2007/05/25

あのさあ、俺思うんだけど

Twitterのマネじゃね?

なんだかなーと思いながら使い始めているみなさん:

不完全日記(すぷりーさん): とりあえず始めとこうか
で、最初のつぶやきはこれ
あのさあ、俺思うんだけど... なんで今までのこと忘れて、新しいサービスとりあえず使ってみちゃうんだろ。
追記: あのさあ、俺思うんだけど... ブログ書き始めて3周年の記事がこれだった。

2007/05/22

はしか流行

おはようございます。「恋ははしかのようなもの」って間違いだよね。だって免疫できないから... いやその、今の話ぢゃないよ。

毎日新聞 特集: はしか流行
はしか:都の西北に飛び火…学生や商店街に戸惑いや不安 (毎日新聞 2007年5月21日)

20日夕刊には、1989年から1993年に予防接種の接種率が落ちたと書いてありました。事故が続いたことが原因のように書かれていましたが、病気にかかるデメリットと比較する必要がありますよね。
追記 : ありました → 「知りたい:はしか拡大、大学生受難 予防接種敬遠の世代」(毎日新聞 2007年5月21日 東京夕刊)。

最初の子が生まれた頃、小児科医による本を買って勉強していたのですが、その中に予防接種を受けさせない親のことが書いてありました。「予防接種を受けなくても一旦かかれば免疫ができてそれ以上かからない」と聞いて「それならば自然にかかる方がいい」と言うそうです。なんか天然の方が体にいいという信仰みたいなものかもしれません。

mixiで知ったのですが、現代医学に対する不信感があり、ホメオパシーという「代替医療」と彼等が呼んでいるもの (「信仰」と言っていいのか「ビジネス」と言っていいのかよくわからない) があります。これについては別に書こうと思いますが、ここでは、投薬も避けているだけでなく、予防接種も避けるようにしているようです。

「予防接種とホメオパシー」の質問「お友達から確実に水疱瘡や風疹をうつしてもらう方法について」では、以下のような質問が出されています。
あと、麻疹パーティーという話があったかと思うんですが、昔、私の子どもも水疱瘡とおたふく風邪をお友達からもらおうと思ってそのお宅に行って2時間ほど遊んで、ストローでジュースの回し飲みをしたんですが、それでも、もらえなかったので(笑)、どのような状態で行くのがよいのか、疲れさせてから行くとか(笑)、今でも疑問なので、その辺を教えていただけたらと思います。
「麻疹パーティー」って... わざわざ子供に病気を移させるらしいです。

またこれとは別に、「みんなが予防接種を受けているから、その病気は流行することはない。それだったら予防接種を受ける必要はない」という身勝手な考え方もあるそうです。

mixiの[懐疑論者の集い-反擬似科学同盟-]というコミュニティで批判の書き込みが多くあって勉強になります。

2007/05/18

Get the Glass!

こんばんは。「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」なんていうやつは叩くよ!

それはともかくとして、Web Designingを見てたら、こんなサイトが紹介されていました。

www.gettheglass.com

ジオラマの中で模型を動かすグラフィック。ここまでできるのか。

メインのすごろくはいいんですが、とまったところで出されるミニゲームやクイズをやるためには、私の英語力では厳しいものがあります。

そういえば、クレイアニメでゲームを作った「クレイマン・クレイマン」を思い出しました。

追記: トラックバックをもらったらふぃさんのところにはスナップショットが置いてあるので、私も。下記はゲーム前に見ることの出来るAdachi家のプロフィールというか、容疑者プロファイルと証拠物件。息子のTad Adachi君は歯が悪くて、サンドイッチを粉々にしてピューレにしてストローで飲むそうだ。で、牛乳が必要だね!ということみたいです。


らふぃさんのところには、これまでのキャンペーンなど、いろいろ背景情報も分って面白いですよ。

2007/05/17

DoCoMo 2.0って...

... ふたを開ける前からがっかり感満載。

技術的には、革新的な進歩につながるネタはなさそうに思う。小さな新機能の集合体ではなかろうか。

サービス的には... これはちょっと予想がつかない。SNSみたいなものに直接乗り出すとか... それでもサプライズとはいえないなあ。また、全く新しいコンセプトかもしれないけれど、その場合ユーザが理解して飛びつくのには時間がかかると思う。

料金プランかも... 安くなるんだったら価値はあるけど、これもびっくり感は少ないと思われる。

iPhoneのパートナーは実はうちでした、っていうのだったら拍手だ。

意表をついてoPhoneだったりしたら... これはこれで拍手です。

新製品 902.0iシリーズ発表... 全米が泣いた。

まあこれだけ出したのだから、どれかは6億円あたるでしょ。

追記: ずっと前に出てたんですね。何のためのティーザー広告だ。
ドコモ夏野氏が宣言、「904iはDoCoMo 2.0、ドコモの反撃だ」 (ケータイWatch 2007/04/23)
でも何が反撃の戦力なのかよう分らん。

それから、今日グランドオープンだったんですね、DoCoMo 2.0 スペシャルサイト
CMにお金かけているのはよく分った。

追記: 参照なしトラックバックは拒否してるんだけどなあ。どうやって回避したのか。それともトラックバックしたあと参照を消したのか。謎だ。

2007/05/15

俺は、君のためにこそ死ににいく

見ないで批評するのはどうかと思うけど...

タイトル聞いただけでもうイヤ。
公式サイト

せっかく多部未華子も出てるのに。(← 「多部未華子 壁紙」で検索してくる人が多いので追記してみました。)

追記 (2007.6.28): 反米嫌日戦線「狼」さんのレビューのコメントに書きましたが、
この「君」は「君が代」の「君」
と考えると納得がいくな。

ところで反米嫌日戦線「狼」さんは、
本当は石原に金を落とすなんぞ真っ平ゴメン。しかしだ、世の中には「仕方なくても観なくてはならない映画」ってものがあるのだよ。
と書かれているのだが、私の記事は内容ではなくタイトルを批判しているので、勘弁してくだせえ。

追記 (2008.6.3):ぶんさんの「セクシーさに勝つ」という記事で、
私の世代だと、スティーブ・マクイーンの『大脱走』、ちょっと前だと、トム・クルーズの『トップ・ガン』の映画に象徴されるように、アメリカ人の中には祖国の為に立ち上がって。正義と平和の為に闘う軍服姿のりりしい姿に惚れ惚れとしてしまうような感覚が根強くあると思うのです。そういう姿の強烈なセクシーさが圧倒的な力を持ってしまっている、、、。 
日本も大東亜戦争の時は、そういうヒロイズム、セクシーさに踊らされた部分があったと思いますが、完膚なきまでに惨めな敗戦の惨状をくぐって、或いはそういう世代から直接話を聞いて育った世代には、戦争は悲惨で醜いものという意識があると思います。そういう世代でも例外はありますし、残念ながら親の世代も戦争を知らない世代には、戦争をヒロイズムでセクシーと受け止めてしまう世代も育ちつつあるようですが、、。
という記述がありました。

この映画もそういう狙いをもったものかもしれません。映画自体はあまりヒットしなかったように思いますが、感化された人がたとえ少人数でもいたかもと思うと残念です。私としてはこういう映画を見る価値もないものとして一蹴することで少しでもそういう風潮に歯止めをかけたいと思うのです。

2007/05/11

COURRiER Japonがリニューアル

こんばんは。クーリエと言えば、Remote Procedure Call (ってわかんないですか、すみません)。

創刊号買って、面白いと思いながらあまり(というかほとんど)買っていなかったCOURRiER Japon。2ヶ月前くらいに「月刊化のお知らせ」が出ていました (それまでは月2回刊)。

で、しばらく忘れていたのですが、今日駅の売店に出ていたので買ってきました。

新装刊32号 (Amazon.co.jpへのリンク)

特集は「世界が見たNIPPON」。COURRiER Japonらしく、最初の特集としてふさわしいテーマと言えるでしょう。あおりは「日本人がまさか読むとは思わなかった」だって。うまいね。

ウォールストリートジャーナルの「世界を駆ける新奇グッズは病んだ日本社会から生まれる」というのもよいのですが、やっぱり中国「環球」の『日本人のここが知りたい! 中国人による「105の質問」』が面白かったです。中国人が知りたい日本人に関するQ&A。

雑誌のほうには紙面の都合で24問しか載っていないのですが、サイトには全部載っています (と書いてあるけど今の段階ではまだ50問だけ)。

答の中には、的確なものもあります。っていうのはそうでないのが多くて面白い、ってことなんですけど。

これなんか面白いと思います。まだサイトには載っていませんが。
Q 日本の女子学生は、なぜ冬でもミニスカートを穿いてるんですか?
A 日本の教育では。厳しい環境にも耐えられる力を身につけるため、子供のときから体と精神を鍛えることが重視されています。
...
もちろん、おしゃれのためにミニスカートを穿く人もいます。
だってさ。ツッコミを入れながら読むと面白いと思いますよ。

おもしろい記事が多く、ひとつひとつは比較的短いので、ちょっとずつ読んでいっているうちに2週間経っちゃう感じだったので、月刊にして正解ではないかと思います。

2007/05/07

北米入植400年ということで...

... ナショナルジオグラフィックに載っていた下記記事が興味深かった。

植民地建設当時のアメリカ (ナショナルジオグラフィック 2007年5月号)

特に、入植者が (意図しないものも含めて) 持ち込んだ外来種によって生態系が変わってしまい、それが先住民の衰退につながったという部分。もちろん、入植者による開墾による直接の生態系破壊も書かれています。

外来種で興味深いのはミミズ。ミミズは、我々は土を豊かにしてくれる益虫 (虫じゃないか) と理解していますが、どんなものにせよ既存の生態系に組み込まれていないものは生態系の破壊者になりえます。
ミミズのいない森では、落ち葉は分解されずに地面に積もる。そこにミミズが持ちこまれると、ほんの数カ月で落ち葉を分解し、蓄えられていた栄養分が雨水で流されてしまう。北部の森で生育する低木は落ち葉から栄養を吸収しているため、落ち葉が分解されると若木も含めて低木がほとんど枯れてしまい、うっそうとした森は、木々のまばらな乾燥した森へと姿を変えた。
このミミズは、バラスト (底荷) として使われた土に入っていたと推測されています。
ミツバチは意図して持ち込まれたものですが、野生化し、大きな影響を与えたようです。
 ほとんどのミツバチは数種の植物の蜜しか集めないため、生息地は限定される。しかし、セイヨウミツバチは生息地も植物の種類もほとんど選ばない。そのため、持ちこまれた先でどんどん増えて巣箱からあふれ、南北アメリカ大陸のいたるところに広がった。
ミミズと違って羽があって移動、すなわち広がり方も桁違いですからね。

病原菌のしみ込んだ毛布を先住民にプレゼントするなんて話はここでは書かれていませんが、入植者によって持ち込まれたマラリアが先住民の反撃する活力をそいだということが書かれています。直接の原因で死に至ることはまれが体内に潜んで定期的に再発するとのこと。病気にかかるのは入植者も同じなのですが、入植者は毎年補充されるという点が異なり、次第に先住民の勢力が弱まっていったということです。

以前こんなマンガを読んだことがあります。
コロンブス: 「新大陸を発見した!」と喜んでいる。
先住民: 「ついにコロンブスに発見されてしまった!」とがっかりしている。

先住民にとっては厄災の始まりだったといえるでしょう。以前に比べてアメリカでは先住民の土地、生命、生活を奪ったことを反省する意識は出てきてはいます (ただ自分の祖先がおこなたものとして返還、補償までは考えていないようですが)。この「北米入植400年」をただのお祭りみたいな扱いにする気にはならないでしょうね。

点検で防げたのだろうか

こんばんは。連休も終わり。仕事のペース取り戻せるのだろうか。

昨日起きたこの事故に関して。まず亡くなった方のご冥福をお祈りしたいと思います。

コースター事故:脱線し1人死亡、19人が重軽傷−−大阪・エキスポランド (毎日新聞 2007年5月6日魚拓)

設置以来車軸を交換したことがないとのことですが、点検の時にどういう基準で交換することになっていたのでしょうか。1年点検を引き延ばしたことは問題にされているのは良いのですが、点検の方法によっては、ちゃんと行っていたとしても異常が発見され交換につながっていたかどうか分からないと感じました。

「分解して超音波や磁石を使った解体点検も行っていた」ということで、これを聞く限りでは丁寧な点検に見えるのですが、この車軸が超音波診断の対象であって、さらに超音波診断でどのような結果が出たら交換するか決まっていないと、安全確保につながらないと思います。点検方法にしても、最初に導入した時の担当者がずっとやっているならともかく、世代交代があったりするとそのノウハウがきちんと伝わっていないことも考えられると思います。

何か事件事故があった際に、表に出ていなかった企業のずさんさが暴かれることが多くあります。そういう場合だったらまだ
「きちんとやっていれば問題はなかったはず」
→ 「他の (きちんとやっている) 企業は問題ないはず」
という一応の安心は得られるのですが、今回はそれにあてはまらないような気がするのです。2月に行う予定の点検を3ヶ月ずらさなかったら今回の事故は起きなかった、とはとても思えない。言い換えると、他の絶叫マシーンでもいつ起こるか分らないのではないかと思うのです。

調査が進んでいない時点なので、上記の推論は適切でないところもあるでしょう。今後の調査に期待したいと思います。また、調査で問題点が明らかになった場合、他の施設でもその問題点がないのか自ら明らかにしていってもらいたいです。

追記: 他の事業者も同じように感じているんですね。
コースター事故:点検、遊園地任せ 安全教育も規定なく (毎日新聞 2007年5月6日 → 魚拓)
西日本のある遊園地は「もし法令通りに点検して事故を防げなかったのならば、今の自分たちの方法では安全と言いきれなくなってしまう」と原因究明を強く望んでいる。
追記: 車軸を交換していなかったのはここだけのようです。点検が形だけだったのか、点検では分らない劣化だったのかは分りませんが、少なくとも他事業者は交換する必要があると判断できていた訳で、その差異は問われるべきです。

2007/05/06

規格外日本語

こんばんは。連休も明日を残すのみ、ってもうただの土日って感覚ですよ。

新聞のバックナンバーを探していたら、こんなのがありました。全米が泣いた伝説の記事 (ウソ)。見逃してたなー。

規格外の新・日本語 鋭い観察力・表現ピタリ・思わず爆笑 (毎日新聞 2007年4月27日 東京夕刊 → 魚拓)

「ふとレス」は使えそうだ。「ふつうの子」はなるほどと思いますよ。「恋戦恋傷」、「どす恋」、「送り羊」は思わず吹き出しちゃう。

この記事で言及されていた「みんなで国語辞典!」、今度買ってみようかな。

みんなで国語辞典!—これも、日本語
「もっと明鏡」委員会 北原 保雄
大修館書店 2006-12

2007/05/05

なんで高校野球だけ?

ほかのスポーツではOKなのに、なんで高校野球だけ? と思っていたのですが、
特待制度:野球留学にメス入れる狙い 日本高野連 (毎日新聞 2007年5月3日)
他校の出す金額を引き合いに出して売り込みに訪れる親もおり、学費どころか、親の生活費、遊び金まで丸抱えで入学させたこともある。中学の硬式チームでも、強豪校とパイプを作って選手を送り込み、その実績をPRして小学生を集めるという。
「第三者」が介在し、金銭授受が行われている実態が浮かび上がった。
こうなってくると「特待制度」といえるレベルではないということなんでしょうね。

しかし、野球はずっと人気があるからそうなんでしょうけど、これは他のスポーツでも起こりうる話でしょう。高野連だけにまかせるのではなく、全体を統轄する組織で、「容認できる範囲」を規定すべきではないかと思います。

本文に関係ないけど、Googleのロゴとリンク (「なぜ高校野球だけ」の検索結果) をつけておきます。

追記: 検索したら、Yahoo! 知恵袋 「野球特待生に難癖をつける高野連に嫌気がさしました 高野連なんか脱退して、新たに...」の回答で、「高野連自体が高体連に入ればいいんです。」という回答がありました。本文で書いた「全体を統轄する組織」というのは、その「高体連」を想定していたのですが、この回答は「高野連」は「高体連」の下部組織ではないということを意味していますね。

で、さらに「高野連 高体連」で、調べたらこんな記事がありました。

高野連:特待制度の根絶へ 参事、高体連に方針説明 (毎日新聞 2007年4月28日)
野球以外の高校スポーツを統括する全国高等学校体育連盟
って。やっぱり野球は特別なんですね。もともと金銭がつきまとう温床があるからかもしれません。

もう少し見ていたら、うさぎのことば (雪うさぎさん) 「高野連と高体連」で、「高野連というのは高等学校の野球が始まって以来,それは戦前からの歴史がありそう。対する高体連は戦後の,高等学校制度から始まっている」と書かれていました。なるほどー。高野連のサイトで選手権大会(夏の甲子園)の歴史を見ると、昭和21年「全国中等学校野球連盟を結成」とありますね。戦後ではありますが。一方、高体連の歩みをみると、高体連は昭和23年設立で、やはり高野連の方が先のようです。しかしこの段階で高野連も統合してもよさそうなものですが、先に新聞社がバックについている高野連にとっては、一から作り上げていかねばならない高体連と一緒になるのは得策ではないと考えたのでしょう。

全然関係ないけど... しょこたん22歳誕生日だそうだ。

2007/05/04

庭木の剪定

ゴールドクレストが奔放に伸びてきたので、家族そろって剪定しました。というか、面倒くさがりの私は、みんながやっているので後から出て行ったのですけどね。


「処理中」って... 息子君の作品です。

憲法施行60年

こんばんは。特に旅行の計画などないのにうっかり9連休にしてしまいました。

今日は憲法記念日でした。憲法施行60年だそうです。

という訳で、先日放送されたNHKスペシャル「日本国憲法 誕生」を見ました。

憲法成立までの過程を描いたノンフィクションです。「アメリカ、GHQに押し付けられた憲法」という言い方が定着している日本国憲法ですが、その過程での日本人の関与が結構あったことがわかり興味深い内容でした。

GHQから与えられた憲法草案ですが、その前に日本人の間で新憲法に関する議論が行われており、その中で民間の研究会が発表した案が、アメリカ側も容認できる内容だったことが分かります。と言うよりも、この研究会の案がGHQの草案のベースになったのではないかとも思えるような内容でした。

政府案がなかなか出てこず、一方では極東委員会が組織化されると主導権はそちらに移るため、GHQは原案を提示します。その後は、日本政府とGHQの議論によって検討が加えられます。この中でも日本側からの意見が盛り込まれます。

一旦はそれが合意に達したものの、極東委員会のソ連、中国などの要求で修正が必要になります。ここでは、アメリカ側から日本への要求は、「極東委員会を納得させるために必要だ」ということがベースになります。日本に対して説得するような感じになっていました。国際社会で認められるために、日本が自ら選んだものとする期待が込められているようでした。

また、オーストラリアの要求で日本国民が憲法制定のプロセスに参加することが求められ、普通選挙が行われることになりました。これにより国会でも修正がなされることになりました。「戦争の放棄」に「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」という一節が加えられ、「これはただ与えられたものではなく、日本国民の意志である」という宣言が加えられたことが語られます。

このように、「与えられた」ではなく、(例えそれが国際社会から認められることを目的としていたとはいえ) 自らが参画して制定した過程を知ると、余計に愛着が湧いてきますね。

そういうプロセスは定期的に必要なのかもしれません。今後改憲のプロセスは政治日程に上がっていくのでしょうが、ただやみくもに護憲をいうのではなく、議論した上でやっぱり今の憲法がいいというようになれば良いと思います。ということを、天木さんの「真の改憲論議はまだ先の話だ」を読んで思いました。引用します。
国民の中に賛成、反対の議論が起き、酒場でも料理屋でも議論になる。そのくらい熱中しなければ出来ない問題だ・・・
今このような議論は避けられる傾向にあり、それが改憲でも同様...ということもあり得ることでその点は懸念事項ではありますが。

追記: 憲法施行60年に際し記事を書かれている皆さん
瀬戸智子さん 「憲法施行60年」

2007/04/25

ルート225

こんばんは。大後 寿々花です (ウソ)。

先日、レンタルビデオ屋にいって、せっかくだからテレビで放映されそうにないのをと思って探していたのですが、パッケージに書いてある説明を読んで借りてきました。

ルート225

なかなか学校から帰ってこない弟 (いじめられていたのだ) を迎えにいって、二人で帰ってくる途中にパラレルワードに入り込んでしまうエリ子。そこは、ほとんど同じだけど微妙に違う世界で、大きく違うのは両親がその世界にはいないこと。二人はもとの世界にもどるべくいろいろ試行錯誤を重ねる...

というような内容で、冒険活劇なのかと思っていたのですが、普通の町内で話は淡々と進むのです。両親のいない世界を冷静に受け止めるエリ子が不思議な感じを醸し出します。盛り上がりに欠ける展開なのですが、最後まで見てしまいました。

で、最後は、「え〜? これで終っちゃうの?」という結末なんですが、次の紹介ページをみると、もとの世界に戻ろうとする過程、心の動きを味わうものだったんだと納得しました。実際私も盛り上がりに欠けるといいつつも、最後まで飽きずに観ていた訳で。
ルート225 − 映画作品紹介

そのあとしばらくこの映画のことが気になっていました。そして、主演女優の多部未華子と言う人のことも。

テレビを見ていて、あれっ、この人と思ったのはこのCM
サントリー天然水 (南アルプス)
バスを待つ間ダンスの練習をしていて、バスが来たのにも気づかず踊っている女の子。この子でした。

そして、もしかして、この前NHKで放映されたドラマは... と思いました。
「すみれの花咲く頃」
HDDレコーダーに録って、ちょっとだけ観てそのままにしていたのを観ました。上記リンク先にもあるように、やはり多部未華子の主演でした。

多部未華子 オフィシャルサイトも見てみました。事務所の所属タレントの一人としてではなく、彼女ひとりのために、しっかりプランニングしてお金かけて作り込んでいます。期待の大きさが伺えます。

そうそう、市川実日子と洞口依子 (→ iWebを使ったHP!) を思い出しました。

2007/04/23

新市長田上氏に期待

こんばんは。夜中に目がさめちゃった。

統一地方選挙の後半戦終りましたね。私の地域では後半はなかったのですが、やはり長崎市長選がいちばん気になっていました。

長崎市長選:事件に配慮、万歳控え 田上氏 (毎日新聞 2007年4月23日 → 魚拓)

田上氏は、私にとって「伊藤市長が亡くなって急遽出馬したもう一人の人」という認識だったのですが、「長崎さるく博」の企画者だったのですね。

「さるく博」に関しては、以前「カステラ一番は何?」でふれただけで感想は何も書いていなかったのですが、市民からボランティアを募ってガイド役をやってもらうなど、広告代理店まかせではなく、市民参加型のイベントで、すばらしいと思っていました。ボランティアで参加した市民にとっても、ガイドする上で長崎のことをより知ることになっただろうし、より愛着が増したのではないかと思っています。

こうのような企画を出して成功させた人だったら、より市民に密着した市政を行ってくれるのではないでしょうか。短い選挙戦で信頼を勝ち得たのには、市民の信頼が基盤にあったのですね。

もちろん、平和への祈りを世界に発信してくれることにも期待しています。また、暴力、テロに対しては断固として排除し、それによって市政を曲げないことは言うまでもありません。

さて、今回の選挙で気になったのは、亡くなった伊藤前市長の長女で、今回落選した横尾氏の妻の優子さんの言葉。
 優子さんは「本当にありがとうございました。父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」と声を詰まらせた。
「この程度の存在」とか「こんな仕打ち」とか、勘違いも甚だしいと思います。

「弔い合戦」という旗を掲げることで票を集めることを苦々しく思っていた、いやむしろ、政策や人物に対する判断よりもそういうことで票を入れてしまう人々にはうんざりしていたのですが、今回はそうならずに良かったと思います。いやもちろん私は横尾氏のことを知らないので市長として不適切だと思っていた訳ではありませんが、この優子さんの言葉を聞いて、そうならなくて良かったと確信しました。

最後にもう一度、田上氏の今後の市政運営に期待を表明してこの稿を終えたいと思います。

2007/04/18

許せん

まだ背後関係は分からないのですが、許せません。

長崎市長:銃撃され心肺停止…選挙事務所前 男を逮捕 (毎日新聞 2007年4月17日 → 魚拓)

このニュースを聞いて最初に思い起こされるのは、前の市長本島さんのこと。まだご存命だったんですね。

長崎市長銃撃:「2代続けて銃撃は異常」…本島・前市長 (毎日新聞 2007年4月17日 → 魚拓)

ここには書かれていませんが、本島さんは、天皇の戦争責任について言及したのでした。言い方は覚えていませんが、当然あると考えているということを表明したのでした。

長崎市長は平和を希求する人でないとなれません (以前の記事: 長崎市長という仕事)。どういう理由であれ暴力は許せませんが、このような暴力による言論の封殺は特に許すことができません。この前の加藤紘一氏の実家の放火に対して、マスコミの論調はあまりつよくなかったように思います。マスコミ同士の非難合戦などやっていないで、力を合わせて糾弾してもらいたいと思います。

追記: 日本中の人々の願いにもかかわらず、18日未明なくなられました。ご冥福をお祈りします。

2007/04/16

不思議な砂

おはようございます。大槻です (ウソ)。これもプラズマで説明がつくんですけどね... (ウソ)

YouTube: Magic Sand 
リンク切れなのでこちらを → ニコニコ動画 魔法の砂 Magic sand
Amazonで売られていた。→ Magic Sand【マジックサンド】  全6種セット ガチャガチャ魔法の砂 Magic sand

水に濡れる表面積を少なくするように集まる性質があるらしいです。

この団結力、見習わないとね。ぇ

2007/04/15

「フェミニズム」と「フェミズムのようなもの」

こんにちは。小山田ノンです (ウソ)。

前回の記事でちょっとふれた、「なぜフェミニズムは没落したのか」 (荷宮 和子) の感想。

1980年代の後半はバブルの時代で、最近は「バブルへGo!」なんて映画も出来て見直されているけれど、あまり肯定的な捉え方をされていないと思います。少なくとも私はこんな時代はおかしいと思いながら過ごしていました。そうそう、「新人類」なんて言葉もあったな。

しかし、この時代に働き始めた女性から見ると、がんばって働けば自立が得られる、そういう実感が得られた時代と肯定的に捉えられていことが語られています。それは、バリバリのキャリアウーマンがというのではなく、普通に生活を楽しみたい、おしゃれしたい、美味しいものをたべたい、普通のOLが、という意味で普遍性をもったものとして扱われています。

自分で働いて実力で自立する生き方が共有されていた。

これが、筆者のいう「フェミズムのようなもの」。

なぜ「フェミニズム」とわけているかというと、「上野千鶴子に代表される」フェミズムに対する嫌悪感がベースにある。私達はあの人達とは違うという感覚。
女を見下してやまない「大人男」と同様、80年代フェミニストもまた、「仕事はできるけれど、可愛いものになんか興味のない女」と「かわいいものが大好きな、仕事のできない女」とに分断しなければ、「女」という生き物を理解することができない類の人間だった。
という文に代表されると思う。

本来「フェミニズム」は女性全体のためにあるはずなのに、一部の女性にしか適用できないものにしてしまったことを批判している。リーダーならば本当は、私達になにをすべきか教え、私達をひっぱってくれなければいけなかったのに。

それに対するものとして位置づけているのが林真理子。働いて稼いで、自分の欲しいものを得て自分のやりたいことができる、そういうことを伝えてくれた。手本を示してくれた。

その意味で松田聖子も自分達の側に立つ人間として扱われている (先日NHKで松田聖子を扱ったドキュメンタリーをやっていましたが、自立する女性として同世代の女性から支持されていることが描かれていました。ちょうどこの本を読んだところだったので、タイミングがよかったな)。

さてこの「自立」だが、「風邪をひいたとき、一人暮らしをしていてよかったとつくづく思う」という文がでてくる。女性にとっては、実家では風邪をひいても気兼ねなく寝込むことができない、ということらしい。それまでは結婚しなければそういう立場を得ることができなかった。雇用機会均等法ができて、「実家から通うこと」が就職の条件から外れることで、手に入れることができた立場。男性にはあたりまえにあったものなので、気づかない視点だと思う。

これ以外にも、DCブランドに対する思い、「アンアン」派と「JJ派の違い、大人の女性に受入れられようになったキャラクターグッズ、少女マンガの傾向の推移など、男性では分からない分析が多く、その意味でも興味深く読めた。主張が散漫になるようにも見えるが、主張を支える意味で必要な部分なのだと思う。

これも主張に必要だったのだろうが、この本で流れているもう一つの対立軸は世代の差。フェミズムの没落の原因にフェミニズム派への反発があるのなら、「フェミズムのようなもの」は残っても良さそうではある。でもそうなっていない。団塊ジュニア以降には「がんばってもしょうがない」という価値観が流れているというのだ。

この原因はあまり分析されていない、というよりも私が納得できていない。私にはバブルがはじけて不況が続いているからという理由に思えるのだが、それだったら景気が良くなるとまた「フェミズムのようなもの」は復活するのだろうか (政府発表では不況を出して長い間上昇を続けているということなのだけど)。

筆者は「雇用機会均等法」の存在をあげている。ここは主張が分かりにくい点ではある。いくつもの観点が出てくるが、「雇用機会均等法」以降、女性の生き方が「結婚」をめざすか「仕事」をめざすかが、人生のいろいろな節目で選択を迫られるようになったこと。均等法を勝ち取った世代とあたりまえにあった世代の差。自分達の世代が女性が働くことの辛さをつらさを伝えすぎ喜びの伝え方が足りなかったのではないかという反省...

いろいろあるけれど、やっぱり次世代以降の姿勢を問題視している点が大きいように感じる。うーん、こう書くと「近頃の若いもんは」になってしまうのだけど。少なくとも、頑張っている自分と自分の世代に対する自負は好ましく感じた。

さて最後にこの本における男性の捉えられ方に関して。この本の初めの方では、男性と女性が同権でないことが、自分達が頑張ってきたモチベーションであることがわかる。それは「私より共通一次の点数が低い男よりも安い給料で働かなきゃいけないわけ!?」という言葉に代表されている。しかし最後になると「男自体がバカだから (戦争を起こす、差別する)」という論調に変わってくるのだ。
結局、私の本音を言葉で表現してみるなら、男女平等主義者でも女権拡張論者でも男女共同参画論者でも男性敵視主義者でもなくって、ただ単に私は、男性蔑視主義者であるに過ぎないんだなー
最初に書けよっ!

そういう意味で、殿方にはお勧めしませんことよ (← 女子かっ)。

2007/04/11

「団塊の世代」というキーワードがひっかかる

こんばんは。「選挙なんか何の意味もない!」と言いたくもなるよね。

選挙報道で、へえー、なるほどと思ったのは次の記事。

選挙:東京都知事選 団塊諸君、まだまだだな 世代対決、太陽族の勝ち−−石原氏当選  (毎日新聞 2007年4月9日 東京夕刊)

特にこの部分
 石原氏の選対本部長を務めたのは、元内閣安全保障室長の佐々淳行さん(76)。佐々さんは30(昭和5)年生まれで、東大安田講堂事件や連合赤軍浅間山荘事件で警備の指揮を執った。団塊の世代には「自己犠牲の精神がなく『みんなで渡れば怖くない』の共同連帯無責任だ」と手厳しく「いつまでたっても、おれたち昭和1ケタがやらなきゃいけない」と話す。
東大安田講堂事件、連合赤軍浅間山荘事件のころから敵同士だったのね。浅野氏や吉田氏がそこにいた訳ではないと思うけど。

つい最近読んだ「なぜフェミニズムは没落したのか」 (荷宮 和子) も、著者自身の世代を団塊の世代と団塊ジュニアに挟まれたくびれ世代と位置づけ、その視点で分析したもの。とても面白かったので、これはまた別稿で感想を書きたいと思います。

セクシーボイスアンドロボ、だって

こんばんは。岸田今日子です (ウソ)。

テレビを見てたら、こんなドラマが新番組として始まっていました。

セクシーボイスアンドロボ

なんじゃこのタイトルは、こんな番組の前宣伝やってたかな、とか、主役二人は誰? とか思いながら見始めたのですが、妙に魅力的で最後までみてしまいました (このため「サラリーマンNEO」は急遽録画に変更)。

まず引き込まれたのは、映像表現のおもしろさだったのですが、設定も面白くて。
主人公の女の子は、七色の声をあやつり、また、雑踏の中で人の声を特定できる耳を持っています。
また、主役二人 (コードネーム: セクシーボイスとロボ) は今後スパイになるようで、その親玉は浅丘ルリ子。ありえない設定。なんか「傷だらけの天使」を思い出しました (これは探偵だったですけどね)。

それから、全体を流れるテーマの「人は一人で生きているのではない」も魅力的でした。
これは、「誰かの助けを得て生きている」というのではなくて、
「人が生きていく上で誰かに影響を与えずにはいられない」ということ。
きっとまた見るだろうな。

2007/04/09

ペンギンは、鳥が空をとぶように、水中を泳ぐ

こんばんは。空飛ぶペンギンです (ウソ)。飛ぶ鳥を落とす勢い (ウソ)。飛鳥で自転車から飛び出した、っていうのはホントの話ね。


飛鳥の前日は大阪へ子供2人と一緒に行ってきました (奥さんは奈良で旧友と再会)。

まず行ったのが海遊館。世界最大級の水族館ということですが、なんといっても大きな水槽が売り物です。館内マップで示されているように、建物の中心に大きな水槽 (マップの9番) があって、それを螺旋状に取り囲む形で観覧順路が設けられています。この大きな水槽は太平洋 (水槽ガイド参照) の魚を集めており、ジンベエザメやオニイトマキエイ (マンタ) からアジの群れまで共存しています。

また、建物の壁側にもいくつかのエリアに分かれた水槽群があります。これらも階をこえて設置されているので、水面上と水中の生態をみることができます。

さて、ペンギンですが、南極大陸の水槽にいます。水面上ではペンギンの歩く姿や、水中から陸に上がる姿を見ることができ、水中では泳ぐ姿をみることができるのです。

で、このペンギンが泳ぐ姿ですが、やっぱり鳥だったのね、と再認識させる泳ぎ方です。鳥が滑空するようかのような動きをするのです。

ただ、今回は一羽しか泳いでなかったのが残念でした。

チリの岩礁地帯で群れをなして泳ぐイワシもおもしろいですよ。口をあけてエサを取り込みながらぐるぐる廻っているので、ある方向から口をあけていっせいに向かってくる様を見ることができるのです。


右は遊覧船サンタマリア号。海遊館の前の波止場から出ています。でも、これには乗らず、ユニバーサルシティポート行きシャトル船に乗って、ユニバーサルスタジオジャパンの前まで行きました。ユニバーサルスタジオジャパンに行くのが目的ではなく、ただ船に乗りたかっただけ。


今回持っていったガイドブックは、「玩大阪,一級棒!」。哈日族 (はーりーぞく、日本ファンの人々のこと) の台湾人 哈日杏子さんの本です。以前台湾に行った際に記念に買ってきたものです。当然中身は中国語なんですが、推測しながら読むのも楽しいですよ。

そいうえば、旭山動物園でもペンギンが飛ぶところが見られるという記事があったのを忘れていました。

Everything in Life is Only for Now (by せば教授) 「生活記録 in 旭川(その2)」
ペンギンの行進も見ることができるそうで。ここにも行ってみたいです。

追記: 旭山動物園に行ってきました。→ 阿寒湖摩周湖知床層雲峡旭山動物園旅行の巻

2007/04/08

桜舞い散る...

... って誰の歌だったかな。最近、サクラを歌った歌が多くてごっちゃになりますよね。

こんにちは。ケツメイシです(ウソ)。


今日はよい天気だったので、選挙に行った後は近所に買い物のついでにお散歩。駅から少し離れた郊外型店舗の並ぶ道なんですが、桜並木になっていて、毎年見事に咲きます。みんな集まってくるからなのか、ゆっくり楽しみながら運転しているからなのか、渋滞っぽい。

既に少し葉桜になってますが、この1時間くらい前まではもっと全体がピンクだったんですが。また桜の舞い方もいい感じでしたよ。

以下の写真は1週間前のもの。この日はお弁当をもって公園まで行ったのでした。まだすこしつぼみもありましたが、見頃と言っていいでしょうね。どちらからというと私は少し花びらが舞っているほうが好きですね。


2007/04/04

明日香村にて

こんばんは。ご無沙汰しておりました。 先週は関西方面に行っていました。25日は大阪、26日は飛鳥へ行ってきました。



写真は高松塚です。ちょうど下記作業の準備中だったんですね。

高松塚古墳:石室解体作業が始まる クレーンでつり上げ (毎日新聞 2007年4月3日)

貸し自転車を借りていろいろ回る予定だったんですが、最初の高松塚から次を目指す途中、坂道をある程度スピード出して下りているときにブレーキ操作を誤り、大転倒してしまいました。ママチャリなのに。あまく見すぎたようです。前のめりになって両手のひらから道に突入。

皮がむけるくらい擦りむいただけでなくて、吐き気がするという、以前骨折したときの症状と同じだったので、嫌な予感です。冷や汗も止まらないし。 奥さんに駅近辺まで行ってもらって、応急処置のための薬を買ってきてもらい、また、病院を探してもらって、駅前のインフォメンーションセンターの人に送ってもらいました。

X線写真をとってもらったところ、幸い骨折はしていないようでした。でも痛みはその後も続いたので、2日後にもういちど見てもらった時も写真をとってもらって、関東に戻ってから行った病院でもまた写真をとられるという。

こういう時に家族の存在に感謝ですね (いつもでしょ、って? いやそうなんですけど)。奥さんは適切な対処をしてくれるし、子ども達は不平不満を言ったりしないし。

その後まだ時間があったので、家族は自転車にのって、私は歩いて回るという別行動。この写真は最後に合流して駅で息子に撮ってもらったものです。

もう少し写真を載せますね。と思ったのですが、ケータイのカメラで撮ったのにまともなのがなかった。失礼。

2007/03/25

SIGHTが... ちっちゃくなっちゃった

こんにちは。

本屋でDAYS Japanを探していたら、論座とか正論の並んでいるところに、背表紙にSIGHTと書かれた雑誌がありました。SIGHTといえば、これまで、ロックとか、マンガ特集で買っていたRockin' Onの別冊と同じ名前だなーと思っていたら (「ロックをもう一杯」「歴史の証言者(マンガ編)」)...

Rockin' On別冊そのものでした。最近みないなーと思ったらこんなところに。ちっちゃくなっちゃって、背表紙しか見えないようになってて、論壇系に埋もれちゃってたら気づかないって。

必ず反戦の立場での論説が含まれていたんですが、完全にそっち系の雑誌になっちゃったようです。

渋谷陽一はビジネスを忘れてるんじゃないでしょうか。

最新号の特集「鬱のリアル」は面白かったですよ。

2007/03/21

実はね…

こんばんは。可愛いアイシャです... ごめん。

Raphieさんの"From the Bottom of My Heart by Stevie Wonder"をみた瞬間、
"I Just Called to Say I Love You" を思い出したんです。ここで、"from the bottom of my heart"という表現がでてきます。
I just called to say I love you
And I mean it from the bottom of my heart
らふぃさんが紹介されていたのは新しい曲だったんですね。この曲の存在自体は先週のSMAPの番組で知っていたのですが。

3/15NHK 「ジュークボックス英会話」は 「実はね…の気持ち」。Stevie Wonderのこの曲 ("I Just Called to Say I Love You"のほう) がとりあげられていました。

この曲は、Stevie Wonderの曲の中でも好きなものの一つで、やはりらふぃさんが"You are the Sunshine of My Life"を取り上げた時に、コメント欄にそう書いたのでした。そこから抜き出してみますね (一部誤字脱字修正)。
新年って訳でもないし、チョコレートを贈る日でもない。
結婚式のある6月の土曜日でもない。
...
なんの変哲もない普通の日だけど、
君に "I love you"って言いたくて電話したんだ。
君のことをどんなに思っているか伝えたくて。
先に出した"I meant it from the bottom of my heart"を含むフレーズはこの続きです。訳としては「心の底からそう思う」くらいにまとめたほうがいいんでしょうけど、意図的には、「いや、ただの美辞麗句じゃなくて、心の底から思ったことを言ったんです」という感じでしょうか。

「ジュークボックス英会話」では、ここであげたような、歌詞の構図 (= 特別な日を列挙して、どれもあてはまらない普通の日だけど、"I love you"と言いたい) を中心に据えた説明で、マーティ・フリードマンも絶賛していました。

それ以外にもいくつか特徴的な表現をとりあげていました。

what it is is something true
"is"が重なってへんなんだけど、最初の"is"は”what it is”の一部で、「それは何かというと...」という形。実は今回の番組のタイトル「実はね…の気持ち」の「実はね…」という意味あいです。

Made up of these three words that I must say to you
君に言わなくちゃいけない、3語からできたもの... "I love you"ですね。番組では「言わなくちゃいけない」の部分も、「義務」ではなく、「内面から動かす力」みたいな説明をしていました。

この3語はあとでも出てきますね。
To fill your heart like no three words could ever do
これ以外のものでは決して君の心を満たすことができない3語

どうです。前にも書いたと思いますが、こういうのが分かりたくて英語を勉強した、というのは言いすぎですが、こういうフレーズが一部になっているんだと実感します。
覚えても使えてないじゃん、というご指摘は要りません。

ところで「ジュークボックス英会話」再放送は明日3/21 午前6:50〜7:10 と 午後 0:10 〜 0:30、教育テレビです。明日は祝日なので、お昼は見れますね。この「ジュークボックス英会話」は3月で終わりなんですよね。残念。サラリーマンNEOみたいな小芝居が面白かったのに。次はOlivia Newton-Johnの"Physical"、最後はQueenの"I Was Born to Love You"ですよ。

TV-CMが見たい

こんばんは。CMの女王って今誰だろ?

日経エレクトロニクス 2007.3.12号の特集は「テレビ+YouTubeの未来」

Rimoとか、DARAOとか、YouTubeをWii使ってテレビで見るサービスが急にでてきました。

Apple TVもiTunesの映像作品をテレビでみることができます。この記事はそういったネットとテレビの融合の動きを伝えるものです。

もちろんもともとのテレビ側、家電側の動きもあります。テレビのためのネット・サービス「アクトビラ (AcTVila)」というのが2月に始まったそうですよ。

前置きはそのくらいにして、その中で面白いと思ったのは、ソニーのVAIO VGX-TP1。なんと「CM抽出機能」搭載だそうです。 テレビ録画からCM部分を自動抽出し、ネット上のCMデータベースサーバと照合してジャンル別に整理して保存するそうです。Amazon.comとリンクしていて、CM音楽を購入できるそうです (CMの対象の製品は売らないのかな? こっちのほうが高額商品もあって商売になりそうなのに)。

確かに話題のCMを見たいと思っても、タイムテーブルがある訳ではないのでなかなか見ることができません。洗剤などだったらお昼のドラマをみるとか、あたりはつけることが出来そうですが (洗剤のCMで見たいのはないけど)。この機能は、そういうときに効果を発揮しそうですね! ってどんなマニア向けなんでしょうか。「広告批評」の世界のCM特集を買っちゃう人とかね。

そうそう、もうすぐ、フジテレビで「広告大賞」をやる季節ですね。明日じゃん! いや、もう今日じゃん! 録画しなきゃ。

2007/03/17

Rolling Stone日本版

今日電車に乗ってて中吊り広告で知った。ロックかつ創刊号ということで帰りに買わねばと思ってたんだけど、電車の接続が良かったので買い損ねちゃった。

Rolling Stone日本版

明日は買ってみよう。で、その後も買い続けるか判断しよう。

追記: 買ってきました。

580円と安くて、一方で読み応えありますな (広告もたくさんあるということですが)。ファッションのページなどは商品の紹介で批判的なことは何も書いていないのが、ひねたおじさん向きではない。しかもそれに "PAINT IT BLACK!" なんてタイトルつけられたら、ロック魂はどこへいったんだ?って気になりますよ。

しかしそのロック魂さえ茶化しているのがおもしろい。
「最強のトラブルメーカーは誰だ? ロックマインド星取り表」
ロックンロールの真の反逆者になるための条件とは?
サウンド、スタイル、傲慢さ、
今ある全ての規則を無視できること。
自分の音楽の決定権は自分で握り、
大衆を喜ばせるために作り直したりしないこと。
政治でもセックスでも創作面でも、あらゆるルールに挑むこと
ーー そう、真のロックの反逆者になるためには、
くそったれであるだけではダメなのだ!
というリード文で始まるこの記事。各アーティストを採点していきます。
★★★★★ 爆弾を投下し、周囲を巻き添えにすることも辞さない、最強の反逆者!
★★★★ ナパーム弾のつまった心臓でストリートを走り続けられる、手ごわい反逆者!
★★★ 自分が倒れることは恐れないが、相手を倒す気まではない、平均的な反逆者!
★★偉そうな口を利くが、実際には無難そうなところを歩いている、いかさま反逆者!
★腰抜け。マイケル・マクドナルド程度の思いっきりヘタレな反逆者!
マイケル・マクドナルド (元ドゥービー・ブラザーズ) ... どうもバラードを歌うのはダメらしいですね。

採点と同時に「反逆者の証」と「減点ポイント」のコメントがつく。減点ポイントは、「人前でクラリネットソロをプレイしたことがある」(パティ・スミス)、「レゲエ・アルバムを作る前に死んでしまった」(カート・コバーン)、「カート・コバーンのレゲエ・アルバムでジャムる前に死んでしまった」(ジミ・ヘンドリックス) ... 勝手なことばかり書いて笑わせてくれます。

表紙タイトルの上についているあおりは、「音楽、ファッション、カルチャー、ジャーナリズム。読むこと自体がカッコいい! 20代からのエモーショナルマガジン」... なんだかなー。でも次もきっと買う。Tシャツが欲しくて年間購読しちゃうかも。

2007/03/13

著作者人格権は著作者の名誉を守るもの

著作者の名誉を守る、というのは、「そんなものは私が作ったものではない」と言えるということ。

改変されたものが、もとの作者のものではないと分かるようになっていれば、原著作者の名誉、人格は守られるはず。

その方法は...

・ もとの作者は"based on"とか「原案」として示す。
 原著作者の許諾が必要になる。それは、著作者人格権の問題ではなく、著作権 (財産権のほう) の問題になる。

・ もとの作者の名前を出さない。替え歌など、もとの表現は残さないくらい改変する。
財産権としても原著作者 (替え歌の場合は作詞者) の許諾は不要であるべきと思うが、著作権の範囲は明確ではないので許諾がないとややこしいことになる可能性がある。嘉門達夫さんはCDとして出す全ての替え歌 (メドレーの各部分) の許諾を作詞者、作曲者の双方から得ているそうだ。

著作権の範囲は明確ではないので、前にも書いたが、言ったもん勝ちという側面がある。特に日本人は争いごとを嫌う傾向にあるので、その側面が強いと思う。財産権に関する争いごとが金銭面をねらいにしているならまだ理解できる側面もあるが、パロディによる批判精神まで抑えつけるようでは困るのだ。

法律を遵守する姿勢は重要だが、言論を抑えるために高額の賠償金を要求したり、個人情報保護を楯にして不祥事を隠すような用途に法律を濫用するのを許してはいけないと思うのだ。... って、だいぶ脱線しましたね。

2007/03/09

それって改変なの?

こんばんは、森進一です (モノマネのつもりなんだけど似てる?)。

「おふくろさん」に関しては、歌詞の改変があるなら、そりゃ著作者人格権の侵害だろ、と思っていたのですが...

森進一:改変版は法的にもダメ!JASRACがホームページで (スポーツニッポン 2007年3月8日 → 魚拓)
 同曲を作詞した川内康範氏(86)から「歌詞に意に反する改変があった」との通知を受けたJASRACは、HP上で見解を示した。「改変されたバージョンを利用すると、著作権法で定めた同一性保持権の侵害その他の法的責任が生じる恐れがある」などと注意を呼び掛けており、改変バージョンは法的な解釈で「NG」を出された。
とあるので、JASRACホームページのアナウンスを見てみました。
 「おふくろさん」(作詞:川内康範氏、作曲:猪俣公章氏)の歌詞の冒頭に保富庚午氏の作とされる歌詞を付加したバージョンについては、著作者である川内氏から意に反する改変に当たる旨の通知がなされており、同氏が有する同一性保持権(著作権法第20条1項)を侵害して作成されたものであるとの疑義が生じております。
このため、改変されたバージョンをご利用になりますと、川内氏の有する同一性保持権の侵害その他の法的責任が生じるおそれがありますので、ご留意ください。また、あらかじめ、改変されたバージョンが利用されることが判明した場合には、利用許諾をできませんので、ご了承ください。
なお、オリジナルバージョンの「おふくろさん」は、従来どおりご利用になれます。
とあります。「冒頭に歌詞を付加」? 書き換えているんじゃなかったの?

じゃあ、メドレーだって言って歌えばいいんじゃないでしょうか。保富庚午氏の「おふくろさん=イントロ」と川内康範氏の「おふくろさん」のメドレー。

しかし、この新聞記事も、"改変バージョンは法的な解釈で「NG」を出された" なんて断定的に書いているけど、JASRACは権利者側の利益団体 (権利者の利益になっていないという話もある) であって、決して中立的な第三者機関ではないので、当事者の話を鵜呑みにしない方が良いと思うぞ。

それから、最初に「歌詞の改変があるなら、そりゃ著作者人格権の侵害だろ」って書きましたが、その考え方も問題があるようですね。はてなブックマークで多くの人にブックマークされている下記記事で初めて知りました。

音極道茶室: 日本人は「ゆがんだ著作権意識」で洗脳されている

この中で引用されている、クリエイティブコモンズの「【CCPLv3.0】著作者人格権(同一性保持権)に関する議論」
世界的には、著作者人格権のうち同一性保持権は、日本の著作者人格権とは基準が異なる、ということです。日本の著作者人格権は、著作者の意に反する改変について同一性保持権を広く認めています。これに対して、世界的には、著作者の名誉声望を害する態様での改変に限って、同一性保持権の行使を認めている国がほとんどなのです。
森氏がもし改変をしていたとしても、著作者の名誉声望を害するようなものを行うとは思えないので、世界的な基準では許される範囲らしい。日本の法律がそうなっている以上、現在は日本の法律に従うことにはなるのだが、それが世界の基準とは異なっていることは理解していたほうがよさそうです。

「清水一家」が存続していたことに驚き

こんばんは。寿司くいたい。

次郎長:山口組系が「清水一家」継承 地元関連グッズ撤去 (毎日新聞 2007年3月8日 → 魚拓)

表題にも書きましたが、「清水一家」という名前がまだあったとは驚きです。5代目次郎長という人がたとえ著書で「カタギに迷惑をかける暴力団に代紋は譲れない」と断言していたとしても、どんな人だっていずれは亡くなるんだし、そういう言葉に依存していた観光協会はリスク管理ができていないと言われても仕方ないと思います。

観光協会が6代目をつがせてもらうようにしておくべきだったんじゃないか。無理か。

それでなかったとしても、商売をするのなら、商標登録しておくべきだったと思います。もちろん商標に適切なカテゴリがあるはずはないが、いろいろなカテゴリで商標権を押さえて、身動きがとれないようにすることはできるじゃないでしょうか。

いやまてよ、すでにあるかも... と思って、特許電子図書館で調べてみました。
1件だけありました。 → 商標第1897012号「清水一家」
松栄食品販売株式会社ってどんな会社なんでしょうね。調べてみたら、最初にこのページがヒットしましたよ。 → お土産の定番・手塚キャラのお菓子を作っている、松栄食品販売株式会社
なんか「清水一家」ってお菓子を作っているように見えないですね。しかも東京の会社だし。

でも新・清水一家がその名前のお菓子を売り出せないとしても、あまり効果がありそうにないですね。

2007/03/07

ポイントカードはたまるけどポイントはたまらない...

... という怪現象。なんとかして。

この前の投稿に、sofiaさんから「たくさんカードを持たなくてもいい時代がくるのかも」というコメントをもらって思い出しました。

ヨドバシカメラとさくらやとビックカメラのカードを持っていることにどういう意味があるのか、と問いたい。しかもヤマダ電機もノジマもある。あ、LAOXもあるはずだけど、近くにのお店が撤退しちゃった。

それからスタンプカード。らぽっぽで何か買おうと思うときには、必ずスタンプカードをもってないんです。お店の人は、「じゃあ今度持ってきて頂いたらひとつにまとめますから」と言って新しいの作ってくれるんですが、「今度っていつ?」って感じ。

まあそんな細かいこと気にするなって話なんですけどね。

2007/03/06

時かけ

こんばんは。ケン・ソゴルです (って、知らない?)。

アニメ映画「時をかける少女」の評判がいい (ただしネット限定)、でも上映館は少ないというので、いつか見たいなーと思っていました。最近「DVDになった」というのを誰か言ってたような気がする (めちゃくちゃあいまい)、というのでレンタルビデオ屋に行ってきました。

ありませんでした... それもそのはずで、後で調べたら、まだ発売されていませんでした (→ 「時をかける少女」サイト)。というか、「絶賛上映中」って。3月30日まで凱旋ロードショーですって。

仕方がないので、レンタル屋では、大林宣彦監督の「時をかける少女」を借りてきました。見たことがあるシーンは多かったんですが、全体としてストーリーはすっかり忘れていました。演技もこんなもんだったけ。それともこの時代の映画ってこれが普通だったっけ? と思いながら見てたんですが、結構楽しんで見れたと思います。

つぎは「さびしんぼ」借りてこようかな。

2007/03/04

PASMO調査メモ

こんにちは。DoCoMo, COCOMO, PASMO! ... ということで首都圏のほとんどの私鉄、地下鉄で、JRのSuicaと同じ非接触型ICカードで電車に乗れるようになりますね。

ってJRも私鉄のはずなんだけどなあ。

まあ、それはともかく、Suicaと共通になることでいろいろ便利になりそうなので、調べてみました。でもサイトだけでは分からなかったので駅に行って訊いてきました。

・定期券と一体化するので、これまで乗り越しの場合はパスネットカードと重ねて入れていたのが、一枚でOK。特に東京メトロ (旧営団地下鉄) では他社の定期券とは重ねて入れられず必ず清算が必要だったので、かなり改善になる。

・現在の磁気カード定期券では、接続している2路線までは一枚の定期で行けたのですが、3路線になると2枚の定期が必要だったのだが、これはやはり同じ。

・2枚のPASMOを同じ財布に入れると意図どおりに認識されない。定期の1枚は従来の磁気カード定期券にするか、定期券入れを分ける必要がある。

・1枚は磁気カード定期券にするとして、その路線から乗り越しする場合、定期券とPASMOを一緒に使えるのか... ちょっと意図が駅の担当の人に上手く伝わらなかったかもしれないけど、できないようだ。そのためにパスネットカードと重ねて使う方式は継続する必要がありそう (パスネットカードは継続して使える)。

・オートチャージ機能で、残額が2000円以下だったら自動的に改札機で3000円チャージされるが、これには対応するクレジットカードが必要。ということでまたクレジットカードを増やすことに...

・しかし、定期券を使わない人は、View Suicaカードまたは提携カードを使うと、PASMOを新しく買い足す必要がない。今の銀行キャッシュカードやクレジットカードを切り替えればよい。

ふーっ。

あとモバイルSuicaとも相互利用できるようなんだけど、使っていないからまあいいか。

2007/03/03

ロックのデザイン

こんばんは。雑誌"Pen"って、ペンクラブの機関誌かと思ってましたよ。

もう新しい号が出ちゃいましたが、Pen No.193 3/1号の特集は「ロックのデザイン」。「ロック」で「デザイン」となると買わなきゃと思って買ってきました。

メインはやはりジャケットのデザイン。「音 (ロック) を二次元に映す、7組のクリエーター」、「ジャケットで読み解く、5つの時代。」、「各界のロック好き50人が選ぶ、私の愛するジャケット・デザイン」... それからPV、写真家、ファッションなど。

写真を中心にしていて、テキストにはあまりスペースがとれないから内容的に浅いというのは仕方がないのですが、どうも文章が物足りない。

なにが物足りないのかつらつら考えていたのですが、単なる紹介に終っていて、批判的な要素がないことだと気がついた。それはきっと私の好み。その人の思いや時代の思いが入った文章が好きなんだ。とくにこのような文化面だと、自分と違う主張の人でも微笑ましい。究極のロック・アルバム100枚の渋谷陽一、AERA in ROCKのオヤジ達...

そういう意味で、この中でも「ロックにおける、ファッションとは何か?」の栗野宏文氏 (ユナイテッドアローズ) の文は面白かった。ミュージシャンのファッションに影響を受けた自分。しかし彼はこう語る。
僕はロックから多大な影響を受けた。が、ロック・ファッションのブランドを立ち上げたりはしないだろう。それは僕にとって、ロックからかけ離れた行為に思えるからだ。
自分の愛するものに関するこだわりがここにはある。

ジャケットに関しては、「視覚にもこだわる、5組のミュージシャン」は良かったかな。アーチストの個性が見えて。特に、専用のタイプフェイスまでもつビョーク、ジャケットデザインに統一したポリシーをもつFranz Ferdinand。

久しぶりにジャケ買いしようかな。今までのジャケ買いはアイドルのルックスで決めてただろ、って? えーい、うるさい。

2007/03/02

ネーミングライツ

こんばんは。ウソの名前を使うのにお金払ってたって知ってた? (ウソだけど)

このニュース、この前朝の小倉さんの番組冒頭に紹介されていました。

「箱根ターンパイク」が「TOYO TIRES ターンパイク」に

そこでの会話がおかしかった。

・交通標識もみんな書き換えるんだろうか。
・交通情報でも、TOYO TIRES ターンパイクといちいち言うんだよね。
・リスクもありますよね。「TOYO TIRES ターンパイクは通行止め」とか言われたらマイナスイメージだ。

確かにそうですね。「東洋タイヤターンパイクはスリップに注意」とか。アナウンサーがかんじゃって「東洋タイヤターンバンク、失礼、ターンバンク」なんて。

でもネーミングライツもある程度知られていてなんぼですよね。去年まで「インボイス西武ドーム」って言ってたけど、最後まで「インボイス」って何? って感じだ。

今年から「グッドウィル」なんだけど、ここはTV CMで自分自身の会社名の売り込みに成功しているようです。でも「グッドウィルドーム」と「西武」の名前をはずすとどこにあるかわからないくなるんじゃないかな。日産スタジアムって、このへんにあると思ってたぞ(ホントはここ)。

可哀想なのは「味の素」ですね。せっかく「味の素スタジアム」にしたのに、みんなから「味スタ」って呼ばれてて、自社名の宣伝になりません。

企業名を冠したものというとやはりアメリカがお手本ですね。リグレーフィールドは1926年に今のチューインガム会社の名前になったそうです。ってCubsのオーナーっていうことなので、「阪神甲子園球場」みたいなもんだけど。

関連記事: 知りたい:増えてます、企業名付き 命名権普及でPR効果狙い、年間5億円超も (毎日新聞 2007年4月2日 東京夕刊 → 魚拓)

2007/02/26

小島烏水展記念浮世絵落語会

こんにちは。長屋のご隠居です (ウソ)。

「小島烏水版画コレクション展」で、「関連企画の落語会チケットが当たりました」と書きました。行ってきましたよ。

美術館に横浜にぎわい座がやってきた!
「小島烏水展記念浮世絵落語会」

レクチャー「浮世絵と落語」:新藤 茂氏(浮世絵研究家)
落語:「大山詣り」他1席 柳家喜多八
対談:新藤茂×柳家喜多八

まああまり、浮世絵と落語を直接つなげたものじゃないんですけどね。
浮世絵に描かれた江戸の庶民の生活、娯楽
→ 娯楽のひとつである「大山詣り」
→ 落語「大山詣り」
とつながるという感じ。

落語「大山詣り」の背景の解説になっていてよかったという点はありますが、私としては浮世絵が庶民の中にどのようなとけ込み方をしているか、それが落語の題材になっていることを期待していたんですが。

たとえば展示物のひとつにあった「むだがき」 (展示されていたのは壁の無駄書きを見ている人の構図の絵なんですが)。「むだがき」 って、幕府が役者絵などを禁止したため、落書きなら文句は言えないだろうとわざとへたくそに描いたものなんですよね。こういう顛末が落語になっているとおもしろいと思ったのです。
無駄書きの一例が、ここにあります → 日本橋大全集: 表紙ギャラリー

それから「オリジナル浮世絵付き」とあるんですが、この落語会のちらしを擬似的に作った木版画でした。プリンタで刷った浮世絵のレプリカと、本物の木版画とどちらが良いかと聞かれると、後者のほうが良いんですけどね。

浮世絵研究家 新藤 茂と落語家 柳家 喜多八さんの対談は予想以上に楽しめました。新藤氏は落語愛好家でもあって自分でもやるらしいですが、喜多八さんが会場に向かって、「感心するな、おだてるとやりだすから」みたいなサインを送っていました。それでも会場が腕を知りたがるので、喜多八さんがその場で先生に小咄を選んでやらせるという一幕もありました。

ただで招待券もらったくせに文句が多かったですね。失礼。

ところで、今度は
映画上映会 「動く絵」の冒険
に行こうかな。小瀬村真美作品が気になる。ちょっと前にはてなブックマークで知った手塚治虫の「ジャンピング」もあります。

2007/02/24

修正申告

こんばんは。前のが非難ごうごうだったんですが、手もとにすぐ使える写真がなかったんだよー。

というわけで、比較的最近の写真でやりなおしてみました。

そんなに似てる?

おはようございます。デカプリオです (ウソ)。ウソだけど似てるって言われたんだもん。

ハリーさんのところで知った、MyHeritage face recognitionさんに。

結果はこれ。



見事にばらばらな結果です。デカプリオはモノクロってところが似てるんだな。

知らない人が多いので調べてみました。
パトリック・スウェイジ
Cameron Bright
ジョン・ウィルクス・ブース
Christopher Uckermann
アルフレッド・モリーナ
俳優が多いんですね。クルサード以外は全部俳優でした。

チャレンジしたみなさん
めめんさん: 自己紹介代わりに使えるのでは?これ
はりーさん: ワシゃワシじゃぃ
らふぃさん: My Celebrity Looks-alikes
nsudouさん: DEBU

イマドキのSNS

こんばんは。

IT Mediaにこんな記事が載っていました。
3分LifeHacking: メルマガを“迷惑メール”として管理する

そういえば、いろいろ会員にはなっているけどほとんど見ないのは“迷惑メール”にしちゃってるのでした。申し訳ないなあと思いつつ。購読をストップさせてもいいんだけど、そうすると会員になってたことさえ忘れちゃうからね。

で、上記記事をみて、久しぶりに迷惑メールフォルダを見ていたのですよ。そうすると、
【エンタメSNS】ご登録方法のご案内
なんてタイトルのメールがあって、あっさりしててかえって新鮮なので、中身を見てみたら、
※このメールは、ウェブ同窓会「この指とまれ!」の 2/20配信の新着情報を受信された方のうち、大人のエンタメSNSの登録ご案内メールの配信停止を希望されなかった方に配信しています。
って書いてある。ややっ、さては

「ゆびとま」も乗っ取り売却益狙う アドテックス事件 (IT Media News 2007年02月19日)

この事件で、個人情報流出したのでは? でも、緊急メールで「安心して」って来てたのになあ、と思ってもう一度メールを読み返してみました。

Subject: 【重要】株式会社ゆびとま代表取締役の変更および一部報道について 株式会社ゆびとま
Date: 2007年2月22日 5:19:17:JST
 なお、一部の報道や風評により、「この指とまれ!」に関する個人情報の漏洩や悪用の恐れ、暴力団との関わりなどが取り沙汰され、ご不安に思われていることと存じますが、そのような事実は一切ございませんことお知らせいたします。 
個人情報をお預かりしておりますサーバセンターへの入室は毎時必ず記録をとっており、サーバにアクセスした個人を特定できるほか、サーバへのアクセスは社内のみに限定するなど徹底した情報管理を行っております。また、過去に情報漏洩も無く、今後も管理上全く問題はございません。 
 今回の報道を受け、あらためてサーバへのアクセスログを確認しましたが、個人情報の不正な流出の事実はございませんでしたので、どうぞご安心ください。
とのこと。

それじゃあ、「エンタメSNS」って何だったんだ? 単なる便乗SPAMかと思って、「ゆびとま」からのメールを発掘してみました。ちゃんと2/20配信のメルマガに書いてありましたよ。
このたび「大人のエンタメSNSサイト」を運営する株式会社TSMファクトリー(所在地:東京都港区、代表取締役:田崎英樹)との業務提携により、「大人のエンタメSNSサイト」のサービスをご利用いただけるようになりました。
でもその中に
 後日、会員の皆様へ株式会社TSMより「大人のエンタメSNSサイト」への登録方法のご案内メールが届きます。登録のご案内メールの配信を希望されない方は、お手数ですが下記URLより配信停止の設定をお願いいたします。
って書いてあって、2日しか配信停止の設定できるチャンスがないってどういうことですか。来たのは「登録案内メール」なので、これで登録しなければいいんですけどね。

で、とりあえず行ってみた (結局行くんかい)。

バナーはこんな写真 (画像リンク切れ)。野原って、感じがmixiに似てますね (mixi会員さんはログアウトすると野原が見れます)。

mixiといえば、nixi (!) はどうなったんだろうと思っていってみました。→ にくしぃ
相変わらず、
ここは、ソーシャルネットワーキングサイト『にくしぃ』の建設予定地です。 サービス開始までいましばらくお待ちください。
って書いてありますよ。でもその下に、
タレコミをいただいて知りましたがこんなのがあるそうです
→ http://koya.gaii.net/nixi/
"nixiはお引越ししました"とか書いてますが、ウチとは一切関係ありません。
関係ないのでリンク先のサイトさんが何をやっても自由なのですが、しいていうなら画像を勝手に使われちゃったのはちょっとイヤかな。
(にくしぃ自体がインスパイヤでなりたっているのであまり強く言えない)
って書いてあります。

で、行ってみた。 → nixi SNS(ニクシィ)  (リンク切れ)
その引っ越し先はここね (ここもリンク切れ)。→ ソーシャル・ネットワーキングサイト [nixi(ニクシィ)]
「イイにくしぃ」なんて書いてあるけど、デザイン的にはちょっとmixiに近づいたでしょうか。

おもしろがってここまで来てしまいました。お付き合いいただいたみなさん (っているのか)、お疲れさまでした。私の探索はここで終わりですが、物足りない方は、nixiに登録してみて下さい。

ところでこんな記事がありました。
陸上SNS:「アスレティック・オン」22日開設 (毎日新聞 2007年2月22日)
陸上に関わる人々がインターネット上で自由に日記を書いたり情報交換や交流ができるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「アスレティック・オン」が22日、開設された。SNSは最大手のミクシィをはじめ急速に普及しているが、特定の競技に特化したものは珍しい。
言及されているアスレティック・オンはこちら → アスレティック・オン

特定分野のSNSってどうなんでしょうね。趣味の数だけSNSに加入するのかな。そして、それだけの数のRSSのないサイトを巡回する。いずれ行かなくなるような気がします。

2007/02/22

ジェネレータというより占い

こんばんは。暖冬なので、そろそろ Winterスキンも変えないとね。新しいスキンも出ているようだし... チェリーパイ。欧米か!

Webtools : なにかと使えるWebジェネレータのまとめ その1 (by hereticanthem)という記事で、いろいろなジェネレータが紹介されています。以前使ってみたajaxloadもあります。アインシュタインがホワイトボードに文字を書いてくれるよう見せかけるってのは誰が紹介してたんだっけかな。タバコの煙で文字を書くというのもおもしろそうだ。

その中で、ちょっと異質なのは、スーパーヒーロージェネレータ。それぞれのうちに秘めたスーパーヒーローを発見してくれます。名前と性別を入れるだけ、って占いでも生年月日くらい入れさせるぞ。

Contacting the mysterious Quelm in the seventh dimension...
-- 第7次元の謎のQuelmと接触中...
-- Quelmって何? あまり意味のない言葉みたいですね(参照)。

Finding someone to vouch for you...
-- あなたの保証人を捜しています...

Beaming psychotronic energy to Pittsburgh...
-- ピッツバーグにpsychotronicエネルギー (これも謎) 発射中...
で、出たのがこれ。


最近Linuxを使っているのでペンギンなんでしょうか。それとも足の長さが...

テキストも見ましょうね。

Your Superhero Identity For Today Is:
Name: Lightning Flame (稲妻 炎)
Secret Identity (しかしてその実体は): R Yoshihiro Ueda
Special Power: Incredible Hands (驚異の手、ってマラドーナですか)
Transportation: Turbo Scooter (ターボスクーター、ってやっぱりLinux?)
Weapon: Gamma Bolt (ガンマ稲妻?)
Costume: Hardened Sport Coat (硬化スポーツコート?)
Sidekick (相棒): Black Dan (って誰?)
Nemesis (敵) : Melvin the Assassin (名前から極悪だ)
Tragic Flaw (弱点): Narcolepsy (睡眠障害... って思い当たるふしが)
Favorite Food: Ritz Crackers (しょぼい)

"For Today"ってあるので、毎日変わるようです。あ、サイト名はHumorscopeって、ホロスコープ + ユーモアの造語のようですね。

「他国を尊重」はあるけど

こんばんは。

先の投稿「考える力と同調圧力と愛国心といじめと企業不祥事と」では、「愛国心」だけでなく、「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という文言がちゃんとはいっているから、ということで安心する訳にはいなかいことを書きました。資料が今手もとにあるので、メモしておきます。

高橋哲哉: まだ間に合うのなら(1) 戦争に突き進む日本 (DAYS JAPAN 2007/2) には、満州事変は侵略と断定され、国際連盟を脱退することになるのだが、そのときの昭和天皇の名で出された詔書には、
わが国は国際平和の確立を求めてやまざるものであり、国際協力親善を望んでやまぬのである。
と書かれていたという。また、愛国心教育のための教師向け解説書「修身科講座」には、この天皇の詔書を掲げて、
第一に、自他国家国民の互の権限を尊重愛護し、第二に自他国民の文化の理解尊敬に務めて互の意志の疎通をはかり、第三に民族的人種的偏見に陥らず、第四に経済的の共存共栄をはからねばならぬ
と書いてあったという。高橋は、これは、新・教育基本法と同じだと言っている。すなわち、新・教育基本法の「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という断り書きは、何の意味ももたないものにすることができることを指摘しているのだ。今だって戦争は国際平和の名の下に行われている。

高橋は、法律は作成する際にはあまり厳格にせず、解釈の幅をもたせるほうが為政者、官僚にとって望ましいという。国旗国歌法も、国会審議中には「教育現場で強制することはない」と答弁されていたのに、実際は厳しい締め付けが行われている。

私も共謀罪の時には、「政府答弁を全部法律内に明記させろ」と書いた。法律に何ができて何ができないかを書くことは重要なことなのだ。

このことは、別のコンテキストでも指摘されている。

よびかけ:自転車を歩道に閉じこめる道路交通法改正に反対のパブリックコメントを (松浦晋也のL/D 2007.01.27)

道路交通法改正では、
1. 子どもや高齢者、買い物目的などでの利用の場合
2. 交通量が多く車道が著しく危険な場合 
 の二つの場合に限り、歩道での自転車通行を認める
という方向の改正案が検討されている。

以下の引用は、松浦が引用している疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」からの引用 (つまり孫引きね)。
 一見、自転車のために必要な措置だから、と、勘違いされがちな本条項だが、その「特に危険」という判断は、誰が行うのか、そして、その「特に危険」は、どこまで解釈が可能なのか。そこの部分があえて無視されている。だが、その判断の主体が警察当局になるであろうことは、火を見るより明らかだ。
 また、その書き方において、「特に危険な場合の措置」は、あくまで「例外的措置」のように見えるのだが、それが「例外」である保証はまったくない。
 いや、この「例外」は、必ず「将来の標準」になるために用意されていると見た方が妥当だ。
 何しろ、警察は、こと自転車に関しては、「例外」を、実質的な「標準」に、「標準」を実質的な「禁止条項」にしてきた、大きな実績があるのだ。
 1978年の悪夢を思い出してみれば分かるだろう
 悪名高い道路交通法第63条は「自転車は原則的には、車道の左側を通行するべきもの、しかし、指定された『自歩道』だけは歩道通行可」と定めている。
 つまり、自転車の歩道通行はあくまで「指定された歩道だけの例外的措置」だったのだ。ところが、その結果、78年以降、この国において実際には何が起きただろうか。
 日本のあらゆる歩道が、自転車で溢れ、歩道の状況は絶望的な混沌状況に陥ってしまったのは、誰が見ても明らかなとおりだ。
警察が法律を自分の都合の良いように解釈するのは、オウム信者がカッターナイフを持っていただけで銃刀法違反で逮捕されたことで現実味を持って知った。このときは相手がオウムだったら世論も受入れたが、そのときに感じた恐怖を忘れてはならない。

教育基本法の改正前に、一部の人が警鐘を鳴らしていたのは知っていたのだが、問題の大きさに気づかずそのまま通過させてしまったのは悔やまれる。

今後は「私は国を愛しているからこそ、あなたの意見を批判する」という立場を堅持していく必要があると思うのだ。

2007/02/21

絶対的な忠誠って

こんばんは。教育のこと、愛国心のことにはまだ続きがあるのだけど...

中川自民幹事長:「忠誠心なき閣僚は去れ」講演で苦言呈す (毎日新聞 2007年2月18日 → Web魚拓)

今日のテレビは、こんな低レベルのことを言わなければいけないのかという態度を見せながらも、小泉時代と映像を比較したり、今日はどうだったか報告したり、軽くてテレビに向いた話題だったようですね。

でも、これって自民党の「釣り」じゃないのかなあ。内閣のダメなところをみせて、それを国民から叱らせることで、「絶対的な忠誠」、「自己犠牲の精神」、「一糸乱れぬ団結」の必要性を国民に認識させて、次は国民に求めるという。

穿った見方のしすぎですかねえ。

2007/02/18

考える力と同調圧力と愛国心といじめと企業不祥事と

おはようございます。血糖値が低いと考える力が落ちますよね?

先日「インドの衝撃」のコメントで、
教育の再生は重要だけど、教育基本法の改正よりも具体的な中身が必要なのになー。愛国心なんていいだすとますます考えない人間を増やしそうだ。
と書きました。

私自身は愛国心は必要だと思っていますが、その愛国心は「日本を良くしていきたい」と思うということで、「他の国よりも・・・」であることとは思っていません (参照)。

しかし「愛国心」という言葉は、「日本を戦争へ導いていった力」というコノテーションがついています。いやそれは日本に限らず、「他国よりも自国の利益を中心に考える」というコノテーションがついているのだと思います。

新・教育基本法には
伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと - 第二条(教育の目標)五

という形で記載されており、他を排除することを避けている文言がはいっています。しかし、戦前もそうであったにもかかわらず蔑ろにされてしまったという話があります。資料が手もとにないのでこれに関してはまた後日。

コノテーションだと書きましたが、「非国民」という言葉とセットになって使われることを考えると、既に第一義の意味になっているといっても過言ではありません。「私は愛国者ではない」と宣言する人達がいます。「私は郷土は愛しているけど国を愛している訳ではない」という人もいます。彼等は、この言葉で自分が修飾されるのを避けたいと考えているのだと思います。

調和を重んじる日本人は、同調圧力が特に強いと思います。「空気読め」という言い方にもそれが現れています(参考 - 分裂勘違い君劇場)。その中で、「愛国心」という一見逆らい難い概念が提示されたらどうなるか。一丸になって進む先は、これまで見てきたとおりだと思うのです。
いじめも同調圧力ですね。いじめられないようにいじめの側にまわる。

同調圧力は企業内部でも起こっています。不二家の問題に、戦前の日本を見る大前研一。
「産業突然死」の時代の人生論 第64回「不二家の不祥事」を繰り返す日本人の体質
 なぜこんな愚かな事件が起こるのか。わたしは、親や教師が悪いと考えている。「親の言うことを聞きなさい」「先生の言うことを聞きなさい」と子どもに言い聞かせている。そういう教育ではどんな大人が育つのだろう。社会経済生産性本部が新入社員に調査した結果によると、上司から、自分の良心に反する指示を受けた場合に、指示通りにすると答えた人がいまだに4割近くもいるそうだ。
そして最初にあげた「考える力」。大前はこう書いています。
 先生(文科省)の言うことだけを覚えて、自分の考えや思考方法を持たない人々が会社に入ってくる。ホンダやリクルートのような社風の会社に入れば、生存競争から次第に個性を発揮するようになる。しかし、そうした生徒が年功序列はもとより、同族支配、ピラミッド組織の底辺に入れば、まともに順応してしまう。会社によっては白いネコを見て上司が「あれはクロだな?」と質問したら、まじめに「はいクロです」と答えるまで訓練しているところもある。またそういう業界もある。
そして、戦前の日本とのつながりに言及しています。
 長い物にまかれろというのは日本人の昔からの体質なのかもしれない。戦前の日本でも、みんな「この戦争はおかしい、負けるに違いない」と思いながら、戦争に突入していった。竹槍で本土決戦とは、ものすごいことだが、皆そう口には出していた。

「長い物にまかれろ」と言う言葉も同調圧力のことを示しているんですね。

考える力を育てること、そしてそれを主張すること、同調圧力に負けないこと、同調を教育しないこと、それらを教育の現場で教えていかねばならない。それが教育改革だろうと思うのだが、今の安倍政権で進めているのはその逆だと思うのです。そういうことを考えながら「インドの衝撃」を見ていました。

ここ数日ずっとそういうことを考えていたのですが、その中でこんな記事がありました。

innocuous idiot: [memo]すべてが「チョイ」になる - 「チョイワル」「チョイオタ」と同調圧力の裏表の関係について
  -- 「チョイオタ」と言葉にも同調圧力を感じとる嗅覚がここにあります。

2007/02/15

エコバッグをもって

コンビニに行って、

3点レジにもっていって、
レジの前にエコバッグを出して、
「そのままでよいです」っていったら、

3点全部にテープはってくれて、
私の前に出してくれたので、
慌てながら、でも、もたもたしながら、
自分でひとつひとつエコバッグにいれた。

うしろに待っている人はいなかったけど、
なんか申し訳ないことをしたような気になりました。

2007/02/12

インドの衝撃

こんばんは。カレー大好き日本人です。

NHKスペシャル「インドの衝撃」3回シリーズの第1回「頭脳パワー」の再放送を見ていました。

インドが教育、特に数学、情報技術に力を入れていること、IT産業をてこに成長を続けていることは知ってはいたのですが、まだ過小評価していたようです。これまでは高みから見ていたように思いますが、日本の教育の現状を考えると追い越されることも視野に入れておかなければならないと思いました。

特に、国民の、教育に対する意欲、自分だけでなく国を作っていくのだという使命感みたいなものには、戦後の日本もこうだったんだろうなあと思わせるものがありました。

特に覚えることよりも考える力を重視していることは見習うべきだと思います。

この中で紹介されていたのが、フリードマンの「フラット化する世界」。通信、コンピュータの発達した世界では、もともと持っているものによる差は少なくなり、頭脳により世界規模の競争が行われる。フリードマンはこういっています。
私は両親にいつも言われました。ご飯を残さず食べなさい。インドの人たちはおなかをすかせているのだから。

しかし今、私は孫たちにこういいます。しっかり勉強しなさい。インドの人たちは、君たちの仕事をおなかをすかせて狙っているのだから。
そうなんだよなあ。日本人だから豊かな生活、ではなく、親の世代ががんばったから自分たちが豊かな生活を送れているのを忘れてはいけないし、今後もがんばっていかないと豊かな生活は続かないということを子供たちに仕えていかないといけないと思うのです。

インドだけがフラット化した世界の恩恵を受けるわけではないが、高度教育を受けたエリートたちが自分だけでなく国民全体を引き上げようとしているところに、他の国とは違うパワーを感じました。

ただ、インドは、カースト制がしっかり根付いる国でもあります。カースト制が残っている限りは全体が底上げされるのは難しいとも思うのだけど。

2007/02/10

日本の表現力

おはようございます。2月ももう10日ですか。すっかりペースが落ちてますね。

いくつかのブログで、国立新美術館がオープンして、「日本の表現力」いう展覧会が開かれているのを知りました。アニメなども前面に出されているらしい、という訳で行ってみようと思ってたんですが...

文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」公式サイト
会期2007年1月21日(日)〜2月4日(日)

終ってたんですね... 上記公式サイトにはいろいろコンテンツが置いてあるようなのでゆっくりまわってみるとしますか。

と思ったのですが、リンク先もすごく広がっています。

えらぶ → 日本のメディア芸術100選 (アート部門で明和電機が上位を多く占めてるって、まあ人気投票ですな)
つたえる → 公式ブログ
さらに、
文化庁メディア芸術プラザ
平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭
文化庁メディア芸術祭特設ブログ
  -- 2007.2.4 - 3.4 東京都写真美術館

これはちょっと興味をひかれるなー。電子回路キット「Pri/Pro」を使ったこども用ワークショップ。
クワクボリョウタPri/Pro こどもワークショップ 2007年2月25日(日)13:00〜16:00
■ワークショップの段取り
1.色んなセンサー(入力用)とアクチュエータ(出力用)をくらべてみて、どういういきものを作りたいか考えてみよう
2.つぎに、色んなプログラムをくらべてみて、自分のいきものにどういう動きをさせたいのか考えてみよう
3.じっさいに組み立ててみて、考えたとおりに動くかどうか試してみよう。うまくいったらできあがり!
4.さいごに、ほかのみんながつくったいきものと 自分のものをくらべてみよう。そうしたらプログラムやセンサーやアクチュエータをほかのいきものと交換してみて、自分のいきものにつけてみよう。
うまく動くかな?いろいろ試してみると、あたらしいいきものができるかもね!

最近、日本の文化面、それもマンガやアニメなどの比較的新しい文化が海外で評価されていることに気づいてきて、文化庁もそこに力を入れているんですね。悪いことじゃないけど、文化庁がバックアップしなくてもという気はします。

2007/02/06

呼ばれたような気がしたので...

... やってみました、オッさん占い

結果は...

ウエダさんはビキニ狂のオッさん です!
●『ビキニ狂のオッさん』のあなたは、勝気で負けず嫌いな不屈のファイター。おかしな理屈を並べたり、筋の通らない話を強引に押し進めようとする人がいると、それが先輩や上司であっても、ハッキリと意見をするタイプです。中にはあなたのことを生意気だと言う人がいるもしれませんが、悪いことは悪い、ビキニは小さいほどいいと、臆面もなく言い切れるあなたに、喝采を送っている人も多いはず。トラブルにも大胆かつ積極的に取り組んでいくため、なにかと頼りにされることが多いでしょう。ですが、この豪快さの裏側には、意外なほどの繊細さが隠れています。特に恋愛面では、臆病とも言えるほどの照れ屋さん。変に身構えたりせず、そのままのあなたを出してみて。 
●ウエダさんのラッキーシューズは、ハイヒールです! 
●そんなあなたの本日の運勢はこちらです!
わすれがちないいことを書かれてますな。これからはきっちりと声を大にして言っていきたいと思います、「ビキニは小さいほどいい」と。

...

もっと違うことでいうことがあるだろ、って? おっしゃるとおりでございます。

私に電波を送った(と思われる) オッさんがた:
はりーさん (酔っぱらいのオッさん)
nsudouさん (通勤途中のオッさん)
せば教授 (セクハラのオッさん)

2007/01/31

小島烏水版画コレクション展

おはようございます。ナンシー関です (ウソ)。

前回「アイドル!」展に行った時に、次回の展覧会のチケットがあたるというアンケートに答えていたんですが、それで小島烏水版画コレクション展の開会式 (1月22日) の招待状が来ました。応募した時はいつでもいけるチケットがあたるのかなあと思っていたんですが、当日限定なので、休みをとって行ってきました。

開会式は、館長や小島烏水 (コレクター) の遺族のあいさつ、学芸員の説明などで別に参加してうれしいものじゃなかったんですが、最後にあった抽選会で、関連企画の落語会のチケットが当たりました。なんか運を無駄遣いしているような気がしてきた。

開会式のあいさつで、この展覧会のことを周りの人に伝え、口コミで広めて欲しいと頼まれたので、内容に関してもすこし触れます。

リンク先にも紹介がありますが、小島烏水は本職は銀行員で、登山家、作家、浮世絵研究家としても有名な人だそうです。版画のコレクションは、浮世絵、西洋の古典、現代の作品、明治時代の宣伝用ちらしまで多岐にわたります。このため展示物としては雑多でテーマが絞れないものにはなっています。こう書くとバイラルマーケティングになりませんね。普段見れない様なものが多くあって、そういうものを見つけるのは楽しいと思いますよ。

女性蔑視ならこの人の方が

おはようございます。崖っぷち犬の姉妹犬です (ウソ)。

柳沢厚労相の発言
15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない
確かに普段からそう思っているから出た発言なんだろう。

「産む機械」発言の厚労相、与党にも辞任論 (2007年1月31日 読売新聞)

しかし、笹川尭党紀委員長のいう辞任すべき理由が「国会答弁のたびに頭を下げ続けることになる。内閣支持率も下がるばかりだ」というのは、どういうこと? 結局この人も本音では同じ考えをもっているってことじゃないの?

しかし、「産む機械」と考えている点では、この人も同じだろう。さらには「生きているってのは無駄で罪」とまで言っているのだ。

石原都知事発言、地裁が批判 女性べっ視 「憲法と相いれない」 (2005年2月25日(金)「しんぶん赤旗」)

この人に対して辞任の要求が出なかった (出ても強い声にならなかった) のは、結局選挙が近いか、その選挙で票がとれるかどうかしか頭に無いということだと思う。

ホワイトカラーエグゼンプションも引っ込めたのは選挙前だからであって、選挙後にまた出てくるんだろう。共謀罪もずっとくすぶったままだし、選挙が終ればOKというのは本当に国民を蔑ろにされていると思う。

2007/01/26

Honesty

Long time no see. This is an uptown girl speaking (just kidding).

NHKで「ジュークボックス英会話」というのが始まってますね。3ヶ月トピック英会話という番組のこのクールのテーマらしいです。Popsで英語を学んだ(と思っている)私にとっては興味深い番組です。

今日は私の好きなアーチストの一人Billy Joelの"Honesty"でした。
If you search for tenderness
it isn't hard to find.
You can have the love you need to live.
But if you look for truthfulness
You might just as well be blind.
It always seems to be so hard to give.
Honesty is such a lonely word.
Everyone is so untrue.
Honesty is hardly ever heard.
And mostly what I need from you.
うーん、いいねえ。「ただの優しさなら簡単にみつけることができる。でも誠実ってめったに見つけることができない。私があなたに求めているのは誠実なのだ。」

でもね、やっぱり私が好きなPaul Simonの"Tenderness" (アルバム"There Goes Rhymin' Simon"に入っている)では
Much of what you say is true
I know you see through me
But there's no tenderness
Beneath your honesty
...
Honesty
Honesty
It's such a waste of energy
No you don't have to lie to me
Just give me some tenderness
Beneath your honesty
っていってるんだよね。「あなたの誠実さには優しさがない。誠実さはエネルギーの無駄遣い。ウソを言ってほしい訳ではないけど、誠実の中に優しさが欲しい。」

Billy Joelの曲はPaul Simonに対するアンサーソングなのかもしれないね。

ところでこの英会話番組。酔っぱらいの掛け合い漫才みたいなコーナーがあって笑えた。お笑い番組ですか。

2007/01/11

iPhone発表! (まずは米国から)

日本ではどこと組むのかなあ。

アップル、革新的なiPhoneの米国内の独占キャリアにシンギュラーを選択  (ニュースリリース 2007年1月10日)
アップルがシンギュラー社を選んだ理由は、同社が米国で最も知名度が高く、最良の携帯電話キャリアと判断されたからです。
個人的には既存3社から選ぶのではなく、イー・モバイルなどと組んでもらうとおもしろいかと思います。ビジネス的には大きな挑戦になりますが。

ただ、下記記事で、「アジアでは2008年に販売を開始します」と書いてあるのは気になる。アジアといっても国ごとに違うので、同時に何カ国で始めるのか、日本はその中に含まれるのか気になります。

アップル、iPhoneで携帯電話を再定義 (ニュースリリース 2007年1月10日)

2007/01/06

「アイドル!」展

こんばんは。サトエリです (ウソ)。

横浜美術館で開催されている (8日まで)「アイドル!」展に会社の帰りに寄ってきました(写真はTokyo Art Beatより)。

アーティストの取り合わせが雑多で、「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」とか、少女漫画なんてあるし、どういう観点でアイドルなの?といいたくなる作品もある。そういう訳で、気にはなってたけど行くまでもないかと思っていた。

しかし、Tokyo Art Beatのイベント案内 「アイドル!」展に寄せられたコメントをみると、「篠山紀信が撮影した山口百恵の映像が良かった」という声が多い。
「アイドル!」展は「山口百恵」展である。
と言い切る人までいて。山口百恵自体にそんなに思い入れはないのだけれど、良い曲は多いので、映像作品だったら音楽に期待できる。という訳で、行ってみることにしたのだ。

横須賀で撮影した大量のスチール写真。それを「横須賀ストーリー」に載せて、コマ送りのように切り替えていく映像が良かった。「プレイバックPart 2」は、スタジオだけど同じように構成されていて、これも良かった。

でもね、これ「NHK特集」ってタイトルが出るんです。すなわち昔の番組の再放送を有料でみるようなものだなあ、と。

アイドルとの関係は分からないですが、加藤美佳の作品くらいかな、気に入ったのは。蜷川実花も今回の看板の一人なんでしょうけど、あまり興味がわきませんでした。被写体が誰かを考えながら見ると面白いかもしれません。

ビデオPodCastもありますので、気になる人は見ておくとよいかもしれません。

超絶技巧演奏?

こんばんは。野田恵です (ウソ)。

Web Designingのメルマガで紹介されてたYouTubeの動画です。まあ、まず見てみ。

Amateur - Lasse Gjertsen


どお?

2007/01/03

腐女子って

こんばんは。乙女ちゃんでぃーす (ウソ)。

「腐女子化する世界 - 東池袋のオタク女子たち」 (杉浦 由美子) を読みました。奥さんが勧めるので。

ただの「腐女子 (女性オタク - 補足: 特にBoys' Love = 同性愛男子をテーマにした作品に耽溺する人々)」に関するルポルタージュではなく、格差社会との関連で分析したものになっていて、興味深く読めました。

前半は主に腐女子の生態の紹介になっていて、決めつけも多いのは気になるが、それも一般のイメージとは違っているので、そういう意味で価値があるだろう。男性オタクのイメージから類推されるものと違って、服装も一般人と変わらず、仕事ももっていてライフスタイルもオタクであることを感じさせないものになっている。読書量も多く知的レベルは高い。など。

私も一般にもたれているイメージと同じようなイメージをもっていたので、ふんふんと思いながら読んでいました。

内容は順次社会的な考察に移る。ライフスタイルの類型に縛られるのではなく、趣味嗜好を重視する生き方に移行していることが描かれる。雑誌がターゲットの読者層を絞って編集され、その読者層に向けて広告がうたれる、そういう時代ではなくなっていることを、「Web進化論」やアマゾンのリコメンデーションを引きながら「マーケティングは死んだ」と端的な言葉で表している。

そういう生き方が発生した背景として、女性の生き方、価値観の変遷が描かれる。
・「キャリア vs. 家庭」という構図が崩れ、家庭を持っても (自己実現としてではなく) 仕事を生活の糧を得るという目的のために続けざるを得ない現実
・女性が結婚後も仕事を続ける職場で見せつけられる正社員と派遣社員の格差
・結婚することでも逃れられない競争社会
こういう格差、競争という価値観から独立する知恵として、「オタク化」を位置づけている。

追記: BL (Boys' Love) は、現実に引き戻させないための装置となっている。現実を知っているものが出てくると、現実に引き戻されてしまうため、自分にとってイメージでしか存在しない場所 (全寮制男子校など) が舞台になっている方が良いのだそうだ。
私自身これまで「格差社会」とか「勝ち組/負け組」とか「負け犬の遠吠え」などに興味を持たず関連書籍などを読んでこなかったので、この部分の考察も (奥さんの勧めるとおり) 興味をもって読めました。

ただ上記リンクの読者レビューを見ると、賛否がはっきり分かれています。否定的な意見をみると、最初に書いた「決めつけ」の部分が受け入れられないものと思われます。

2007/01/01

「ネット君臨」第1回目を読んで

「ネット君臨」第1回目を読みました。

オールドメディアによるニューメディアへの反発、抵抗に過ぎないという見方がある (下記ブログに対するコメント、あざらしサラダさん 「▼ネット君臨ねえ」) が、今後に期待したい。

取材班から?連載がスタートしました
掲載記事(1月1日1面)難病児募金あざける「祭り」
掲載記事(1月1日2面)「エサ」総がかりで暴露
掲載記事(1月1日3面)2ch管理人に聞く

期待するのは、上記ブログで公表し、コメント欄をあけていること。実際に最初の記事では23時現在67個のコメントが寄せられ、記事に対する批判も多く含まれている。中には祭りと同様の言葉遣いのものも多い。

それらが今後の記事に生かされることを期待する。毎日新聞もその覚悟でコメント欄を明けているのであろう。

そして、それに応えた形で以下の様な記事が書かれている。
取材班です?記者にとっての未知の領域

私自身は、負の側面があることを問題視する姿勢には共感が持てる。それは言論封殺の芽または言論封殺そのものであるとおもうからだ。「愛国」の復活とともに、「非国民」というレッテルを用いた言論封殺を思い出す (いや覚えていないですけどね)。

言論封殺には、いくつかのレベルがあるだろうと思う。

暴力: 朝日新聞社説 :言論テロ 首謀者を追いつめろ
プライバシー暴き:
炎上:
空気読め/同調圧力: ネットの意見相互調整機能に個人は抵抗できるのか?

最後の2つくらいは、主張を行う上でこれくらいの抵抗に負けてどうする、と思わないでもない。しかし、「祭り」が「炎上」と「プライバシー暴き」を含む概念だということを考えれば、容易に上位に移行する虞れがあり、無視できるものとも思えないのだ。

追記: あざらしサラダさん 「▼ネット君臨ねえ」の追記を読みました。上記ブログ「取材班から?連載がスタートしました」に、インタビューに答えていた「がんだるふ」氏のコメントが載っているとのこと。下記コメントで書きましたが、「これからに期待」なんて言っていてはいけないような気がしてきました。
「毎日新聞としては、記事を書き出す前に自らの報道スタンスを振り返り、方針を固めて望む(「臨む」の間違い)必要があると思いますね。オーマイニュースの前例を考えると、その覚悟が足りないように思います。
と書いたのは、取材という記事作成のプロセスがきちんとしていなければ、作成された記事自体の信憑性が問われることになるし、ネットの情報の真贋を問う姿勢の根幹が崩れると思うからだ。

さらにブログを連動させていることは、すぐに批判が来る訳で、その批判に対してどのように応えるのか、ぶれない答を用意しておかねばならない。「方針を固めて臨む」というのはそういうことだ。個人ブログではなく複数の人間で取り組んでいるのだから、社としてどういうスタンスをとるのか、あらかじめ十分議論を尽くしておく必要があるはずだ。

団藤さんもジャーナリストとして ブログ時評「毎日新聞がオーマイニュースと同じでは」で、被害者の取材だけで検証の姿勢がないことから、
「筋の悪さ」に驚き、呆れてしまいました。
と書かれています。

あけましておめでとうございます '07

あけましておめでとうございます。

うちの玄関に並んでいる皆さんに登場してもらいました(raphieさんのまねね)。今年は亥さんが君臨しております。


今年の目標と言っても例年そう変わる訳ではありませんが、
・まずは健康。
・ブログでは、もう少し社会問題を考えていきたい。特にネット社会
・仕事では、後につながる、つなげることを意識していきたい。
と思います。

今年もよろしくお願い申し上げます。

2006/12/31

いろはカルタ2006年

こんばんは。すごろくの次はかるた。日本のお正月ですね。

さて、昨年に引き続き、毎日新聞大晦日恒例のいろはカルタ(「余録:今年もあわただしく過ぎた…」)と、自分が書いた記事の対応をみたいと思います(順次更新)。

【い】いいなバウアー
【ろ】ロシアより放射能を込めて
【は】ハム勝つ3度
  -- ハムファイターズ
【に】日本核物騒論議
  -- いろいろ考えさせられる中川氏問題 核武装議論続き
【ほ】本当のおばあちゃん子
【へ】ベルトが怖いメタボ症
【と】都庁七光り
  -- 余人をもって代え難い
【ち】知事に乱れる談合列島
【り】リストが見たいシンドラー
【ぬ】抜くが世界史するが補習
  -- 補習のほうが楽しく学べるかも
【る】ルーズな管理であすカビ人
【を】尾張トヨタの世界取り
【わ】わが町のイメージダウンミーティング
【か】崖(がけ)上の犬裏庭の熊(くま)
【よ】喜び悠(ひさ)しく新宮うぶ声
  -- おめでとうございます
【た】太陽系に変わりはある冥
【れ】連結発車の阪急・阪神
【そ】そろりクーデタイ
【つ】罪作りその一杯
  -- こんなに抜け道があっては...
【ね】念願かなって防衛省格
【な】情けがあだの復党劇
【ら】ラスト・サンパイ
  -- 外交は毅然とした姿勢で
【む】昔「家なき子」、今「子なき家」
【う】美しい国家の品欠く
  -- みんな歌を歌っていた (藤原さんつながりということで...)
【ゐ】いざなぎ超えてふところ肥えず
【の】ノロ元過ぎても鳥ウイルス
【お】オシム声なくジーコ去る
  -- 中田ジャパンをみてみたい
【く】グレー損金利
  -- ご利用は計画的に...
【や】辞めて辞めて支持率下がって
【ま】まっさか!の60億円
【け】欠陥ミサイル・テポドボン
【ふ】ブッシュは悔いねどタカ掃除
【こ】転ばぬ先の脳トレ
【え】A級史料富田メモ
【て】ディープなため息と感動
【あ】開け閉め自在にガスプロム
【さ】サマワ変わり
【き】金未配通信
【ゆ】夕張メロメロン
【め】メールでめいる民主党
【み】みなさまのMHK(命令放送協会)
【し】幸せの青いハンカチ王子
【ゑ】遠洋のツナ引き
【ひ】ひそかに進んだ人腎売買
【も】もうかって税金払わぬ大銀行
【せ】0円でソフトパンク
  -- 切れてないですよ [すごろく74]
【す】すきだらけだった墓穴ホリエモン
  -- 陰謀か? っていうけれど...ライブドア: 営業利益5億円以上が役員の唯一のハードル
【京】今日の夢明日の正社員

うわー、少なっ! 今年は時事問題を考えてないのがよくわかります。

ゴオオォーール! [ブログすごろく]

こんばんは。皆さん年末いかがおすごしですか。

さて、ブログすごろくですが、昨日の99番地で出た目は「0」。この期に及んで初めての「0」ですよ。いくつ進んでも構いません。「1」だったら最後の記事を書いてゴール、それ以外だったら100をこえてゴールという段取りだったのですが、ここでは「1以外」を選択したいと思います。

という訳で... 年内ゴール達成!

いやあ、皆さんからずいぶん遅れてしまいました。バントさんも忘れてるんじゃないかなあ。それとも中継が終了して、回収車も出ていたのに、私が気付かなかっただけかも。
さて、これまでのまとめはのちほど。

ネット君臨

こんばんは。匿名希望です。

毎日新聞で、「ネット君臨」という連載が始まります。

ネット君臨:ネット社会を考える連載、新年スタート ブログでご意見募集中 (毎日新聞 2006年12月26日)
私たちの生活や仕事をネットに依存するあまり、いつの間にかネットそのものに支配されてはいないでしょうか。社会がゆがめられていく矛盾も抱えているように思えます。ネットの利点を生かしながら、どう共存していけばいいのか。将来のネット社会をどう築けばいいのか。それを読者の皆さんと考える連載を目指します。
ということで、私ももう一度ネットとの向き合い方を考えたいと思います。

連載に連動するブログも始まっています。
まいまいクラブ: ネット君臨
トラックバックは受け付けていないようですが。

以前、私は、「公の場で意見をいうことは行動を起こしていることでもある」で、
これまで私は、子供がネットを使うことの可否判断を、被害者になりうる可能性で考えてきたが(リスクを低くする方策が分かっているか、リスクを受けれる覚悟があるか、など)、その前に加害者になる可能性も考えないといけないと思う。
と書いた。

ネットをリアルと区別する考え方があるが、ネットはリアルの一部なのだ。電話の先に人間がいるように、ネットの先にも人間がいることを忘れてはならない。電話なら知っている人一人だけだが、複数の誰か知らない人がそこにいるのだ。

電車で化粧をする女性が多くなってきたが、自分の知らない人はいないのも同然という考え方がベースにあるのだと思う。普通見てみない振りをしてくれるだろうけど、化粧しているところをずっと観察されていたら、いないのも同然とは思わないのではないだろうか。

ネットも同じことなのだ。自分がやっていることは、駅で人前で演説したり、ひとりぶつぶつ毒づいていたり、歌ったり、踊ったり、作品を貼り出したり、作品を解説したり、ものを売ったり、募金を呼びかけていたりしていることなのだ。大きな駅でやっているか小さな駅でやっているか程度の差があるだけ。小さな駅であったとしても、お祭りでもあればすぐに人は集まってくる。自分はそこで何を行っているのかを意識して行動しなければならない。

逆にそれがわかっていて、駅に行って声を出すねらい、目的が明確ならば、自分の行動を意識してコントロールできると思うのだ。そのような目的を人にしっかり伝えられるコミュニケーション能力があれば、まだ安心してもいいと思う。

余人をもって代え難い

他には「都知事の息子」という条件を満たす画家はいなかったようだ。

候補はもう一人いたが、得意分野が天気図だったので候補からはずしたらしい。

2006/12/30

北極の氷2040年に消滅 [すごろく99]

こんばんは。

先日、2040年夏、北極の氷ほぼ消滅 (リンク先は産經新聞 2006年12月12日) という衝撃的なニュースが出ていました。

この中で、「これまで2070年頃消滅するとの予測も出されていた」とありますが、今年の2月に放映されたNHKスペシャル「気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない」ではその値を使っていたのですよね。私はこれを11月の再放送で見て衝撃を受けていたので、さらに追い打ちという感じです。というかむしろ無力感を感じていると言ってもよいです。

北極の氷が溶けると、海面が上昇し、水没する南の島々があるということは知っていましたが、上記番組では、北極圏では街が海に呑まれているのが既に進んでいるということが報告されています。

北極圏では、地面は永久凍土で出来ており、海が荒れると、永久凍土が溶け、海岸線が浸食されていきます。海が凍っていた時は嵐が来ても氷がバリヤになっていたが、直接浸食を受けるようになってしまっているそうです。10年間で60m浸食が進んだところもあり、一晩で38m浸食したこともある。今後10数年で島には住めなくなるので、2009年までに全員が島から移住することを決めたと言う。

移住すると移住先で既存住民との摩擦が発生する。21世紀末には全世界で2億6000万人の人が住む場所を失い環境難民化すると予測されている。そしてこの予測は2070年に北極の氷が無くなると言う予測の下での計算になので、その予測が2040年に修正された今、危機はもっと間近に迫っているのだ。

すごろく 99番地は2回休みごフリーお題なので、「71.30年後の未来予想」を選びました。30年後の予想なんて自分では出来ないので、地球シミュレータの予測を使いました。

方言は指摘されるまで気付かない

こんばんは。福山雅治です (ごめん、許して)。

「ばってん」、「〜たい」、「良か」などは方言だということは認識している訳ですが、故郷からはなれて、指摘されて初めて普通と違う言葉の使い方をしていることに気付く場合があります。それも方言と言えるのかもしれません。

長崎または九州地方で使われるそんな表現を集めてみました。

売ってある

商品が「売られている」こと。
例) その商品はデパートに売ってあった。
一般には「売っている」というようですね。「売っている」も使いますが、販売する側が積極的に客に対してアピールしながら売る場合に使います。一方、「売ってある」は、商品がお店においてあって、買いたい人が店員に「これをください」といって買う場合に使います。

来る

聞き手の方へ「行く」こと。
例) 学校帰ってから遊びにくるけん、待っとってね。
長崎以外の場所でこういう言い方をすると、「誰が来るの?」って言われるんですよね。

主格「の」

標準日本語では、副文の主格が「が」でなくて「の」になる場合があります。その方が普通かもしれません。
例) 天気の良い日が続いています。

長崎では主文でも主格を示すのに「の」を使います。
例1) 今日は天気の良かねえ。
例2) 先生の来よらす (先生がいらっしゃる)

「が」も使うと思うのですが、どういう使い分けかは意識したことがなかったので、うまく説明できません。少なくとも「他を排除する」意味では「の」は使わないように思います。
例3) (他の誰でもなく)私が壊したとです。-- 「私の壊したとです」とは言わない

きっと他の地方の人でも、普通に使っていた言い回しを使ったら、訝しげな顔をされた、って経験があるんでしょうね。

追加トラックバック:
Life is beautiful (中島聡さん)の「日本語の進化について、一つの実験をしてみる」で、いくつかの表現を提示し、違和感のあるものはどれかというアンケート調査をしていました。その中で「そこのコンビニでおでんが売っている」は違和感があるという人が結構いらっしゃるようです。一般には受入れられているのかと思っていたので、意外でした。でも中嶋さんはどういう「進化」を想定されているのかな?

2006/12/29

これも方言

こんばんは。いっちょかみさんです。

今日はすごろくは休み、ということでこんな話題。

毎日新聞で、「呼び名で分かる」というシリーズをやっています。何が分かるかというと、出身地です。

一般用語だと思って使っている言葉も、地方色があって、他の出身地の人には通じないものも多い。逆にあるものの名前をどう呼ぶかで出身地が分かる。

2006年9月20日 地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」 (Web魚拓)
  -- バンドエイド、リバテープ、サビオ、...

2006年9月21日 年代編 言葉に映る時代と価値観 (Web魚拓)
  -- これは地方でなくて、歳が分かるってやつね

2006年10月23日 名詞編 なぜか多い学校関係 (Web魚拓)
  -- 鹿児島「ラーフル」、富山「じゃみじゃみ」って「めざましテレビ」でもやってました。

2006年11月1日 「人体」編 「ものもらい」、250種以上…嫌悪感・親近感も (Web魚拓)
  -- 私は「めもらい」。眼をもらう訳じゃないのにね。

2006年11月15日 意味が違う!編 いきなり・しんけん・えらい…“とても”豊富 (Web魚拓)
  -- 「なまら」とか「ぶち」は有名になってきましたよね。

2006年12月6日 遊び編/上 「どれにしようかな、神様の…」に続く言葉は? (Web魚拓)
  -- 自分の期待する答えになるまで言葉を繋ぐ、って。

2006年12月19日 遊び編/下 じゃんけんぽん、西へ行くと→いんじゃんほい (Web魚拓)
  -- 「うーらーおーもーてっ」って知ってる?

遊びでいうと、もっと面白そうなのもでそうですね。「だるまさんが転んだ」は、「いんどじんのくろんぼ」って言ってたんですが、本人たちは差別意識無くても、まずいよねえ。

言語からは離れるけど、「けんけん」に使う地面に書くパターンも違ってそうです。

2006/12/27

季節の短歌 [すごろく91]

季節の短歌を詠め、って昔のお坊さんじゃないんだから無茶言うなよ。

暖冬だ
二酸化炭素
減らしても
米中抜きじゃ
焼け石に水

いかがでしょ。

えーと、次は8つ進んで、「99.2日休み(休み明けはフリーお題)」。
この期に及んで、「2日休み」ですか!
28日、29日休んで、30日。
おお! 30日にちゃんと書きさえすれば、年内ゴール達成だ!

私が選ぶピックアップブロガー [すごろく85]

こんばんは。

お題は「私が選ぶアルファブロガー 」かと思っていたのですが、
「私が選ぶピックアップブロガー」だったんですね。
「ピックアップブロガー」って、エキサイトが毎週推薦するやつでした。

というわけで、エキサイトにまだ選ばれていないところから推薦したいと思います。

じゃーん。

私の推薦は、志葉 玲 さん「シバレイのblog」です。

志葉さんは、フリーのジャーナリストで、現地での取材も含め、イラク問題をずっと追っています。最近は大手メディアの報道が少なくなっていますが(というよりかなり前から現地には大手メディアの記者はおらず、自衛隊の発表を流すだけになっているらしい)、現地の混乱はまだ続いていることを最近の雑誌記事でも伝えています。
シバレイのblog (2006-12-26): 【掲載誌】週刊SPA!「イラク内戦」特集

また、AFP BB News ActiBlogの公式ブログとしても記事を書かれています。
シバレイのたたかう!ジャーナリスト宣言。

おおきな問題も忘れやすい日本人のなかで、こういう人の存在は貴重です。荒らしに負けず、がんばってもらいたいと思います。

2006/12/26

えー!? 終わっちゃうの? [すごろく79]

「のだめカンタービレ」

いやー、ひさしぶりにワンクール最後まで見ましたよ。
(「鉄板少女」は途中で脱落した。)

ヨーロッパ留学編もおもしろいらしいので、ぜひドラマ化を期待します。

追記: サイト見てたら... 今度はアニメだそうだ!

次は6つ進んで、「85.私が選ぶピックアップブロガー」。うーん。難しい。

2006/12/24

切れてないですよ [すごろく74]

キリスト教徒でない方にもメリークリスマス。こんばんは。今日はもちろん小力です (そしてもちろんウソ)。

すごろく74番地は、「これにはキレた!」。切れはしないんですけどね、ずっと許さないだけで... (やだねー)。

今日はこれ。
ソフトバンク:携帯電話CMに「いじめ助長」の抗議相次ぐ (毎日新聞 2006年12月24日)

「電話するね」
「私はいいよ、お金かかるし」
「いいよいいよ、あなたがわるいんじゃないから」

って、悪いのは親ってことかー!
子供がいじめられたくなかったら、ソフトバンク携帯を買い与えろっていうのかーっ!

っていっていたんですが、やっぱり抗議する人多かったんですね。

で、それに対して、「最後の日まで中止せずに流す」って反省は無いようです。

反省すれば許す機会もあったのですが...

ところで、いつからかセブンアンドワイ (セブンイレブンとYahooのジョイントのような通販サイト)のメルマガが届くようになっていました。セブンドリームドットコム に登録していたからかもしれません。

メルマガも整理しようと思って、登録解除のページに行って登録解除の手続きをしたんですが...
やっぱり来るんですよ。
間違えたのかな、と思ってもう一度登録解除のページに行ったんですが、やっぱり登録解除されているようではある。
暫くは勢いで残っているのかなと思っていたのですが、もう1ヶ月くらいになります。

メールや電話での問い合わせ先を探したんですが、見つかりません。

企業の姿勢としてどうなんでしょう。これまでの顧客対応での問題の反省はないのかな。

セブンイレブンも提携先を間違えたのではないかと思います。

次は5つ進んで、「79.えー。
びっくりの「えー!」でしょうか。間をつなぐための「えー、と」でしょうか。

コメント

Commented by sofia_ss at 2006-12-25 00:10
このCM,ホント頭にきます。
誰が考えたんだろう・・・

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-12-25 09:27
嫌な気分になるCMですよねー。
これだけ世間で「いじめ」が問題になってるのに、それを助長するような・・・・ホント唖然というか、言葉もありません。
アレ見てソフバンの携帯に替えたくなる人っているのかな?

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-26 00:06
★ そふぃあさん、
企画会議で出たアイデアで、誰もおかしいと思わなかったんでしょうね。
それとも、おかしいと思っても言い出せない雰囲気だったのかもしれません。

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-26 00:12
★ すぷりーさん、
あれ見てソフトバンクから他にかえたくなるかもしれませんね。
その前にケータイにSoftBankってロゴが載ってるのかっこわるくないですか?

心に残ったあの一言 [すごろく68]

こんばんは。一言居士です。

ブログすごろく 68番地は「心に残ったあの一言」。予告した通り、昔のことは記憶に残っていない。ということで、最近読んだ本の中から。そう、「デスマーチ」ですよ。

とはいえ、この本の中で引用されていて、私自身は原著を読んでいないので、孫引きです。元は、ロバート・ハインライン 「愛に時間を」 ("Time Enough for Love: the Lives of Lazarus Lay")
人間は何でもできるべきだ ーー おむつを取り替え、侵略をもくろみ、豚を解体し、船の操舵を指揮し、ビルを設計し、ソネットを作り、貸借を清算し、壁を築き、骨をつぎ、死にかけている者をなぐさめ、新しい問題を分析し、肥料をまき、コンピューターをプログラムし、うまい食事を作り、能率的に闘い、勇敢に死んでいくこと、と。専門分化は昆虫のためにあるものだ。
なぜデスマーチと関係が?

一度はデスマーチ・プロジェクトに参加すべきである。失敗しても、教育効果が大きいから。

なにごとも経験だ、って訳ですな。

そうそう、これはどこで読んだか忘れたのですが、
「修羅場を一度経験すれば、二度目からはそれは修羅場ではない」
というのもあったな。ああ、これを覚えているということは、これが「心に残ったあの一言」か。

そういえば、松永真理さんのこの言葉も、以前バックログに入れていたのであった。
「覚悟は伝染します」
大きな仕事をするためには、多くの人を巻き込む必要があって、さらにそれらの人々が本気になる必要がある。しかし、誰かの本気は、それが本物ならば、必ず伝わる、ということ。

次は、6つ進んで、「74.これにはキレた!」。えー!? 切れてないですよ。

2006/12/23

ほんわかする話 [すごろく62]

こんばんは。すごろく62番地ということで、ほんわかする話をひとつ。

デスマーチの発生原因のひとつに、若者のカワイイ楽観主義があります。
「土日に出てくればできますよ」
ね、ほんわかしたでしょ。

次は、「68.心に残ったあの一言」。また難しいなあ。物忘れが激しいから、心に何も残らない、って、おいおい。

デスマーチに関しては、リクエストがあるので、もう少し書こうと思います。もちろんほんわかしたものぢゃないよ。