんか左上。
アップにすると...

まだハチがいますね。







2008/08/22

痩せたい+食べたい

おはようございます。松岡修造です (ウソ)。

CNETブログにこんな記事がありました。

検索エンジン窓にお願いする人たち
「痩せたい」というキーワードは、「ダイエット」に比べて明らかに検索数の少ないワードですが、「痩せたい」の周辺ワードを見ていると、事情や熱意まで見えて興味深かったりします。
ふむふむ。
「本気+痩せたい」「絶対痩せたい」「痩せたい+太もも」「どうしても痩せたい」「とにかく痩せたい」「もっと痩せたい」「早く痩せたい」など、本気、絶対、どうしても、とにかく、など、フツーではちょっと想像できないワードが打ち込まれていたりします。
なるほど。
「痩せたい+ 食べたい」「食べたい+痩せたい」など揺れる気持ちがそのまま打ち込まれていて
「揺れる気持ち」w

2008/08/16

対決−巨匠たちの日本美術

おはようございます。赤塚不二夫です (ウソ)。

「対決−巨匠たちの日本美術」展に行ってきたのだ。でも手塚治虫VS石ノ森章太郎はなかったのだ。

それはともかく、混雑するというので、先週休みをとって行ってきました。会期明日までなのに「込むから平日に行ってきた」って、挑戦ですか、ごめんなさい。

とはいえ、平日でも結構込んでいました。

通常だと同じ画家を並べるとか、同じ美術館のコレクションを持ってくるなどで、目玉があってその他のものが並ぶという感じになり、見る方もめりはりつけて見るのですが、今回は全部目玉と言って過言ではありません。

二人ずつ比較して見るし、解説で差を見ながら見るので、時間もかかり疲れました。作品的には好きになれないものもあるのですが、なぜ好きになれないのかとか考えながら見ているので、そういうのにも時間がとられます。

見応えがあったということです。

時代背景とか、使えるようになった技術、技法などもわかって面白かったです。

東京国立博物館は初めて行ったのですが、これが行われた平成館以外に、本館、東洋館で常設展もあり、こちらも充実しています。すいていますし。とはいえ、時間もあまりなく疲れてもいたので、ぞんざいな見方しかしていないのですが。

「対決−巨匠たちの日本美術」展に関しては、下記にミナさんの力の入ったレポートがあります。といって自分では手抜きをさせてもらってここで終りたいと思います。

footprint 「対決 巨匠達の日本美術」

MOON

おはようございます。夜中に目が覚めたのですが、結構明るいの。満月だったんだね。

iPodに入れた曲はシャッフルで聴いているのですが、新しい曲はそんなに増えないので、古い曲を繰り返し聴くことになります。

昨日レベッカの"Moon"が流れていました。
MOON あなたは知ってるの
MOON あなたは何もかも
初めて歩いた日のことも
ああ、そういえば、この曲、英語の歌詞のやつもあったな、と思っていたら、偶然次の曲がそれでした。
MOON you follow me where I go
MOON whatever I am you know me
My secrets are safe with you forevermore
英語の文法的にはどうかと思うけど、「どこにでもついてくる」って感じはいいですね。

この曲はお母さんと娘の話になっていて
こわしてしまうのは 一瞬でできるから
大切に生きてと 彼女は泣いた
という歌詞が出てきます。

ゆるいのも日本の文化だろ

おはようございます。伊能忠敬です (ウソ)。

【絵文録ことのは】松永英明さんの「グーグル・ストリートビューに儀礼的無関心を求めるのは筋違い」に対して、私は
エクステリアの「あるべき論」はわかるが、日本人の少なからずの人が「エクステリア」=「金持ちの道楽」と思っている。また、Webの世界の「あるべき論」を適用するのも間違い。

というコメントともにブックマークした。これに対して松永さんは次の記事「グーグル・ストリートビューは、やっぱり気持ち悪くないと思う」で、
ここで使った「エクステリア」という用語は、単に建築物の「内と外とさらに外」みたいな区別を厳密化させるために用いたものであって、たとえばアパートのベランダなども含めることは本文で書いたとおり。
つまり、外から見られる部分について、実際に(日本人であろうと何国人であろうと)「私的領域に属しながら、外から見られる」ことを(おぼろげながら)自覚しているはずだ、という話。

と書かれている。それは分って上で書いているのだけれど、ブクマコメントでは十分な説明になっておらず誤解を招く。ここではもうすこしまとめてみたい。

概要:良し悪しはともかくとして、私的領域と公共領域の境界をふくめて、ゆるいことは日本の文化だろう。グローバルスタンダードに合わせなければならないのだろうか。

ここで「文化」というのは、「芸術」とか、保護すべき「伝統」ではなくて、「共通の価値観」という意味。日本人の好みが変わって行けば変わって行くもの。多くの人が電車の中でケータイ通話が気にならなくなれば、車内放送での呼びかけもポスターもなくなるよ。

実は私も最初はストリートビューは単純に面白いと思った。今は大都市しかないし、大都市の中で知っているところは繁華街くらいなのでそういうところしか見ていなかったから。

それが、松永さんの記事でもとりあげられたhiguchi.com樋口さんの「Google の中の人への手紙 [日本のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ]」という記事を読んで、なるほど単純に面白がってはいられない問題だなと思った。この樋口さんの記事は、単なる違和感ですませるところを、文化的背景から説明しており、良い記事だと思う。

松永さんの記事はそれを理解した上で否定している。「見て見ぬふりをしてほしい」というのに対して、「実際にもともと見えていたものなのに、それに無頓着過ぎたのだ」というのでは妥協点はないだろうな。

まず、「見える (see) 」と「見る (look at)」では違うと言うことをあげておこう。Googleストリートビューは「見える 」と「見る」に変える装置だ。

ここでやっと「エクステリア」の説明に入れる。もう一度松永さんの認識をあげる。
単に建築物の「内と外とさらに外」みたいな区別を厳密化させるために用いたものであって、たとえばアパートのベランダなども含める。

多くの人はこの意味での「エクステリア」は理解できるだろうし、「エクステリア」という言葉は使わなくても外から見られている空間であることは認識しているはずだ。そこを私は、
エクステリアの「あるべき論」はわかる

と書いた。

その上で私は、
日本人の少なからずの人が「エクステリア」=「金持ちの道楽」と思っている。

と書いた。見えるのは分るけど、それを写真に撮られて全世界に公開して恥ずかしくないというレベルまで持って行くだけの余裕は金銭的にも時間的にもない、勘弁してよ、ってことだ。

「恥ずかしくない」というところがポイントで、高級住宅街にぽつんと自分の家があったら恥ずかしいけど、周りもみんなそんな家だし、おっさんがステテコのまま歩き回っているようなところなんだから、「見て見ぬふりをしてほしい」ってことだ。

そんな「ゆるさ」を日本人はもっていると思う。それを一気にグローバルスタンダードに合わせることを強いるのがGoogleストリートビューだろう。

「Webの世界の「あるべき論」を適用するのも間違い」も同じ。これは無断リンクをいやがる人達と同一視したものだが、Webでの公開はもともとフラットで全世界に公開されていたものであって、自宅をそこに来る人に見られているのとは訳が違う。

「金銭的に余裕がない」と書いたが、家を持つ金があるんだったらそのくらいの余裕はあるだろ、エクステリアのメンテナンスまで配慮することを含めて家を持つとことだろ、という指摘はあるかもしれない。でもね、やっと買った家だってGoogleカー (高木浩光さんは「Googleカー」と書いていたw)から下手したら窓の中まで見えるくらいの敷地に建てていて、アメリカの住宅地や農村とは違う。借家だってアパートだって同じ。洗濯物をベランダに干さざるを得ない。それにやっぱり日本人はいくら貯金があっても余裕がないんですよ。まだ読んでいないけど、吉村 葉子 「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」に書いてある (はず)。

これからGoogleストリートビューはアジアの他の国やアフリカにも進出してくるんだろ。もちろん価値観も違うので抵抗もかえってすくないということはあり得るけど、日本以上に貧しいところが多い。アンカテessaさんは、「グーグルにNO!と言えるニッポン」
このエントリは、相手が違う文化、違う常識を持っていることを前提としていて、そういう相手に理解してもらえるように説明している所が素晴しいと思ったからです。

こういう形で異議をとなえることは、日本の重要な責任ではないかと私は考えています。
と書かれている。

Googleには全世界で同じサービスを提供するという方針とともに、それぞれの文化を尊重する姿勢はあると思う。また、"evil"にならないことを宣言しているし (これをGoogleは"evil"でない = Googleがやっていることは正しいと思っている人も多そうで心配だけど)。今回はそれに気づかなかっただけだと思うので、何らかの形で改善することを望みます。少なくともカメラの高さを人の目の高さにすることくらいはできるはず。

2008/08/13

スパムコメントがあったので...

... 見てみた。

こんばんは。沖縄でスパムおにぎりは売ってあったんだけど、怖くて買ってません。やっぱブロガーとしては食べてみるべきだったかな...

さて、昔の記事にスパムコメントが来ていました。URLがYouTubeのごく普通の形式("http://jp.youtube.com/watch?v=WkjTeN6jGTk")だったので、ウイルスはあり得ないだろと思い、どうせエッチな動画だろうなと期待してあてにしないで見てみました。

思わず吹いた。

New ! David Blaine Street Magic Part 4

Part 4なので、これ以外もあるということなんだけどこれらも別のおかしさがあります。

豪華中華

こんばんは。

開会式見た?断片しか見ていないのだけど、すごい仕掛けがたくさんあったようですね。CGとか...

GIZAZINE 2008年08月12日 北京オリンピック開会式の花火による「巨人の足跡」は本当にCGだったのかどうかを検証してみた

最初はリレハンメルくらいだったかな、自然に還る材料で作った食器を使ったり、選手村を開催後自然に戻せるようにしたり、環境に配慮した運営がトレンドになっていたと思うけど、今度の北京オリンピックでの取り組みはどうなんだろ。

2008/08/11

Songs for TIBET

おはようございます。

開会式見た?断片しか見ていないのだけど、すごい仕掛けがたくさんあったようですね。生放送で見た人は「なげーよ」って感じだったみたいなので、少なくともダイジェストくらいみたかったな。

福島香織さんが、「五輪開会式は見られなかったけれど雰囲気は味わった。」で伝えている会場外の雰囲気も良かったな。中国の民衆にとっては本当に何ものにも代え難い思いなんだと思う。
現場は鳥の巣から1㌔以上東の高架道路の上。道路から人が落ちても不思議でないくらいぎゅうぎゅうで、汗だくの体でべったりくっつきながら携帯で撮影会。はっきりいってほとんど何も見えない、聞こえない、警察は「さっさとかえれ!」とめっちゃえらそう。でも中国庶民は、このくらい虐げられるのは慣れっこなので、みんなものすごく興奮して楽しそうだった。

これらの人はまだここまで近づけたので良かったけど、そうでない人も多い。
高揚した気分で帰途について、ふと携帯電話をみると、友人の作家の余傑さんからメールが。「自宅のアパートの前に、アパートから派遣された保安要員(おそらく公安)が監視ステーションを作って、私たち一家が家から出ないように監視している。同じ家賃を払っているのに、どうしてこういう目にあうんだ!」。余傑さんは、中国非公認のキリスト教徒で、ブッシュ大統領に面会して中国の地下教会や非公認キリスト教の弾圧ぶりを訴えたりして、当局ににらまれている。五輪の安全を理由に事実上の自宅軟禁を強いられている。

COURRiER Japonの9月号にも次のような記事がある。

富坂聡、中国メディアの裏を読む!第7回OLYMPIC
「外出は控えよう!」はないだろう
いったい誰のためのオリンピックなのか?

「北京を訪れる外国の友人たちに快適で広い道を提供するため、できるだけ外出は控えよう!」という標語がだされているそうだ。中国人のためのオリンピックとは思わないけれど、中国人が楽しめなかったら意味がないよね。

これを伝える記事には
「北京を訪れる外国の友人たちに快適で広い道を提供するため、できるだけ外出は控えよう!」という言葉は、果たして何を連想させるだろうか。それは「中国人と犬、渡るべからず!」というあの屈辱的な文句にほかならない

これは上海の日本人租界に架かっていた橋の入り口に掲げられていたそうで、中国人にとって恥辱の象徴とされてきた文言だそうだ。

オリンピック会場とインフラの整備に関わってきた大量の出稼ぎ労働者もオリンピックが始まる前に郊外に出されたそうだ。その労働者は「オリンピック期間中は北京はテロの危険性が高まるので、政府は我々の安全に配慮してくれている」と語っていた。

外国人メディアも観光客も厳しいチェックを受けているようで、それは、中国にはそのような警戒が必要だ、そういう問題を抱えているということを全世界に伝えられて良いと思う。

全世界にとは書いたが、日本ではお祭りムードが先行し忘れられていることも多い。

アムネスティインターナショナル: 中国 : 中国政府が公約に反しオリンピックの遺産を危機に
「人権について訴える人びとを起訴し処罰し続けることによって、中国政府は、オリンピック招致が決まった7年前に自ら表明した多くの約束を反故にしてきた」と、アムネスティのアジア太平洋部副部長ロジーン・ライフは香港での記者会見で語った。

中国はオリンピック直前までアムネスティサイトへのアクセスを遮断していた (ソース1)。今はオリンピック関連施設と北京市内からはアクセス可能になっている(ソース2)。それ以外の場所からはアクセス遮断が続いているということだろう。

ところで、もうひとつの聖火リレーはどうなったのだろう。自分も含め、こういうのをすぐ忘れちゃうのが良くないところなんだよな。

さて、前置きが長くなりました。表題の"Songs for TIBET"はこれ。

AFPBBNews 7/23 スティングら有名歌手によるチベット支持アルバム、北京五輪直前に発売
iTunes Storeでも買えます。→ Songs for Tibet - The Art of Peace
お金の支援がどれだけ問題の解決に役に立つのか疑問ではあるけれど、微力ながら私にできることでお手伝いしようと思う。

グーグルで人間はバカになる!?

こんばんは。これでいいのだ。

COURRiER Japonの9月号に、「グーグルで人間はバカになる!?」という記事が出ていた。
かつては本に没頭したり、長い記事に読みふけったりすることは、日常の一部だった。展開されている議論にもすんなりと入っていけたし、長い文章を何時間も夢中になって目で追い続けたものだ。だが今では2〜3ページも読んだところで意識が移ろい始めることはしょっちゅう。落ち着きがなくなり、筋を見失い、気が散ってあたりを見回し始める。かつては自然に読書の世界に入っていけたのに、今では読み続けること自体がひどく難儀だ。
まあ、表題で「グーグル」を出しているのは実は釣りだな。筆者自身もインターネットを使うようになってからということは認めている。

ただ、グーグルが出てきたこと、そしてインターネットの情報量が増えてグーグルが必要になるくらいになってきたことは無縁ではないだろう。昔はYahoo!が整理してくれている情報で十分だった、というより、満足していたと言った方がいいか。

それ以外の要因もある。2ちゃんねると、はてブと、そしてブログもその原因だと思う。興味の対象が拡散しちゃったんですね。もちろんそれはいい面もある。というよりも、マスメディアに乗ってやってくる情報は、偏っていることが分ってきたのはこれらオルタナティブ・メディアのおかげであり、いまさら既存マスメディアに頼るわけにはいかないと思う。

この記事では、歴史をひもといて、いつの時代にも新しい技術がもたらす麩の側面があったことに言及していて、単なる感覚的な物言い、もっと言えばただの愚痴に堕する事のないよう配慮されていると思う。古くはプラトンの著書「ファイドロス」には、文字の発明を嘆くソクラテスが描かれているそうだ。人がものを覚えずに紙に書き付けることによって、記憶することを辞めてしまい、忘れっぽくなることをおそれていたという。今は「忘れられること」=「新しいことを考えらるのに集中できる」として肯定されているのにね。また印刷機の発明も同様に知的怠慢を招くことが懸念されていたそうだ。

しかしこの筆者がインターネットの影響を恐れるのは、また別の次元のことであるようだ。記憶ということではなく、考える能力が阻害されることを恐れている。
集中して活字の海に潜ることが尊いのは、著者の言葉から得る知識のためではない。著者の言葉が私達の意識に知的か共振を生じさせるためだ。
そしてそれはネットでは得られないと主張している。

確かに一連の主張は共感するところがおおいにある。しかし、流し読みするのはネットの情報だけであって、相変わらず印刷物はちゃんと読んでいるんじゃないかな。

それにはいくつか原因があると思う。

・ネットの情報は取捨選択しなければならない。「ウソをウソと判断できる人でなければ...」ってやつですね。
・ネットの情報自体が断片的。本を読めば体系的にある分野が俯瞰できた。今は自分で断片を組みあわせて体系づけないといけない。
・いつでも脱線できる、いつでも戻れる安心感。書籍の場合分らない部分があってもとりあえず先に進めないといけない。一方ネットだとその場で調べられる。
・[これはブロガーだけの話かもしれないが]、あまり読みすぎると自分の意見を書く時間がなくなる。さらには自分の(少数と思っていた)意見は既にネット上にあることが多く、そうすると自分の意見はユニークではないことになり、わざわざ書くモチベーションがなくなる。もちろん意識して読まないようにしているとは言えないだろうが、見てしまうと書けなくなるので積極的には他の情報を求めなくなる。

きっと文字が出来た後、記憶を外部化するという利点を捉えて利点を活用することが推奨されたように、ネット時代にはネット時代なりの使い方のベスト・プラクティスなんていうのが出て来るのであろう。

なお、考える力に関して言うと、ここにラリー・ペイジの発言が引用されていた。
昨年、ペイジは科学者を集めた会議で語った。グーグルは「本気で人工知能を構築しようとしている。しかも大規模に」と。
ここからHALにつながってくる。ターミネーターに出てくるスカイネットも同じような存在だろう。

先日聴講したパネルディスカッションで、原爆を開発した科学者の反省に基づき、「研究者は技術が社会に対する影響を考えなければならない」旨の発言があったのを思い出した。ストリートビューによってもたらされる違和感も、それらの考察がない無邪気な技術への信仰に対する警鐘なのだと思う。

2008/08/09

今年の原爆慰霊祭

こんにちは。

今年の原爆慰霊祭は自宅でテレビで見ていました。2004年2007年は長崎で参加してきたのですが。

この時期は毎年最高に暑いですね。長崎も暑そうだ。原爆慰霊祭では凍らせたおしぼりと冷たいお茶を配ってくれるのが嬉しいんですよね。

今年は北朝鮮、イランの問題もあって、被爆地は危機感を募らせているそうです。イラクは核兵器を持っていなかったから攻撃された、核兵器を持つことで自国の安全と独立を守ることができるという主張があるが、これが正しかったというメッセージを発信するような対応がなされており、暗澹たる気持ちになる。

平和宣言で、非核三原則の法制化を訴えているのに対し、福田首相は非核三原則の堅持の方針を示すにとどまっている。

先日NHK特集「見過ごされた被爆 〜残留放射線 63年後の真実〜」で知ったのだけど、原爆症の認定基準が今年になって緩和されたという。それでもまだ対応外の症状があって認められていない人がいる。

これもNHK特集なんだけど「解かれた封印 〜米軍カメラマンが見たNAGASAKI〜」も良かったね。ジョー・オダネル氏は原爆の効果を写真に撮ることを任務として長崎に入ったのだけれど、軍規に背いて被爆した人達の写真も撮って隠していた。隠していたけれども、晩年になって公開し悲惨さを訴える活動を始めるのだ。幸せな家庭を築いていたのだけれど、それによって離婚にまで至っている。そこまでの犠牲を払って悲惨さを訴えてきたオダネル氏のような人が米国人から出て来るところが、今後の希望のように思える。そういう父の姿を尊敬し、息子さんが遺志を継いでいる点も良かった。写真は人を動かす力があるんだね。

写真と言えば石原さとみが被爆地で撮られた写真の少女を捜すという番組をやっていた (これは民放) 。これも良かったけど、2時間番組のなか3つのトピックのひとつだったのでどうしても内容は浅かったな。

2008/08/04

脱コイズミ内閣

こんばんは。赤塚不二夫さんのご冥福をお祈りしますざんす。

上杉隆さんが、今回の改造内閣に対して、「脱コイズミ内閣」と特徴づけていました。

それはそうなんだけど、「痛みを伴う改革」の、国民に対する「痛み」は残して、もともと薄かった政・官に対しての「痛み」はしっかり取り除くような、そんな揺り戻し方というのがはっきりしたように思える。ガソリン税は残り、渡辺さんも梯子をはずされた。そして消費税増税の必要性が声高に叫ばれ、無駄使いを追求する声は埋もれて行くだろう。

これで人気が回復すると思っているのだろうか。

特に野田聖子。郵政民営化に反対するところは主張を持った政治家なのかと思ったが、復党を望む様の卑しさは、利権が欲しいだけだったということを強烈に印象づけた。

郵政民営化のときの動き、その後の苦労する様を回想して、「野田聖子入閣を祝す」などと言う訳にはいかないと思う。

2008/07/30

突撃ガダルカナル

こんばんは。ウソの自己紹介してくれるのに最適な (ベタな) 人が容易に想像つくのですがやめておきましょう。

今日の深夜、NHKでこんな番組がありますね。

証言記録 兵士たちの戦争「ガダルカナル 繰り返された白兵突撃」

ここには、
太平洋戦争で連戦連勝の日本陸軍はガダルカナル島で、陸海空一体の米軍と初めて戦闘を繰り広げる。先兵となった北海道・旭川の兵士の証言から「初の大敗」の深層を描く。
としか書いていないんですが、銃剣をもって敵の陣地にみんなで突っ込んで行くんですよね。銃剣で銃の先端に剣がついているものなんですが、銃としては使わなくて、結局敵の兵を刺すまでなにも攻撃にならないもの。敵は陣地から銃で掃射するので、全滅してしまう訳です。

で、なんでそうなったんだろう、もう一回チャレンジしてみようって別の部隊が同じことを繰り返す。確か3回くらいやったんじゃなかったかな。

これだと簡単すぎるので、詳しくはWikipediaを。

って記述量で差がありすぎて、自分でもどの部分の要約したのかわかりませんよ。

その前には、フィリピンでの戦いのことについて語られるようです。

証言記録 兵士たちの戦争「フィリピン 絶望の市街戦〜マニラ海軍防衛隊〜」

沖縄戦は明日、インパール作戦は明後日。録画はセットしたけれど、悲惨過ぎて見る気にならないかもしれません。

2008/07/28

新世代ギャル用語最前線

こんばんは。清水圭です (ウソ)。

今度は本家シブケイから。

【ティーンズラボ】2008-07-26 「あのかれぴ、もれてない?」−渋谷で探る新世代ギャル用語最前線

ここでも、
数カ月前に流行った言葉が全国規模で広がるころには、すでに友人グループやクラス単位の「内輪レベル」で新たな流行語が生まれているのが、この世代の特徴だ。
と書いてあるが、最前線のサンプルって、たまたまそのグループで使われているだけのものもあって、これをひとつひとつ覚えることは意味のあることではない。覚えて使うと「なにこのオジさん」って言われるのがおち。

じゃあなんでこういうのを取り上げているかというと、時代の雰囲気が分るような気がするから。「KY」って言葉は、多様性を許さない危険な兆候だと思うけど (過去記事)、そういう雰囲気があることをあぶり出させた功績があると思う。

この中で気になったのは、会話に対する適当な返事や面倒くさい時に使う「マジか」。
「マジか」を筆頭に、「面倒くさいから」「適当に会話したい」などの理由で、会話を円滑かつ穏便に「流す」風潮が目立っている。面と向かって言わない代わりに、表向きの相づちで会話をつなぎ、言われる側も空気を察してそれとなく会話を流す、そんなコミュニケーションが、さまざまな「適当」系言語を派生させる。
近頃の若いもんは、面倒くさいとか思いながら会話してるんだ、そりゃ問題だなー、なんて最初は思ったのですが、よく考えたらこれって若い人達に限らないような。

そういうえば、英語でしゃべらナイトで、英語における"How are you?"には意味なんてなくて、答なんか聞いちゃいない、マジで症状を語られたらかえって困る、なんか言ってたな。言葉を交わすこと自体が意味があるんだ。

やるな国会図書館

こんばんは。すまけいです (ウソ)。

シブケイ、ハマケイのシリーズってめちゃくちゃ増えてるのな。東京都内なんて16種類もある。

そのなかの最も新しいと思われる赤坂経済新聞から。


国立国会図書館の「国会丼」が話題に−「ねじれ国会」を表現
同メニューは、中央に温泉卵が乗った、半分が牛丼でもう半分がカレーライスの丼。甘辛い味付けのオーソドックスな牛丼が自民党を、ピリリと辛いスパイシーなカレーが民主党を、中央に乗った温泉卵が国民を表わしており、「ねじれ国会」の様子を丼の中で表現する。
で、共産党は紅生姜と。

牛丼とカレーを一緒にしたのは松屋にもあるけどね。
「牛丼とカレーだけを混ぜて食べるとお互い主張し合ってけんかしてしまうけど、温泉卵も加えるとけんかしなくなりおいしくなる」と土切さん。「お互い主張するばかりではなく、国民の意見を反映させて自民党と民主党の良い部分だけを取り上げてほしい」とのメッセージが込められているという。
温泉卵 = 国民をまんなかに入れ、けんかしないように、国民の意見を反映させてほしい、っていいことを言うなあ。

4月から出しててまだ生き残っているということは、国会議員センセたちも文句言ってないってことだよな。ユーモアを解する人達というのはとりあえず健全で良いと思います。できればこの「国民の意見を反映させて」ってところも聞いてほしい。

大盛りでも500円って、赤坂や溜池が近いところでこの値段はうれしいですね。何かの機会に行ってみたいです。

なに? 国会図書館だったらもっと別に言うべきことがあるだろうって? 先生すみませんすみません。

追記: 「国会」= "Diet" なので、国会丼はダイエット丼だね!

2008/07/24

通信簿ですか

こんばんは。私の地方では「通信簿」ではなく「通知表」と言っていました。
まみこさんが「通信簿!」でトライしていた、gooラボのブログ通信簿を私もやってみました。

結果は...


内容はともかく、ブログ名が2世代前のものでびっくりしました。きっと前からデータを集めていたんでしょうね。

元記事はこれ
ITmedia News 2008年07月23日 あなたの「ブログ通信簿」は? 年齢や影響度など推定 gooラボ
NTT(持ち株会社)が開発した技術を分析に活用。男性・女性にそれぞれ特有の表現や、20代のブログで多い「就職活動」といった表現から性別や年代を推定する技術、ブログへのリンク数や記事掲載数などからブロガーの影響度を数値化する「EigenRumor」などを利用している。
ちょうど今日たまたま持ち株会社の研究員の方と会話する機会があったのですが、この話は出ていませんでした。

2008/07/23

土用の丑の日には黒い食べ物

おはようございます。山口崇です (ウソ)。

「とみざわのマーケティングノート」とみざわさんが、「脱・平賀源内」で、
「土用の丑の日には××を食べよう!」という新たなプロモーションを、どこかの団体が打ち出してもいいと思うのですが。
と書かれていて思い出しました、この記事

高島屋:「土用の丑には黒ビールも」 日本橋店でフェア (毎日新聞 2008年7月16日)
「土用の丑(うし)」(今月24日)にはウナギのほか、厄よけのためシジミや黒豆など「黒いもの」を食べる風習にちなんだ。
ほんとかよっ!? こんな話は初めて知りました。

昔、ホワイトデーがマシュマロデーって呼ばれていたのを思い出しました。これはもともと3月14日にも意味がないし、マシュマロとも関係なかったので、他の業種も容易に参入できたのでしょうね。
とはいえ、とみざわさんが「平賀源内に日本国民はいまだに踊らされ続けている」と示唆されているように、土用の丑の日と鰻にも全く関係がなかった訳ですから、他業種が参入しようとするのはむしろ遅すぎると言っていいかもしれません。

追記: とみざわさんがさらに調査されています。

とみざわのマーケティングノート 「土用丑の日・平賀源内考」
土用の丑の日に「『う』のつくものを食べると、夏負けしないという民間伝承があったそうです。
平賀源内は、これをヒントに「土用丑の日」を考えたようです。
だじゃれかよ、って言いたくなりますね。

2008/07/18

考えない人間を作る教育

おはようございます。

森巣さんが、卒業式における国歌斉唱問題で、起立斉唱しない人は自分の考えを持ってそうしているのであり、その人達を処分するのは教育の場に相応しくないという主旨のことを書いていた。

[今ソースが確認できないのであとで追記 → 最後に追記しました。]

ここは森巣さんの認識は正しくないと思った。「愛国」教育の目的は盲信する人間を作ることだろう、もちろん教育する側はそういうことは言っていないけどね。

そしてそれはかなり成功していると思っていた。

内田樹先生のブログに「アメリカ人はどこまで」という記事があった。はは、アメリカ人はよその国のこと知らないんだよな、と思いながら読んでいたら、後の方は日本の若者の話になっていた。最後の方で、
今の日本社会では「知性的にならない」ことに若者たちは知的エネルギーを集中している。

無知は情報の欠如のことではなく、(放っておくと入ってきてしまう)情報を網羅的に排除する間断なき努力の成果である。

「知性的になってはならない」という努力を80年代から日本は国策として遂行してきたわけであるから、これはスペクタキュラーな「成功」なのである。

と書いてあった。

マスコミのこととか、死刑制度のこととか、裁判員制度とか、格差社会とか、左翼と右翼のこととか、最近いろいろなことがつながっていると感じます。

追記: 森巣博氏の記事はCOURRiER Japon 2008年5月号でした。前半は御自身の息子さんのお話。移民である森巣氏の息子さんは集団行動が出来ないのだが、オーストラリアの教育関係者は、息子さんの才能を発見し、環境を与え、15歳で大学、18歳で大学院に入学した。そのころオーストラリアには飛び級の制度がなかったので、既存の規則よりも子供の才能を伸ばすという信念を優先させたということになる。

これに対して日本の教育はどうなのかということが後半の主張になる。

・神奈川県教育委員会は君が代斉唱の際に不起立などの行動をとった職員は罰するとした。
・学校運営に大きな支障があるからという理由である。
・それがどのような支障というのであろうか。おそらく思想統制なのだと思う。
・不起立の職員は「愛国心」に欠けているということであろう。
・思想改造が必要と判断しているのであろう。東京都などは不起立の教職員を、北朝鮮のように「研修所 (= Re-education Camp)」に送り込んでいる。
・「愛」の反対は「憎悪」ではなく、「無関心」だ。[心理学者の共通認識]
・無関心な教職員は、命ぜられるまま起立することであろう。
・信念に従って不起立を貫く教職員たちは、(信念に従って起立する教職員と同様に) 「愛国者」だと思う。

不起立だけでは、「愛」と「憎悪」の区別はつかないだろう。しかし、国を「憎悪」しているならば、教職について次世代の日本人を育てることはしていないはずである。おそらく、思想統制を進める (= 自分で考えることをやめさせる) 日本の現状を憂いての行動だと思う。

私の「愛国心」も、そういう愛国心だ。

2008/07/16

パパ ママ バイバイ

おはようございます。

法律を守り、政府への批判も行わないという人でも、事件事故に巻き込まれることもある。そのときも政府のいいなりになることを容認できるのだろうか。

と考えていて、このことを思い出した。ブログを始めたころに他の人に教えてもらったもの。

Wikipedia 横浜米軍機墜落事件

パパママ・バイバイ - 横浜市緑区(現在の青葉区)の米軍機墜落事件<1977年>

救助に向かった自衛隊ヘリはは、被災者をおきざりにしてほとんど無傷の米兵を乗せて帰って行った。

全身火傷を負った母親は、抗議ができるくらいまで回復すると、精神科の病院に移され、そこで亡くなった。

Wikipediaによると、港の見える丘公園フランス山地区に母子像があったんだね。5月に行ったのに知らなかった。また、中田市長により、事件の概要を簡潔に記述した碑文が設置されたといことも知らなかった。つい最近のことだったんだ。

2008/07/15

iPod touch アップデート

こんばんは。和也です。達也です。三波春夫でございます。もうなにがなんだか。もちろん全部ウソ。

音楽とコーヒーと自転車の日々blue_koichiroさんが、「2.0のアップデートで快適に」という記事を書かれているので便乗です。

金曜日にiPod touch アップデートというか、名前は iPhone 2.0 だったかが出るというので、何回かアクセスしたのですが、結局できませんでしたね。

土曜日は終日外に出ていた、というか昼間から呑んでいたので、すっかり忘れていたのですが、blue_koichiroさんのその前の記事で、アップデートが出たというので、私もアップデートしました。

前回の有料のときよりも今回の方が1200円と安くて、内容も充実してしていたんじゃないでしょうか。アプリを買って行くとお金は使いそうだけど。で、記念にアプリ買っちゃいました。クロスワードとピンボール。クロスワード激ムズ。


アップデート途中に、ケーブルをiTunesにつなげっていう画像が出て、もちろんずっと繋ぎっぱなしなのですぐに消えちゃった。で、もう一度あるかと思って待ち構えていたら、撮れましたよ。でもアップロードするときにファイルのサイズが0だって言われて、ちゃんとアップロードできていません。

と書いて一旦出したのですが、今度はできた。

あ、アップデートの内容に関して何も書いていませんでしたね。まだあまり使い込んでいないので、特に報告する内容はありません。

これまでばんばんクラッシュしていたのがなくなるといいなあ。Safariが落ちるとログイン状態までなくなるんだもの。最近は普通に音楽聴いててもクラッシュするようになってて、もうだめぽなんて思ってた。そういうところはなおっているでしょうか、

2008/07/13

RSSフィード調査(2) Safari RSSの挙動

♪Will you still need me, will you still feed me, when I'm sixty-four.

どうも他の人と会話が噛み合ない。Safari 組み込みRSSリーダーの挙動が他と異なるのではないかという気がしてきた。

Safari 組み込みRSSリーダーにRSSを与えてみる。

Excite ATOM http://ryokan.exblog.jp/atom.xml を与える。
→ アドレス feed://rss.exblog.jp/rss/exblog/ryokan/atom.xml (リダイレクト)



Feed Rinsed ATOM http://www.feedrinse.com/services/rinse/?rinsedurl=9700... を与える。
→ アドレス feed://ryokan.exblog.jp/atom.xml (リダイレクト)
→ アドレス feed://rss.exblog.jp/rss/exblog/ryokan/atom.xml (リダイレクト)

で、結果は同じになる。広告は入っていない。

まだ広告の出稿量が少ないからということでなっとくしていたのだけれど、ばくさんのところでは広告が5つ入っているということで、ばくさんの広告付きのはずのRSSを与えてみたら、やっぱり広告はない。ついでにいうとリダイレクトもされていない。

もしかしたら私のRSSには実は広告入っているんじゃないの?と思い、今度はGoogle Readerに与えてみた。

Excite ATOM http://ryokan.exblog.jp/atom.xml を与える。
→ Google Reader 管理画面でみえるアドレス http://ryokan.exblog.jp/atom.xml



広告は4つ入っている。

Excite RSSAd ATOM http://rss.exblog.jp/rss/exblog/ryokan/atom.xml を与える。
→ Google Reader 管理画面でみえるアドレス http://rss.exblog.jp/rss/exblog/ryokan/atom.xml



広告が入っていない。

ああーっ! ここで大事なことに気がついた。Google Readerは過去のRSS配信を独自に管理しているのであった。最初のExcite ATOMを与えたものは、過去に一度登録したもので、過去に配信されたRSS広告がそのまま含まれているということ。

一方で、今初めて追加したRSSAd ATOMによるリストに広告が入っていないということは、たまたま今配信されているRSSには広告が全く入っていないということになる。

という訳で、はりーさんが言われていること「今は広告の出稿量が少ないので、広告がRSSに含まれないこともある」を図らずも証明する結果になってしまった。

いや、やっぱり違うな。Firefoxの組み込みRSSリーダー ライブブックマークに与えたら広告入っていた。うーん。

2008/07/12

きぅ

そういえば、「憂慮する」とか「懸念する」とか言うべきところで「杞憂する」って使う人いるよな。

あ、今特定の人を指して書いている訳じゃないので、気にしないで。

Google検索: 「杞憂すべき」 → 約 89,600 件
-- これはほとんど間違いだと思う。

Google検索: 「杞憂する」 → 約 486,000 件
-- 「杞憂する前に...」とか、「ひたすら杞憂するスレ」とか正しく使われているようだ。

Google検索: 「杞憂される」 → 約 253,000 件
-- 「いろいろ杞憂されるより...」など「尊敬」で使われていて間違いじゃないのが多い。[→ 追記]

Google検索: 「杞憂します」 → 約 287,000 件
-- これは自分のことを言っていて間違いの場合が多いんじゃないかな。

「用杞憂」っていうのもあった。なんだろうと思ったけど、「要求」の書きまちがいのようだ。

ところで、辞書をひくと(三省堂提供「大辞林 第二版」より「杞憂」)、用例に
「深く政府の為に?する処なり/新聞雑誌 54」
というのがあった。たぶんこの主語は一人称なので、上の「杞憂します」のところでは誤用だろうと書いたのですが、「取り越し苦労であってほしいけど私はこういう心配をしている」という複雑な心境を含んだ文なのかもしれない。ということは検索結果にもそういう心境を含めたものがあるのかもしれないね。

追記: コメント欄にも書いたが、私は「杞憂」を動詞として使ったことはないと思う。というか動詞として使われることを知らなかった。今回調べていて思ったのは、動詞として使う使い方はやっぱり自分には受入れ難いなということ。たとえ「杞憂される」として尊敬の助動詞をつけたとしても、「あなたの考え方は取り越し苦労に過ぎない」というニュアンスが含まれる。もっといえばそこには考え方の姿勢そのものを否定するニュアンスが感じられる。それだったら、「XXXというのは (YYYなので) 杞憂だ」というように具体的に杞憂である点を (理由を含めて) 指摘した方が良いと思う。

追記(2): 追記した内容に関して、お前今まで知らなかったのかよ、なんて指摘されたらどうしよう・・・

どこかで動詞として使ったことがあるのを単に忘れていたりしただけだったらどうしよう・・・

「きぅ」ってなんだよ、って言われたらどうしよう・・・

そして裁判員制度 - 転び公妨 [3]

「転び公妨」続き (2)。

裁判員制度は、国民が政治の一つの柱である司法に関与することで、民主主義をより良く実現する方策として打ち出されているものと思う。たぶん。

しかし、ディベートなどを教育されていないところに導入するというのは次期尚早だという意見があり、私もそれには同意する部分が大きい。まあショック療法としてはありかもねとも思うが。

ただ問題はディベートだけではないと思う。検察側が法律をちゃんと適用して立件したということに疑問をもたないことも問題となるだろう。

なにかの間違いで自分が被告席に立つかもしれないということを考えた方が良い。そこで裁く人達は、そういう疑いを持たない人達かもしれないのだ。

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)カナダのメディアリテラシーに学びたい〜ここまでやるか…
カナダの教育は、政府はあなたたちをだますかもしれませんよ、という教育、日本の教育は、政府は信用できますよ、という教育。どちらが、本当に市民にとって有利な政府をする意欲があるかは明白だろう。 
騙されるかもしれないという認識をもって、政治に接することで、政治に対する評価は厳しくなる。そのような厳しい評価に耐えた党が政権を取る…すばらしい。
追記: この記事は「カナダde日本語」(美爾依さん) の「植草一秀氏の痴漢冤罪事件」で知りました。植草一秀氏の事件に関しては、「転び公妨」の最初の記事で、「2回目はもうどうしようもないと思ったのだが...」と書きましたが、2回目を擁護する人達が存在するという事実、主張する内容から、既存メディアが伝える内容を鵜呑みにしてはいけないと思うのだ (もちろん擁護している人の主張も鵜呑みしている訳ではない)。

裁判員制度も権力を監視する仕組みとして捉えなければならないと思う。そのためにはカナダのような教育方針がなければならないと思うのだ。

冤罪に関しては、特に痴漢冤罪に関しては男性諸氏は不安を持っていると思う。植草一秀氏の事件とは別の日常のレベルで起こりうる話で、被害者の証言がそのまま証拠として受入れられる以上、疑いをはらす方法はないに等しい。ましてや裁判員から印象でエロオヤジ認定を受けたりしたらどうしようもないと思う。

そしてジャーナリズムの役割 - 転び公妨 [2]

「転び公妨」続き。

森巣博氏の「越境者的ニッポン」第15回「日本は法治国家なのだろうか?(前)」ではジャーナリズムに関しても問題提起している。
しかしこのドキュメンタリー・フィルムが提示した恐怖は、その点ではなかった。当時、オウム真理教の亀戸・新東京総本部前には、何人かのジャーナリストがつめていた。そのジャーナリスト達は、警察によるこの無法行為を、にやにや笑いながら眺めていたのである。
森巣氏は、三権分立の相互監視はそれだけでは機能せず、その相互監視が機能しているかどうかを監視するのがジャーナリズムだとしている。

マスコミを監視しなければ行けないのは市民であり、そこに市民ジャーナリズムの価値があるだろう。お上にたてついて逮捕される人たちを批判する人達は、大本営発表をそのまま流すマスコミからの情報に基づいて批判しているのだろう? 私には、お上にたてついて逮捕される人たちを批判する人達と、マスコミのことを「マスゴミ」と一批判する人達が同じに見えて仕方がないのだが。

これも九郎さんの「韓国での李政権批判デモについてメモ」で知ったのだけど、

ネットの「祭り」がリアルに炎上した韓国・抗議デモの事情 (IT-PLUS 7月1日)
 警察による鎮圧や、女子大生が機動隊に頭を踏みつけられ負傷したこと、ベビーカーにまで容赦なく放水する警察の姿が生中継されたことで、さらに集会は激化した。個人放送局の中継動画に触発されて、もう黙ってはいられないと集会に参加したという主婦もたくさんみかけた。集会は過激になりすぎ、一部暴徒化しているとの報道もあった。

ほとんどの携帯電話にカメラが付いていることから、警察が暴力を振るおうとすると一斉にカメラを向けて証拠写真を残したり、集会の参加者の顔写真を撮影する警察の顔写真を逆に撮影して「この人に気をつけろ」とブログに書き込んだり、ろうそく集会が始まった5月初めからポータルニュースもブログもコミュニティーも動画投稿サイトも個人放送局も、集会の様子を伝えるネットユーザーたちの写真、動画、書き込みで溢れかえっている。
いつもは韓国の民度の低さには批判的なのだが、こういう権力を監視する姿勢をもっているところは学ぶべき点だと思う。